歴史と負けの哲学
歴史の話だけど、負けに不思議な負けなしという言葉がありますね。
負けに不思議な負けなし。
負ける時というのは、負けるべきして負けるんですよね。
勝つ時というのは、不思議な勝ち方もあるわけなんですよ。
鎌倉幕府、源頼朝、これも不思議すぎる勝ち方なんですよね。
ちょっと不思議すぎる勝ち方。
ちなみに、この鎌倉時代が起こる前の時代、平安時代の末期ですね。
どういう時代かというと、無法時代。無茶苦茶な時代ですね。
なんでそうなったかというと、上層部の腐敗ですね。
この時代、みんなやりたい放題なわけですよ。
不思議な仕組みを作ったわけですよ。
どういう仕組みかというと、まずは日本の土地というのは、なぜか天皇陛下の土地だということにしちゃったわけですよ。
だから税金払いなさいよという論法を作ったわけですよ。
これ作った人、天才ですよね。
だから日本に住んでいる人は、みんな税金を払わない。土地の使用料ですよね、税金というかね。
でもその代わりに日本に住めるわけですからね。
まあまあ、内容によりますけどね。
次の段階で、無税の土地を作り出したんですよ。
それが省円ですよね。
これもね、別に悪い話じゃないんですよ。
新しく開墾した土地には、無税にしますということですからね。
でも最初はね、どうも無税じゃなかったと思うんですよ。
新しい土地を作ったら、税金が安くなるとか、たぶんそんな感じかな。
この省円というのはね、ものすごく難しくて、中途半端な歴史の先生じゃ説明ができないぐらい難しくて。
この省円というのはよくわかってなくて。
でもね、なんでよくわかってないかというと、あえてややこしくしてるだけです。
あえてややこしくしてくるだけ。
なぜあえてややこしくしてるかというとですね。
これが悪いやつの考えることで。
悪いやつって言ったらダメかない。
税金を無税、タックスヘイブン式の土地を。
しかも無税じゃないですよ。無税じゃないです。
無税っては税金払わないだけじゃないですか。
違うんですよ。違うんですよ。
その土地を誰かに耕してるわけですからね。
武士階級の形成
税金を払わないし、濃度を作った仕組み。
だから上下環境をパシッと作っちゃったんですよね。
税金を払わない土地においてね。
だから何かというと畑を、田んぼを新しく作ったら無税にしますよ。
さあ皆さん頑張りなさいと言ったものの、一般ピープルでは田んぼって作れないわけですよ。
だから大規模な、今で言うと、
空地をちゃんと耕したらあなたの土地にしていいよって言われてもですね。
個人だとブルドーザーも持ってないし、機材も持ってないし、何にもないし、
一人でコツコツやっても無理でしょうっていうことですわ。
だから大きな貴族、自社、寺とかね、
そういうところが人を雇って新たに開墾していく。
だからそこでもう雇う方、雇われる方、
雇う方と雇われる方と言ったら聞こえがいいですけど、
搾取する方、される方かもしれないですよね。
というのが出来上がったわけですよ。
で、それが、貴族の世界って何かというと、
要は地筋、だから、
親、先祖代々、親から受け継ぐ。
だから親が貧乏だったら子供も貧乏という、
そういう時代が出来ちゃったわけですよ。
ところがですね、そういう時代になるとやっぱりですね、
ダメなんですよ。
何がダメかというと、貧乏の差がつきすぎたら、
やっぱりそういう革命的なものが起こるようになってるんでしょうね。
そもそも武家階級というのは一言で言えなくて、
いくつもの、いくつかあるんですよ、武士というのは。
見つくいくつもの、
一つは天皇、天皇家で子供の長男以外、
長男以外、長男以外って後取り以外って邪魔なわけなんですよ。
邪魔っていうか、邪魔って言ったらダメだけど、
どっか行った方がいいわけですよ。争いの元になりますからね。
というわけで、ちょっと武力を取りしきるような団体ができた。
これは兵士と厳士ですよね。
天皇家の流れでできた武士というのが一つ。
これが一番地筋が正しいというか。
もう一つは傭兵という武士。
大きい哨援を増やしていくと、それをやっぱり自衛しないといけなくて、
なぜならもうこの平安末期って無茶苦茶ですから、
無法地帯なんで、
そういうところだと自分の田畑を守るために、
やっぱり兵隊をどうも雇わないといけなかったみたいで、
そういう雇われ兵隊。
もう一つは、それと関係ないところから生まれたグループ。
どうやって生まれたか分からないけど、
仲間うち一族でこの辺を切り開こうかと開いていって、
進行勢力ですね。
この辺じゃないかなと思いますね。
あと単に腕っぷしが強いやつね。
腕っぷしが強いやつ。
だから、いろいろ混沌としている時代ですよね。
僕たち勘違いするんですけど、
巨大な力じゃないんですよ。巨大な力じゃないんですよ。
武家が源の寄り友だけど、絶対敵じゃないんですよ。
ものすごくそんなに強い存在でもなく、
でも絶妙なバランスで幕府というものを作って、
新しい時代を切り開いていったという方ですね。
平家と、最終的には源氏が平家に勝った。
平家というのは武士なんだけど、
武士なんだけど貴族になっちゃったんですよね。
でも平家というのは土地に縛られはしなかったんですよ。
貿易とかもやってたんで。
それ以外の人って土地が一番大事じゃないですか。
自分たちで作った土地を自分たちで守っていこうというものが高まっていく中、
こっちによこせと言って悪いやつがいたりして、
みんな自分の私利私欲を増やすのに精一杯みたいな、
そういう時代でありましたね。
だからある意味すごく今と似てるなと思って、
一生懸命自分の私利私欲で修復を返そうとする人もいるし、
貧困勢力で自力でなんとか道を切り開いているような人もたくさんいるし。
はい、ということで、負けに不思議な負け話という話でした。