源頼朝の歴史的背景
トークの680回目、日本通史、日本の歴史をちょっと話していきたいと思います。
日本通史の武士編ですね。
日本の歴史を語る時に、僕は大事なのは視点だと思ってまして、
どういう視点で見るか、どういう視点で語るかというとですね、
相手の視点で語るのがいいのかなと思いますね。
相手の視点で語る。この人はどれくらいまで知ってて、
どういう話が好きなのかなということを、なんとなく話しながら、
説明しながら話すのがいいのかなと思います。
ただ、学生試験対策の話は、僕はするつもりはないんで、
そこは話さなくていいのかなと思います。
だから学生とかにね、学生は学生で勉強してください。
一応、社会人になって、歴史をどう自分に役に立てていけばいいのかなということかな。
その人、自分の考えをあんまり言うもんじゃないなとは思いますね。
とはいえ、なんとなく僕は、僕の歴史観というのはやっぱり、歴史というのは、
所詮、勝者が作ったもんだと思ってますね。勝者が作ったもの。
だから、要は、歴史というのは大本営発表なんですよ。
権力者側のプロパガンダというもんじゃないかなという、僕の歴史観ですね。
そんなことないでしょうと。
今、武士編と。武士編、面白いな。
武士編、面白いな。何が面白いか。
で、僕たちですね。
例えば、武士を最初に作った人。武士を最初に作った人。武士を最初に作ったじゃないな。
武家政権というのを最初に作った者が、源頼朝だということ。
これは知ってますよね。で、鎌倉幕。
鎌倉幕で勝者というのが、圧倒的に強い奴が勝者だと思いがちなんですが、
よく勝ったなみたいな。よく勝ったなというのの代表的が、この源頼朝だったような気がする。
でも、とはいえ、とはいえよくよくできてるな。
で、源頼朝というのは、3代で滅んじゃうんですよね。
で、頼朝という人はやっぱり素晴らしいけど、あんまりいまいち評価されてないと思うんですよ。
これ、晩年と人生の前半。人生の前半のエピソードもほとんどないし、
北条家との関係
晩年はちょっとひどいもんだったし。
そうですね、晩年はひどいっていうか、そうだな、晩年ひどいって、
例えば一番有名なひどいのは、吉常を滅ぼしちゃったということですよね。
でもですね、源頼朝によるとギリギリ、ギリギリ、ものすごい政治感覚というかバランス感覚というかな、
あの、に優れた人であり、バランス感覚というのは何かというと、
人を見る目があったということが第一ですね。
で、人を見る目って、ある程度自分の欲がないということが大事なわけですよ。
自分の欲があったら自分の目で見てしまいますからね。
だから要は、頼朝って一度は死んだ人ですからね。
そもそも源氏と平氏が戦ってですね、一旦源氏が負けたわけですよ。
で、頼朝のお父さん、吉常のお父さんが殺されて、当然頼朝も捕まって殺されるはずだったんですよね。
でも、なぜか助けられて、平家のボスのお母さんがちょっとあの子を助けてやってみたいなことを言ったみたいで、
まあまあしょうがないかと助けられて、
で、そこで島流しというか田舎送りで送られた先が伊豆というところで、
で、じゃあお前ちょっと監視しとけということで監視していたのが北条家。
北条家というのは平家側ですね。
当時監視というのは見たことがないんだけど、広い広っぱみたいな原っぱみたいなところに掘ったて小屋をぽんつんと建てられて、
で、その中に閉じ込められる。
で、朝から晩まで何にもやることない。
で、お付きの人もついてたか、まあ一人二人ついてたかもしれないね。
じーやばーやみたいな人。で、何にもやることない。
おそらくずーっと本読んでたんでしょうね。
それを20年。
まあ多少、多少、外に出たりすることはできたかもしれないね。
でも、でもですね。
要はそういう状態で、死刑宣告。死刑宣告。
いつ、いつ、いつ殺されてもおかしくない?そういう立場ってね。
多分、多分あの子を助けてあげてって言われたお母さん。
お母さんが亡くなったら多分殺されるような。
まあそんな感じだったかもしれないね。
一応は、一応一旦は命を助けられたけど、いつ殺されてもおかしくない?
そんな、そんな、そんな感じで。
だから、何を思ってたかな?
本当はあの、心を落ち着ける。
だから、穏やかな人。穏やかな人で。
で、やっぱりあの、武家の当領の、源氏のトップの息子だから
それなりの貴賓というのは思ってたみたいですね。
で、静かな人で。
ところが、イケメンだったみたいでね。
イケメンだったみたいでね。
で、その人質先の娘さんと結婚した。
最初はね、多分ね、最初は4歳と14歳らしいですよ。
10歳違うんで、よりともさんが伊豆に送られた時14歳。
で、奥さんとなるほうじょうまさこさんが4歳。
だから、最初は子供ということで、かわいがってあげてたのかもしれないですね。
で、徐々に大きくなっていって、奥さんになっていく。
で、この預けられたほうじょう家というのが、ちょっとここも侮れないところで。
よりともさんは一人なわけですよ。
だから、この段階で兵器を敵に回すのがとてもできないし、一人一人でどうやって戦うんですか。
そこで、ほうじょう家という人が、自分が人質というか預けられた監視人のここが後ろ盾になってくれる。
力になってくれる。
ということが成立してしまったんですよね。
で、なぜほうじょう家が後ろ盾になったかというのも、これも謎ですよね。
できた人らなんですよ。優秀な一族なんですよ。ほうじょう家というのは。
どれくらい優秀かというとですね。
どれくらい優秀かというと、みなもと家。みなもと家って3代で終わってしまうんですよ。
よりともと、その息子2人、長男、次男。この3代で終わってしまうんですよね。
で、その後はずっとほうじょう家のものになってしまう。
ということで、ぱんとみなもと家を乗っ取れるだけの能力がある一族なんですよ。
そんなかなりできた一族なわけですよね。ほうじょう家というのはね。
で、そこがなぜみなもとのよりともを勝てると思ったんでしょうね。勝てると思ったから乗ったんだと思う。
そりゃそうですね。勝てると思ったか。
あと、兵家。兵家はもうちょっとだめだめ、うだうだだった。うだうだっていうかね。
そもそも貴族が嫌でやりだした武家の時代を作るはずが、兵家もだから貴族になってしまったんですね。
貴族に取り込まれてしまったんですね。
それで、そこで各地に不満が起こっている。そういう空気感もわかってたんですよね。
とはいえ、そんな感じになってしまったな。
はい、ということでですね。なかなかうまく話せないんですけど、とりあえずこんな感じです。