音感トレーニングの概要
本を読んでみよう。
大人のための音感トレーニングを読みます。
固定度奨法から固定指奏法へ楽器演奏者のための独特トレーニング理論
現在、幼児教育から音楽大学といった音楽教育では、絶対音感を前提とした固定度奨法が主流です。
ほぼ100%近い副有力と言っても過言ではないでしょう。
イタリア語であるドレミという音階名をアルファベットで表記する国もあります。
各国での音階名をチェックしてみましょう。
数字の1,2,3は音階の中で順番を表しています。
ドレミファソラシ、ドレミファソラティ、シーハニホヘトイロハ
クラシック派の人たちは主にドイツ語の音名を利用しています。
ドイツ語の音名は芸能界、ドイツ語というのはCDEFGA派
ドイツギャラの話をする時の言語としても利用されています。
例えば音階の1番目がCになります。
このことから1の数字をCと表し、例えば1000円を通銭などと言うわけです。
1万円は正万です。
この要領に2000円はデーセン、3000円はイーセンになります。
ドイツ語ではイーをエーというものですが、なぜかここだけは英語読みになっています。
4万円はエフマイエン、5万円はゲーセン、6000円はアーセンとなっていますが、
エーセンはほとんど聞いたことがありません。
アーセンは1万5000円なら正万ゲーセン、3万2000円ならイー万デーセンとなりますが、
1980円は解かれても答えることができません。
異名同音の理解
多分こうした細かいタイのギャラをやり取りすることがないのが原因でしょう。
このような覚え方で良いので、Cを1とした時どのアルファベットがどの数字に対応するかも暗記しておくと便利です。
日本語のハ、ニ、ホ、ヘもどれも同じ使い方です。
ハがドに対応しますから、ハチョウチョウというのはド、チョウチョウと言い換えることもできます。
実際には使われていませんが。
本書では英語表記を中心に使うため、本回の7番目のCはTという英語の歌い方をしてください。
お茶のTと同じ発音です。
CはソのシャープであるC3とコードをしやすいので使わないようにしています。
CはABCのCと同じ発音で、ミルシーとも同じです。
ドイツ語の言い方はギャラの学科に必要な人と使える際に利用してみましょう。
さて、これで音階をアルファベットで言うことができます。
C、D、F、G、A、B
異名同音、異名とも言います。
同じ音なので表記の仕方で名前が変わってしまった音のことです。
上からフラットをつけるか、下からシャープをつけるかで同じ音なのに呼び方が違います。
CシャープイコールDフラット、DシャープイコールEフラットが異名同音です。
また見落としやすいものとして、FフラットイコールE、EシャープイコールFというのもあり、
これらは全て異名同音です。
こうした異名同音を暗記してしまえば済むものですが、
30分間あれば簡単に覚えられますのでチャレンジしてみてみてください。
ここまでの話がよくわからなかったという人もとりあえずFシャープと言われたら
即座にDフラットと答えられるようにしておくと音楽の世界では大変便利です。
同じコードなのに名前が違うということがあるのでコードの名前に惑わされることがありません。
はい、ここまでしましょう。