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2025-08-23 07:01

朗読「思考停止という病」1 from Radiotalk

サマリー

「思考停止という病」は、思考をやめてしまった人々がビジネスや社会で引き起こす問題について考察する本です。著者は、考えることを放棄することがもたらす影響やその克服法を探求しています。

思考停止の問題提起
ちょっとですね、本を読んでみたいと思います。
なんかいい本だったんで、ちょっと自分の中に、自分の血肉にしたいなぐらいの感じの本。
思考停止という病という本なんですけどね。
ビジネスでも成功でも、思考停止は平然と行われている。
政治や経済の世界だけでなく、考えることをやめている人はたくさんいます。
この本を読んでいるあなたがぱっと思い浮かぶのは、主にビジネスシーンじゃないでしょう。
自分の頭で考えている人は、自ら解決策を提案し、新しい企画やマーケティング、
売り上げを上げたり、仕事の効率化を達成したりするための施策を自ら生み出し、
実践することで何らかの結果につなげます。
一方、自分の頭で考えない人は何度も何度も同じ間違いを繰り返してしまいます。
なぜそういった人が多くいるのでしょうか。
それをこれから脳の視点と社会的な視点の両方から解き明かしていきたいと思います。
なぜ自分の頭で考えることができないのか。
それは極端に言えば、バカだからです。
バカでなく生きること。
思考停止せずに生きるとは、自分次第で誰にでもできます。
思考停止の状態をそのまま放置していると、
個人にとっても、会社などの組織にとっても、日本全体にとっても有益ではありません。
もう少し考察を深めていく必要があります。
例えば、出版業界を見ていても思います。
数十年前から雑誌、書籍の売り上げは右肩下がりです。
書籍はピークだった1996年をピークに約31%も減少しました。
雑誌はさらに悪い状態で、1997年をピークに45.5%も売上げが減少しました。
出版量学研究所調べ、
Amazonや楽天などネット書店も利用されるようになり、
Kindleをはじめとした電子書籍も徐々に普及してきました。
それなのに業界はこれといった対策をうくつことができていません。
パソコンやDPTなどのテクノロジーこそ進化しましたが、
20,30年前と同じように本を作り、公園に営業をすることだけを繰り返し続けています。
私はこれまでに200冊以上の書籍を執筆していますので、
出版業界のことはわかっているつもりです。
この業界、書籍業界には広告宣伝費が基本的にありません。
まず村上春樹さんや赤川賞受賞者の作品であれば別ですが、
基本的に新刊発売に広告プロモーションがかけられることはありません。
これはおたかの業界ではありえないことです。
どんな業界であれ、新製品が出る際のマーケティングや広告予算などがあります。
業界関係者は、週間上そういうものが売れたら広告宣伝すると言いますが、
結局試行停止させているていのいい言い訳なのです。
これは出版業界だけに限りません。
一般的に社用産業と言われる業界は、ある意味業界全体が試行停止に陥っていると言います。
思考の活用法
本当に試行停止しているのか。
自分の頭で考えるということはビジネスシーンに限らず言われることです。
なぜ試行することができない人が多いのでしょうか。
本書ではこの謎を解き、自分の頭で考える力をつける方法を紹介していきたいと思います。
まず試行するということの定義をしましょう。
試行とは二つのレベルで見ることができます。
一つは意識的な脳の活動、もう一つは想像的な問題解決活動です。
全社の物理的な脳の活動を試行というのであれば、全ての人は試行停止していません。
あなたがどれだけ試行をやめようと思っても脳は働き続けています。
それは勉強しているときはもちろん寝ているときもぼーっとしているときも同じです。
アイドリング状態にときても脳はカロリーを消費しています。
車であれば走っているときとアイドリング時のときでは消費しているガソリン量や電気量に大きな差が出ます。
しかし、人間の脳では考えていなくても集中して考えていなくてもエネルギー消費量に大した差は生まれません。
つまり脳が持っているポテンシャルをフルに活用させればものすごいエネルギーを消費しますが、
基本的にはアイドリング状態と非アイドリング状態に差はほとんどないのです。
何も思考していないときでも脳は情報処理をし続けています。
そもそも思考活動が止まるというか脳死などの状態を除けば死んだ状態でしかありません。
生きた状態で思考を停止させるのは悟りの境地のようなものですから、社会を除いてそんなことができた人はいません。
つまり物理次元で思考を停止している人はいないのです。
では後者を見てみましょう。
私が本書で指摘している思考停止はこの騒動的な問題解決活動についてのことです。
騒動的問題解決というのはクリエイティブな思考です。
思考と一言で言っても脳内で起こっていることは知的なように分離できます。
分析する、工作する、意思決定する、問題を解決する、最適化を見つける、仮説を作る、
私が日本人の思考停止を危惧しているのはほとんどの人がこれらを放棄して生きているからです。
もちろん考えないで生きている人なんかいません。
しかし本当に自分の頭で考えている人なのがいるのかというと怪しいです。
よし今日はここまでにしようかな。
なかなか面白い本でね。
自分の頭で考えているということですね。
ちょっとまた時間があるときに読んでいきたいと思います。
失礼します。
07:01

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