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2022-09-23 13:19

055:うまくいっているのは「ジーン」のおかげ?

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はい、えーと、今日はですね、ジーンの話をしたいんですけど、あのジーンっていうとお寺じゃなくてですね、畳のジーンですね。
遺伝子って意味のジーンですね。どこから来たかというと、ブランドジーンというですね、本が2015年の本ですね。
ありまして、で、副題がですね、繁盛をもたらす遺伝子という副題がついているですね、本なんですけども。
これ、簡単に言うとですね、ブランド化されている商品とかサービスとかね、そういったものが流星を極める時っていうのが、どの時代にもあるんですけど、
でも必ずですね、成古成水というか、一時的にはまだヒットしたけども、いずれは何かされてしまって、また次のブランドが没工するみたいな、そういうことが繰り返されると。
で、これはあの、企業の業績被害にもですね、歴史的にも同じようなことが繰り返されているわけですよね。
ある王朝が繁栄を極めるけども、でもいずれは他の王朝にとって変わられてしまうとかですね。
で、この時に歴史家として研究する人は、やっぱこういうところでこれやったのが良くなかったとかですね、こういう取り組みが悪い結果を招いたとかですね、いくらでも分析ができるんですけども、
でも考えてみるとですね、当事者たちはこれ上手くいってるから、売れてるから、この調子でどんどん拡大していこうというふうにしか考えられないわけですね、状況、証拠から。
で、歴史的にも当然調子に乗ってこぼれてしまったブランドはたくさんあることは知ってるし、それについて分析しているにもかかわらず、なぜか自分の場合は、いやそれはうちは違うからというふうにして、同じ具を繰り返してしまうと。
そういうことで、この本の視点としてはですね、このジーンというですね、この赤、擬人化した何かがですね、その企業に雇っている間は繁栄を極めると。
でもそのジーンとしてはですね、いずれですね、なんかもうこの企業はいいかなということで、他の企業に乗り換えていってしまうと、つまり別の宿主に移ってしまうということになると、今度はその繁栄を極めていたブランドが衰退してしまうということで、
非常にこれは、じゃあそのジーンというのは何なんだ、目に見えるのかとかね、どういう時にジーンが雇っていると言えるのかっていうのは、非常に検証しようがないところではあるんですけど、でもこういうふうに考えると確かにそうだなということも思えなくもないというね。
で、この話で思い出すのがですね、作品自然史という本がありまして、この中でですね、小麦の話が出てきますよね。
人類がこの小麦を栽培することによって、あるいは植物ですね、そういうものを栽培することによって手名付けているというふうに人類はそう思っていたんですけども、実はですね、小麦の方が人類を価値覚化しているというかですね、手名付けているというふうに、このアベコベの関係なんだよということが非常に象徴的に語られていて、
そうなるとですね、このブランドジーンにしてもこの小麦にしてもですね、結局この人が何かですね、自分でこういうふうにするとうまくいくんだということをですね、何か不動の法則として、話にして活用するっていうことは実はもういつひっくり返されるかわからないので、正しい方向ではなくて、自分がこれやってるときは楽しいなということをひたすら気ままにやるだけでいいんじゃないかなと。
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ということがですね、今回のこのブランドジーンの本から僕が思っていることなんですよね。
なるほど。
ちょっと成果ができたら、この勢いをどんどん強めてね、どんどんやっていこうということをすると、足元をすくわれてマイナスになってしまうという、これはだから恐れと不安なんですけれども、そういうところがあるので、いつ来るかわかんないし、そもそもうまくいってるときが必ずしもこのジーンのおかげとは限らないので、何とも言えないところがあるんですけどね。
うん、なるほど。
だけど、なんで人は頑張るのかっていうところにも通じる話だと思うんですよね。
うん。
人が頑張るときってやっぱり結果が出るときだと思うんですけど、こう、結果が出るから頑張るんだけど、でもそもそもなんで自分はそれをやってるんだっけってことをですね、ついついこの結果が出てるときはですね、考える優先度が下がってしまうのかなというふうに思っているので、そういうときこそですね、そもそもなんで自分これやってるんだっけってことを考えてもいいんじゃないかなというつまらない話ではあるんですけどね。
うん。
大輔さん、このジーンの話についてどう思います?
うん。
ジーンの方は、なんていうのかな、目に見えなかった、目に見えなさそうがあったのでわからなかったんですけど、さっきのサピエンス前紙の話は私も読んで、なるほど、面白いこと考えるよなとは思いました。
うん。
で、ただそれはつまり視点ってやつだと思うんで、結局その小麦が人を使ってるのか人が小麦を使ってるのかは、結局主体をどっちにただ置いてるかだけですよね。
うん。
そういうこと言いたがるんだよなっていうのはよく思うんですよ。なんかこう小麦に使われてるんだよって言ってみると感心されるんですよね。僕らはそういう話にすごく弱いところがある気がします。
うん。
だけど小麦は使ってるつもりはないわけじゃないですか。ないと思うんですよね。
だから、しかもその小麦が人を利用しているっていう風に言ってみると、こう、なんかですね、小麦っていうのはすごく賢そうな感じがするんだけど、この種の賢さっていうのは結局なんだろうな、こう、いつもこう、遺伝子のあるいは進化の話って読んでてつくづく思うんだけど、あの、この種の結果論って逆らえないんで。
うん。
反映した方が勝ったものと乱した上で話してますからね。だから小麦は確かに反映しているんだけれども、小麦はでも僕ら食ってるわけですから。
ああ。
どっこいどっこいなんじゃないかなというか、こういうのをお互い様って言うんじゃないのかなという気がしますけどね。結局小麦は人を反映させたんですよね。
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ああ。だから、母質もたれすというか、あの、ね、生物ってもそういう関係の相互関係を持ってる生物種がいますからね。
うん。まあ、あの、なんて言うんだろうな、こう、このパターンにはまるとうまくはいくよねっていう気はしますよね。俗に言う、これもありきたりですけど、ウィンウィンな感じっつうのはこういうところなんだろうなとは思いますね。
うん。なるほど。
そうか、そういう意味では、ま、自営員というちょっと神がかった者はどうしようもこう、手も足も出ないんですけど、でも自分にとってできないことをやってくれる人とパートナーを組むみたいな、そういう感じですかね。
そうですね。あとは先ほどおはりさんがおっしゃった話で言うと、まあこれはあとはもう価値観なんですけど、どんどんいった時にはそれなりの代償はあるよねというのは、これもお互い様なのかなって感じがしますね。
小麦栽培って、あの、世界レベルでやると楽な話じゃなくなっていくので、人はずいぶんそれで大変な思いをしてきたし、おそらく植物の方も相当大変な、まあ思いはないけど向こうは。
お互い大変なんですよ、エスカレートすればね。でもそれはやりたいって人はやっぱり、そこを押してでもやるっていうことになる気はしますね。
そっか、だから最初の共生関係が結ばれた初期の段階はいいけれども、だんだんこの規模が拡大してきて、で、いずれこのどっちかが手に負えなくなる状態という時が来るわけですね。
どっちかがっていうか、両方ともやっぱりかなり頑張らなければ、いかんところは出てきますし、その時に受けるダメージも小さなものではない。でもやりたいっていうのはあると思いますね。
ここら辺はもうだから価値観かなって思います。
でもそれはね、歴史上でいろんな帝国がね、半島を広げていくと、一定のところまで行くと崩壊が始まるじゃないですか。
まあ限界がありますからね。
なんかそれに通じるものを感じますよね。
まあ多少はしょうがないと思うんですよね。やっぱり世界中小麦だらけにすれば、今は相当広いですけれども。
何かが起きると、今回の人災ですけどあれは、何かが起きると一定のダメージは食らいますよね。この規模にしちゃった以上。
まあまあ要するに、これは当時でいうと、このエクスポージャーって言うんですけど、自分の持っている資産を全部株に振り向けてたら、その当然株が落ちたらダメージが大きくなるじゃないですか。
なので、それを株に全部エクスポージャーしてるってことに言うんですけど、だからそれを別の資産に分散しておけば、まあ株が落ちてもダメージは限定的にできるよねみたいなそういう考え方なんですけど。
そうですよね。それはそうだろうと。
だからうまくいってるからといって、その事業に全部振りしてしまうと、そういうダメージがあるよねと。
ただそれは規模の問題なんで、結局さっきおはじめさんが言った通り、どこから先がやばいのかみたいなのは分かんないんですけどね。
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そうなんです。だからそれをね、有名ステーキチェーンがですね、一時は8区の勢いで店舗数を増やしてたんだけども、
さらにそれが調子いいから、当初やってた事業を別の会社に売却してね、そのステーキ事業だけに1本貸してやってたら、ちょっと今はっていうところもあったので、
そういう話にも通じるんですよね。
まあきっとね、そういうような話って、それこそいくらでもあると思うんですけどね。
でも、そういってね、これは大企業の話だからっていうのはあるんですけど、
まあやって足元が壊れると怖いよねって思ってしまうと、何もできないじゃないですか。
まあどっちかというと、私は今は、これ年を取ったせいなんだろうけど、いけるところまでいけばいいって思うようになりましたけどね。
自分のことじゃない割には。
その時には、そのリスクとかは考えないんですか?
考えないように最近はしてますね。
人は永遠に生きられるわけじゃないからね。
うーん、ってことは失敗するか、寿命が尽きるか、どっちが早いかみたいな?
まあそんなところあるんじゃないかなっていう感じが。
だから乗れるという時には、なんか乗るか反るかで考えるってのは、僕は最近はほんまにしなくなったなっていう。
できるなら乗っておきたいってのは思うようになりましたね。
それは自分の規模は決してそうでかくもないっていう意識も多分手伝ってますけどね。
まあでもそれはあれでしょうね、株式投資もデータ的な金額が少なければ、
そんな細かく分散してもあんまりこのインパクトは、ダメージは少ないというのに似てますよね。
似てますね。
うーん、そうか。だからサミではね、やっぱり等身大でね、すましく生きられるぐらいの感じでやるのが一番この幸せなんじゃないかなと思ったりするんですよね。
そのね、僕は、僕がこの話を聞いて面白いなと思うのは、大橋さんの等身大というのはどういうイメージなのかなっていうのはあります。
さっき分からないと言った後にそれが出てきたからね。
うーん、僕はね、いつかこういう風にありたいっていうことを、いつかこういう風になりたいなっていうことのほとんどを考えないようにすることっていう感じかな。
それは今は考えてるって意味ですか?
えぇん、今はもう考えてない。
あ、なるほど。
なんつーんだろう、現状、当然現状に不足もあるんですけど、でも現状の10倍必要かというとそんなではないわけですよね。
あらゆることについて。そうなったら、現状を維持しながら、なんか欠けてる部分だけを保管していくぐらいの感じ。
なるほど。
ちょっとあの、曖昧な言い方ではありますけれども、何年前かな、10年以上前ですけど、年収10倍アップみたいな話があったじゃないですか。
あー、ありましたね。ありました。
あれは、当時の時代の空気もあったと思うんですけど、いや年収10倍はいらんやろって思うんですよ。
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なるほどね。
年収1.5倍ぐらいでも十分なんか満足感があるというかね。
そこに等身大を見るわけ。
そうですそうです。なんかだから10倍になると多分ね、あの税金とか、またそういう現実的な話をしちゃうんですけど、なんか色々とね、大分の負担が増えるわけですよね。
あー、そうでしょうね。それはね。
非常に夢がない話ではあるんですけどね。
なるほど。
そう、そうすると、なんだろう、なんか結果が出なかったとしても、期待値が少ないからそんなに落胆はしないと思うし、いやー、いやーしかし後ろ向きな話ですね。
だからそこに価値観が現れるとやっぱり思うんですよね。
そうね、価値観の話だよね、これはね。
まあ価値観の話では元々はないんだけど、ジーンはどう動くか価値観と関係なく動くと思うんだけど、僕らがそれをどう評価するかすごく価値観の話になってくるだろうなって思います。
うん、確かに捉え方の問題ですね。
うん。
まあ、そんな感じで、今日の話的には夢のある話ではなかったんですけども、このブランドジーンという本はですね、ちょっとこの考え方は非常にユニークだと思いますので、ぜひ読んでいただければと思います。
はい。
13:19

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