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さて今回はですね、あるシェアハウス運営者の方から共有いただいたnoteのブログが元になっています。
年の瀬に届いた、いかにも怪しいダイレクトメッセージ。
これをAIと一緒に分析して、正体を見破るまでの一部始終なんですが、
いやーこれもしあなたが受け取ったらどうしますかね。ちょっと一緒にこのやりとりを詳しく見ていきましょう。
これは非常に面白いケーススタディですよね。
単なる詐欺の手口紹介じゃなくて、AIがどうやって人間の言葉の裏にある文化的な背景とかそういうボロを見つけ出すかっていう、
現代ならではの探偵物語みたいで。
まさに。ことの発端は、英語のDMだったそうなんです。美女のアイコンで。
はいはい、よくあるやつですね。
不動産ビジネスをしていますかと。この筆者の方は、AI、ジェミニーに相談しながら返信したらしいんですが、
いきなりAIが警告してきたと。物件を探してるって言ってるのに、場所とか家賃とかそういうのは全然聞かずに、あなたがオーナー本人かって。
つまり、資産状況とか決定権を探るような質問を優先してきたって言うんですね。
なるほど、もう典型的な選別の段階ですね、それ。
選別ですか。
まず相手が金銭的な決定権を持ってるか、まあ言葉は悪いですけど、かもになり得るかを探ってるわけです。
昔で言う電話での探りが今はDMになってるだけで。
なるほどな。で、次に相手が返信が遅いみたいなちょっと強引な理由をつけて、LINEとか別のアプリに誘導しようとしてくるんです。
ああ、それも王道ですね。プラットフォームに証拠を残したくない。
そうなんです。で、ここで送られてきた自己紹介メッセージにAIが完全に黒ですと断定する決定的な要素が3つも含まれていたそうなんですよ。
ほう、自己紹介に一番こう文化的な背景が出やすいところですね。具体的にはどんな?
まず一つ目、自分の出身地を台湾プロビンス、つまり台湾省と表現したこと。
うわあ、それはもう。
ですよね。
台湾の方が自国、そんな風にはまず言いません。これはもう完全に中国本土の政治的な視点から来る言葉です。
これ一つで台湾人のフリをしてるなっていう可能性がぐっと高まりますね。
ですよね。で、さらにプラットフォームの名前をNO PLUS Eってなんかインゴみたいに書いたり。
監視を避けるためですかね。
だと思います。あとIDが桜888520だったり。
ああ、もう全部のせいですね、それ。
そうなんですよ。桜で新日アピールして888は中華圏のラッキーナンバーで、520は中国語の愛してるの語呂合わせ。
すごい。もう私は業者ですって自己紹介してるようなものじゃないですか。
文化的な背景を知らないと気づきにくいところをAIは一瞬でデータとして分析しちゃうんですね。
そこで筆者、AIに教わったお守りになるっていう質問を投げかけるんです。
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お守りですか。
1989年6月4日に天安門工場で何が起きましたかと。
ああ、なるほど。踏み込んだ質問を。
そしたら驚くことに長文の返信があったんですよ。
ほう、それは一瞬おってなりますね。でもそこでAIの分析は。
これ、ブリタニカ百貨事典のマルーシですね。で、即談だったそうです。
コピペでしたか。
はい。
なるほど。これで全てのピースが繋がりましたね。
と言いますと。
台湾省という言葉を使う中国本土の文化的背景がある。
でも天安門事件に関するメッセージを検閲されずに送信できている。
つまり物理的に中国のネット検閲が及ばない国外。
例えばカンボジアとかミャンマーとかそういう場所に拠点を置く詐欺グループだろうと。
かなり解像度の高い犯人像が浮かび上がります。
すごい分析力。
結局相手は捨て台上を這いてきたそうなんですが。
筆者がAIに教わった中国のネットスラングで返信したらしいんです。
日本で言う草みたいな言葉で。
そしたら相手は会話を全部削除して消え去ったそうです。
いやー見事な劇対劇ですね。
本当に。この話から私たちが学ぶべきことってやっぱり怪しいアカウントの特徴。
AIビジョンのアイコンとか投稿が少ないとか色々ありますけど。
何より外部の連絡ツールへの誘導。
これはもう決定的に疑うべきサインだということですよね。
まさに。そして一番大事なのは少しでも怪しいなと感じたら自分の感情で判断しないこと。
まずその文章をコピーしてチャットGPTでもジェミニでもいいので
AIにこれどう思うって相談してみることですね。
AIは私たち人間が見逃しがちな文化的な違和感とか不自然な言い回しを本当に冷静に分析してくれますから。
現代における最高のデジタル養心棒ですよ。
デジタル養心棒いい言葉ですね。
ただこうして考えてみると一つ興味深い問いが浮かびますよね。
問いますと?
今回はAIが人間の嘘を見破る盾になりました。
でもこれからは詐欺師側だってAIを使ってもっと完璧な文章を生成してくるはずです。
それはそうか。
盾とモコのイタチごっこですよね。
そうなった時私たちは一体何を根拠に画面の向こうにいるのが本物の人間なのかそれとも悪意あるAIなのかを見分けることになるんでしょう。
未来の信頼の形が少し問われているのかもしれないですね。