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ある日、突然ですね、あなたの会社にこんな通知が届いたらどうですか?
ETCコーポレートカードの取扱いを終了します、と。
今回、あなたが共有してくれたのが、まさにこの状況を解説した事業主向けのブログ記事で、
法人ETCカードに切り替えます、なんて書いてあると、まあただのカード更新かなって思いますけど、
記事によると、実はこれとんでもない落とし穴があるそうじゃないですか?
ええ、そうなんです。ここが重要で、この切り替えが単なる名称変更ではないということなんですね。
これまで事業者の皆さんが使ってきた、ネクスコ発行のETCコーポレートカード、
これは月の利用額が多ければ最大で30%から40%という非常に大きな割引が魅力でした。
30から40、大きいですね。
ところが、その切り替え先の法人ETCカードはですね、実質10%程度のマイレージ還元が中心になってしまう。
10%ですか?
はい、つまり事業者さんにとっては大幅な割引が消えてしまう、解約と言えるわけです。
40%が10%に、いやそれは大打撃ですね。一体裏で何が起きているんでしょう?
なぜ今、組合は儲かるはずのこの事業から手を引いているんですか?
記事が指摘しているのが、いわゆる2025、2026年問題というものです。
2025、2026年問題。
大きな理由が2つありまして、まず1つは2025年度から始まる深夜割引のルール変更です。
これまでは深夜に少しでも走ればOKっていう単純なルールだったんですが、
これら深夜に走行した距離分だけを割引という非常に複雑な計算方式に変わるんです。
ちょっと待ってください。その計算方法が変わるだけで組合が事業を手放すほどなんですか?
よほどシステム回収の負担が大きいということなのか?それとも何か見えない圧力が?
まさにそこなんです。もう1つの理由がそのネクスコ側の引き締めです。
引き締め?
はい。ETC2.0ですとか、インボイス制度の導入を背景にネクスコは車両一致みたいな不正利用への監視を極限まで強化しているんです。
なるほど。組合からすればシステム回収のコストは増えるし、管理の手間とリスクも増えると、
要するに割に合わないと判断して、管理が楽なマイレージ型のカードへ移行しているのが実情なんですね。
なるほど。組合側もいたさみの状態なんですね。そうなると一番困るのは我々利用者です。
この通知を受け取ってしまったらどう対応するのがベストなんでしょうか?
記事ではですね、まずあなたの会社の利用状況によって判断すべきだとしています。
利用状況ですか?
ええ。例えば月の利用額が1台当たり3万円未満と少ない場合、この場合は無理に抵抗せずに新しい法人ETCカードに切り替えるのがまず選択肢1です。
はい。
もともと大口割引の恩恵は少ないので影響は軽微ですし、むしろ車両を自由に乗せ替えられるメリットも生まれますから。
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それはあくまで利用額が少ない場合の話ですよね。問題はこれまで30%以上の割引を前提に敬礼してきた運送業者さんとか、
そういうヘビーユーザーですよ。彼らにとってはもう死活問題じゃないですか?
おっしゃる通りです。月の利用額が3万円を超える事業者が安易に切り替えてしまうと、割引額が数万あるいは数十万円単位で減る可能性もあります。
うわー。
そこで記事が提案するのが選択肢2、まだコーポレートカードを扱っている他の組合へ乗り換える、という手です。
全省連とか、Sネット物流事業共同組合とか、具体的な名前も挙げられていますね。
でも、少し気になりますね。どの組合も結局は同じルール変更とか、ネクスコの圧力にさらされているわけですよね。
今乗り換えたとしても、その新しい組合が半年後に同じ通知を送ってくる、なんて可能性はないんでしょうか?
非常に鋭いご指摘です。
なんか、根本的な解決にはなってないような気もしますが、朝道もリストノール、この記事の筆者も感じたようなんです。
で、面白いことに、彼は選択肢1も2も選ばなかった。
えっ、どちらも選ばない?
それは意外です。てっきり組合を乗り換えるのが唯一の防衛策かと思ってましたが、じゃあ一体どうしたんですか?
彼が選んだのが、自社のクレジットカードでETCカードを追加発行し、一旦様子を見る、という、いばば第3の選択肢です。
ほう、様子を見る。
ええ、彼の会社は月の利用額がそこまで多くなかった。
で、組合経由でも自社のカードでもマイレージ割引は変わらない。
それなら管理費を払ってまで組合を通すメリットはないだろう、と判断したわけです。
なるほど。
年会費無料のカードなら、今後もっと良い条件の組合が出てきた時にすぐ動ける身軽さも確保できますしね。
なるほど。つまり、今の高速道路料金の世界っていうのは、深夜割引の見直しとかインボイス制度が複雑に絡み合って、まさに記事の言う、のむり注意報が出ている状態だと。
そうなんです。
下手に動くより、一旦安全な場所で霧が晴れるのを待つ、というわけですね。
ええ。この記事が伝えたい最も重要なメッセージは、ルールが変われば最適解も変わるということなんです。
コストに関わることだからこそ、固定観念に縛られずに、状況に合わせて動ける心構えが何より大切だと。
そう考えると、今回のETC問題の引き金になったのって、ETC2.0っていう新しい技術とか、インボイスっていう新しい制度でしたよね。
ええ。まさに波及効果の一例です。だからこそ、最後に一つ、あなたにも考えてみてほしいんです。
はい。
あなたがビジネスで利用している他のインフラとかサービスで、水面下で進んでいる技術や制度の変更によって、
ある日突然今回のような解約とか、大きな変化を迫られる可能性のあるもの、他にないでしょうか。