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【加藤】こんにちは。えっと今回はですね、初期費用ほぼ無料っていう言葉、これ部屋を探してる時ってすごく魅力的に聞こえませんか?
【樋口】あー聞こえますね、すごく。
【加藤】ですよね。で今回は、まさにその言葉の裏に隠された、あるシェアハウス業者の、まあ驚くべき実態について書かれたノート記事があるんです。
【樋口】はい。
【加藤】シェアハウス、LLC-HOUSEさんの【実録】ヤバいシェアハウス業者②、カルドという記事なんですが、これはあなたと一緒にちょっと深く見ていきたいと思います。一体何が起きていたんでしょうか?
【樋口】うーん、これはあの、単なる家賃トラブルっていう、そういうレベルの話ではないですよね。
【加藤】ええ。
【樋口】なんていうか、情報とか経験が少ない、特に若い人たちをターゲットにした、かなり悪質な作種の仕組みがそこには見えてきますね。
【加藤】作種ですか。
【樋口】ええ。記事をちょっと紐解きながら、その手口の本質と、まあなぜそれがこの記事でヤバいとまで言われているのか、考えていきましょう。
これ、都会で暮らす上で、もしかしたらあなたにとっても他人事じゃない視点が含まれているかもしれませんよ。
【加藤】なるほど。まずその入り口が巧妙なんですよね。
【樋口】そうですね。
【加藤】記事によると、初期費用無料っていうのを、まあ餌に人を集めて、特に地方から出てきたばかりで賃貸契約とかに慣れていない若者が狙われやすいと。
【樋口】はいはいはい。
【加藤】で、実際にあったケースとして、内乱の時はごく普通だったらしいんですけど、いざ契約となったら、ちゃんとした書面がない。
【樋口】書面がない。
【加藤】ええ。口約束だけで済まされたということがあったそうなんです。これ普通に考えてちょっと怖いですよね。
【樋口】いや、怖いですよ。口約束、まあ法律の言葉で言うと、なくせい契約って言うんですけど、これ自体がすぐに違法ってわけではないんです。
【加藤】ただ?
【樋口】極めて危険です。
【加藤】うーん。
【樋口】記事でも指摘されてますけど、後で一体言わないってなった時に、書面がなければ入居者はもう何も証明できないわけですよ。
【加藤】ああ、なるほど。
【樋口】この一見手軽さみたいなものが、後々とんでもない不利益につながる最初の落とし穴と言えるかもしれないですね。
【加藤】その落とし穴にはまると、次はどうなるんですか?
【樋口】それがですね、入居してからの仕組みがまたかなりひどいんです。
【加藤】ひどい。
【樋口】はい。オーナーが入居者さんに、例えば解体現場とかの日雇いの仕事を紹介する。
【加藤】仕事を紹介?
【樋口】ええ。で、その日雇いの給料から家賃を差し引く。いわゆる人プラシみたいなことが行われていたと。
【加藤】へー、人プラシですか。
【樋口】それだけじゃなくて、さらに現場を無断で休んだら罰金1万円とか。
【加藤】えっと、罰金?
【樋口】ええ。それから、家賃を貸納したら、翌月は倍額請求。最大で3倍まで請求する。
なんていう、もうどう考えてもおかしいハウスルールまであったと。
【加藤】3倍?ちょっと待ってください。それって…
【樋口】ありえないですよね。系列の物件ではドミトリー、つまりアイベアなのに、月12万円を超える請求があった、なんていう話も書かれていました。
信じられないですけど。
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【加藤】いや、信じられないですね。その人プラシっていうのは法的にはどうなんですか?
【樋口】人プラシ自体が、労働者を保護する法律の観点から多くの問題を含んでいるやり方なんですけどね。
特に、家賃を人質に取るような形で、不安定な労働を強いる工事になりがちです。
そして、家賃の倍額請求とか3倍請求なんていうのは、これはもう議論の余地なく完全に違法です。
【加藤】ですよね。
【樋口】最高裁の判例がどうとかいう以前の問題で、不当な賃料の増額要求は許されませんから。
これはもう住まいを提供しているというよりは、労働力を安く確保して経済的に縛り付けるための、そういうシステムと考えた方が実態に近いでしょうね。
【加藤】労働力を縛り付けるシステムですか?記事にあったエピソードが本当に生々しくて。
【樋口】はい。
【加藤】19歳の入居者の方が、仕事を無断で休んでしまったと。
そしたらオーナーにすごく怒鳴られて罰金も取られた後に、明日現場に行かないともうご飯が食べられないってそう漏らしたそうなんです。
【樋口】うわー。
【加藤】それは。
【樋口】もうこれって住む場所っていうレベルじゃなくて、完全に支配されている状態じゃないですか。
【加藤】まさにあの囲い屋と呼ばれる手口そのものに近いですね。
【樋口】囲い屋。
【加藤】ええ。
住む場所と仕事をセットにして提供することで、経済的に弱い立場の人を物理的にもそして精神的にももう逃げられない状況に追い込んでいく。
記事の筆者の方が、魂の腐った独自の商業とまでかなり強い言葉で書いてますけど、それはこの人の尊厳を踏みにじるような構造に対する強い怒りからでしょうね。
【樋口】なるほど。
平和のこの時代になっても、こういう形で人が搾取されるっていう現実があることに、私たちはもっと注意を払うべきなのかもしれません。
【加藤】本当ですね。この記事で告発された方は、なんとか3ヶ月でそこから抜け出すことができたそうなんですが。
【樋口】ええ。
【加藤】ただ問題の物件は今も存在している可能性があると。記事の中では、戸越とか板橋といった地名も少し示唆されていました。
【樋口】ああ、具体的な地名も。
【加藤】はい。そのオーナーは通報を警戒してか、ごく短い期間だけ募集情報をネットに出したりして、かなり巧妙に隠れ続けているかもしれないと警告もしています。
【樋口】うーん、なるほど。それは見つけにくいかもしれないですね。
【加藤】そうなんです。
【樋口】ええ。やはり初期費用模様とか即入居か、こういう一見すごく魅力的な甘い言葉には常に裏があるかもしれないと考えるべきですね。
【加藤】ええ。
【樋口】特に契約書面がきちんと交わされないとか、仕事の圧戦が何か暗黙の前提になっているような、そういう場合は一度立ち止まって、これ本当に大丈夫かなって見極める慎重さがやっぱり必要ですね。
【加藤】確かに。
【樋口】これは決してどこか遠い特別な誰かの話ではないと、あなたも感じたのではないでしょうか。
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【加藤】本当にそう思います。というわけで今回は、ある悪質なシェアハウス業者の実態を伝える記事から、初期費用無料という誘い文句、そして危険な口約束、人の出しによる労働と家賃の総裁、さらには違法な罰金や家賃請求といったその手口を見てきました。
【樋口】こうしたあからさまな作種だけじゃなくても、私たちの身の回りには、もっと巧妙に人の弱みとか、あるいは必要性につけ込むような状況というのが存在するのかもしれません。
【加藤】見えにくい形でですか。
【樋口】そうですね。一見便利そうに見えたり、お得に見えたりする話の裏に、自分にとって一方的に不利な条件が隠されていないか、今回の話を一つのきっかけとしてですね、日々のいろいろな選択を少しだけちょっと立ち止まって疑ってみる、そういう視点を持つことも時には大切なのかもしれないですね。