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はい、シェアする落語のshikeです。昨日3月30日、林谷鶴子三遊亭わん丈真打昇進披露工業上野鈴本演芸場の10日目落日に行ってまいりました。
これについてはですね、もっといつもみたいに順を追って語りたいという風に語りたいというかね、報告しておきたいというふうに思ってはいるんですが、
今、3月31日の0時46分です。つまり、広めを見て酒飲んで酔っぱらって帰ってきたというですね、そういう状態なわけですけど、この状態でちょっと言っておきたいことがある。
素晴らしく楽しかった。素晴らしく楽しかったので、このスタンドFM2回吹き込みたいと思ってるんですが、特にそのわん丈師匠のですね、鳥ネタ、カッパ鍋でいいんですか?
カッパ鍋というですね、改作ですかね、酔い合い酒の改作のネタを披露されたんですが、私が今何を言いたいかというと、これぞ三遊艇であるということです。どういうことか。
このカッパ鍋という話でですね、たぶん二度とやらないと思うので、多少ネタバレしますが、わん丈師匠はですね、通常の鈴本園芸場のエレベーターで上がってくる、いわゆるソニーの38マイクの他にですね、
単一指向性のボーカルのワイヤレスマイクを前座さんが座布団の後ろに仕込んでいたのを、私は見逃さなかったんですね。これは歌うなと思ってたんですけど、3曲も歌いましたよ。
まずね、ビーズ・ウルトラソウル。さらにですね、ユニコーンのメイビーブルー。それで、3曲目がですね、五音拠が歌うMr.チロドレイン・イノセントワールドフルコーラスかな。
でね、これ、鈴本の新温地昇進披露で、鈴本の講座で、昇進披露じゃなくてもね、鈴本の講座でボーカルマイク持って3曲歌うってもうこれだけの破天荒ってのはなかなかないわけですが、あのですね、これね、落語の中で歌ってるわけですよ、あくまで。ただ歌ってるわけじゃないんですよね。
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落語の中で歌っている、かなり強引な展開ではありますけど、落語の一環として落語の中で歌っているんです。だから、イノセントワールドを歌っていたのは五音拠なんですよ。つまりですね、これは何かというと音楽話なんです。音楽話です。今はやる人もそんなに多くはない音楽話ですね。
それは例えば炎上師匠もやっていたし、炎上師匠から引き継いで三雄天炎吉師匠も音極風呂というですね、粋な音極話をお持ちであると。そして、同じ炎上一門の中で誰かといえば川柳千流師匠ですよ。
皆さんご存知のガーコンですよ。パフィーのやつもありましたよ。だからね、これはね、三雄の一つの伝統であり、三雄天の流れの中の音極話なんです。
あの場にいた人はなんじゃそらということをおっしゃるのではないかと思いますし、僕もちょっとそう思ってますけど。でもね、やっぱり新しいことをやっていく、よりエンターテインメントとして新しい可能性を広げていくということをやればやるほど落語の伝統に実は近づいてしまうというですね、このパラドックス。
これがまた寄生芸の楽しさだと思うんですよね。そういう意味でボーカルマイク持って立ち上がって3曲も歌うっていうのは、立ち上がったのは、最初立ち上がってなかったんだよな。途中から立ち上がってですね、3曲も歌う。それも戦極がもろ、個人の好みっていうか自分の青春というかですね。
ビーズ、ユニコーン、ミスチルという流れはもう本当にこんなんで大丈夫なのっていうですね、本人もいやもう鈴本できんだなっていうふうにおっしゃってたんですけど、鈴本できんだなって言っときながら、マイクの操作してたのが実は鈴本のお席であったと。
鈴本のリハをやったんですね、歌を歌うためのカラオケ流して歌うときのバランスとか見て、もうそれ完璧でしたよ。音のバランスを見るためのボーカルのリハをちょっと前に鈴本に来てやってたらしいんですけど、そこでリバーブをもっとかけられませんかみたいなことを言ってたのは鈴本のお席でだったそうです。
私は鈴本のお席をこれでもう完全に見直しました。そうやって作っていくもんなんですよ。そうやってその時代に追いつき追い越し時代を作っていくものが本物の寄せ毛だと僕は思うんですよ。
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だからこの鈴本の落日に、それも鈴本に因縁のある話としてね、一つの前三時代のエピソードを膨らまし膨らましして、こんなに素敵な音楽話をやった三友邸万丈師匠は本当にすごいと思いますし、本当に楽しませていただき感謝しきりでございます。
とりあえずこれが今日言いたかったことで、これ後日どんな広めだったかっていうのはちゃんと語りたいというふうに思っています。シェアする落語のしけでした。ではまた。
