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はい、シェアする落語の四家です。11月16日土曜日、巣鴨スタジオ・フォーにおきまして開催されました、
立川左談次七回忌追善落語会行ってまいりました。開口一番は立川談志の最後の弟子であり、立川左談次の最後の弟子でもある、現立川談修師匠の弟子である我らが立川談吉さんでした。
まくらでね、結構エピソードを、短い時間ですけどパパパッと脚を沸かせた後に『千早ふる』。久しぶりですね、僕、談吉さんの『千早ふる』。めちゃめちゃ面白いんですよ。
めちゃめちゃ面白くて、ちょいちょいと編集してて、セリフをつまみながら、今風っていうかね、今の話も入れたくすぐりをちょいちょい混ぜつつ、長々と展開されていく
相撲取りと花魁のですね、話を、それはあの今の歌の理由の話なんですかというところになって、千早ふるだろ?あ、本当だって言うんですね。で、本当だよーっていうところがね、すごく好きです。
何だかわかりませんけども、談吉さんらしいね、談吉さんがもともと持っていた、二つ目昇進した頃から持っていた唄い調子の楽しさみたいなものがですね、堪能できました。
で、続いて、左談次一門の総領でございます立川左平次師匠。この方もね、大変な目に遭ってきたわけでございますが、とにかく立川左談次師匠が大好きで、弟子入りをして、弟子入りをしようとして拒絶されて、
ブラック師匠のところに行き、大変苦労をした後に、改めて左談次師匠の弟子になった。そういう方なんですけども、うまくなりましたね。こういう言い方は不存だと思いますけども、別にそんな大きく何かが変わったわけじゃないんですけど、いろんなところが整ったんでしょうね。
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まあなんだろう、セリフの間の詰め方、間を詰めてますよね、かなりね。詰めた感じでパンパンと行くとですね、途端に話が生き生きしてくるっていうところで、ネタは『ねずみ』。良かったです。なかなかの長講ですけども、飽きない。飽きない感じでね。
人物描写もそんなにこう臭くやりすぎないけども、テンポで聴かせるから、飽きずに聴けるっていうね、楽しい高座でございました。で、ここで仲入り入った後にですね、左談次を偲ぶトークということで、この会のプロデューサーである寺脇研先生、落語協会顧問ですね。
で、橘右橘師匠、寄席文字の師匠で、大有企画でね演芸のプロデュースもされている方ですけど。で、本日のトリの立川龍志師匠。で、飛び入りで立川キウイ師匠、左平次師匠、談吉さんという感じでですね、トーク。
もうなんかね、立ち位置すらちゃんと事前に決めてないぐったぐったな感じでしたけども、ぐだぐだの中に左談次師匠のいろんなエピソードが出てきて、左談次と私の、私の部分が強い感じの話でしたけども、お集まりの方は結構ね、左談次エピソード結構知ってる方も多かったと思うんで、知らない話がいっぱい聞けたんで楽しかったんじゃないかなというふうに思います。
最後締めるトリは、もちろん立川龍志師匠ですね。でね、久しぶりに龍志師匠、あ、でもあれだ、モダン館でね、ちょっと前に聴いたかな。モダン館で『鰍沢』聴いたな、確か。またね、今日もね、まあいいんだな。
相変わらずね、お着物とか、お着物の衿んとことかかっこいいんですよね。左談次師匠は隆史師匠の落語が大好きだったそうです。なるほど。そんなこんなてですね、ネタは『寝床』まあ『素人義太夫』ってですね、実際に義太夫やる前のところまでで、だいたい止まってましたんで。
まあでもね、あの繁蔵の言い訳のとこが本当に面白いですね。もう客ギャンギャン笑ってましたね。こんなね、クラシックな感じの落語でもね、これだけ人をちゃんと爆笑させられることができるんだなっていうんで、落語もすごいと思うし、龍志師匠もすごいなっていうふうに思いましたね。
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こちらの方でぴったり9時に話が終わりまして、その後ね、残れる方だけ残って、すごい久しぶりですね。スタジオ・フォーで打ち上げですよ。
で、実はね、僕ね、第一回立川左談次一門会に来てるんですよ。で、その時が左談次師匠、当時まだ談奈だったかな。左平次師匠がね、談奈さんだったんですね。で、談吉さんと、談吉さんが入ったばっかりだったのかな。で、談吉さんが入って一門と言えるようになったんで、左談次一門会をやることになったっていうことでですね。
懐かしいですね。その時ね、左談次師匠とちょっとお話ししたんですよ。打ち上げの時はね、普通に、割と普通な芸人の、ベテランの芸人の方にちょっとインタビューっぽくですね、お話を聞かせてくださいっていう感じでちょこちょこっとお話ししたところだったんですけど、
で、その後、スタジオ・フォーって西巣鴨なんですけど、巣鴨に向かって歩いていく最中に、ちょっと軽くいじったらですね、えらい怒鳴られて、その後、最後に抱きしめられました。懐かしいなぁ。
僕は左談次師匠の最後の高座も聴いてますしね。いまだに一番かっこいい落語家は立川左談次だと思いますっていうふうに、左談次師匠のおかみさんがいらしてたので、申し上げてしまいました。
お土産で左談次師匠が二ツ目の頃に着ていた着物の歯切れを使ったコースターをいただきました。なんかね、立川流ばっかり聴いてた時期っていうのがあって、もう10年以上前ですけど、その時のことをね、いろいろと思い出しましたね。
龍志師匠ともお話ししちゃいましたよ。でね、本当、左平次師匠なんてね、もうずいぶんお会いしてなかったのに、もうなんか機能あったみたいな感じでね、接してくれまして、ありがたいなっていうようなところはありますけども。
ここから立川談吉さんがどうやって真打になるかですね。もう龍志師匠から怒られてましたからね。早くなんなさいと、二ツ目長いことやることないんだって、いうふうにですね、言われまして。
まあとにかくね、龍志師匠も言ってましたけど立川談吉は面白いんで、あのね、この力をね、もっと世に向かって発信していかないとね、本人のためにも落語界のためにも立川流のためにもね、ならないんじゃないかというところで。
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まあでもね、もう本人もね、いろいろ腹の中でいろいろ決めてると思うんで、時間の問題かというふうに思いますけども、そういう意味では楽しみですね。
いやーでもね、やっぱりあの弟子2人が、2人ともなんかどっかしらその立川左談次をね、DNAを引き継いでるっていうね、ところがね、感じられて素敵な夜でございました。
ただね、はっきり言いましょう木戸銭2000円は安すぎです。そこは何とかしてください。寺脇健先生側はいけないのかな?わかんないけど、そこらへんはちょっとちゃんとお金取りましょう。お客さんいっぱい来てたけど、1000円あげたぐらいであのお客さんが減るとはとても思えません。
まあまあ、そんなところでございましてですね。でもね、早いね。僕はね、左談次師匠のお葬式も行きましたけど、ほんと早いな。だから無くなったのは春なんですよね。だから今やるのもよくわかんないんですけども、わかなくてもいいです。素敵な夜でした。ということで、シェアする落語の四家でした。ではまた。