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2022-09-18 07:42

【第38回】三遊亭ふう丈港家小ゆき 東大島亭 22/09/17

#落語
#浪曲
#三遊亭ふう丈
#港家小ゆき
同郷二人の競演。小ゆきさんの名作『わさもん』ではふう丈さんも飛び入り。いい会でした。

※「佐倉」って言っちゃってますが「佐原」が正解ですね。すみませんでした。
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シェアする落語、たぶん少しはわかる人いるかもしれないということで、今日はですね、東大島文化センターにですね、三遊亭風情さん、港谷小幸さんの会、東大島亭ですね、行ってまいりました。
この二人は同郷ですね、熊本県山ヶ市の出身ということで、よくご一緒な会をやられているわけなんですが、一席目、風情さん、私初めて生で聞いたと思います。
すごく聞きやすい、その日本語がスパーンと頭の中にくせなくまっすぐ入ってくる感じの落語ですね。
時々オーバーアクトになって、大きな感じの仕草が入ってくるわけですが、それが嫌味にならない。
むしろちょっと可愛く見えたりする。この辺りがですね、いいなというふうに思いました。ご存知の通り、三遊亭炎上師匠のお弟子さんでございまして、炎上師匠のですね、今日は炎上師匠のお着物を着て、炎上師匠に教わったネタということで、
5畳級。炎上師匠は手をグッと曲げているイメージがありますよね。楽しいですね。ところどころ、ちょっとずつ炎上師匠の感じがですね、出てるんですね。
全然この堅い口のタイプはまるっきり違うんですけども、ところどころに出てくるあたりはですね、ちょっと落語ファンにはたまらないものがあります。
2席目がですね、港屋小雪さんの狼曲でございます。「わさもん」というですね、演目でございまして、こちらがですね、私はこれ実はNHKFMで放送されたのを聞いたことがあるんですが、もう1回聞きたいなと思っていたんで、とっても嬉しかったです。
これは小雪さんの創作の狼曲でございまして、この山賀市のですね、八千代座という芝居小屋を、つぶれかかっていた芝居小屋を復活させる人たちのドラマということで、やっぱり狼曲なんで、そんなにこういろんな情報は持ち込めないんですけども、そこをうまく処理しながらやっていくというところにおいてですね、
小雪さんの力量はすごいなというふうに思いました。でね、ちょっとだけで風情さんも出てきたりするんですよ。これラジオでやってたんで、実際やってくれないのかなと思ったらですね、ちゃんと舞台にですね、フラッと風情さんが現れてフラッとセリフを言って帰っていくというですね、思考がありまして、これもなかなか良かったでございますね。
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で、長い絵を挟みまして、今度は小雪さんから井上忠敬、慶生祭民の団という、これもですね、小雪さんの創作だそうでございまして、井上忠敬のですね、地元桜への貢献をお話に仕立てたもので、まだ地図作る前の話ですね。
これもですね、コンパクトにドラマチックな話がまとまっていて、なかなかによろしかったかというふうに思います。
最後にですね、三雄亭風情さんの新作落語を持ってきました。タイムパッカーというですね、お話で、これはですね、モスバーガーでアルバイトをしていた過去の自分と繋がるという、やっぱりちょっとどっか炎上思想っぽいところもありつつ、
風情さんの独創性ってこういうとこにあるのかなーって思わせる部分もありつつ、
結構複雑な構造になってるはずなんですけど、スムースに聞かせてくれるというのがいいなっていうのと、やっぱりここでもですね、かなり大きなアクションをするんですね。
かなり大きなアクションをするんですけど、そこが全然嫌味にならない、違和感を感じさせないところが、これはね、技術もかなり大きいと思うんですけど、やっぱりこれはね、風情さんの人柄もあるんじゃないかなという、多少推しを強く出しても、なんかこう丸く感じられてしまうというところですね。
このお話自体も奇想天外ではあるんですが、どっかしらにこの風情さんの人柄が出ているなーというですね、感じがして、面白いですし、これは聞いて風情さんを好きになる落語だなというふうに思いました。
ちょっと残念だったのは、これは本当に難しいんですが、楼局をですね、やる時に、円台をですね、円台というかテーブルがあってテーブル掛けをかけるっていうのが、楼局はいつものパターンなわけですけども、そういうのはないですから、よくそのね、
司会者なんかが前に置いている円台みたいなのがあるわけですけど、そこにテーブル掛けかけてやってたんですけど、それがまあ、講座の山台と言いますけど、講座とぶつかっちゃうんですね。なので、円台だけ下に下ろして、その山台と円台の間に小雪さんが入って唸る感じだったんですけども、そうするとね、小雪さんの顔にね、
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明かりが当たらないんですよ。こういうところはね、やっぱ難しいなぁというですね、本当落語界の設営、特に落語と楼局の共演なんていうとね、それに輪をかけて難しいというふうに感じられるんですが、小雪さんのね、演じてる時のお顔をもうちょっと綺麗に見たかったなというところは、ちょっと残念だったかなというのと、
ちょっとお名前失念しましたが、曲手の方がまだキャリアが浅いので、なかなか追いついてないところがあったなというところがありますが、この辺りを逆にね、曲手というものの大切さを改めて感じられる感じもあったんで、それちょっと僕儲けたなって感じもあったんですけども、
なんかね、やっぱ地域要請でお客さんがですね、なんて言いますかね、あんまり詳しくは言いませんけど、ちょっと重い感じだったんですよ。その中でもね、このお二人がね、もうまっすぐに奮闘しているというか、表現しているというかですね、頑張っている姿というのは非常にこの好感が持てるというふうに思いました。
風情さん、小雪さん、今後ともですね、またどっかで聴いてみたいなというふうに思ったというところで、本日は三友亭風情、港谷小雪さんの回でございました。ではまた。
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