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2025-06-29 04:41

【#249】第433回 圓橘の会25/6/28 三遊亭圓橘 三遊亭萬丸

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図らずもこの噺にぴったりの猛暑、悪役たちの応酬、プライドの激突に心震えました。
大家、凄い。
#三遊亭圓橘 #三遊亭萬丸
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サマリー

今回のエピソードでは、深川東京モダン館での『あくび指南』のパフォーマンスや、圓橘師匠である『髪結新三』の魅力について語られ、名人芸の楽しさが伝わります。

『あくび指南』と『髪結新三』
はい、シェアする落語の四家です。6月28日土曜日、深川東京モダン館、圓橘の会、久しぶりですね、行ってまいりました。開口一番はいつもの三遊亭萬丸さん、もうまくらからね、手慣れたもんで、もうどんどんどんどんレベルアップしている最中かと思います。
ネタはね、あのいつも珍しいネタをやることが多いんですが、今回はスタンダードに『あくび指南』。
大胆にね、刈り込んでるところは、ひょっとしたら亡くなられた三遊亭小圓朝師匠の味なのかなっていうところがありまして。
いや、だとしたら本当嬉しいですね。小圓朝師匠というのはもう本当にもう落語ミニマリストっていうか、極限まで切り込んで切り込んで刈り込んでいく。
なんかその、この話の骨幹がここにあったんだっていうのと、こんな解釈ができるんだっていうことがね、非常に新鮮な落語で、いやもうそことの鯉とか本当に感動した覚えがありますけども。
この『あくび指南』はですね、ある部分がバッサリ切られているんですね。で、一方であくび、結局夏のあくびやるわけですけど、四季のあくびの説明というところのくすぐりがもう本当に面白くて、この辺はどなたかが足されているんだと思うんですよね。
萬丸さんご本人のような気もちょっと、いや、だいぶしますが。あと歴史上のあくびが出てくるのここも本当爆笑ポイントでしたね。非常にレベルの高い高座でした。
で、圓橘師匠なんですが、仲入りを挟んで『髪結新三』の上下ということで、やっぱりね、一気に聴くと、これはまた面白いですよね。で、やっぱり上下のものっていうのは下が面白いんですよね。上はやっぱり仕込みになっちゃうので。
特にこの『髪結新三』がもう痺れるほど面白い。特に圓橘師匠の『髪結新三』がね、痺れるほど面白いのは何と言っても大家です。もうね、大家のね、新三自体が悪役なわけですけど、そこにさらに上回ってくる悪役っていうところね。
このしぶとさ、凄み、大家強い。その強い大家のね、下から行って段々上に上がっていくあたりがもう何とも言えず素晴らしいですよね。でね、あとやっぱり女性のね、それぞれの絵描き分け。
親分の奥様のね、背筋がピッと伸びた江戸の女性ですよ。このあたりのね、絵描き方は本当に素晴らしくて、そうじて、暑さのね、暑い真中の話でもありますんで。
今日の気温も相まって、実に涼しく楽しく、悪役たちの悪と悪とのぶつかり合いが聞けたというところで、こんなに近いところで聴ける名人芸。
深川東京モダン館よいところ
やはり圓橘の会というのは本当に素敵な会だなというふうに思います。同じ会場で7月の13日に、こちらは名人芸というよりも若さ爆発の爆笑芸、春風亭昇輔シェアする落語でございます。
14時開演ということでですね、ぜひご予約をいただければというふうに思います。いや落語って本当幅広くて楽しいですよね。ということでシェアする落語の四家でした。ではまた。
04:41

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