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【#323】立川談寛真打昇進披露興行夜の部 26/4/15
2026-04-16 18:59

【#323】立川談寛真打昇進披露興行夜の部 26/4/15

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若手中心豪華メンバーによる華やかな披露目。圧巻の『ゲル状のもの』。

さあ、立川談寛、ここからスタートです。

#立川談寛 #立川談修 #三遊亭円楽 #笑福亭べ瓶 #瀧川鯉八 #立川志ら乃 #かもめんたる

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00:05
はい、シェアする落語のシケです。
4月15日水曜日、渋谷伝承ホールにおきまして、
『立川談寛真打昇進披露興行』
昼夜だったんですけども、これ、夜の部に行って参りました。
昼の部はですね、
立川志の輔師匠であるとか、初代ダンカンですね。
ダンカン先生であるとかですね、
立川流の流れの方々がご出演されていたわけなんですが、
夜の部はですね、
割と年齢層若めの方々がずらっと並ぶ非常に楽しい落語会になりました。
開口一番はですね、立川志ら乃師匠。
志ら乃師匠はですね、
当時談吉さんに新作を作るきっかけになる会に誘ったりですね、
談吉さんとは非常に親交の厚い先輩後輩の間柄なわけなんですけども、
非常に久しぶりの開口一番だということで、
前座としてね、前座噺で『子ほめ』をかけられました。
いや見事ですよね。
立川流で前に、
ベテランが全員で前座噺だけやる会っていうのをやったことあるんですけど、
若手がみんな打ちのめされてですね、
そういうことがあったっていうのがあるんですが、
やっぱりね、腕持ってるキャリアがある人が前座噺をやるっていうのはね、
ちょっとたまんないところがありますね。
志ら乃師匠らしいおふざけがちょっとちょっとあちこちに入っていて、
でも全体はしっかりとした古典落語でとっても良かったです。
続いて、瀧川鯉八師匠ですね。
志ら乃師匠が前座として出てきて、
会場の気温について、
まずリサーチをして、
舞台裏に大きな声でちょっと寒いってみたいなね、
指示を出したんですね。
それはとても良い判断だったと思うんですけども、
鯉八師匠が次に出てきて、
あやってその会場の気温のことを裏方に大きな声で伝える。
03:02
「生意気な前座だよね!」って言ったのがすごい面白かったですね。
談吉、改め談寛師匠のいろんなエピソードを語り、
ご自身の真打昇進。
ご自身の真打昇進の時はもう本当にコロナの一番ひどい時期で、
披露興行中止になったりしてましたので、
中止になって延期になって、延期になった披露口上でのですね、
全部日程終わった最終日、師匠である瀧川鯉昇師匠との
お話というのがとてもチャーミングで、
一方やっぱり鯉八師匠といえばやっぱり小笑師匠ですから、
同居の同級生、
三遊亭小笑師匠とのですね、爆笑やエピソードなども絡めながらですね、
大谷を嫉妬するといういつもの話が始まって、
ネタは『めめめ』でしたね。
人の幸せが喜べないっていう話を披露目にぶつけてくるっていうあたりがですね、
いかにも鯉ハ師匠らしい。
続いて、笑福亭べ瓶さんでございます。
師匠というと引いちゃうのでべ瓶さんでございますが、
もうこの方もですね、鯉ハ師匠より先輩じゃないかな。
大好きな人ですね。僕の大好きな人なんだけど、
もうこの日は大好きな人しか出ないんだよな。
やっぱりね、空気をガラッとまた変えていくんですよね。
関東と関西の違いみたいなね、話を
エピソードトークで、語るたんびにですね、
どっかんどっかん笑いが来るんですけど、
やっぱりね、べ瓶さんは思いっきりメリハリをつけても、
聴き手に疲れる感じを与えないってあたりがすごくて、
逆に言うとね、メリハリがすごいんですよ。
ネタは『相撲場風景』だったんですけども、
もうとにかくね、何でしょうね、
アクションはオーバー、声はデカい、
伝承ホールのちょっと後ろ目のところから僕は聴いていたんですけど、
まあ目立つ目立つ。
これでね、崩れてないっていうところがね、
やっぱりこの人は本当に面白いですね。
06:03
続いて、
談寛師匠の師匠でございます。
立川談修師匠ですね。
久しぶりに聞かせていただきましたけど、
やっぱりね、
立川流っていうか柳家っていうか、
本堂の面白さですよね。
まあとにかくもう心地よいですし、
音の心地よさと言葉の心地よさがもう、
際立ってるなっていう感じですよね。
そこでその、
談吉改め、談寛師匠のこのエピソードをね、
師匠視点から語っていくっていうのがね、
すんごい楽しかったですね。
でね、ネタがね『宮戸川』なんですよ。
で、宮戸川は、
談吉さんが二ツ目に昇進した時の、
二ツ目昇進披露の落語会、
これムーヴ町屋でやったわけですね。
このムーヴ町屋でやった時に、
談修師匠がですね、
あの時まだ二ツ目だったのかな。
かけられたネタなんですよ。
だからそういう意味でね、
すごくこの感慨深い、
このムーヴ町屋の二ツ目昇進披露の時には、
ヒザで左談次師匠が、
すごいですよね。談吉さん自分で顔つけ作って、
膝に左談次師匠を持ってくるっていうね。
で、かけられて、でその後左談次師匠に、
立川左談次師匠に弟子入りされて、
で、左談次師匠がなくなられて、
で、立川談修師匠のところに、
のお弟子になったという、
そういう流れですね。
だからあの日を見ていた人間としては、
非常に感慨深いっていうのと、
落語としてすげー楽しいというですね。
もうちょっと聴きたかったです。時間ないからしょうがないですけど、
もうちょっと老夫婦の場面とかね、
もうちょっと聴きたかったなっていう、
そういう感じでした。
で、ここで仲入りが入った後に口上です。
口上は、
司会が立川志ら乃師匠、
で、お隣が瀧川鯉八師匠、
で、立川談寛師匠が真ん中にいて、
隣に師匠の立川談修師匠、
そして当代、
当たり前ですからね、
七代目三遊亭、
圓楽師匠というですね、
こういう並びで並びました。
まあね、それぞれがね、
爆笑なんですけども、
09:01
鯉八対べ瓶さんはのですね
バトルだったり、
圓楽師匠ボケすぎて、
べ瓶さんに突っ込まれるとかですね。
あと、
いい話だなって思ったのは、
談修師匠ですね。
談修師匠が、
弟子である談吉さんに話を教えてない、
これは落語界でよくあることなんですけども、
にも関わらず、
不思議だねっていう、
談寛の語り口が、
談修に似てきたよって言うね、
いい語り口だよ、っていうことを、
昼の部の、
楽屋の中で立川流のベテランの方が、
されていたというですね。
なんかそういうもんなんですね。
とてもいいなっていう話を聴きました。
いいなっていう話はこれぐらいで、
あとはみんなで悪口言い合ったりとかですね。
そういう、
爆笑の向上でございました。
ここもそんなに、
ダラダラ伸びてはいない、
普通の時間、別に測ったわけじゃないですけど、
普通の時間内で収まったと思うんですが、
全体的にやっぱりこういう回転を押しますんで、
この後上がったですね、
三遊亭円楽師匠はですね、
まくらからこのシャープなところで、
あんまり円楽師匠ってね、
談寛師匠とそんなにお付き合いがある方ではないんですよね。
でもそういう方でも平気で呼んじゃうのが、
談寛師匠のいいところで。
なのでエピソードトークはそんなに入れずに、
寄席興行絡みのまくらを、
で、わっと沸かせた後に、
『味噌豆』に入りました。
で、『味噌豆』に入ったところで、
あんまり会長がやるネタじゃないと思うんですが、
っていう風に小僧に言わせるっていうね、
みんなが喋りすぎて時間がないんだよって言って、
『味噌豆』をやるっていうですね。
本当に軽い話ですけど、
ここは主役がもうはっきり決まってるところですから、
軽い話でふんわりね、
ふんわりパッと笑いを取ってパッと聴いていくっていうね、
降りていくっていうね、
円楽師匠はですね、とってもかっこいいなっていう風に思いました。
で、ヒザの色物がですね、
なんとかもめんたるですよ。
これもね、
談寛師匠1回しかお会いしたことがないけどお願いしたみたいな話で、
でもかもめんたるは、
談寛師匠お好きだろうなっていう感じは、
12:00
もうすぐしますよね。
で、
これ伝承ホールですから、
普通のホールですから、
山台を作って、
そこで落語やるわけですよ。
コントやるとすると、
山台がちょっと邪魔になっちゃうんじゃないかなと思って、
かもめんたる、確か漫才もね、
面白かったりすると思うんで、
漫才やるのかなと思ったらちゃんとコントで、
椅子1個持ってきて、
椅子1個だけが小道具で、
学芸会というね、
ネタでしたね。
学芸会で桃太郎をやるということで、
息子に父親が演出をつけるという、
ネタだったんですけども、
面白かったですね。
全然その落語の世界、寄席の世界との空気が違う、
コントですから、
ここがすごくいいアクセントになって、
非常にここまでの流れが素晴らしいなって思ったんですが、
やっぱり時間は足らなかったらしくて、
次にあがった鳥居であります、
立川談寛師匠ですね。
まくらもほとんど振らなかったですね。
泣かせる話をやりますと言って、
入ったのが、
傑作『ゲル状のもの』でした。
で、
昼間が『粗忽長屋』だったというところで、
古典の素晴らしさと、
新作の独自性の凄さ、
師匠である立川談修師匠は、
変な薬でも飲まされているような、
危ない薬でも飲まされているような新作
というふうにおっしゃってましたけども、
それぐらい独自性のある新作です。
で、
談志がね、
特に晩年によく言っていた、
落語はイリュージョンだというですね、
イリュージョンを正当に継承したのが、
今の談吉さんの新作であり、
談志が提唱した新作、
新作じゃない、
談志が提唱した、
イリュージョンを正当に継承した、
イリュージョンを最も体現したのは、
2019年に渋谷らくご創作大賞を取ったのかな、
『生モノ干物』という、
傑作です。
ここはもう本当にイリュージョン、
イリュージョンって落語においては、
僕は薬味みたいなもんだと思っているんですが、
この薬味だけで作ったみたいなね、
15:03
そういう落語ですよ。
ここにもう一回、
落語の持っている、
人間に対する優しい視線、
人間はみんなダメで可愛いよ、
だから可愛いよねっていうですね、
視線を加えたのが、
ここ数年の談吉さん、
改め談寛師匠の新作の傾向だなという風に、
僕は思っていて、
その最高傑作が、
この『ゲル状のもの』であるということなんですよね。
もう明らかに、
古典落語の世界には、
こんなにワサビが全面に、
こんなに薬味が全面に出てくる話は、
ないわけですけども、
特に前半のね、
猫を持ったおばさんと、
水道工事の仕事をしている主人公との会話の中には、
あるものっていうのは、
イリュージョンなんですけども、
そこが非常に落語っぽく、
自然に流れていって、
ここにゲル状のもの・ゼリーが登場して、
シチュエーションは非常に異常な状態なんですけども、
そこはすんなり流れてしまって、
古典落語らしい温かさがあって、
一瞬滑稽噺が、
人情噺になるというところで、
僕ももう何度か聴いてるんですけど、
やっぱりちょっと泣いちゃうんですよね。
本当にこのゲル状のもの、ゼリーってやつがね、
かわいい。
何にもできないのに、
恩返しをしようっていうのがかわいいですよね。
令和版の、
『権兵衛狸』であるというのは、
ちょっと言い過ぎかもしれませんけど、
この恩返しネタというところがですね、
古典落語らしさを担保しながら、
存分にイリュージョンに基づいた、
談寛師匠の想像力が、
もう溢れ出る。
そして泣けるというですね、
もう本当に完成度の高い、
すごい落語だなというふうに思いました。
また演じ方が素晴らしいですよね。
ちょっとネタ悪いことになっちゃうから、
伏せますけど、
ゲル状のもののゼリー君がですね、
身を挺するところはもう本当に何度見ても、
感動的に笑いますね。
僕は立川談吉という落語家と、
ちょっとね、
談吉百席という回を通じて、
伴奏させていただいたという、
18:04
そういう立場だと思っています。
本当にね、
感慨深いものがありました。
ここがスタートですから、
思ったよりすごくいい、
素晴らしい落語家になったというふうに、
思っています。
けどね、
思ったよりもっと素晴らしい落語家になったな、
というふうに思ったところが、
高いところからまた改めてスタートを切るわけです。
どんなね、
落語家にこれからなっていくのか、
とても楽しみです。
立川談寛師匠おめでとうございます。
ということで、シェアする落語の四家でした。
ではまた。
18:59

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