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2023-03-29 10:19

【第72回】蝶花楼桃花プロデュース林家きよ彦独演会23/03/28

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やっぱりきよ彦さんはめっちゃくちゃ面白い!笑った笑った人情噺でちょっと泣いた!
桃花師のプロデュースも古典も素敵!
ただ一個だけ問題があります!
#落語 #蝶花楼桃花 #林家きよ彦 #シェアする落語 #創作落語 #新作落語
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林谷清彦独演会
シェアする落語のスタンドエフエム
シェアする落語のshikeです。
本日たった今なんですが、3月28日かな。
超カロンもむかしショープロデュースのシリーズ第1回で、林谷清彦独演会中野芸能小劇場に行ってまいりました。
いきなりですね。清彦さん登場しまして、枕から全開ですよ。
面白いね。本当に無駄なこと言わないね。
もうセリフの隅々までが楽しませてくれるっていう感じですね。素晴らしい。
作り込まれてる。しっかり作り込まれた感じの枕ですよね。
だから枕なのに正直言うと、この前の落語カフェの鶴子さんとの会で同じ話も出てくるんですよ。
だけどね、もう一回聞きたい。むしろ聞きたいと思っちゃうんですよね。
ネタの方がですね、一石目。追っかけ家族。これはもう僕は一回聞いたことがあります。
聞きたかったの。もう一回。面白かったから。
あまりにもね、設定のぶっ飛び具合がね。でも設定ぶっ飛んでるって言ってもSF的なものではないんですよね。
いやぁ、まさかお母さんが。みたいなね。
そのアイドルの、何ですか。女の子のアイドルグループ。フルーツにちなんだアイドルグループ。
このね、フルーツにちなんだアイドルグループのね、フルーツバスケットって言ってたから、グループ名。
この作り方がね、緻密でね。
この秋元康二パロディみたいな感じなのかな。いやもうね、素晴らしいですね。
細かいとこが綺麗にできてるんで、一個一個が何か言うたんびにどっかんどっかん来る感じ。
いや素敵ですね。この話はね、大好きです。
そして2席目がですね、この前落語カフェでネタ下ろしをした三大話で作った令和が島にやってきた。
プロデューサー長蛮郎桃貸市長との対談
これもね、この前聞いたばっかりなのに面白い。
やっぱり設定がしっかりしていて無駄なセリフがまるでなくて、キャラクターが割と類型的な感じなんだけど、
それが良い方に転がって、聴いてる人みんながきっちり想像しやすいんですよね。
そういう意味ではね、教育課さんの枕も含めて非常に映像的だなっていう。
すぐにドラマとか映画にできそうな、そういうものがありますね。
この辺もサンユーゼテイスイカ時代からの弁財で泉仕事ちょっと似てる感じもしますね。
とにかくね、この令和が島にやってきた。楽しいですよ。
そこでですね、椅子が出てまいりまして、プロデュースの長蛮郎桃貸市長との対談なんですが、
桃貸市長の回しがまあうまい。
かなり速いスピードで喋ってるんですけど、全部こっちに入ってくるし、それにまた教育さんがいい感じで返していくんですよね。
可愛らしさと達者さと自虐の絶妙なブレンドっていうのが桃貸市長にはあって、それを落語だけじゃなくてフリートークでも使えるっていうのはやっぱり強いですね。
ラジオも前からやってらっしゃって、今はやってますけども、素晴らしいなというふうに思いました。
この2人のトークは本当に楽しかったです。さっきから楽しいばっかり言ってる気がする。
古典落語の講座
で、中入りが開けて、プロデューサーの長蛮郎桃貸市長も一席で、ここはやっぱり古典ですよね。
何やるのかなと思ったら、ゴンスケ長知。いいですね。ゴンスケがいい。
ゴンスケがね、踊るシーンがあるんですよ。あの工夫は素晴らしいですね。
元々の話の面白いところをきっちり生かしながら、桃貸市長ならではの工夫がポンポン入ってきて、
何よりも流れるようにきれいに喋っていくんで、その辺は桃貸市長のお弟子さんだなっていう感じもあったりして、とっても楽しい講座でした。
かわいい上にあんなに話が達者だったら、お客さんは空につきますわな。
どんどん引っ張っていただきたい。プロデュースっていうのもね、桃貸市長はやっぱり名プロデューサーですから、その辺りもついてるのかなっていうところは嬉しいところですよね。
そして最後にもう一回林谷清彦さんが出てきて、ギダユの人間国宝の方から依頼が来て作ったという、釣り女その5という新作楽譜。創作楽譜。
釣り女っていうのは狂言ですね。狂言で歌舞伎の演目にもなっているものです。
国境のお話なんですが、やっぱり今の世の中から見るとどうなのよっていうところは当然あるわけですよ。
ぶっちゃけルキズムな話だと思うんですけど、その辺りを清彦さんが上手く現代にマッチする形でまとめて、しかもちょっと泣けるんですよ。
要は清彦さんはっきり講座で言ってましたけど、ブスな妻をめとる話なんですよね。
なんですけどね、この妻がね、愛おしいんです。この愛おしさがね、非常にシンプルな細かい情景描写とかしてるわけじゃないのに、そのセリフの中で伝わってくる。
で、ちゃんと笑えるし、ちょっと泣けちゃうみたいなところで、これは傑作だと思うな。こういうのも作れるんですね。すごい人だと思います、鞘師役清彦さん。
で、この清彦さんの良さを桃橋翔が今回中野芸能小劇場でものの見事にプロデューサーとして引き出している自分の落語も素晴らしかったというところで、本当充実の回でした。
ただ、一言だけ文句を言いたい。はっきり申し上げましょう。1500円は安い。いや、せいややっぱ2000円でも絶対客来るよ。正直言っていいですか?
今度、うちの会に鞘師役清彦さん出てもらうわけですよ。二世なんですよ。で、清彦さんと僕の対談もあるわけですよ。だから、桃橋翔が今回やった役割をこの素人しけまさどりがやって、そっちの方が高いってどういうこと?営業妨害じゃないですか。
営業妨害でもなんでも、この1500円というお値段につられててもいいから、桃橋翔のプロデュースのこの会にはぜひ行くべき。次は5月だったかな。三遊というご飯粒さんだそうです。
若手落語家の躍動
いやーすごいですね。若手と言われる人たちがいろんな形で躍動しているので、コロナ禍でいろんな辛い目に遭ってきた人たちがいよいよ来たぞという感じで躍動しているので、客もどんどんそこについていって楽しみましょうよ。
ということで、楽しい夜でした。
支配する落語の林脇及子さんの会は7月22日、深川東京モダン館でございます。こちらもお待ちしております。
及子さん6月にも独演会あったかな。ぜひチェックしてみてください。ではまた。
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