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はい、シェアする落語の四家です。 6月29日月曜日。お休みをいただいてしまいました私が伺いましたのは、梶原いろは亭
『菊春浪曲寄席』という企画でございまして、 広沢菊春師匠が、曲師広沢美舟さんと一緒に、毎月やっている会のようですが、今回はゲストがついに立川談寛師匠。
もう、談吉時代から僕は何度も、 菊春さんと会をやんなさい、ということを申し上げていたわけですよ。なぜならですね、まず、立川談志という人が、先代広沢菊春をすごく買っていたという事実。
もちろん立川談志師匠というのは、浪曲についても非常に造詣の深い方で『人情八百八』という噺は、浪曲から落語に仕立てているとくらい。
で、もう一方で、澤隼人、改め広沢菊春師匠は、大の談志ファンであると。 このことを私は知っていたので、早く一緒に会をやんなさいというふうに言っていたわけなんですが、
二人とも北海道人で、十勝の、なんとお互いの家が自転車で行けるという、それぐらいの同郷。 北海道民というとね、北海道広いですから、
北海道同士のつながりといっても、お互い西と東だったりするわけでございますが、めっちゃ近いところの出身で、年もほとんど、一学年しか変わらない。早くやんなさいよというふうに思っていたわけでございますが、
今回ついに、菊春師匠が談寛師匠を招く形で実現しました。 ということで私は有給休暇を取ったというわけでございますよ。
最初に広沢菊春、曲師広沢美舟でかけたネタが、赤穂義士の外伝ですね、義士伝の外伝、銘々伝なのかな。講談で言うと確か『千葉の槍』、浪曲の演目が、これ先代菊春の得意ネタだったようですが。
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『千葉三郎兵衛』でいいのかな。あのちょっとすいません曖昧で。いや強烈なネタでしたね。
またこの強烈なね、もう血の匂いのするネタですよ。 もっと楽しいネタをやればいいのにというふうにご本人もおっしゃってましたが、
まあなんかこういう気分だったみたいな話もされてましたね。 槍を取り返すために家来の首をっていう、そういう噺なんですけどもね。
うーんすごかったですね。こういう壮絶な話でこの菊春師匠の声はいいですなぁ。 またこのね至近距離で聴くのがまたいいんだ。また至近距離で聴く美舟さんの三味線のまあ鮮やかなこと、鮮やかなこと。 格別でございましたね。でも怖かった。
怖い話だねー。 でもね浪曲でね、いいな!いいなというふうに思いますよ。
で仲入りを挟んで今度は立川談寛師匠です。 「いい声ですね。いい声ですね。 いくつからああいう声が出るようになったんでしょうか」みたいな、そういう入り方で。
で、最近新作の需要が非常に多い談寛師匠ですが、ここは古典でふわりとした噺で、かつ聴き応えがあるということで入ったネタが『崇徳院』。
ちょこちょこちょこちょこイリュージョンギャグ、イリュージョンまではまあいかないかな。でもまあ、談吉さんぽい、談寛師匠ぽいギャグをちょこちょこ挟みながら、もうこれはしっかりと古典の世界でもう滑稽噺を見事にやるというね感じで。
やっぱりね、あのメロディアスな語り口は変わらずに、ちょっとその間をね、早く喋っていた間を緩めたり早くしたりというこの緩急が真打の芸だなという感じで、非常に楽しかったです。
で、ここで話がね、下げたところで菊春師匠が戻ってきまして、お二人で立ちで対談。
結構長い間喋っていたんですが、まあ基本的に談寛師匠という方はですね、あんまり自分の話をしたがらない、人の話を聴きたがる。で、それに菊春師匠が手玉に取られるかのように、ホストなのに自分の話ばっかりいつの間にかしているという、
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「私の話はどうでもいいんですよ」っていうですね、フレーズを多分5、6回使ってたというですね、まあそんな感じでございました。
まあね、ちょっとグダグダっとした感じではございましたが、まあもうとにかくこの二人に一緒にやって欲しかったんで、まあとにかく僕は楽しかったという話で、終演後にちょっとねお話をする機会があったので、リクエストをしておきましたが、こちらもねやっぱりこの前の東家千春さんの時にもですね、申し上げましたがネタ交換をやってほしい。 まあ東家千春さんの会は、もともと新作のネタ交換をする回だったわけですけども、
まあそのね、あの 僕はね、あの談寛イリュージョン新作を菊春先生の講演で聴きたいんですよ。
でその話をね、ちょっと談寛師匠にしたら『師匠殺しのサイゾー』というねのが出てました。『師匠殺しのサイゾー』っていうのはもう
談吉新作のもう本当に最初期に作られた噺で、珍しく多分これだけじゃないかな人殺しが出てくるんですよね。これはねストレートに
菊春師匠にもうそのままやってもらっていいようなそういう新作ですよ。 ただやっぱもうちょっとね毛色の変わったイリュージョンが入ってくるというところで僕のおすすめは『当たりの桃太郎』ですね。
でさらに思い切って100%談志イリュージョンに近いイリュージョンの純度が高い奴でいくと『生モノ干物』ということになるんじゃないかと思います。
いやーこのあたりねぜひ美舟さんの三味線に乗った菊春師匠の名調子で聴きたいなというふうに思いますし、またネタ交換ということになりますと、今まで談寛師匠が全然やったことのないようなタイプのネタをですねあの交換ということになるといいんじゃないかなというふうに思います。
談寛師匠の師匠でありますところの立川談修師匠と 菊春師匠の会で菊春師匠がかけていた 落語でいうところのなんでしたっけ 『関取千両幟』思い出した『稲川』ですね。
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あの辺のネタなんかは割といいんじゃないかなというような気もしますし、変わったところでは、
この前港家小ゆきさんがもうほぼ当て書きなんじゃないかというぐらい菊春師匠に寄せて作ったんじゃないかと思われるような、もうこれももういきなり名作だと思うんですが、
『三酔人経綸問答』 中江兆民の作。これがね結構いいんじゃないかなと酔っ払いをね 楽しげに演じるっていうところの談寛師匠っていいんじゃないか、まあいろんな噺があると思うんですよ。とにかくね今後もコラボして今後も共演していただきたいなというところで。
本日念願叶いましたというところでございます。シェアする落語の四家でした。ではまた。