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2023-10-09 09:37

【#110】神田伊織辻講釈 23/10/7

#講談 #辻講釈 #神田伊織 
辻講釈初体験。これはこれで結構面白い。

伊織さんが定期的に開催されている「ヘブン講釈」たとえば10月だと https://www.kandaiori.com/news/2023%E5%B9%B410%E6%9C%88%E3%81%AE%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%B3%E8%AC%9B%E9%87%88

有楽町交通会館前で開催とのこと。行くべし。
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サマリー

神田伊織さんの辻講釈が聞けるお茶の水イベントでは、辻講釈の特徴や神田伊織さんの演技についてお話されています。

辻講釈の特徴と演技
はい、シェアする落語のshikeです。
10月7日、お茶の水の、あれはなんていうイベントなのかな、アートフェストかな。
お茶の水の駅、お茶の水駅からお茶の水口からひじり橋口の線路に沿ったあたりですね。
あの丸善とかがあるあの通りなんですけども、そこにこうで店が出て、
いろいろアート関係のイベントをやったりなんかしてるというところだったらしいんですが、すいませんあんま詳しくないです。
実は、辻講釈が聞けるということで、
この間非常に辻講釈に積極的に取り組んでいる神田伊織さんの辻講釈が聞けるというところで行って参りました。
場所とするとですね、お茶の水駅の、JRのお茶の水駅のお茶の水口を出て丸善の方に向かう細い道のあたりです。
で、椅子が4つぐらい置いてあって、要は道なんですよね。
道なので、道を通る、車は滅多に来ないですけど、車は入れられないのかな、当日は。
車では入れないんですけど、自転車がちょっと来たりとかね。
そういうですね、ぶっちゃけその和芸を聞くにはかなりしんどい環境、聞くっていうか和芸をするには非常にしんどい環境なんですが、
そこにですね、辻講釈、立って机を前に置いて、結構高い机ですね。
お前に置いて、針線の代わりにちょっと小拍子みたいな感じの、つけ打ちの木にも見えましたけどね。
そういうもので音を出して、ちょっとマイクをつけて小さなスピーカーから声を出してやってました。
当日風がかなり強くて、この風によってスピーカーが転がっていっちゃったりとかですね、いうあたりがですね、結構大変そうでした。
途中からスピーカーから音が出なくなって、地声でやってたんですけど、正直地声の方がとってもよく聞けました。
いおりさん、いい声をお持ち。
で、お子さんがいらっしゃるのでとちょっと遠慮しながらですね、良期講談という、これが明治から昭和にかけてなのかな、流行ったのは。
いわゆるですね、講談って結構ジャーナリスティックな感じのネタがあって、探偵講談とかね。
これが明治大正期に流行ってたんですね。
だいたい、おどろおどろしい事件です、出てくるのは。
これもですね、日本初のバラバラ殺人事件の話。
鈴弁殺しという話で、びっくりしたのが出てきたのがですね、小暦松太郎なんですね。
小暦松太郎はもちろん読売新聞の社首として有名な方ですが、読売新聞を作り、巨人軍を作り、読売新聞は引き継いだんだな。
読売新聞の忠孝の祖であり、巨人軍であり、サッカーもこの人だし、原子力もこの人なんですね。
日本の大衆社会を作った人と言っても間違いないですし、ちゃんとそのことに井織さんは触れてましたけども、
実はCIAのエージェントだったっていうことも、公文書にはっきり残っているという、そういう方です。
この方が当時、刑事総監だったんですよね。
この時刑事総監なのか。警察署の官僚ですよ。
警察官僚の時代の将暦舛太郎が出てくるという話で、この辺は知識が増える楽しみがあるなというところで。
辻公爵は当然、先ほど申し上げた通りかなりやりにくいんですよね。
その前を人が何度も何度も横切る。
そんな状況の中で、その人たちを遮らずに、どうぞどうぞお通りくださいみたいなですね。
配慮をしながらストーリーを語っていくわけですから、非常にやりにくい。
そのやりにくさをどう克服していくかというところで、
この隆起抗談のこのネタ、鈴弁殺しというところに、
僕ははっきりわかんないんですけど、多分これ工夫があるんだろうなという。
言ってしまえば辻公爵でやりやすいネタを持ってきているのではないかなというふうに思われました。
ぶっちゃけ大変面白かったです。
リクエストでの抗談と槍の話
2席目がですね、なんとリクエストを取るという。
これね、抗談のリクエストって難しいよ。
何しろお話がいっぱいあって、お持ちかどうかがよくわからないというところがありますので、
非常に難しいんですが、私リクエストさせていただきました。
一言、修羅場。
修羅場、平場とも言いますね。
やっぱり抗談独特の口調が楽しめるのは修羅場だと思いますし、
多分叩くと思うので、叩くとやっぱりこう、
抗談やってるなという感じで、ちょっと遠くで聞いている人なんかも気が付いてくれるんじゃないかなと思って、
修羅場をリクエストしたところですね。
採用していただきまして、ネタは本能寺でしたね。
これもね、やっぱりかっこいいですよね。
抗談特に短めの抗談というのは、だいたい長い抗談の一部だったりするわけですけど、
もう本当に触りのところですので、物語自体はそんなに進行はしないんですけど、
本能寺に取り囲まれました、終わりみたいなぐらいのところなんですけど、
やっぱりそこの修羅場のリズムが楽しめる。
なんか修羅場って受けないからなかなかやらないとかですね、
いう話もちょっと聞いたことあるんですけど、僕は修羅場が好きです。
見事でした。
で、3世紀目、またリクエスト。難しいよねリクエストは。
ここでまたちゃんと老局を聞き慣れた方が、動物の入るネタっていうですね。
そんな抗談あったかしらと。
落語だと動物しょっちゅう出てきますけど、
抗談にそんなに動物出てくるのかなと。
狼胎児ぐらいしか思いつかなかったんですけども、
同じ胎児でも虎胎児でした。
後藤又部ですね。朝鮮出兵加藤清政の話ですけども、
これは黒田節の由来に出てくる森なんとかさんが助けて、
森なんとかさんが黒田からもらった檜本一のこの槍をまたもらっちゃうっていう、
そういう話なんですけど、
史実ではないみたいです。
史実ではないみたいなんですけど、
非常にですね、かなりシリアスなシリアスというか生きるか死ぬかのシーンなのに、
コミカルなんですよね。
そのコミカルさ加減が、
辻公爵の屋外でのパフォーマンスというところとも非常に合っていて、
何しろやっぱり仕草が多いんで、槍の仕草が多い分だけですね、
アクションが大きくて、なかなか見れない、
立ったまんまでの抗談のアクション、
抗談の仕草というのがですね、楽しめて、非常にこれは楽しかったですね。
さすが目が高いお客さんからのリクエストに、
槍っていうところがですね、出てくるってあたりが非常に良かったかなというふうに思います。
この辻公爵、お許しを得てですけど、写真を何枚か撮らせていただきましたので、
どっかアップしておきたいというふうに思っております。
神田よりさん、定期的に有楽町の方で辻公爵をやっていらっしゃるということでですね、
ぜひ聞いてみてはいかがでしょうか。
ということで、シェアする落語の式でした。ではまた。
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