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2024-04-22 14:27

【#164】西荻ほろ酔い寄席文吾・伊織24/4/21

#橘家文吾
#神田伊織
二人の若手が自分たちの落語愛・講談愛を炸裂させたような素晴らしい高座。

おあとの振る舞い酒がまた素晴らしい。
最高の休日、でした。

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はい、シェアする落語のshikeです。4月21日日曜日、西荻久保の三谷酒店の2階、ちょっとホールみたいになってまして、ここで西荻ほろ酔い寄席文吾・伊織2人会行ってまいりました。
この三谷酒店、ちょっと行ってみてびっくり。すごいね、モダンでかっこいい建物なんですよ。チラッと見たんですけど、品揃えのチョイスも良くて、近くに欲しいですね、西荻久保の人が羨ましいです。
西荻久保の南口からちょっと行ったところですけどね。はい、その2階のスペースがありまして、普段何に使ってるんでしょうね、お酒のイベントとかやってるんですかね、会議ができたり、お客さんを入れて、今回のような落語講談の集いができるという、とても素敵なスペースです。
そこで開かれた会なわけですが、最初お二人のオープニングトークがあって、文吾さんがね、文吾単独ですか、落語カフェでやってる会が前の日にあって、打ち上げですごいお酒飲んで2日酔いみたいな話と、
お二人の教会のね、落語教会と講談教会の前座の人数の話みたいですね。最近落語のディシリが少なくて、講談のディシリが増えてるみたいな、そんな話をしてましたね。なかなか興味深い話でした。
まあでもディシリ多分、コロナ開けてもうしばらく経ってからまた戻ってきそうな気はしますけどね。そんなところで、1席目が寛太陽立さんです。笹野ゴンザブローのですね、笹野瞑想伝ですか。
名前にやりと書いて笹野瞑想伝。海賊退治ですね。初めて聞く話です。というかもう講談っていっぱいネタあるんで、大体何聞いても初めてだったりしますけども、楽しいですね。笹野ゴンザブローが出てくる前に頑張ってた侍、ヒューガーの方から来た侍。
要は船が、いっぱいお金積んだ船が海賊に襲われて大変という話なんですけど、お侍がですね、お侍、老人だっけな、ちょっと忘れちゃったけど。ヒューガーの方から来てる侍が延岡としてたかな。
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途中まで奮闘するんですけど、その辺の下りがすごく楽しくていいですよね。わりとその、何ですかね、いおりさんの講談は親切っていうか、初心者でも分かりやすいような運び方をしてる気がちょっとしましたね。
非常にその聞きやすい、聞き慣れてなくても聞きやすい感じがあるなというふうに思いました。いおりさんの前にね、辻公爵をお茶の水で聞かせていただいたことがありましたけども、写真をね、ちょっとお送りしたらですね、覚えてらっしゃって、ちょっとご挨拶させていただいて嬉しかったです。
2席目が田地晴谷文吾さん。僕はちょちょら組でよく聞いてたんですけども、この前ね、六年目の文吾という中野芸章の会で、なかなか良かったんですよ。その流れで今回も聞いてみたくて来たわけなんですけど、宿屋の足立。
すっごい良かったですね。この話って結構いろいろめんどくさいところがあって、ベテランでも時々手を焼くっていうタイプの話なんですけど、文吾さんぐらいのキャリアの人がここまで楽しく宿屋の鼻打ちやるのもなんかもう痛快な感じがして、とにかくうるさくて眠れないって話なんですよね。
うるさくて眠れないで、なんでうるさいかっていうと江戸から来たお客さん3人組がうるさいので、隣の尾澤村さんが寝れないという、そういう話なんですけど、これがね、もう最初からフルでうるさいの。
で、うるさいんだけど不愉快じゃないんですよ。ノイジーじゃないんですよ。もううるさいのが面白いの。ずーっとうるさくて面白い。一貫してそのうるささがめちゃめちゃ面白いっていうところが楽しくて、ただまあ侍にしてみればそれで寝れないので、まあいろいろある話なわけですけども。
このね、3人の江戸物の造形、うるささの造形みたいな、3人がまたきれいに描き分けられてるしね。僕は見事だと思いましたね。なんか久しぶりに落語ですっげー笑ったなーっていうふうに思いました。これはちょっと聞けて幸せでしたね。
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で、仲井が入って、また今度は文吾さんで、今度は神入れ。この神入れはね、まあいろんな人がやる話ですけど、文吾さんに合ってるなと思いますし、あのややシンプルめにまとめているところがまたベタっとしてない感じがいいなって思いますし。
あと定番のギャグをね、ちょっと変えてるんですよね。まあどこかは伏せますけども、そこがね、その変え方がすごい良かった。これもね満足の一石でございました。
最後の一石はえいおりさんの左陣五郎、あやめ人形。まあ左陣五郎は本当に話によって、もう落語降壇浪曲、まあ元は降壇でしょうけど、もうあちこちでいろんな活躍をしていますが、話のたんびに出てくる人が違うし、落語で例えば竹之水仙でも、あのね、三井の大黒、
なんかでも、本当にこれ同じキャラなのかなってくらい違うんですよね。やっぱりまた降壇元となっている降壇は降壇でまた違うかなというところで、ただ今回ね、またこれも初めて聞くネタなんですけども、あの若い、
若い陣五郎が出てくるのは初めてかな、こういう話を聞くのは。またね、その途中までのその話の流れ、ネタとしてすごくやっぱり良いんですよね。降壇のネタとしてね。
で、その最後のこの不条理な感じっていうのもすごく降壇っぽいなって思わせる中で、陣五郎の世話になった、そのまま師匠になるのかな、義理の父親になっちゃう人なんですけども、
なんでこういう言い方をしているかというと、名前を入れちゃったからなんですけどね。の話っぷりであるとか、最初の義理の父って言えばいいのかな。神田のお父さんのところですよね。
これもすいません、名前を入れちゃったんで。人のね、その話っぷりとかね。なんかね、この職人的なその人間の大きさを感じさせてくれるんですよね。だからどっちかっていうとこの話の中では陣五郎の存在感はそんなにないんですよ。
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そんなにないって言い方は誤弊あんのかな。若い分だけあることがあって迷うんですけど、その迷いの種になる秘田のね、秘田のおじいちゃんと背中を押す神田の義理の父っていう、
この二人にさらに自分の妻が絡んでくるんですけど、その人たちの存在感がものすごくあるので、陣五郎そのもののキャラクターは他の、僕が今まで聞いた他の陣五郎ものに比べると、話としてね、ネタとしてやや薄口な感じなんですよね。
それだけにこの二人の義理の父って言い方になっちゃうのか、結局のこのセリフのこの重さ、いい感じの重さが入ってくるんですよね。
特に神田の義理の父一郎の話、セリフはいいな。結論どうなるのかなと思ったら本当に不条理な結論になってましたからね。
なるほどねっていう、こういう物語を人々は高談に求めたのかもしれないなーなんてこともね、ちょっと考えましたけども、本当に良かったです。
あやめ人形っていうね、あやめの、あやめという人の悲劇があるわけです。自分の奥さんなんですけどね。
そうかーって言うね。やっぱこういうのもやっぱメイコーデン僕好きなんですけど、高談聞いたなっていうこの充実感がね、あって良かったです。
良かったです。で、これ終演後ですね、同じ会場で椅子を取っ払って机を出して振る舞い酒ということで、日本酒の試飲をさせていただくという。
あの佐久、長野県の佐久ですね。のお酒でカエル山と書いてキザンっていうのかな。いやー美味しかったですね。
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あのね、やっぱり酒屋さんが自信持って出してくるお酒って美味しいなっていうふうにですね。もちろん新員なんでほんのちょっとずついただきましたけども、幸せな気持ちになれる。
あの食べ物とかあっても合うんでしょうけど、なくても美味しいんじゃないこれっていうような感じのですね。お酒で大変楽しかったです。だから総じて言うとこの回はいい。とってもいい回だなというふうに思いますし。
なんかもう3回目らしい。今回3回目だったらしいんですけど、もうすでにリピーターがものすごいついているということで、何が言いたいかと言いますと、行きたい方は早めに予約れた方がいいですよということですね。
次回7月の28日だったかな。ちょっとツイートが出てると思いますんで、いおりさんかぶんごさんのツイートでご確認いただきたいと思いますが、良い落語と良い講談。
僕は残念ながらちょっと別件があって行かなかったんですが、打ち上げもちゃんとあるというですね。そういうところがあって。
リピーターいっぱいついてるんだと思うんですが、繰り返しになりますがご予約は早めにというような感じでございます。ということで楽しかったな。シェアする落語もしっかり楽しんでいただければと思います。
ではまた!
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