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シェアする落語のスタンドエフエム
はい、シェアする落語のshikeでございます。
本日ですね、2軒目の落語回ということで、
新宿の道楽亭さんのですね、
たてかわしょうじさんのひとりがたりの回に行ってまいりました。
しょうじさん、私、久しぶりなんですけどもですね、
僕は前座の頃から大好きなので楽しみにしていったんですけど、
やっぱ面白いですね、この人は。
カボチャ屋からサメ公爵という、
まあ、たてかわ流でね、やる人は多い話をですね、
2つ続けて聞いたわけですけども、
まあ、面白いなあ。
もう安定してしっかりと落語をやりながら、
ここっていうとこにとんでもない角度から、
とんでもない角度からですね、くすぐりが入ってくる。
このですね、この前座の頃からそうなんですけども、
いや、そのキレイ味はですね、ますます効いてるなと思いますね。
3席目がですね、猫のタダノブ。
まあ、これもともとね、歌舞伎のパロディで、
はめ物が入る話として有名ですけども、
まあ、その猫のタダノブをまた改作ですね、これは。
改作して、固形話として面白くしたっていう感じかな。
いやあ、これがまた面白いんだわ。
なんていうのかなあ。
古典なのに、古典なのにとっても2020年。
何にもね、今の話なんか入ってこないのに、
とっても2020年な感じで、2022年だ。
どうしたんだ俺は。
すみません、打ち上げで酔っ払っておりますが、
2022年の落語なんですよ。
別に落語なんて興味ない人でもパーンと連れてくる落語なんですよ。
古典落語なのに。
で、4席目がですね、なんと延長ですよ。
ボタン道路をブダ剥がし。
あのー、やっぱりね、いろんな人が延長話でやる人が
なんかずっとだいぶ増えてる気がするんですけども、
人物一人一人をすごく磨き上げていくタイプじゃないんですよね。
だけど、トータルで聞くと最後に
スーッと背中に寒いものが走るっていう感じ。
これ分かりますかね。
あのー、一つの話をですね、
マイナスのイメージでグルーブさせるっていうか、
じわじわ寒い寒い寒い、
怖い怖い怖いっていう感じに持って行って、
終わってみるとスーッて寒いっていう感じ。
もう見事だなというふうに思います。
しょうじさん、あの僕はですね、
元犬とお直しがもうほんと好きなんですけど、
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あのー、それだけじゃなくてですね、
行くたんびにこんな角度から落語って作れるんだ、
こんな角度から国天落語って見れるんだっていうことをですね、
見せてくれる、あのー、ほんとに稀有な落語家だというふうに思います。
えー、ぜひ皆さんですね、一度、
たてかわしょうじさん、聞いてみていただきたいなというふうに思います。
ということで、シアソル落語のしけでした。
ではまた!