00:00
シェアスルーラ空港の四家です。
3月2日、池の旗篠部邸で三遊亭ぽん太さんの勉強会ぽん太ラボ、先月に引き続き行って参りました。
ぽん太さんの勉強会ですね。
この先月と今月で双蝶々の上下という形になっているわけでございますが、なんかですね、今日ぽん太さん、前回が別に悪かったわけではないですが、今回非常に良かったですね。
何が良かったのか、芸にメリハリが、語りにメリハリがあって、前に出てくるとこでドーンと出てきて弾くとこでスッと弾く感じが非常にいい感じでございました。
僕は一番前の席で座布団席に壁に寄っかかって見ていたので、すごく近かったので近いせいかなというふうにも思ったんですけど、他の方に伺ってみるとやっぱり先月よりすごくいいねというような感じで、非常に満足と高かったですね。
ご結婚されたのが一昨年なのかな。まだ結婚式をあげられていないということで、今月結婚式をあげられるそうなんですよ。名古屋で。そんな感じのお話からですね。
ゴンスケ長寺。ゴンスケ長寺ね、これは参入亭縁吉賞からだそうでございますが、本当にメリハリがはっきりしてて、特に女性2人ですね。
精細とおめかけさんと。このお二人の年齢の違い、立場の違いみたいなものを目でやってくるんですよね。だんだん意地になってくるところの目の使い方がすごくうまくて。
ただこういう目とかこの仕草仕方みたいなものっていうのは必ず言葉と連動してないと、ドラゴンの場合つまんないと思うんですけど、セリフもすごい良い感じで、ゴンスケのはじけっぷりもね、とっても前に出てきてる感じで、非常に良かったです。
2席目がですね、また夫婦のものということで、これは演目は念のため伏せさせていただきます。夫婦のものでお酒のものというような感じにいたしましょうか。
03:17
好楽一問とくればお酒ですから、お酒のネタというのはやっぱりやるっていう感じもありますし、ご健康されたので夫婦ものをちょっとやりたいみたいなところもあるようでした。
非常に見事でしたね。酔っ払いのネタっていうのは酔っ払いって基本面白いので、どうやって自分の酔っ払いを作っていくかっていうのがすごく大きいと思うんですけど、これはもう完全にぽん太カラーの酔っ払いができてる感じがしましたね。
そこがとっても良かったです。またこの話、途中で切ることが多いんですけど、フルでやって、途中で切った方が僕は面白いかなと思ってたんですけど、今日のぽん太さんの高座を聞く限りはフルでやるのもなかなかいいなというふうに思いました。
仲入り5に続きものになっております、二つ蝶々というお話ですね。
圓朝がアレンジした作品なので圓朝作ではないというようなお話をぽん太さんはされていましたが、圓朝話の一つにですね、数えられているかと思いますし、
親子の縁と悪の道に染まっていってしまった男の悲劇みたいなところだと思うんですが、登場人物も少なくて非常にシンプルな話ですよね。
特にこの下では冒頭のところで殺人のシーンがあるんですが、その後はもう完全に主役小雀朝橘とお母さんとお父さんぐらいしか出てこないようなところがずっと続いています。
シンプルで難しいと思うんですよ。
ただその難しいところをやはり今日はセリフがもう切れてるなっていう感じがありましたし、ここでもやっぱり目の芝居がとてもいい。
ぽん太さんは目が綺麗なんですよね。目が綺麗なのは見た方は全員わかると思うんですけど、その綺麗なだけじゃなくてその綺麗な目をちゃんと使ってるっていうかね、感情表現にちゃんと使えてるっていうところがいいなって思いますし、十分うまいんですけど、まだうまくなる気がしますね。
06:24
ご自身がこの二つ小雀という話はこれからの年をとってからもやっていける話じゃないかというふうにおっしゃっていたんですが、僕もそう思います。
今日は勉強会ということもあって、1500円ですよ。1500円で非常に小さな池の畑しのぶてという会場で聴いたわけですが、これが数年後、十数年後、二十年後にはもっと大きなところで、もっとお客さんを呼んで、もっと軌道線を取って聞かせるような話になるんです。
こんな話になるんじゃないかなというような楽しみができたということでございます。
ぽん太さんは4月にアメリカ公園に出発されるということで、その4月のアメリカ公園の前に4月の7日だったかなに、ちょっと勉強会というか総合会的な落語会をやって、そこからアメリカに行くというような話をされています。
非常に楽しみでございます。ということで、ぽん太ラボほぼ毎月のようにやっていらっしゃるようですので、ぜひチェックしてみてください。
シェアする落語の四家でした。ではまた。