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2025-08-07 26:51

ミツバチが農薬のせいで減っているって本当?

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サマリー

国産蜜蜂が農薬の影響で減少しているかどうか、さまざまな要因を調査しています。農薬のみならず、気候変動や環境の変化も蜜蜂に影響を与えており、蜜蜂の農業や生態系への重要性について考察しています。蜜蜂の減少は、農薬だけでなく、気候変動や環境の変化、病気、外来種など多岐にわたる要因が絡んでいます。特に日本固有の蜜蜂は、外来寄生ダニの影響を受けやすく、これによって生態系への脅威が増しています。ミツバチの減少は、農薬が主な原因であることが科学的に示されています。

国産蜜蜂の減少問題
おはようございます。島根県津和野町で蜂蜜を作っています。
旅する雑貨屋シャンティタウンの下田軍司です。
今日も蜂蜜の話をしたいと思います。
ミツバチの話か。
どうぞ最後まで聞いていてください。どうぞよろしくお願いします。
前回の農家さり長根さんから、国産蜂蜜と外国産蜂蜜、日本ミツバチと西洋ミツバチの違いとは何かっていう質問を答えた放送をしたんですけど、それに対するコメントで、
また七瀬さんからコメントをいただいたので、その質問に対する返事をしたいと思います。
七瀬さんからは、初めまして。
今農薬を使用しているために国産蜜蜂が少なくなっていると聞いたのですが、本当に減りつつあるのでしょうか。
何も知らないので教えていただけるとありがたいです。というコメントをいただきました。
七瀬さんありがとうございます。
ということで、国産蜜蜂が農薬のせいで減っているかっていうのを調べてみました。
七瀬さんだけじゃなくて、最近よく聞く話で、蜜蜂が農薬の影響で減少しているらしいっていう話はよく耳にはするんですけど、
結論から言うと、農薬も原因の一つではあるのだが、蜜蜂減少の背景に他にも様々な要因が絡んでいます。
まずは、蜜蜂が私たちにとってどんな存在なのかを確認した上で、農薬、気候変動、病気、外来種など複合的な原因と現状、そして蜜蜂を守るためにできることを見ていきましょう。
そもそも蜜蜂は私たちにとってなぜ大切かという話をします。
蜜蜂は単に蜂蜜を作っているだけではなく、花粉を運ぶ薬、ポリネーターと言うんですけど、
ポリネーターとして農作物や野山の植物の受粉に欠かせない存在です。
例えばリンゴや梨、スイカ、イチゴ、メロンといった果物も、蜜蜂が花粉を運んでくれなければ身をつけることができません。
国連食糧農業機関FAOの報告によれば、蜜蜂や鳥などポリネーターの減少が進めば、世界の主要作物の75%以上で生育への悪影響が出て、食糧不足につながると懸念されています。
それほどまでに、蜜蜂は私たちの食卓や農業生産を支えているのです。
日本でも古くから蜂蜜は貴重な官僚や需要競争に役立つ食品として親しまれてきました。
現代でもヨーグルトやお菓子に蜂蜜を入れたり、喉のケアに用いるなど身近な健康食品として愛されている蜂蜜ですが、
実は蜂の様子を見れば周辺の自然環境をわかると言われるほど、蜜蜂の元気さはその地域の花の咲き具合や農薬の使用状況など環境の健全性を映し出します。
蜜蜂は私たちにとって身近で大切な環境のバロメーターと言えるのです。
次に日本にいる蜜蜂の種類と養蜂の現状について話します。
一口に蜜蜂と言っても、日本には主に2種類の蜜蜂がいます。
在来種の日本蜜蜂と明治以降に導入された西洋蜜蜂です。
日本蜜蜂は古来から日本の山に生息し、適応した種で攻撃性が低く小型ですが、宝球を作ってオオスズメバチを退治するなど独自の防衛行動を持ちます。
一方、西洋蜜蜂は世界的に養蜂で広く使われている種で、採蜜量が多く効率的なため、日本の商業養蜂でも主力となっています。
ただし、西洋蜜蜂は在来のオオスズメバチに対する耐性が低く、日本蜜蜂のような宝球を作れないため、人間が守ってあげる必要があります。
今、僕が飼っているのも西洋蜜蜂です。
では、日本国内の蜜蜂は本当に減っているのでしょうか?
実は、統計上、養蜂業界は長期的には縮小傾向でしたが、最近やや持ち直しも見られています。
国内の養蜂科の数と、蜂蜜生産量は密減となる花の減少や、安い輸入、蜂蜜の増加などにより、1980年前後から減少が続きましたが、近年ではやや回復傾向にあります。
平成24年、2012年の養蜂振興法の改正で、小規模養蜂も届出生になったことなどから、養蜂者数は増加に転じ、令和に入ってからは、登録上の飼育数は横ばいから微増で推移しています。
つまり、日本の蜜蜂が絶滅寸前という状況では、現時点では必ずしもありません。
ただし、これは人間が管理する飼育群の統計上の話です。
野生の日本蜜蜂の数は各地で減少しているとの指摘もあり、また、養蜂業の裏では毎年のように病気や天候不順などで多くの蜜蜂群が失われ、女王蜂の行進や文法で補っているのが実情です。
数が維持されているから安心とは言えない状況であり、農薬の影響も含め蜜蜂を取り巻く問題に対する関心が高まっているのです。
蜜蜂の環境と影響
では、農薬が原因で蜜蜂が減っているという話にはどの程度真実味があるのでしょうか。
そして、他にどんな要因が蜜蜂の減少に影響しているのでしょうか。
ここからは蜜蜂減少の主な原因を順に見ていきます。
農薬は蜜蜂にどんな影響を与えるか。
農薬と蜜蜂の関係は世界中で大きな議論になっています。
結論から言うと、農薬は蜜蜂に悪影響を与え得るため注意が必要ですが、それだけが唯一の原因ではありません。
まず農薬による影響について確認しましょう。
近年特に問題視されているのがネオニコチノイド系農薬と呼ばれる新しいタイプの殺虫剤です。
これは作物の種や苗を処理したり土壌に散布するタイプの農薬で、浸透性があり植物全体に行き渡ります。
その特徴は昆虫の神経系に作用して麻痺させるので、蜜蜂が微量でも摂取すると咆哮感覚を失って巣に戻れなくなるとされています。
実際、蜜蜂の大量失踪による蜂群崩壊症候群化、CCD、日本ではイナイイナイ病と呼ばれたりします。
その原因の一つとしてネオニコチノイドが強く疑われており、
EUでは2018年に蜜蜂影響の大きいネオニコチノイド系農薬3種の使用を全面禁止する措置が取られました。
アメリカでも2019年に同じように同系統農薬を含む農薬製品12種類を承認を取り消しています。
農薬が蜜蜂に与える影響は世界的に重く受け止められているのです。
日本だと、水田でのカメムシ防御目的のネオニコチノイド系農薬散布が蜜蜂に被害を与えた事例が報告されており、
農林水産省も農薬の安全性再評価に乗り出しています。
農水省のまとめによると、農薬原因と疑われる蜜蜂被害の報告は近年、年間およそ23件前後発生しています。
例えば平成31年、2019年には43件もの報告がありました。
養蜂家の方々からは、散布直後に蜜蜂が大量に死んでしまったという切実な声も聞かれます。
実際に養蜂を営む人の証言では、農薬を浴びた蜜蜂はフラフラになり狂ったように巣箱の中を歩き回った逆に死んでしまうと言います。
さらに怖いのは、農薬を体につけたものの巣に戻った蜜蜂が幼虫のお世話をすると、その幼虫も死んでしまうということです。
女王蜂や幼虫が農薬の影響で死ねば、その群れは維持できなくなってしまいます。
農薬を使った畑の近くでは、蜜蜂が失踪全滅したという海外の報告もあり、農薬が蜜蜂に与える打撃は決して無視できません。
とはいえ、専門家の調査では、日本における蜜蜂現象の主原因が必ずしもネオニコチノイド農薬とは言い切れないという指摘もあります。
実は日本の蜂の数を長期で見ると、ネオニコチノイドが普及し始めた1990年代以降に特段の急減は確認されていません。
むしろ1980年から2000年にかけての現象は、密原環境の悪化や養蜂科の現象など社会的要因が大きかったと考えられています。
このことから、日本の蜂が減ったのは全て農薬のせいと断定するのは想定ですが、農薬が蜜蜂に有害であること自体は間違いなく、適切な使用と被害防止策が重要です。
実際、農家と養蜂科の間で事前に農薬散布情報を共有したり、蜜蜂に影響の少ないタイプの農薬に切り替えるなどの取り組みが進められています。
私たちも庭や家庭さんへの殺虫剤を使うときは、花が咲いて蜜蜂が来ている間は避けるなど、蜜蜂への配慮をした使い方を心がけていただきたいです。
次が気候変動や環境の変化も深刻だという話をします。
農薬だけではなく、気候変動や環境の変化も蜜蜂に大きな影響を与えています。
近年、日本では気温上昇や天候不順によって、花の咲くタイミングがずれたり、長雨が続いたりすることが増えてきました。
養蜂科は、蜂蜜を摂るため、花が咲く時期に合わせて蜜蜂の群れを最大に増やすよう、女王蜂の産卵ペースを調整します。
しかし、温暖化の影響で蜜蜂の群れが十分育つ前に花が咲いてしまうという現象が起きています。
花のピークに働き蜂が間に合わなければ、蜜を集め損ねてしまいます。
また、雨の日は蜜蜂は飛べないため、開花期に長雨が重なると蜜を集められません。
近年は、北日本でも梅雨のような長雨が増え、台風も大型化して、蜂を飼っている場所が水害に遭うこともあります。
気候の変化による花蜜・花粉不足や巣の崩壊リスクが確実に高まっていると言えます。
さらに、蜜蜂の餌となる花そのものの現象も深刻です。
蜜蜂の餌となる花
日本では戦後の開発や農業の変化で、みっちゃん、野山や里山の草花が激減しました。
昔は、田んぼ一名にレンゲの花が咲き乱れる光景が各地で見られましたが、現在ではほとんど見なくなりました。
レンゲは単なる雑草ではなく、かつて農家が他の肥料として春にレンゲを栽培してすき込んでいたものです。
蜜蜂はそのレンゲ畑から豊富な蜜を集められました。
しかし、今は化学肥料の普及でレンゲやクローバーを植える習慣も減り、田畑がそのまま放置される工作放置期も増えています。
その結果、蜜蜂が餌とする花や畑が激減してしまいました。
森林の様子も変わりました。
かつて密原になっていた山の花を咲かせる木、アカシアとかトチとかクリ、サクラ、ボダイジュなどが多くありましたが、
国策で里山の紅葉樹林が杉やヒノキの人工林に置き換えられてきました。
杉ヒノキは花粉は飛ばしますが、蜜蜂の密原にはなりません。
その上、外来種のニセアカシア、ハリエンジュですね。
ハリエンジュは蜜がたくさん取れる有葉樹でしたが、幼虫為外来生物に指定され、新たな植栽ができなくなりました。
農林水産省の調べでは、国内の主な密原植物の面積は1980年の約37万ヘクタールから、
2020年には約10.7万ヘクタールまで縮小しています。
3分の1以下の規模です。
蜜蜂にとって蜜や花粉をくれる花は生きるエネルギー源ですが、そのご飯が足りなくなっているという状況です。
環境の変化による影響は他にもあります。
里山の荒廃などでシカとかイノシシが増えて、クマとかヒトザトに出没して農作物を食べ荒らす被害が深刻ですが、
消失した動物は山の草木も食べ尽くしてしまいます。
山に花がなくなれば、蜜蜂の餌も失われます。
山間部で養蜂していると、クマがスバコを襲う被害もあります。
実際、去年うちの師匠の吉岡養蜂園は4回ぐらい襲われたのかな。
クマはハチミツやハチノコは大好物なので、匂いを嗅ぎつけて養蜂場にやってきます。
電気柵でスバコを守らなければなりません。
このように生態系全体の変化で、蜜蜂を取り巻く環境が厳しくなっていることは間違いありません。
病気と寄生虫の脅威
次にダニアウイルスなど病気の脅威です。
蜜蜂の世界では、伝染性の病気や寄生虫、パラサイトの問題も年々深刻化しています。
中でも最大の敵と言われるのがダニです。
ダニは肉眼では小さいですが、蜜蜂にとっては巨大な寄生者です。
ある養蜂家は、蜜蜂にとってダニは人間で言えばウサギが背中に乗ってくるくらいの大きさだと表現しています。
想像するとゾッとしますよね。
代表的なのが、蜜蜂ヘギイタダニ、バロアダニと呼ばれているやつで、蜜蜂の体に取り付き、体液を吸う上、ウイルス病を媒介する厄介な寄生虫です。
もともとアジアの蜜蜂に寄生していたダニが世界中に広がり、西洋蜜蜂にも感染するようになったものです。
日本でも1970年代以降にこのダニが侵入し、アジアの蜜蜂にも感染するようになりました。
日本でも1970年代以降にこのダニが侵入し、西洋蜜蜂養蜂に大打撃を与えました。
現在では蜜蜂ヘギイタダニへの防御対策、ダニの駆除剤などが養蜂に不可欠で、各養蜂家が定期的に巣箱内に薬剤を乗算させるなどしています。
放置すればダニが巣箱内で爆発的に繁殖し、蜜蜂が次々とウイルスに感染して、鼻が危険になる、病気になったりとか、最終的に群れが全滅してしまいます。
近年の世界的な宝群、蜂の群れの現象の背景には、このバロアダニとウイルス複合感染の影響が大きいとされています。
もう一つ、近年、日本の蜜蜂に壊滅的被害を与えたのが、アカリンダニという寄生ダニです。
アカリンダニは、蜜蜂の器官の中に侵入して繁殖するすごい小さいダニで、2010年に長野県で日本初確認されました。
国外から人為的に持ち込まれた外来種ダニと考えられており、その後、わずか数年で日本全国に広がってしまいました。
アカリンダニに寄生された蜜蜂は、器官がダニで詰まって酸素不足になり、飛べなくなるだけではなく、冬場に体温維持ができなくなるため、
巣箱内で蜜蜂が大量に残ったまま全滅するという特徴的な被害を出します。
恐ろしいのは、このダニの被害は主に日本蜜蜂にだけ深刻だという点です。
西洋蜜蜂では、ほとんど発生が報告されていませんでした。
国立環境系の研究によると、日本蜜蜂は西洋蜜蜂に比べてアカリンダニを自分で払い落とす能力が低く、ダニに対する抵抗手段を持たないため被害が大きくなるようです。
まさに人間の持ち込んだ外来寄生者に日本固有の蜜蜂がなす術なく襲われた形で、2010年代には各地で日本蜜蜂が全滅する事例が相次ぎました。
現在では一時期より被害は落ち着きつつありますが、野生の日本蜜蜂の数が大きく減ってしまったとも言われています。
ダニ以外にも蜜蜂の病気はいくつも存在していて、代表的なのはノゼマ病という、すごい小さいホウシによって引き起こされる伝染病や、
幼虫が腐ってしまうアメリカフソ病、カビが幼虫に入るチョーク病などです。
これらはいずれも用法に届け出が必要な法定伝染病で、見つかれば隔離や消毒など現状の対策が取られます。
特にアメリカフソ病は伝染力が強いので、一度発生すると巣箱ごと焼却処分せざるを得ないケースもあります。
ウイルスも次々と見つかっており、蜜蜂の健康を脅かしています。
ダニ、ウイルス、細菌など様々な病原体への対処は用法化にとって頭の痛い問題で、これも蜜蜂現象の重要な要因です。
外来種とその影響
次に外来種や天敵による被害です。蜜蜂にとって外敵も大きな脅威です。
日本で昔から蜜蜂の天敵といえばスズメバチが有名です。
特にオオスズメバチは蜜蜂の巣を襲撃し幼虫やハチミツを奪います。
日本蜜蜂はさっき言ったように放球作戦でオオスズメバチを撃退できますが、西洋蜜蜂はそれができず大量虐殺されてしまうことがあります。
そのため用法化は秋のスズメバチシーズンには巣箱の入り口に金網を張ったり捕獲器を設置したりして、スズメバチから巣を守る対策をしています。
僕らもこれからそれの対策で大忙しいです。
こうした在来の天敵に加え、新たな外来種による被害も懸念されています。
近年注目されるのがツマアカスズメバチ、別名がヒヤリモドキスズメバチという外来スズメバチです。
ツマアカスズメバチはもともと中国南部から東南アジア原産のスズメバチですが、繁殖力が強く世界各地に広がっており、2012年に長崎県津島市で日本初確認されました。
環境省は2015年にこれを特定外来生物に指定し、津島で駆除を進めています。
その後も九州北部や山口県などで個体安が発見されていますが、幸い大繁殖、定着には至っていないようです。
とはいえ油断はできません。
ツマアカスズメバチは在来のスズメバチより一回り小型のものの、ミツバチ捕食への特化度が高く、
巣箱の前でホバリングして次々と戻ってくるミツバチを襲い、肉団子にして巣に持ち帰るという非常にいやらしい狩りをします。
ヨーロッパでも侵入先で在来ミツバチが食いつくされる深刻な被害が報告されており、
日本でも本土に定着すれば養蜂界への打た撃を図り知りません。
各地の養蜂界や行政が連携し、女王バチの早期発見・駆除に全力を挙げられています。
この他にも人間が持ち込んだわけではありませんが、
ヒトスジシマカなどカノクジョに散布された薬剤でミツバチが被害を受けるケースや
外来植物の繁殖で在来のミツゲン植物が駆逐される問題など、
外来の影響は様々な形で現れます。
ミツバチは生態系の一部ですから、外来種問題の煽りも受けてしまうのです。
じゃあミツバチを守るために僕たちにできることは何かという話をします。
今まで話してきたようにミツバチ減少の原因は農薬だけではなく、
気候変動、環境中の花の減少、病気や谷の流行、外来種や天敵の侵入など実に多岐にわたります。
逆に言えばミツバチを守るためには一つの対策だけでは不十分で、
色々な角度から手を打つ必要があります。
農薬については行政や生産者レベルでの取り組みと同時に、
ミツバチ消費者も原農薬、有機栽培の作物を選ぶなど、
間接的にミツバチに優しい農業を応援することができます。
あとは自宅の庭やベランダでハーブや花を育ててミツバチに餌場を提供したり、
農薬をむやみに使わないようにするのも身近にできる協力です。
公園や学校の植栽でもできるだけ年間を通じて花が咲く多様な植物を植えることで、
ミツバチなど昆虫に優しい環境づくりができます。
養蜂家の努力ももちろん欠かせません。
日本各地の養蜂家さんたちは日々ミツバチの健康を守るために奮闘しています。
病気の早期発見、母女や女王バチの計画的な更新、
スバコの衛生管理、スズメバチの駆除、
越冬対策などその仕事は多岐にわたります。
最近ではAI技術やドローンを活用して必要最小限の農薬散布で
害虫を防御する試みも登場しつつあり、
養蜂と農業の共生に向けた新しい工夫も期待されています。
私たちも国産の蜂蜜を買って地元の養蜂家を支援したり、
ミツバチについて正しい知識を周りに広めたりすることで、
間接的にミツバチを守る手助けができます。
何よりまず大切なのはミツバチの現状に関心を持つことです。
ミツバチが元気に飛び回れる環境は、
人間にとっても安心して暮らせる豊かな環境といえます。
小さなミツバチたちがこれからも花から花へと飛び交い、
美味しい蜂蜜を届けてくれるように、
私たちもできる範囲で行動したいものですね。
幸い、日本には日本ミツバチという素晴らしい材料・在来種がいて、
西洋ミツバチとともに私たちの自然を支えてくれています。
その恵みを未来に繋いでいくために、
ぜひミツバチを守る輪を広げていきましょう。
すごい長くなっちゃいましたけど、そんな感じです。
あと猫がすごい邪魔してきてすいません。
三毛猫のミツです。
ということで、七瀬さんの質問に答えさせていただきました。
質問どうもありがとうございました。
僕もすごく勉強になりました。
今日話した内容は、シャンティータウンのブログで
旅族というサイトがあるんですけど、そこに載せているんで、
もしよかったら覗いてみてください。
URLはzky.jpです。
よろしくお願いします。
今日はですね、これから山下定壇っていう主人と
西聖夜っていう歌うたいが、
合計7人で我が家にやってくるというので、
掃除しなきゃなというところでした。
西聖夜の素晴らしい歌声は、お店のYouTubeにアップされています。
ぜひ観てみてください。
それでは今日も最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
質問などありましたら、
コメントや各種SNSでよろしくお願いします。
それではご機嫌よう。
旅する雑貨屋シャンティータウンの下田軍司でした。
26:51

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