家族と豊かさの歌
もう一人僕子供いましてですね、あの、男の子で
宇多丸っていう名前なんですけれども
まあ、あの、今日どうしようかなと思ってですね
奥さん、まだこう、あの好きなお酒を飲みながらこうですね、名前を考えているという、そんな情景の歌を
フェイマスグラウスと言います。スコッチの名前です。
口なしはとうに咲きおえて
そこに朝顔からみいろをつけた
その花すら種を残し風に運ばれ
君は母のゆりかごを飛び出した
琥珀色した友人よ
目での先導者よ
そのたおやかなる夜のマントで
僕を包むのを待っていた人
同じ酒で杯を交わそう
当時父が何に怒り母が何を大事にしたか
一晩中使って教えてやろう
お前が二十歳になるまでに
お父さんがいなくなったとして
絶対ことは58編の歌の中にある
だから悲しむことなく進みなさい
家族ができたから目にしなさいと
言われたしあらくせ
家族の一つ二つ背負えない男で
一体何の歌が歌えますか
2012年この国はまだ豊かだ
豊かでない国のおかげでまだ豊かだ
弱い者の方を向いて歌わなくちゃダメだ
このウイスキーがなんでこの値段で飲めるか知らなくちゃダメ
