2023-12-08 37:37

【第22回】シリコンバレー テクノロジー業界のスピード感 - トップダウンのメリット・デメリット

#22 シリコンバレー テクノロジー業界のスピード感 - トップダウンのメリット・デメリット


先月、テクノロジー業界で一大ニュースとなった OpenAIのCEO Sam Altmanの解雇、復帰、ボードメンバー総入れ替え。これら全てほぼ1週間という驚くべきスピードで起きました。

▽トーク概要 

・シリコンバレーのスピード感

・トップダウン型意思決定のメリット・デメリット

・おすすめ記事: 『シリコンバレーの企業はどのようにしてスピードを上げているのか?』https://blog.btrax.com/jp/sv-speed/  , 『日本企業の経営スピードを上げる5つの方法https://blog.btrax.com/jp/2020-speed/ 

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【出演者】

Brandon Hill / Suzy Ito

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【btrax】

btraxは「We design the future by bridging the gaps」をビジョンに、2004年に創業したサンフランシスコ発のデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。

btrax HP 

サマリー

「ベイリアシリコンバレーのテック業界のスピード感について話しています。シリコンバレーでは、早い動きが向いている業界とトップダウンのメリット・デメリットについてお話ししています。私は絶対に書きませんが、AIでいいんじゃないかと思いますし、メルカリは面白いことをやりましたね。また、アメリカの謝罪会見文化と日本の謝罪会見文化の比較についても話し合っています。アメリカでは謝罪会見を行わずに声明で謝罪することが一般的ですが、日本では謝罪会見が行われることが多く、その文化の違いについて考察しています。」

オープンAIのCEO解雇とマイクロソフト採用
サンフランシスコ・デザイントーク、この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を設くデザイン会社のCEOが、日本で働くデザイナーや、デザインをビジネスに取り入れたい方向けに、様々なトピックについて深く話します。
息が、息が続かなかった。
今週のテーマは、ベイリアシリコンバレーのテック業界のスピード感について話していきます。
今日の撮影日は11月22日ですが、先週が結構すごい週だったというのが、オープンAIのCEOが解雇されるという、サム・アルトマンが解雇されて、
解雇されるというアナウンスメントから1週間ぐらい経ったんですが、帰ってくるよという結果になったんですが、その1週間の間に、
グレッグ・ブルックマンとか、他のリサーチャーとかも、
自任するとか、ツイッチのファウンダーのエメット・シアさんを仮のCEOにするとか、
あとは、オープンAIの社員の90%か95%が辞めるっていうデータを出すとか、結構カオスなことが1週間のうちに全部起こって、結果、結局帰ってくるっていうのが。
そのちょっと前に、マイクロソフトが、
そうですよね。
開業するみたいな。
一応入る予定だったらしいですね。
そうそうそうそう。
結局、オープンAIに変えることになったっていう、一連のドラマが1週間のうちにあったんですが、
これが全てが1週間のうちに起きるっていうのが結構すごいなというか、すごいスピード感だなっていう感想で、
このスピード感がどこから来てるのかっていうか、どういう、なんでこんな早いのっていうのをちょっと深掘りできたらなって思います。
これ、どっからいこうかな。
以前にブログに書いた、シリコンバレーと日本の企業における意思決定のスピードの差がどのぐらいあるかっていうので、一説でいうと100倍違うらしいんですね。
100倍違うっていうのは、シリコンバレーの会社が3日で決めることを日本の企業は1年かけてるっていうような感じ。
うん。
シリコンバレーと日本の意思決定のスピードの差
そんなバカなと思うんだけど、でもそんな感じするんだよ、よく考えながら。
今回のサム・アルトマンのマイクロソフト採用したとか、やっぱ戻ったとかっていうのって、多分日本だと、これって1週間じゃん。
日本だったら1、2年かかるぐらいの話。
かかりそうですね。
そうなんですよ。
テックではないですけど、コロナのときにワクチン始める、始めない、すごい時間かかったイメージはあります。
ありましたね。
あれ、あのときに僕すごく印象に残ったのが、すごい不思議だったのが、日本ってさ、政府だったら総理大臣が決めるとか、政府でこういうふうにするっていうふうな発表があるときに、興味深いのが、検討を始めたっていうニュースがあって、あと調整に入ったっていうニュースがあって、
決定したっていうニュースがあって、それが実際に実行されるのが、その月の末とか、2週間後に開始されることになったっていう順番でニュースが出てくるの。
それで結構1、2ヶ月、普通にかかってるんだけど、アメリカ、僕はコロナ中もずっとアメリカ住んでたんですけど、アメリカだと、数字でも覚えてるか分かんないけど、
イフェクト。
イフェクティブイメディアドリーっていうのがすぐ出るので、どういうことかっていうと、今日この日をもってこうなった、決めて発表したので、今日から、今日の12時、夜中12時から開始みたいなのがあって、
結構コロナによっていろいろ規制がコロコロ変わっていったんだけど、日本の場合は、検討に入りました、調整に入りました、決定しました、再来週末に、それが、
実際に始まりますみたいになるんですけど、アメリカの場合は、イフェクティブイメディアドリーなんで、決めました、今日からっていうふうに、そこをやるのの差はあるよね。
決定から実装するまでの準備の段階が日本にはあって、こっちでは、決定したらとりあえずやっといて準備も進めるみたいな、同時でやってるからっていうイメージはちょっとありますね。
そうなんですよね。
それ多分、文化的背景と合意形成の、
うん。
なんだろう、プロセスの違いなんだろうなと思ってますね。
具体的に言うと、日本の場合は、根回ししてみんなの合意をとって、周りの人に迷惑のかからないようなスピード感で、みんなが準備してから、それを変化を始めるっていう感じなんですよね。
うんうん。
アメリカって超トップダウンなんですけど、
うん。
これよく僕の友人で、日本からシリコンバレーに来て、その彼はTwitterで、Xになる前の、結構前のTwitter、10年近く前のTwitterで働いてた友人がいるんですけど、彼がよく日本の方向けの講演会とか登壇したときによく話してるのが、
うん。
日本の会社で働いてて、で、Twitterに働き始めたときに一番びっくりしたのが、意思決定の速さと超トップダウンだっていう話をしてて、どういうことかっていうと、Twitterって成長するときに、どっかのタイミングで、利用しているプログラミング言語を変えたらしいんですよ。
うんうんうん。
なんだかな。
で、Ruby on Railsっていうのをもともと使ってたのを、どっかのタイミングでPythonに変えたらしいんですよ。
はい。
で、その変え方が非常に興味深かったって書いてある。その、その変えた瞬間に立ち会ってきて、どういうことかっていうと、そのときに、そのCEOから、そのときは、ジャック・ドーシーだったか、エヴァン・ウィリアムスかどっちか忘れたんですけど、どっちかがCEOの時代に、
はい。
えー、明日から、うちの会社使う言語をRubyから、
Pythonに移行し始めるので、みんなその準備しといてって言うんですね。
うん。
で、準備ってどういうことかっていうと、書けるようにしといてってことなの、その言語。
うんうん。
シリコンバレーのカルチャーと業界の向き不向き
おほー。
だからRubyのエンジニアだらけだったのを、明日からうちPythonになるからPython書けるようにしといてって言って、で、あの、どんどん実装始めるからって、あ、ちなみについてこれなかったらクビだからってやるんだって。
で、超トップダウンで、えー、速攻、それを実装させる。
うん。
っていうので、超びっくりしたって。日本の企業だったら、検討調整だけでも半年かかるものを、ツイッター社は明日からやれって言ってんのも半端ねえなっていう話を。
できるのもすごいですね、実際に。
できる、しないとクビになるし、できる人を雇うし、みたいな。
はいはいはい。
スタートアップだから。
うん。
っていう概念になって。
へー。
で、そうしないと、競争に勝てないんだよね。
うん。
あの、スピード命、デジタルってスピード命だから。
なので、シェルコンバレーのカルチャー。
そうですね。シェルコンバレーのカルチャーって、もう、とりあえず、早く雑にっていう。
確かに。とりあえずやっといて、あとで考えるみたいなのは。
そうですね。あの、昔、昔っていうか、今もあると思うんだけど、Facebookの本社に、あの、えー、ザッカーバーグが飾ってるポスター、知ってる?
いや、知らないです。
あのー、標語が書いてあったんだけどさ、彼がよく言ってた、あの、ブレイク、なんだっけ、Move fast and break things っていう、早く動いて壊せっていう。
なんか、どんどんどんどん、あの、新しくコーディングして、えーと、システムをアップデートして。
はい。
で、ぶっ壊れててもいいから、どんどんリリースしろって書いてる、ぐらいの、まあ、無責任なんですけど、まあ、実際、Facebookって、仕様変更しまくって、エンジニアには嫌われてたり。
おー。
APIとかね、どんどん変わったりとかして、嫌われてるんだけど、まあ、それぐらい、えー、壊れてもいいから、さっさとやれ、みたいな。
うんうんうん。
あとは、なんか、えー、完璧にするより終わらせることのほうが重要だ、みたいなことを、ザッカーバーグが一時期言ってたのもそうなんですけど、
とりあえず、完璧目指してるといつまで経っても終わらないんで、できたところからリリースしちゃってください。
うんうんうん。
ので、それでもまあ、意思決定が早い。
うんうんうん。
ですよね。
まあ、いくつかこれ、はい。
いい部分、まあ、いいこととしては、まあ、タスクが早く終わる。
まあ、終わってないんだけどね。
終わってない、まあ、タスク…。
一回世の中に出る。
とりあえず出しちゃう。
はい。
っていうのは、まあ、プラス。
うん。
だけど、まあ、壊れてるのがマイナス。壊れてる可能性があるのがマイナス。
うん。
うん。
これって、よく考えるとわかるんですけど、向き不向きがあって、
うん。
業界とか、プロダクトによって。ざっくり言うと、デジタルとかソフトウェアには向いてて、ハードウェアには向いてない。
うんうんうん。あ、確かに。直せない。
直しにくいじゃん。
うん。
あの、ハードウェアで、バグとか、不具合があると、あの、返品とかリコールになるじゃん。
はい。
下手すると自動車みたいなのって命に関わるから、えっと、不完全なものを世の中に出しちゃうと、まあ、何度か世の中にそういう…。
そういう事件ありましたけど、これあの、ブレーキの不具合とか、
はい。
何々のエアバッグの不具合とかってなると、人命に関わるので、良くないんですね。
うん。
その、急ぎすぎるのは。で、日本の企業って、そのじっくりやるから、ハードウェアに向いてるカルチャーで、
うんうんうん。
ハードウェアとかセキュリティとかインフラみたいなものは、ミスらないことが価値になるので、バグがないことが価値になるので、
なるべくじっくり確認しながら、間違ったことをしないものづくりをする。
うん。
で、その一方で、ソフトウェアは特にインターネットを経由したサービスとかアプリに関しては、バージョンアップが容易にできるから、
少々バグがあったり、不完全なものを一回出して、で、バージョンを上げるごとにそれを修正していくっていうのが成り立つ業界なんですよね。
特に無料のものとかになってくると。
うん。
シリコンバレーのスピード感
で、例えば、なんだろうな、Googleマップとかってみんな使ってると思うんだけど、あんなの多分今まで何千回もアップデートはされていて、
初期バージョン見るともうありえないぐらい使えないものだと思うんですけど、上書き上書きでバージョンアップさせていくんで、誰も文句を言わない。
うん。
そもそも無料だし。
確かに。
ってことで、シリコンバレー的に早く動くことが向いてる業界なんですね。
うーん。
そこで、日本的カルチャーがこのデジタルの時代に合わなくなってきてるんだろうなと思っていますね。
なるほど。
はい。
ちょっとふと思ったのが、テスラってあれ、一応ソフトウェアのハードウェア、車なので、いくらでもアップデートできるじゃないですか。あれ強くないですか?
鋭いですね。
非常に強いですね。
非常に鋭いですね。
テスラが最初に出てきた時とかに、一番衝撃だったのが、全くおっしゃる通りで、今日と明日で自動車の性能が変わることができるっていう、オーバーエアアップデートって言われる、ダウンロード自動的にされて、自動的にOSアップデートみたいなことが、テスラがやって、色マスクとかのために発表してますけど。
うん。
明日からオートパイロットの性能が上がりますよとかっていうのは、そう、ほっといても性能が上がる仕組みを作ったっていうのは、あれがイノベーションだったんですよね。
すごい。
テスラは、EVとかって結構どうでもよくて、EVであることっていうのは、みんな、EVの代名詞テスラだと思ってるんですけど、あれが電気自動車であることっていうのは、僕的にはプライオリティ高くなくて、インターネットにコネクトしたことによってソフトウェアがアップデートできるっていうのは、それがイノベーションだったんですよね。
うん。
うん。
うん。
うん。
なので、ソフトウェアがアップデートできるようになったってことの方がよっぽど重要なイノベーションだと思っておりますね。
確かに。
友達が、テスラのスタッフエンジニアなんですけど、エンジニアの車で、アップデートとりあえずエンジニア車にだけこの何かこれからリリースするアップデート入れて自分で試して、OKそうだったら実際にリリースするみたいなこと言ってて、すごいと思って。
開発環境ですね。
自分でテストして
人体実験ですね
できちゃいますからね
できちゃいますからね
それも
おっしゃる通りで
同じテスラに乗ってても
人によって俺まだだっていう人もいたりする
ランダムアップデートだったりするときとか
ABテストとかしてるときとかに
一部のユーザーにだけ
バージョンアップを
配布する
よくアプリとかでもありますけど
そういうのもできちゃうんですよ
すごい
ハードウェアにデジタルのソフトウェア
合体できたら結構
なんだろう
スピード感の話にもよりますけど
スピード感って
ちょっと変わってくるのかなと
多くの製品が
今そうなってきていて
家電自動車をはじめ
多くの製品が
一昔言ってたIoT化しているので
うん
ソフトウェアを内蔵した
ハードウェアだらけになってきてるし
それが定期的に
インターネットを介してアップデートするような
時代になってきているので
その概念を取り入れなきゃいけないんですけど
それって
コネクテッドっていう概念なんですね
コネクテッドデバイスと言われる
インターネットのコネクテッド
あるとき
サンフランシスコのとあるデザイン会社の
友人と話してたときに
そこの会社結構
コネクテッドデバイスを
専門にしている
UIデザイン会社だったんですけど
彼が言ってたのは
コネクテッドでいい体験を
デザインするために
まずすることが
そこの会社の社内をコネクトさせることだって言ってて
社内のカルチャーがコネクテッドじゃないと
コネクテッド
プロダクトの体験が
向上しないって言ってたんで
すごい印象に残ってます
まあ確かにな
確かに
間違いない
社内の部署と部署が分断していると
ユーザー体験も分断するんですよ
購入する体験と使ってる体験とサポートを受ける体験で
全然
そこの会社の人が違うことを言い出したりするんで
たまにあるじゃないですか
聞いてる話と全然違うぞみたいな
それをなくすために
社内をちゃんとコネクトさせて
共通認識を持たせるみたいなものが
重要だったりするみたいですね
なるほど
はい
それで何だろう
結局これだけだと何だろう
いやシリコンバレーってスピード早い
日本と遅い4年度終わっちゃうんで
どうしたらいいのっていう話を
スピード上げる方法をちょっと話そうかなと思ってたんですよね
まずいくつかあるんですけど
日本の企業とかがスピードが遅い理由があるんですけど
日本の企業とかがスピードが遅い理由があるんですけど
日本の企業とかがスピードが遅い理由があるんですけど
それをいくつかあってそれをいくつちょっと話そうかなと思うんですけど
はい
まずトップダウンじゃない組織が多いんじゃないかなと思ってて
スピード早める一番最初にやるといいのが
トップダウン型にするっていうことですね
トップの人がこうするって決めたから
みんなそれに合わせてちゃんとやってねっていう
その代わりうまくいかなかったら
俺責任取るから
日本の企業の多くが
日本の企業の多くが
日本の企業の多くが
その合意形成をみんな根回ししながら
周りの人と
波風立たないようにしてる理由の
多分一番の理由は
トップが責任取りたくないからだと思うんです
俺の一存じゃないからって
言えるようにしておきたいんです
だって周りの人もOKって言ったからみたいな
そこがなんかちょっとね
もうちょっとトップの人が腹くくって
やるって決めたからやると
その結果に関しては自分は
責任取りますよみたいなことを
言えるような
トップだと
スピードが速くなると思いますね
少なからずそういう組織があると思うんですね
例えば楽天の三木谷さんとか
トップダウン型組織のメリット・デメリット
ソフトバンクの孫さんとかっていうのは
結構日本の企業の
トップでありながら
海外的なスピードの速さと
トップダウンの
リーダーシップの形を
立ち取ってると思います
その代わり失敗した時にすごい痛い目にも
あってるじゃないですか
両方ともね
それなりに何かいくつか
想像できると思うんですけど
自分の一存である程度決めた分
それがうまくいかなかった時に
全て自分が責任をかぶるっていう
覚悟でやってるから
実際うまくいかないケースとか出てくると
孫さんとかが人生のおてんですとか
言ったりとかしてるし
三木谷さんが今でもいろいろ大変な事業が
あったりとかするけど
逃げずに腹くくってやってる
それをスピード上げるために
やってるんで
っていうことがまず一つありますね
次にこれ超具体的な話になっちゃうんですけど
あのあのねメールが長いの
メールが長いんですよ
これねあの僕の友人で
えっとこれ
あのこのポッドキャストに出てくれた沢さんが
すごい名言を一言言ってて
僕日本行く
たびにその言葉がね
脳の中であのなるんですけど
その声が聞こえてくる
何かっていうと
日本日本の人たちは丁寧に時間を奪う
あーそのメールは
サンサンボイスで今来てます
サンサンボイスでそう
非常に丁寧に時間を奪ってくるんですよ
っていうことを言ってて
どういうことかっていうと
メール一つ取っても
その接客一つ取ってももの
すごい丁寧なんですよ
でまあメールだったら
お疲れ様ですとかお世話になりますみたいな
最初のスタートからって
まあ長いじゃないですか
書くの時間かかるし
読むの時間かかるんですよね
そうすると相対的にかかる
総合的にかかる時間が長くなるわけよ
書くのも読むのも
そうすると物事進むのがすごいゆっくりなっちゃうね
あとはそのこれ本当に
以前に僕があのツイッターで言ってたんですけど
私としてちょっとプチ炎上したのが
お世話になりますとかいらなくねみたいなの書いたら
いるだろみたいなのすごい言われたのね
相手への思いやりだからみたいな感じで
僕はそういうの
サワさんにそういう話をした時に
サワさんが僕はいらないと思うって
彼が言ってた理由は
スマホのロック画面でのプレビューが
お世話になりますとか
お疲れ様ですしか見えないのって
メールの本文が見えないから
チラッと見て
それを開くか開かないか
すぐ対応した方がいい方がいいのか
しなくていいのか判断できないから
毎回開けなきゃいけないメールを
本文を読むために
それで何秒か失う
それが積算すると結構時間ロスになる
相手に対しての時間を奪う
丁寧に時間を奪うことになるんで
なるべく書かないようにしてる
なるほどなと思って
メールの丁寧さと時間の奪い方
僕もこの前日本行った時に
空港でチェックインする時とかも超丁寧なんですけど
今フライト時間ないから
早くしてほしいなと思うんですけど
めちゃくちゃお客様みたいな感じで
丁寧じゃないですか
説明とかも
ラウンジはこっち行きましてみたいな
それもいらないからみたいなのもある
丁寧なのはいいんですけど
時間が結構取られちゃうなと
相手のことを思って丁寧に接してるのはいいんですけど
結構時間かかるなと思ってて
確かに
ミーティングとかしても
初めてだったりしたら
結構よろしくお願いします
言いまくるっていう
よろしくお願いします
みんな言ってんなみたいな
それで結構時間取ってんなみたいな
ちょっと細い話ですけど
メールは本当に同意です
私読むのはいいんですけど
書くのめちゃくちゃ苦手で
一個一個
丁寧語とかを
一個一個調べてるんですよ
間違えたら
失礼かなと思って
AIでいいじゃん
なんかAIちょっと日本語変なの
チャットGPTはちょっと変なので
変なんだ
一個一個一応
ここに5をつけるのか
Oをつけるのかとか見てるんですけど
超時間かかると思って
それプラスさ
本来は使っちゃいけないとかが最近
たまに出てきてめんどくさいよね
めっちゃ読んでますもん一個一個
ご苦労様ですは失礼にあたるとか
めんどくさいじゃん
英語って基本的に
やっぱりそういう丁寧語とか尊敬語とか少ないから
短い文章でもOKじゃん
むしろ短い方がいいってされてるから
早く理解できるから
結構その効率性重視だったりするんで
メールを長々書いてると時間かかるよね
これでも難しいなと思ってて
じゃあ早くしようと思って
自分が簡潔なメール書くと
周りの人にこいつ失礼だって思われるからね
自分が簡潔なメール書くと周りの人にこいつ失礼だと思われるからね
自分が簡潔なメール書くと周りの人にこいつ失礼だと思われるからね
前者でお疲れ様です禁止とかしないと
情報公開の重要性
結構大変だなと思って
何らかんだクライアントさんにメールする時とかはお世話になっております
僕は絶対書かないけど
なんちゃらって言って終わります
BeatLUX初の書籍発想から実践までデザインの思考法図鑑の販売を
全国の書店またAmazonにて開始しました
BeatLUXが日米の書籍を販売するために
クライアント様と約20年にわたりお仕事をしてきたナレッジを凝縮した一冊となっており
ビジネスに活かせるデザインの考え方やメソッドをカバーしています
これからの企業の成長に欠かせないデザイン的マインドセットを学ぶ第一歩として
全てのビジネスパーソンにとっての新たなバイブルとなること間違いなしです
詳細はポッドキャストエピソードの概要欄のリンクをチェックしてください
それが一つね
あとこれは科学的に証明されてるんですけど
信頼性とスピードが比例するらしいんですよね
信頼性が高いとコミュニケーションにかかる時間が少なくていいらしいんです
例えばあれやっといてで済むケースと
ちゃんと説明してちゃんと理解しての確認しなきゃいけないので
全然仕事をお願いするときスピード違うじゃないですか
対クライアントとかも多分一緒で
デザインとかしてると分かるんですけど
信頼性が高いとアプローブ結構すぐ出してくれるんですけど
それが形成されてないともうちょっと違うバリエーションを見せてくださいとか
もうちょっとここ変えてくださいとか
ミーティングがどんどん増えたりとか
その理由を説明してくださいとかで
信頼関係ができるまでは物事を進めるためにものすごい時間がかかる
なので遠回りするように一見思えるんですけど
チームビルディングとかをしてるときに
まず最初にアイスブレーカーとかチームビルディングをやってから
プロジェクトをスタートさせた方が
総合的にかかる時間をセーブできる可能性が高いと思ってて
なのであまりよく会ったことない人とかリモートベースとかで始めちゃうと
途中で結構ね行き来がすっごいうちも何度もあるんですけど
行き来増えるんですよね
行き来かかる時間っていうのが
クライアント側もまだ信頼関係ができてないもんだから
上司が出てきたりとか
偉い人が出てきてもうちょっと説明してくださいとか
そこがね
社内外で
信頼関係を形成することをちゃんとやった方がいいなと
思ってますね
あとねこれも
僕は日本の大企業の方と
話していて
かなり驚きだったんですけど
日本の企業って
情報があまり公開されてないらしいんですよ
社内で
どういうことかっていうと
一部の人しか知らない情報が結構あるらしく
特に上司の人とか
上の人しか知らない情報が結構あって
現場の人とか
若い子とか知らないから
どうしていいか分からずに
噂をしてあるとか
無駄なプロセスを
踏んでるとか
出たりするとかって
それって会社のトランスペリエンシーの
なんかないんですか
でそういう話したわけ
そしたらブランド何言ってるのって言われて
情報を他のスタッフが知らない情報を持ってるってことが
その人の権力に繋がってるから
あえて公開しないって言ってるって
そんな馬鹿なことあるんですかって
日本の大企業のレガシー企業ってそんなもんだよって言われて
馬鹿らしいと思ったんですけど
なんか部長の
部長と平社員の
その権力の差の一つが
部長は部長しか知らない情報を持ってるから
で部長に聞かなきゃいけないっていう状態を保つことで
権力を保てるんだって
全部公開しちゃうと
フラットになっちゃうからってことなんだって
ちょっと直感的に僕もまだ理解できてないんですけど
私もどちらかと言うと
効率重視人間なので
なんか聞きに行かないといけないの
めんどくさいなって
でメルカリが面白いことをやったんですよね
シェルコンバレー型で
これはね山田慎太郎かね石塚亮か
多分石塚亮
初代のメルカリアメリカのCEOだった彼と話しちゃったときに教えて
3人で話したときかな
教えてくれたんですけど
メルカリっていちいち説明しないんだけど
必要な情報をクラウドに全部あげとくのって言われてるんですよ
必要な情報をクラウドに全部あげとくのって言われてるんですよ
必要な情報をクラウドに全部あげとくのって言われてるんですよ
で知りたければここにあるからねだけ知らせとく
スタッフが全部アクセスできるようにしておいて
ハイスピード意思決定のデメリット
聞きに来たらそこにあるからって言うんだって
それによって情報格差を社内で生み出さないようにして
フィードアップをしたって話をしてた
なので上手ですよね
うちらもそうじゃない
うちらもそうですよね
アメリカの会社はそれがスタンダードなわけ
じゃないと社員が文句言うじゃん
え?
教えてくださいよってか
その情報を開示してくださいよってなるけど
義務だと思ってました
会社の義務っぽいじゃん
日本の企業ってそうでもないらしく
日本の会社さんの若い子とか若い人と話すと
いやー我々にもちょっと分かってないんですよね
上の人がやってる話なんでみたいな
いわゆる下々のものは全く知らないんですよねみたいな
知らないながらにそれを探りながら空気を見ながらやっていくしかないんですよ
無駄になるよなと思いながら
大企業って結構チームストラクチャーとかあるんでしょうね
らしいですね
回想とかね
それがあるメリットとしては
細かいチェックポイントを回想ごとにつけていって
スピードは遅くなるけどミスがないとか不具合がないものを
世の中に出す
確かに
それをここ最近逆になんだろうな
すっ飛ばしてるようなものを
決断を急いだがゆえに後々不祥事になったケースが今日本であるんだけど
それは逆に
どこまで言っていいのかな
炎上したくないですよ
とあるうちのクライアントさんが
大きな日本の会社さんが
シリコンバレーっぽいカルチャーとか意思決定
スピードアップとかをしたいからということで
結構長い期間で
お付き合いさせていただいてる
カルチャー変革とかワークショップとか
デザイン志向とか
それでシリコンバレーには拠点を置いて
日本向けにもそういうことをやって
ワークショップとかやって
だいぶイノベーティブな会社になってきた
ですけど
そこの会社さんが
ハイスピードで意思決定したことが
理由なのかもしれないんですけど
結構ニュースで出てて
その決定に
ミーティング30分しかしなかったとか
ってニュースに出てて
こんな重要な決定をするのに
30分しか議論しなかったのかみたいな
大会であったわけ
早い決定のデメリットが出ちゃって
某会社が某会社と取引をしたことで
問題になったみたいなのがあったわけで
よしよしとなってます
こっちの人は
早い決定とそれに伴うミスみたいなの
慣れてるじゃないですか
基本
そういうものだろうなって思って見てる
それいいポイントですね
国民性的な
それを受け入れられるのか
受け入れられないのかのカルチャーの違いみたいな
そのカルチャーの違いの
一番の原因は
僕個人的な説を持ってまして
日本にあって
アメリカにないものっていうのがあるんですよ
何かというと謝罪会見
アメリカの謝罪会見文化
アメリカってやらかすケースってものすごいあるんだけど
謝罪会見しないんだよ
やってステートメント文字で
申し訳ないっていう文章を出す程度
たまにあったりするけど
ツイッターとかに書いたりとかね
そう
なんですけど
いわゆるメディア集めて
2時間3時間4時間ずっと責められて
ずっと頭さえ
かけて
どういうつもりですかみたいな
被害者でもないような
メディアの人に怒られるみたいなことがないから
見ててつらい
リスクある程度
取れやすいかなと思って
辞任とか
クビとか辞職とかって山ほどあって
やらかしたんで
辞職しました
今日付けで辞めるみたいなのよくある
けど
最悪辞めないっていうレベルなんだけど
日本って
一生残るような恥さらしの
見せしめ会見みたいな
謝罪会見みたいなことをさせられるじゃないですか
それ考えると
ミスれないから
自分だけの判断で
早いスピードで決断したとき
もしそれがまずい結果になったときに
謝罪会見って言って
頭下げるのかとか
頭をよぎるとできなくなるなとか
そうですよね
確かにあれ
でも見るほうも嫌じゃないですか
結構楽しい
エンタメ?
エンタメで見てる人も
YouTubeとかでコメント読むと
エンタメっぽくみんな茶化してるけど
性格悪い世界ですよね
確かに謝罪会見見ないですね
こっちで
ないもんその文化
謝罪っていうものがまずないからね
あんまりアプロジャイズしないし
それはそれで
なんか
よくないよ
アメリカのよくないところは
明らかに自分が悪いのに謝らない
っていうのはよくないけど
謝罪会見はとんでもないよね
人権侵害だって
うちのクライアントさんで実は
日本の謝罪会見文化
そういう謝罪会見に出演した方がいらっしゃって
一緒に飲みに行ったことあるんですけど
その専用のコンサル会社があって
頭を下げる秒数とか着る服とかね
ネクタイとか時計とか全部指定があるので
それでリハーサルでものすごい意地悪な質問を
ロープレイでやるんだって
それで完全に準備してから出演したって言ってて
やっぱエンターレッジが何だろう
見せ物?
悪い印象を与えないために
あれをすることでみそぎ
みそぎ日本語で言うみそぎってやつだと思うんですよ
みそぎって知ってることは?
知ってきたことない
みそぎっていうのは
悪いことをしたことを
反省するために
あえて辛い目に遭うと
それで周りの人があれだけ辛い目に遭ってるから
許してやろうっていう
そういう悪しき習慣らしいんだよね
汚れのあるものが体を洗うみたいな
それが現代では
なんだわからないけど
浮気したから何々なしとか
そういう
あ、ペナルティーですペナルティー
ペナルティーを与えて
社会的ペナルティーを与えられたことによって
世の中の人がまあ許してやるかっていう風に気持ちが収まる
ってことらしいんですけど
アメリカだったら直接被害があった人にだけ対して
そのペナルティーを受けるとか謝罪するでいいんだけど
日本はなぜか世の中全体にしなきゃいけないっていう
これが非常に不思議な謝罪会見文化ですよね
それやると確かにリスク取りづらいかもしれないですね
そうなの
私だったら嫌だよ
嫌だよ
嫌だ
逃げられない
絶対やりたくない
やめればいいわけじゃないじゃないですか
謝罪会見した上で辞任じゃないですか
辛すぎないですかそれ
それも直接被害を与えてない人からすごい責められて
YouTubeに残るっていう
YouTubeにも残る
一番多いのは芸能人の謝罪会見多いですけど
あれも多くの場合あんまり迷惑かけないよ
そうですよね
アメリカも芸能人の謝罪会見ないですし
リスク取れないからスピードも遅くなるし
っていうなかなか難しいですね
ドナルド・トランプが謝罪会見したの見たことないですよ
僕だって散々やらかしてるし
確かに見たことない
あの人謝罪しないですよ多分
しないですね
絶対しない
したら負けってこと
したら負け認めないから
そこがちょっとね
スピードを上げられない
リスクを取れないんだなって思ってますっていう
そんな話です
なるほどありがとうございます
ちょっと長くなっちゃいましたが
締めちゃいます
サンフランシスコデザイントークは
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募集しています
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お送りいただきますので
お便りお待ちしております
最後までお聞きいただきありがとうございました
次回もお楽しみに
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