1. セミラジオ ~生き物とサブカル~
  2. ゲーム「メタルマックス2」あ..
2024-08-01 20:35

ゲーム「メタルマックス2」ある街の話

戦車で戦うRPG「メタルマックス2」に出てきた、ある街について、ネタバレありでお話しています。


メタルマックス2(wiki)

https://w.wiki/AoWF


天外魔境II(BBブロス)

https://open.spotify.com/episode/13zSmnKkJicyzcClqc9uOX



【お便り&お知らせ&グッズ】


セミラジオお便りフォーム ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/e356yHPcm8P2Qy2A8⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


せみやまのX(ツイッター)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/semibloger⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


セミラジオのグッズ(ステッカー・Tシャツ)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://suzuri.jp/semiyama⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


【音声素材】

下記サイトの音声素材を使用させていただきました。


Howling-indicator

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://howlingindicator.net⁠⁠⁠

サマリー

本日は、メタルマックス2という戦車で戦うRPGに登場する街について紹介したいと思います。デスクルスという町は、バイアス・グラップラーによって閉じ込められ、無意味な作業を強制される自由の街です。主人公たちは抵抗しながら脱出を試み、最終的にはデスクルスを解放することに成功します。

メタルマックス2の世界観とシナリオ
皆さん、こんにちは。 自然を愛するウェブエンジニア、セミラジオです。
今日は、メタルマックス2という戦車で戦うRPGに出てきた、ある街についてご紹介したいと思います。
今回はゲーム界ということで、メタルマックス2というスーファミで出たRPGについてお話ししたいんですけども
こちら、皆さんご存知でしょうか? 僕は大好きなゲームなんですけども
今回、メタルマックス2の内容についてネタバレありでお話ししていきたいと思います。
メタルマックスシリーズは、いわゆるドラクエタイプの単性のRPGなんですけども
その世界観がすごく独特で、ファミコンで出た初代メタルマックスのキャッチコピーは
竜胎児はもう飽きた、という非常にアグレッシブなものになってるんですよね
明らかに某ドラクエを意識していると思うんですけども
このキャッチコピーを考案するとともに、メタルマックスシリーズ、またRPGの天外魔鏡シリーズ
リンダキューブなどなどを手がけた 増田翔司さんという方がいらっしゃるんですが
この方、今挙げたそれぞれのシリーズやタイトルでシナリオやプロデュースを担当されてたんですが
この増田さんの作るシナリオというのが、なんというか
人の心の暗い部分をすごく刺激するというか
かなり過激な展開も含む、心に深く刻まれるシナリオが持ち味なんですよね
メタルマックス2もそうで、このゲームの展開やシナリオはすごくよく覚えてますね
増田さんがシナリオを手がけられた天外魔鏡2というRPGについては
セミラジオでもおなじみのレトロゲームのポッドキャスト番組
ブライトビットブラザーズ、通称BBブロスで詳しくお話しされていて
こちらすごく興味深く聞きました
やっぱり増田さんすごい人だなぁと思ったんですけども
このBBブロスの天外魔鏡2回、概要欄に貼っておきますので
よかったらチェックしてみてください
メタルマックスシリーズなんですが
こちらは1991年にデータイーストからファミコンゲームとして
初代メタルマックスが発売されたのを皮切りに
2020年には現状のシリーズ最新作であるメタルマックスゼのリボーンが
スイッチとプレステ4で発売しました
現在はIPとしてのメタルマックスの権利は
メタルマックス2の戦車と戦闘システム
ウマ娘で有名なサイゲームスに女王とされてまして
発売日などは未定ではあるんですが
今週までの最新作を企画中というような形になります
今回はメタルマックスシリーズの第2作目である
メタルマックス2のデスクルスという町についてお話ししたいんですけども
メタルマックス2は基本的には初代メタルマックスと近しい世界観
ゲームシステムを発展進化させた作品になります
主人公は人間に害をなす凶悪なモンスター
賞金首の討伐を狙うハンターとして
近未来の荒廃した世界を冒険していくことになります
このゲーム一般的なRPGと同様に主人公がいて
仲間とパーティーを組んで共に戦うことができるんですが
何と言っても特徴的なのは戦車に乗って戦えるというところなんですよね
主人公たちが生身の状態で戦うのと
戦車に乗って戦うのとでは大きな戦力差があって
戦車に乗って手砲をぶっぱなした時の破壊力はまさに圧倒的で
すごく爽快感を感じられるんですよ
そしてこの戦車にはさらに改造するという楽しみもありまして
賞金首を倒して入手したお金で手砲の攻撃力をアップしたり
装甲を厚くしたりお金をかけることで自由にカスタマイズすることができます
メタルマックス2では初代メタルマックスと比べて
この戦車の改造の自由度幅が大きく広がっているのと
シナリオ面においても掘り下げが行われてまして
初代メタルマックスって修理屋の息子である主人公が
お父さんには一人前の修理工になって
家業を継いでくれって言われてるんですが
いうことを聞かず冒険心に駆られて家を飛び出す
というところからゲームが始まるんですよ
主人公が重厚なドラマを紡いでいくというよりは
広い世界を割と自由に冒険していく感じだったんですよね
メタルマックス2も基本的にはそういう感じなんですけど
デスクルスという不穏な街
割と初期段階でドラマチックな展開がありまして
2も初代と同じく何らかの理由によって
荒廃した世界を冒険していくんですけど
その世界には略奪を行ったり人間狩りと称して
何かの目的で人を誘拐していくバイアスグラップラーという
凶悪な武装集団がいるんですよね
物語の冒頭では主人公の少年とその育ての親であり
凄腕の賞金稼ぎでもある女戦士マリア
その他にも腕に覚えのある賞金稼ぎが
バイアスグラップラーに狙われた街に用心棒として雇われて
バイアスグラップラーの戦闘員と戦うという流れになります
両親をバイアスグラップラーに殺されたという過去を持つ主人公なんですが
そんなみなしごの主人公を育ててくれたのが
女ソルジャーのマリアだったんですね
そしていよいよ街にバイアスグラップラーが攻めてきて
マリアを筆頭に凄腕の賞金稼ぎたちは
順調にそのバイアスグラップラーの戦闘員を撃破していくんですが
そこにテッドブロイラーという怪人が現れます
このテッドブロイラーは全身青のピチピチのボディースーツに
火炎放射器を装備して頭は赤いモヒカンという
凄い見た目の怪人なんですけど
恐ろしく強いんですよ
テッドブロイラーの火炎放射によって賞金首たちは次々に倒れていき
最後に生き残ったマリアも主人公をかばって倒れてしまうんです
そして主人公もまたテッドブロイラーの攻撃を受けて倒れるんですが
マリアがかばってくれたおかげで
旧死に一生を得ることになりました
主人公はマリアという育ての母であり
姉のような存在でもあり
おそらく憧れの女性でもあったマリアを失い
天外孤独の身になるんですね
そしてそんな世界で身を立てて生きていくために
マリアと同じ人間に害をなす賞金首を倒し
その賞金で命をつないでいくハンターという道を選ぶことになります
そして彼が進む道のその先には
マリアの仇である怪人テッドブロイラーも待ち受けている
メタルマックス2ってそういう復讐の物語なんですよ
で今回お話ししたいのは実はですね
そんなメタルマックス2に出てくる
デスクルスという街で発生するトラウマ展開についてなんですよ
このデスクルスという街はゲームのかなり後半の方に出てくるんですけども
この街の看板には自由の楽園デスクルスと書いてあるんですが
その時点ですでにかなり不穏な感じは漂ってるんですよね
このデスクルスは通常の街とはかなり構造が違ってまして
入口に入場ゲートみたいな施設が設けられています
で入場スタッフみたいな人がいて
ようこそいらっしゃいました
デスクルスは本当に素晴らしい天国のような街なんですよ
ぜひ見学していってください
みたいなことを言われるんですよ
でデスクルスに入るためには
エンジェルリングというリングを頭につけないといけないという決まりがありまして
これに同意しないとデスクルスに入場することはできません
仕方なく同意して入場すると
さっきまでにこやかだった入場スタッフの態度がガラリと変わって
エンジェルリングがお似合いでございますよ
死ぬまでつけてな
みたいなことを言われるんですよ
で街の外に出ようとしても
ゲートを通してくれないんですよ
というか人間扱いしてくれないんですよね
でデスクルスの中をいろいろと歩き回ってみると
この街の住人が囚人と看守に分かれてるっていうことが分かるんですね
囚人は看守に虫けら弱りされて
強制労働に従事させられてて
食事とか家具とかを作らされてて
家具は外に出荷されて
デスクルスの収入になったりしてるんですよ
実はこのデスクルスという街は
囚人生活の地獄
バイアスグラップラーが何も知らずにやってきた人を閉じ込めて
強制的に労働させている
巨大な牢獄だったんです
で主人公一行はもちろん
囚人側の人間として扱われるんですよ
看守を倒して逃げ出そうとすると戦闘になるんですけど
看守がリモコンを操作すると
入り口でつけさせられた頭のエンジェルリングに電撃が流れて
失神させられてしまうので手も足も出ないんですよ
エンジェルリングはこのためにあったわけなんですよね
そういう場所なので脱出を諦めて
ただ割り当てられた作業を淡々とこなしている人が多くて
街全体に隠鬱な空気が流れてるんですよ
何度話しかけても一言
死にてとしか言わない人とかいて怖いんですけども
でそんな中で主人公一行は看守から呼び出されて
あることを命令されるんですよ
呼び出された場所はちょっとした広場みたいなところで
ドラム缶が5つ置いてあるんですよね
で主人公は看守にそこにあるドラム缶を全部
左から右まで動かせって命令されるんですね
何のためにそんなことをやらせるのか分からないんですけど
とりあえず時間をかけてドラム缶を左から右まで押すと
今度はそのドラム缶を右から左まで動かせって言われるんですね
ドラム缶を延々と右から左に動かして
左から右に動かして
何の生産性もないことをただただやらせるんですよ
で翌日も同じようにドラム缶を左から右へ
右から左へってことを命令されて
さらに動かす回数は倍になってるんです
で来る日も来る日もその何の生産性もない
ドラム缶の移動を強制されて
ある時その看守が口を開いて
おい虫キャラ自分の名前をまだ覚えてるか?
みたいなことを聞いてくるんですよ
怖くないですか?このセリフ
これってマインドコントロールの手法の一種だと思うんですよね
生産性のない無意味な作業を強制し続けることで
思考力と体力を奪って虫キャラ呼ばわりすることで
人格を剥奪して異のままに操ろうっていう
この街に閉じ込められた他の人も
デスクルースの解放
こうやって従順な囚人に変えられていったんだ
ということを感じさせるシーンなんですよね
こんな街に長くいたらおかしくなってしまうので
なんとかデスクルースから脱出しないといけないんですけど
ドラム缶作業をこなしていくと
主人公に次のミッションが与えられます
それは囚人や監守のための料理を作る
厨房での作業なんですが
実はここで脱出のための重要なアイテムを入手することができるんです
それは先割りスプーンという文字通りのアイテムで
主人公たちは寝床として当てがわれた部屋の一角を
その先割りスプーンでひたすら掘ることで
地下の下水道への脱出に成功するんですね
そして下水道を経由してエンジェルリングに電撃を流すための電源システムを停止させて
忌まわしいエンジェルリングを無効化することに成功します
最終的にはデスクルスを統括しているバイアス・グラップラーの怪人を倒して
デスクルスは解放されることになります
で、そこからはデスクルスは自由に出入りすることができる街として機能するようになるんですけど
主人公にドラム缶を押せとか虫けらーとか言っていたあの監守なんですけど
どうなったかと思って行ってみると同じとこにいるんですね
で、ちょっと意外なことを言うんですよ
その監守のセリフを引用しますね
別に誰に命令されたわけでもねーのに
みんな時々ドラム缶を押しに来るのさ
どうしてだ?
懐かしいのか?
わかんねーなー俺には
押してもいいんだぜ
懐かしいドラム缶をよ
って言うんですね
僕はなんだかこのシーンがすごく印象的で
僕小6から中1くらいでこのゲームやってるんですけど
このシーンうまく言語化できないんですけど
ずっと心に引っかかってたんですね
最近改めてチェックしてみて思ったのは
人生において人は自分であらゆることを判断して
決断していかないといけないと思うんですけど
それって自分で選べる反面
心が弱ってる時には
しんどかったりストレスでもあると思うんですよね
デスクルースの囚人生活でやらされたことは
ドラム缶を左から右に押すだけの無意味な作業ですし
そこに何の自主性もないし生産性もないんだけど
自分の頭で考えなくてもいい
何も考えなくてもいいというのは
ある意味魔薬的なところがあるというか
この解放されたのに
ドラム缶を押しに来る奴がいるっていう
元看守のセリフには
そういうことが含まれてるんじゃないかと思うんですよね
自分で自由にやりたいっていう気持ちも
全部投げ出して人任せにしてしまいたいっていう気持ちも
人間どっちも持ってると思ってまして
このデスクルースの一連の展開で
それを突きつけられたように感じましたね
そんな自由の街デスクルースでした
セミラジオではお便りを募集しています
Xのハッシュタグセミラジオや概要欄のフォームから
お送りいただけると嬉しいです
今回はメタルマックス2
自由の街デスクルースについてお話しさせていただきました
ご視聴ありがとうございました
20:35

コメント

スクロール