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  2. スフィンクスのひみつ
2022-04-24 16:19

スフィンクスのひみつ

誰もが知っているエジプトの大スフィンクスですが、実は誰がいつ作ったのか?謎がいっぱいなんです。

・トトメス4世「昔の人はすごいものを作ったなぁ」
・埋まったり掘り返されたり…
・スフィンクスの制作年代と作者は?


スフィンクスの秘密(セリム・ハッサン著)
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86-1982%E5%B9%B4-%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%95%99%E9%A4%8A%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%80%881065%E3%80%89-S%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3/dp/B000J7LVQQ

ギザの大スフィンクス https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%82%B6%E3%81%AE%E5%A4%A7%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B9

大航海時代(底抜けに浅く歴史を語る祐介のラジオ)
https://open.spotify.com/episode/54pE6LZfQsuoiw0VFjKcuI

ネアンデルタール人をざっくり紹介(生物をざっくり語るラジオ ~ぶつざく~)
https://open.spotify.com/episode/4jQc4Ya9wi7ZIC6hrr3417

創世のタイガ
https://www.amazon.co.jp/%E5%89%B5%E4%B8%96%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AC%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89-%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E6%A3%AE%E6%81%92%E4%BA%8C-ebook/dp/B074PQW279

00:03
みなさん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミラジオです。
今日は、不思議と謎がいっぱいの
エジプトのスフィンクスについてお話ししたいと思います。
本題に入る前にちょっと雑談なんですけども、
最近、弟のゆうすけがやっているポッドキャスト
そこのけにあさく歴史を語るゆうすけのラジオで
大航海時代というゲームについて取り上げられていました。
大航海時代は僕もかなりハマったゲームのシリーズで
スーファミのワン・ツーと初代プレイステで出たガイデンを楽しくプレイした記憶があります。
このシリーズ、ゲームとしてとてもよくできてまして
スタート地点のヨーロッパから船で好きな方角へ進むことができるんですが
補給ができる港をすっ飛ばして
例えばどんどん北極海の方に闇雲に突進したりすると
水や食料が尽きてすぐにジ・エンドになります。
いきなりアフリカ方面とかに行くこともできるんですが
アフリカ大陸の沿岸は嵐や大波など海が荒れ狂う地域なので
大派生、波に対する耐久力を持った船でないと
あっという間に沈没してしまうんですね。
なのでいきなり遠くに行くのではなくて
まずは近場の港で交易とかやってお金を貯めて
アフリカ方面に行くなら大波性のある船を買って
ちゃんと補給のできる港に寄港しながら
少しずつ遠くへ向かうのが正しい航海の作法なわけです。
最初はこれがわからなくて
大波性が全くないボロ船でアフリカ方面に突入して
あっという間に沈没していました。
無印の大航海時代はプレイしたのがかなり昔なので
だいぶ内容を忘れていたんですが
ゆうすけのラジオを聞いて記憶が懐かしく蘇ってきました。
借位をもらってお城に入れるようになると
密海という生々しいコマンドで王女様に会うことができて
贈り物とかをして好感度を上げられるという話がありました。
この間ゆうすけに会った時にその話をしたんですけども
だいぶ僕の記憶が定かでなかったので
好感度を上げておかないとエンディングで
王女様と結婚できないんだっけとゆうすけに聞いたんですが
そしたらいや好感度を上げなくても結婚はできると
いやじゃあ何のために好感度を上げるのっていう話になるんですけども
王女様の好感度を上げると
王様から金銭的に支援してもらえるらしいんですね
03:03
王女様との密海からの好感度アップからの
王様による資金援助というのが
一連の流れとしてあったわけです
なかなか生々しい設定ですよね
それと話が変わってセミラジオで
ちょくちょくお話ししているポッドキャスト番組
生物をざっくり紹介するラジオぶつざくで
ネアンデルタール人をざっくり紹介
というエピソードが公開されていました
こちらの回では冒頭で僕のことや
ゆうすけのポッドキャストのことを取り上げていただきました
いつもありがとうございます
ネアンデルタール人については以前から僕も非常に興味を持って
ウォッチしてきた存在でして
ぶつざくのネアンデルタール人回では
ネアンデルタール人はホモサピエンスと
喉の構造が違っててあまり喋れなかったのでは
というのが定説だったけど
実はそれについても異論が出ていて
結構喋れたんじゃないかという説もあるそうで
そういう話やネアンデルタール人について
総合的にいろんなお話を聞くことができて
すごく面白かったです
ぶつざくのネアンデルタール人回
概要欄にリンクを貼っておきますので
ぜひチェックしてみてくださいね
ネアンデルタール人つながりで
すごくおすすめの漫画があるんですが
それは森浩二という漫画家さんによる
創世の大河という作品です
あらすじをお話しすると
大学の文化人類学のゼミ仲間一校が
オーストラリアへの卒業旅行で
洞窟をたまたま見つけるんですけども
その洞窟にちょっと入ってみようぜ
っていうことになって入るんですけど
その洞窟では時空のねじれが発生していて
過去の世界にタイムスリップしてしまうんですね
タイムスリップした先はマンモスなど
古代の大型哺乳類がのし歩く世界でした
またそこは我々人類の祖先である
ホモサピエンスとネアンデルタール人の戦いの
最前線にもなっていて
主人公やゼミ仲間一校は
嫌悪なしにその戦いに巻き込まれていく
という話なんですね
古代の生物やホモサピエンスとネアンデルタール人の戦いが
迫力を持って描かれていて
とても引き込まれる内容になっています
あと今から1個だけ軽くネタバレをしますので
ネタバレせずに読みたい方は
数分飛ばしていただければと思います
いきます
実はこの主人公一校が飛ばされた世界
我々の知っている世界とは少しだけズレが発生していて
それは実際にはホモサピエンスが対等することで
生息地を狭められて絶滅していったネアンデルタール人が
06:04
この創世の大河の世界ではホモサピエンスを圧倒しているんですね
ネアンデルタール人は主にヨーロッパを中心とした
ユーラシア大陸で進化して
そこから大きくは生息範囲を広げられなかったと考えられているんですが
創世の大河のネアンデルタール人は
逆にホモサピエンスの生息範囲にどんどん侵攻してきていて
ホモサピエンスを滅ぼさんという勢いで
戦争を仕掛けてきてるんですね
この逆転現象が創世の大河の物語の起因になっていて
それはなぜなのかということを中心に物語は展開していくことになります
現在最新刊の旧刊まで発売しているんですが
今連載中の漫画の中で最も楽しみにしている作品だったりします
概要欄にもリンクを貼っておくのでご興味のある方はぜひチェックしてみてください
それでは本題のスフィンクスについてお話ししたいと思います
どうして急にスフィンクスなのかということなんですけども
最近どうにもスフィンクスのことが気になってまして
今回いろいろ調べてみました
スフィンクスと聞いてほとんどの方が最初に思い浮かべる
例のスフィンクスあると思うんですが
あれはギザの大スフィンクスという名前で呼ばれています
すぐ近くに立っているギザの三大ピラミッドと並ぶ
エジプトを代表する文化遺産ですね
実はこのみんながよく知っているスフィンクス
謎がいっぱいあるそうなんです
そもそも誰が作ったのかいつ作ったのかが
諸説あるんですがはっきりしてないんですね
今回スフィンクスについてのその辺りの話を深掘りしたいなと思って
一冊本を買いました
スフィンクスの秘密という1982年に出版された本で
作者はセリム・ハッサンというエジプトの考古学者です
Amazonでスフィンクス関係の本を探して
表紙にデカデカとスフィンクスの写真が載っていたので
この本を選んだんですがかなり詳しく書いてあったのと
実はこの本の作者のセリム・ハッサンという方自身
とても興味深い人物でした
このセリム・ハッサンという方は1930年代に
スフィンクスとその周辺で発掘を行いました
実はハッサン氏が発掘を行う前は
スフィンクスは頭部と胸の辺りまでが地上に露出していて
残りの部分は砂に埋まってたんですが
ハッサン氏のチームは砂を除去して
スフィンクスの全身を見られるようにしたそうなんです
09:01
スフィンクスは過去何度も砂に埋まったり掘り返されたりしていて
後で出てくるトトメス4世というファラオも
砂を除去したという記録が残っているんですけども
今現在僕たちがスフィンクスの全身像を見ることができるのは
この1930年代のハッサン氏の発掘のおかげなんですね
さらにハッサン氏はこの時の調査で
スフィンクスに隣接して建てられていた
アメンホテプ二世神殿を発掘するなど
大きな功績を挙げています
スフィンクスの前足の間からは
トトメス4世による秘版が見つかっています
トトメス4世は紀元前1419年から1386年頃の
エジプトのファラオで
その秘版にはトトメス4世の夢にスフィンクスが出てきて
砂に埋まって苦しいので何とかしてほしいと告げてきた
という内容が綴られています
その内容から夢の秘版とも呼ばれているんですね
砂に埋もれてしまったスフィンクスが
埋もれてるの辛いと
何とかしてくれと
時のファラオに言ってきたというわけですね
紀元前1419年というと
今から3400年くらい前なんですが
重要なのは少なくともこの時代にはすでにスフィンクスがあって
しかも砂に埋もれていたということなんですね
今から3400年前というと
僕ら現代人の感覚では十分昔なんですが
その頃に生きていたトトメス4世も
昔の人はすごいもの作ったなと
この偉大な文化遺産を現代人である我々が
しっかり守っていかなくてはいけないよな
みたいなことを思っていたのかと思うと
脳を揺さぶられるような感覚を覚えますね
スフィンクスの製作された時期については
様々な説があるんですが
スフィンクス自体に
このスフィンクスは誰がいつ作りました
みたいなことが書いてないため
決定的な証拠がないまま現在に至っています
一説によるとスフィンクスの体には水による侵食の跡があり
まだエジプトが森や水の豊かだった
7000年前に作られたのではないかという説や
いやもっと前
1万年以上前に作られたのではないか
いやいやその説は保守的すぎる
80万年前に作られたに違いないという科学者もいるようです
いろんな説があるんですが
はっきりと証明されてはいません
12:00
エジプト考古学者のセリム・ハッサン氏は
スフィンクスはカフラー王が作ったのではないかと考えていました
根拠としては先ほどお話ししたトトメス4世による夢の秘版に
カフラーという文字が刻まれており
カフラー王とスフィンクスの間の何らかの関連性を示しています
カフラー王は紀元前2558年頃から2532年頃に
エジプトを治めたファラオで
ギザの三大ピラミッドのうちの一つ
カフラー王のピラミッドを作らせた王様でもあります
確かにギザのスフィンクスやピラミッドの周辺地図を見ると
三大ピラミッドつまり
クフ王のピラミッド
カフラー王のピラミッド
メンカウラー王のピラミッドのうち
カフラー王のピラミッドとスフィンクスは
まっすぐな三道でつながれていて
総合建造物としてまとまりのある位置関係にあるんですね
紀元前2558年ということで
スフィンクスの周辺の砂を取り除いたトトメス4世から見て
1000年ほど前のファラオということになります
スフィンクスだけでなくピラミッドの製作方法や
製作年代も諸説あるとされてるんですが
スフィンクスもピラミッドも圧倒的な説得力を持って
そこに存在しているのがいいですよね
それらが遺跡として残っていなかったら
例えば古文書とかに
古代エジプト人はこういうものを作っていたって書かれてても
いやそんなの無理でしょ
想像でしょとなっちゃうと思うんですよね
ピラミッドで言うと
一つが1トンもある石を200万個も組み合わせて
巨大な建物を作りましたとか
絶対嘘でしょってなっちゃうと思うんですけど
現に存在しているのは大きいですよね
現に存在しているから
何かしらの方法で作ったと考えざるを得ないというか
圧倒的存在感を持って確かにそこにあるのに
実は謎だらけというのが
また想像力を無限に刺激されていいですよね
スフィンクスも結局誰がいつ作ったかという
はっきりした証拠はないんですが
はっきりした証拠がない分
いろいろ想像の余地があるというか
楽しめるところなのかなと思ったりしてます
今回はスフィンクス回ということで
そろそろ締めとしたいと思うんですが
実は今自宅にスフィンクスの本以外にも
エジプト関連の本が2冊あります
それは古代エジプトの動物と
古代エジプトの神々という本です
15:00
古代エジプトの動物は
もともとうちの奥さんのバクコが持っていた本で
今でこそ砂漠ですが
昔は数多くの動物が暮らしていたエジプトでは
人々は動物を家畜として利用したり
進化化したり密接な関係を築いていたんですね
この古代エジプトの動物という本は
そうした古代エジプト人と動物との関係性を
豊富な図版とともにまとめた
古代エジプトの人と動物の博物誌的な本です
古代エジプトの神々は
その名の通りエジプトのいろんな神様についてまとめた本で
お化けのキュウタロウみたいな破壊神でおなじみで
アニメ化をされたメイジェド様という神様も
ちょろっと取り上げられています
この辺りの本のこともまたいずれ
別の切り口でラジオでお話しできればと思っています
セミラジオではご感想をお待ちしています
ツイッターや概要欄のフォームから
メッセージをいただけると嬉しいです
今日は不思議と謎がいっぱいの
エジプトのスフィンクスについて
ご紹介させていただきました
ご視聴ありがとうございました
16:19

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