1. セミラジオ ~生き物とサブカル~
  2. トラウマ談義@マンガ編 ゲス..
2024-01-29 1:04:18

トラウマ談義@マンガ編 ゲスト:BBブロス 2Pハセガワさん

心に残る漫画のトラウマ展開について、BBブロスの2Pハセガワさんとお話しました!


【紹介した漫画】

・私の肌に呪いの顔が

・学校の怪談 トワイライトスクール

・ジャングル大帝

・火の鳥 望郷編



私の肌に呪いの顔が(古賀新一/amazon)

https://amzn.asia/d/2w2tYVo


学校の怪談 トワイライトスクール(井上大助/amazon)

https://amzn.asia/d/jeLUZS4


ジャングル大帝(手塚治虫/wiki)

http://tinyurl.com/9vd43n56


火の鳥 望郷編(手塚治虫)

https://tezukaosamu.net/jp/manga/398.html


Bright Bit Brothers(BBブロス)

https://open.spotify.com/show/4D69RAC2Ga49dpAWUxcysb


【お便り&お知らせ&グッズ】      

                セミラジオお便りフォーム ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/e356yHPcm8P2Qy2A8⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

せみやまのX(ツイッター)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/semibloger⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

セミラジオのグッズ(ステッカー・Tシャツ)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://suzuri.jp/semiyama⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


【音声素材】

番組内でHowling-indicator様の音声素材を使用させていただいております。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://howlingindicator.net⁠⁠

00:00
みなさん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミヤマです。
今日は、マンガ、アニメ、ゲームなどの心に刺さるトラウマ展開についてお話ししたいと思います。
ということで、今日はマンガアニメゲームのトラウマ展開、このマンガのこの展開に激しく心を揺さぶられた
このゲームのこの展開、未だに胸に刺さって忘れられない、そんなトラウマ的な展開についてお話ししていきたいんですけども
コンセプト上、ご紹介するそれぞれの作品についてはネタバレ全開でお話ししていきますので、ご注意いただければと思います。
そして実は今回セミラジオでトラウマ特集をやるきっかけをくださった方がいらっしゃいまして、今日はその方をゲストにお呼びしております。
セミラジオでもよくご紹介させていただいているレトロゲームを題材にしたポッドキャスト番組
ブライトビットブラザーズパーソナリティの2Pハセガワさんです。ハセガワさん、今日はよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。ハセガワです。
ハセガワさん、今日は来ていただいてありがとうございます。
こちらこそありがとうございます。
ということで、トラウマ特集ということなんですけども、その前にまずはハセガワさんの簡単な自己紹介からお願いしてもよろしいでしょうか。
先ほどね、狭山さんに紹介していただいた通り、レトロゲームについて2人で話しているポッドキャスト番組のブライトビットブラザーズっていうものをやっているハセガワです。
ありがとうございます。来ていただいて、いつも僕がですね、毎週楽しみにブライトビットブラザーズ、通称BBブロスさん、聞かせていただいてまして。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
オフ会ですとか、オンラインイベントなんかにも参加させていただいていまして、今回トラウマ展開について2人でお話ししていきたいんですけども、そもそもの経緯が何だったかという、なぜこの2人でトラウマについて話すのかということなんですけども。
はい。
発端は、ハセガワさんのXのポストでしたよね。
そうですね。僕が結構前ですけどね、この収録時点から考えると結構前ですけど、いろんな人のトラウマ漫画に興味があるなみたいな、誰かそんなポッドキャストかYouTubeかやってないのかなみたいなことをポストしたら狭山さんが見てくださってというのが発端だったと思うんですけど。
03:03
そうですね、ちょうどBBブロスのオンラインイベントの翌日かその近辺だったと思うんですよ。だから9月頃にまずその話が出て、そのトラウマ展開というかその特集面白いのでよかったらセミラジオでやってもいいですかというふうに、
ハセガワさんにリプライをさせていただいたら、ぜひぜひということで、その時によかったら一緒にやりましょうというふうにハセガワさんも言ってくださって、このトラウマ特集につながっていったんですけども、トラウマというものをどう定義するかというのも広いところではあると思うんですけども、
自分的な見解なんですけど、トラウマ展開というと人のネガティブな感情を揺さぶるような漫画だったりアニメだったりゲームだったりすると思うんですけども、なんか人間そういう心の暗い部分を刺激するようなものを心密かに求めてるみたいなところがあるんじゃないかと思ってまして、
そういう部分って普段の日常生活であんまり表に出さないじゃないですか。そこをすごい刺激されるから、漫画とかゲームとかアニメによってそこにハッとさせられるというか、なんかそういうことなのかなと思ったりしてます。
なるほど。僕はトラウマっていうのはもう忘れたいんだけど、ふとした瞬間にどうしても思い出すことがあるものっていう印象があって。
僕とゼミヤマさんってひと回りとは言わないけど、それなりに年齢が離れてて僕の方が年が上なわけですけど、僕が小学校、低学年の頃とかって雑誌にですね、漫画雑誌に急に怖い読み切りが載ってきたりしてたんですよ。
ああ、今まで楽しい漫画を読んでたのに。
そうなんですよ。で、子供の頃に友達の家に行った時にね、このお兄ちゃんが買ってたのかな、なんかコロコロかボンボンか、多分ボンボンだと思うんですけど。
ボンボン、はいはいはい。
もう完全に子供向けの漫画じゃないですか、ボンボンなんて。
そうですね、はいはいはい。
それで読んだと思うんですけど、少年少女たちが古墳に入ってて、吸血生物に襲われるみたいな読み切り漫画を読んだんですよ。
はいはいはい。
すごく怖いなと思いつつ、読むんですよね。
うーん。
で、また遊びに行った時にそのボンボンが置いてあるわけです。月刊誌だからね。
06:01
はいはいはい。
で、その子の家ってほぼ毎日のように行ってたんですよ。
仲が良かったんですね。
そうそう、それもあるし、ちょっとこう遠いところから通ってたので、親の仕事が終わる時間までその人の家に寄るっていう感じだったんですよね。
あーなるほど、はい。
で、月刊誌だからずっとあるんですよ、ボンボンがね。
あーなるほど。そんな短いスパンで入れ替わっていかないんですね。
そうそうそう。で、寄せばいいのにまた読むんですよ。
その気持ちすごいわかります。
そう。うわー怖いって毎回思うんですよ。
古墳には行ってはいけないってすごく、そういうのあるんですよね。
もう本当に小学校の頃、僕ね、さっき言ったようにちょっと遠いところから都会の学校に行っちゃうんですよ。
だから家は山のふもとみたいなところにあったんですけど。
あーそうだったんですね。
そうそうなんですよ。でね、何でかわからないけど家にオカルト漫画があったんですよね、一冊。
で、これもかなりねぼんやりとした記憶で大人になってから探してみたんだけど、
キーワードが少なすぎて見つけようがないんですけど、
舞台が洋館で飛ぶ生首とか、人造人形みたいな大男とかが出てくるオカルト漫画だったんですよ。
それが怖くて家に置いておきたくないなと思ったんですよね、たぶんね。
で、田舎の家の向かいにでっかい広場があって、そこに材木置き場みたいなのがあったんですよ。
そこの材木の隙間に置いといたんですよ、とりあえず。
だけど2ヶ月に1遍ぐらい引っ張り出して読んじゃうんですよ。
もう長谷川さんだけが知っているその隠し場所にたびたび取りに行って。
もう誰もそんなとこ見ないからずっとあるし、ただある程度雨風はしのぐけど外にあるからどんどん劣化していくんですよ。
そうですよね。
でも読むんですよ。
結局最終的にどうなったか覚えてないんですけど、そういう感じでね。
その嫌だ嫌だと思いつつ、なんか惹かれるもんがあるみたいのが僕の中でのトラウマ漫画っていうもので。
そういうのをね、人それぞれいろいろあるだろうから、
ああそんなのを見てたんですかみたいな話が聞けるのは楽しそうだなと思ってたんですよ。
本当さっきも言ったんですけど僕が子供の頃はまだエログロっていうジャンルみたいのが残ってた時代だと思うんですよね。
09:04
かなり露骨な表現が子供が読むような雑誌とかに載ってたってことですよね。
そうそうだから週刊少年ジャンプとかでもブラックエンジェルスっていうね。
なんかタイトル聞いたことありますね。
はい、あの漫画とかは結構ひさと仕事人みたいなものなんですけど。
ああそうするとかなり。
うん、かなりね残虐だったし。
あとね、怪人ゴンズイっていうねジョージアキアマ先生の漫画があるんですけど。
それはジャンプではなくて。
これジャンプでしたね。
ジャンプでジョージアキアマ先生が。
そうなったんですね。
ジャンプぐらいしか読んでない僕が読んでるってことはジャンプにあったはずなんですよ。
これ大人になってから読み返したんですけど大人になってみても怖かったですかね。
展開がとんでも過ぎて怖いみたいな。
大人の時はそう思ったんですけど子供の時はもう単純に描写がもう怖くて。
ジョージアキアマ先生の描写は容赦ないですもんね。
ゼニゲバとか読みましたけどすごいなと思いました。
容赦ないですよね。
本当に怖いですよね。
怖さの迫力がありますよね。
あとゴッドサイダーぐらいは知ってます?聞いたことあります?
なんとなく名前だけは。
そのゴッドサイダーを描いてる先生が昔描いてたメカバトラーギルファーっていうね。
世界戦士と書いてメカバトラーと読ませるっていうやつがあったんですけど。
アテジっぽくですね。
そうそうそれね単純にロボット同士のプロレスみたいな漫画だったんですよ。
ギルファーという主人公にはちょっと秘密があるんですけど。
ギルファーもロボットなんですか?
ちょっと違うというかね。
そこが秘密に関わってるんですねきっと。
単純に漫画として面白いんですよ。かっこいいし。
小学生が喜ぶようなネタがあるんですけど。
すごい好きだったから単行本買ったらですね。
単行本の後書きに先生が体験した心霊現象の後書き漫画が載ってて。
そういう漫画じゃないんですよね。
そういう漫画ではございません。
ロボットバトルのはずなのに唐突に載ってて。
それが当時小学生の僕には怖かったんですけど何度も読み返していたという感じでね。
やっぱり人間にはそういう恐怖を求めてしまう何かがありますね。
ありますよね。
それが僕の子供の頃はもうちょっと身近だったかな。
今も結構カルトブームだから身近といえば身近なんだけど。
12:04
何ですかね昭和の漫画のうまく話が繋がってないというか脱究してる感というか。
なんか通して読むとちょっと尻目ずれつだぞみたいな。
そうそうそうそう。それも相まって怖いみたいなね。
そうかもうちょっと作者の意図が読み取れなくて怖いっていう面も。
そうそうそうそうなんですよ。そこに因果はないみたいな。
そういうね漫画の話とか他のコンテンツもなんですけどみんなあるなと思って聞けたらなということで
つぶやいたら今回清水山さんとその話ができるというねわけですけど。
了解です。そしたらもう早速お互い持ち寄ったトラウマを話していきましょうかね。
いきましょう。
はいじゃあまずは今回漫画アニメゲームそれぞれお互いのトラウマ話を持ち寄ってきているので
まず漫画からいきたいと思うんですけども漫画の一発目は長谷川さんお願いしてもいいでしょうか。
はいわかりました。小学校の頃なんですけどやっぱり商店街のちょっと外れに個人でやってる本屋さんがあって
そこによく立ち読みに行ってたんですけどそこでなぜか読み返す怖い漫画っていくつかあって
またろうが来るとかね。
あーはいはいはい。
別にホラー漫画じゃないんだけどなんか怖いなと思いつつ読んでたスーパー食いしん坊とか。
それ知らないですね。
あーそうですかあのデキラーっていうことを主人公が叫ぶのでお馴染みなんですけど
まあよかったら調べてみてください。料理漫画なんですがこれ漫画としてもすごく面白いです。
はいちょっとチェックしてみます。スーパー食いしん坊。
そんな感じで読み返した中で一番怖かったやつなんですけど私の肌に呪いの顔がっていう。
もうタイトルにすでに怖い要素がいっぱい詰まってますね。
はいこれ小賀新一先生の漫画で
恐怖新聞の?
あ、いやエコエコアザラクの人です。
あーそっちは。
エコエコアザラクとかこう
象徴向けホラー漫画家として梅津和夫先生と走壁をなす存在だったそうなんですが
あーそうなんですね。
僕は当時もちろん知らないんですよ。
知らずに恐ろしい漫画だと思いつつ読んでしまうという感じなんですけど
もうね表紙から怖いんですけど
内容としてはユミっていうね主人公の女の子が12歳の誕生日の日に
15:02
友達を呼んで誕生日会をやるんですけど
お姉ちゃんのマリっていう子がいたずら好きでね
料理にガマガイルの足のおもちゃを入れるんです。
結構いたずらですねその時点で割と。
やばいでしょもう本当に。
そうですね。
でそれを食べてしまった子がいるんですよ。
でその子はカエルが嫌いなんですけど
これ普通に考えたら主人公のユミが食べるじゃないですか。
あーそうなりそうですよね。
全然関係ないさゆりちゃんが食べるんですよ。
あーお姉ちゃんのいたずらで入ってたガマガイルの足を。
そうユミちゃんの友達のさゆりちゃんが誕生日会に来て知らずに食べて
びっくりして吐き出すと。
そしたらその足が生きてるかのようにずるずる動いていくんですね。
入れたのはおもちゃのガマガイルの足なんですよね。
そうのはずというかもうちょっと詳しく話すと
誕生日会の前におもちゃのガマガイルをプレゼントとして
マリがユミにあげるんですね。
ユミは何が入ってるかわからない箱を開けたら
ガマガイルが飛び出してきて顔に貼り付くと。
でそれはおもちゃよって言ってお姉ちゃんが笑うという冒頭のシーンがある。
あーなるほど。
でその後その下りがあるからユミは
おもちゃまた入れてお姉ちゃんっていう風になるんですよ。
でもお姉ちゃんは知らないというと。
言ってる先でその吐き出した足がずるずる動いていくと。
でお姉ちゃんがとぼけてんのか何なのかがよくわからないんですよ。
あーその時点でちょっともう怖いですね。
はい。めっちゃ怖いじゃないですか。
でそれからさゆりちゃん学校来なくなって
さゆりちゃんは悪夢を見るようになるんですよ。
ガマガイルに襲われるね。
で顔にイボができたと。
あれ?さゆりちゃんにイボができるんですね。
そうなんですよ。騙されて食べさせられたさゆりちゃんにイボができるんですよ。
え?とばっちりを食ったさゆりちゃんに。
そういうことです。そう。
おーなんかちょっと意表をつかれるというか。
ですよね。でさゆりちゃんのお母さんが
いや何にもできないわよって言うんだけど。
もうさゆりちゃんにはできてるように見える。
あの自分の顔にイボができてるように。
そう。でまるでガマガイルみたいな皮膚になっていって
最終的にはさゆりちゃん学校の大ガマみたいになってしまって
死ぬと。
え?死ぬんですか?
え?
すごくないですか?
え?それで終わりです?
いやこれ序盤なんですよ。
18:00
序盤ですか?
1巻なんです。これ全3巻で。
あ、全3巻あるんですね。そっか。
はい。で僕はもうとにかく1巻でギブアップなんですよ。
いやー怖いですもうすでに。
めちゃくちゃ怖い。
はいはいはい。
さゆりちゃん何にも悪いことしてない。
そうですね。
そこが怖くて。
昔のね、それこそ僕が小学校の頃の心霊番組とかっていうのは
お沈む者とかが多かったですけど
なんか因果があるというか
そこは戸線上でしたと。
そこを敬わずに家を建てたから
こういう悪いことが起きましたみたいのがあったんですよ。
そういうもんだと思ってたから
さゆりちゃん何にも知らないですよ。
あーなるほど。何も落ち度がないのに
そう。
理不尽な死を遂げてしまう。
そう。めちゃくちゃ怖い。ここが怖い。
その絵もとにかく怖いんですよ。
劇画調で
はい。
なんでっていうぐらい下からライティングが下がったりするので
怖いし
なんかね、さゆりちゃん体型も変わってっちゃうんですよ。
あーもうなんかカエルっぽくなるわけですか。
そう。そうなんです。そうなんですよ。
あー。
そう。なので
もう怖い。怖いと思いつつ
カエルんだけど
また翌月ぐらいに立ち読み行った時に
しらっと読むんですよ。
あーなるほど。
怖いと思いつつ
だから2巻3巻で進まないんですよね。
もう1巻が限界だけどその1巻はつい読んでしまう。
そう。でもね
ちょこちょこと2巻3巻も読んだことは一応あって
お店の人にはもう迷惑なんですけど
実はその主人公のユミが子供の頃に
100年生きたオオガマみたいのに
見染められちゃってたとか
そういう下りが出てくるんですよ。あと
なんか人面相ができるとか
あ、そう。タイトルはその人面相をイメージさせますよね。
そうそうそうなんですよね。
ガマのオオガマの使いみたいのを
お母さんが踏み殺しちゃったみたいなのがあるのかな。
でもそれはわかったと。それはいいでしょうと。
やっぱサユリちゃんですよ。全然関係ないもの。
完全に巻き込まれてますよね。
ですよね。
お母さんが呪われるならまだわかりますけどね。
そう。そうなんですよ。
これはね、怖かった。
そのいろいろね。
マタロウが来るとこの名前出しましたけど
マタロウの方がまだ筋が通ってるんですよ。
ああ、まあその因果応報というか
ひどいいじめをしたからこうなったんだっていう
そうですね。因果はありますよね。
そう。そう。
21:00
あの、描写はもう何倍もマタロウの方が良くないけど
相当良くないですよね。
めちゃくちゃアナーキーですけど
だけどその
小賀先生のこの話の作り方が
多分当時から怖かったんだと思うんですよね。
まあ逃れようがないしって怖いですよね。
怖いですよ。
というのが僕の最初のトラウマ漫画ですね。
はい。私の肌に呪いの顔がという。
あの、おすすめしません。
いやでもちょっと気になりますけどね。
カエルどんな描写なんだろうって
ちょっとさゆりちゃんもね、気になりますよ。
一貫まるまるそのさゆりちゃん編って感じなんですか?
だと思いますね。一貫はそうだったと思いますね。
かなりぼんやりした記憶で
今回ね、読んでいただいてお話するってことなんで
読み返そうかなと思ったんですけど
ちょっともう表紙見るだけで嫌な気分になったんで
割とあの文章で記憶を蘇らせつつ
今回お話ししてるんですけど
本当のトラウマですね。
そうなんですよ。やっぱりその安全地帯がないじゃないですか。
そのさゆりちゃんは。
あーそうですね。
どうやったらこれを回避できたんだっていう感じですよね。
そうなんですよ。それが本当にね、今でも怖いというかね。
たまったもんじゃないなっていう感じですよね。
いやでも怪談ってそうかもしれないですね。
不条理だしどうやって回避したらいいかもわからない話も
多かったりしますよね。
はいはいはい。
そうですね。僕はそのジュオンって映画が流行ったじゃないですか。
あーはいはいはい。
あそこぐらいから不条理というか
ジュオンってめちゃくちゃ不条理じゃないですか。
その前ってリングが流行ったと思うんですけど
あれって一応因果があるじゃないですか。
そうですね。
ルールがあるというか。
そうですね。
ジュオンはないし、ただ思い返してみると
この私の肌に呪いの顔がもうちょっと似たようなとこがあるなっていうね。
完全にもう本当に運が悪かったとしか言いようがない。
そういう因果があるホラーが好きな人、因果がなくても受け入れられる人で
結構ホラー好きでも分かれそうですよね。
そうですね。因果がないと逆にカテナが頭にいっぱいになっちゃって
怖いとかじゃなくなる人っていうのもどうもいるみたいで
その気持ちも分かるんですよね。
24:01
だから僕は結構この本当にもう避けようがないっていうところが怖いみたいで
ちゃんと読んだらね、さゆりちゃんにももしかしたら落ち度があるのかもしれないですけど
すでに長谷川さんが見落としてしまった落ち度が。
そうそう、あるのかもしれないです。
だとしてもちょっとひどいなっていうね。
いやーそうでちょっとそれは確認したいですね。
さゆりちゃんに落ち度があったかどうかは確認してみたいですけど。
もし瀬宮山さんが確認してさゆりちゃんに落ち度があったらちょっと教えてください。
僕は読む気もないので。
もし見つけられたらそういう時はね、ご連絡します。
ありがとうございます。
じゃあ私の肌に呪いの顔がはそんなところですかね。
はい。
そうしたら続いては僕の方のトラウマ。
こちらも怪談の漫画なんですけども。
はい。
えっとですね、ご紹介したいのは
デラックスボンボンという雑誌で連載されていた
学校の怪談トワイライトスクールという怪談を題材にしたホラー漫画です。
はい。
長谷川さんこちらはご存知ですか?
いや僕知らなかったですね。
あーなるほどなるほど。
ちなみにデラックスボンボンという漫画雑誌を買われたことってあります?
買ったことはないですけど、なんかあるなっていうのは覚えが。
読んだこともない感じですか?
そうですね、多分もう世代的に読む年齢ではなかったような気がするんですけど。
はい、なるほどなるほど。
そう、デラックスボンボンは2007年に休館した
高段者の子供向け漫画雑誌、さっきも名前が出ましたけど、
コミックボンボンの造館として出てた月間漫画雑誌で、
デラックスボンボンは1990年から95年にかけて発行されてました。
連載作品としては筋肉マンのゆで卵先生によるトータルファイターカオという格闘漫画が載ったりしてたんですけども、
あとボンボン系列らしく武者ガンダムとかナイトガンダムの漫画も載ったりしてましたね。
90年代の頭くらい、93年頃に、僕まだ小学生だったんですけど、
毎月コロコロコミックとコミックボンボンとデラックスボンボン買ってたんですよ。
コロコロとボンボンって名前も似てますけど、半径も同じだったじゃないですか。
27:01
A5サイズだと思うんですけど、それに対してデラックスボンボンはジャンプとかと同じB5サイズで。
そうなんです、一回り大きかったんですよね。
なのでデラックスボンボンといえばまず大きい、そしてちょっとボンボンとは違う独特な漫画が載ってるなっていう印象があったんですよね。
今回お話ししたい学校の階段トワイライトスクールという漫画もそのデラックスボンボンに載ってたんですけど、
実はこの漫画印象に残ってたんですけど、ごく最近までタイトルがわからなかったんですよ。
結構探してたんですけども、今回このコラボ企画をやるにあたってダメ元でもう一回探してみたら、ついに見つけることができまして。
おー、いいですね。すっきりしますね、それは。
そうなんです、もう長谷川さんのおかげです。
いや、どうだろう、はい。まあでもよかった、きっかけになって。
この学校の階段トワイライトスクールはオムニバス形式でいろんな階段が読める漫画なんですけど、
設定としては怪奇評論家の恐ろし屋花子という女性キャラとその息子が進行役を務めるという体で、
一つ一つ階段を紹介していくっていうスタイルだったんですよ。
で、その中でも僕がすごく印象に残っているエピソードがあるので、そちらをご紹介したいんですけども、
そのエピソードは黒いネッカチーフというタイトルがついてまして、
ネッカチーフって言うのは最近あまり使わない表現だと思うので補足すると、主に女性が首に巻くスカーフのことですね。
で、その黒いネッカチーフという話がどんな内容かなんですけども、
あるところにいつも首に黒いネッカチーフを巻いている小学生の女の子がいたんですよ。
で、同級生の男の子が気になって、どうしていつも黒いネッカチーフ巻いてるのって聞くと、
中学生になったら教えてあげるって言うんですよ。
で、時がたって2人は中学生になって、で、改めて男の子はまたどうしていつも黒いネッカチーフ巻いてるのって聞くんですけど、
そしたら今度は高校生になったら教えてあげるって言うんですよね。
で、そういうふうに毎回はぐらかされて高校生大学生になっていくんですけども、全然教えてくれないんですよね、女の子は。
で、大学生の時に同じ質問を男の子が女の子にすると、今度は結婚したら教えてあげるって言うんですよね。
ちょっとラブコメ要素も入ってくるんですけど。
30:00
ですね。今のところラブコメです。
そうですね。で、ついに2人は結婚することになるんですよ。
あ、する。はい。
結婚するんですよ。そうそうそう。私幸せよみたいなことも言うんですけど。
そして結婚式の後で成長した男の子は女の子に、どうしていつもネッカチーフ巻いてるの?そろそろ教えてよって聞くんですよ。
めちゃくちゃ気が長い男の子だなと思うんですけど。
ですね。我慢強い。
我慢強いですよね。そしたらついに女の子はそれに答えて、もう隠しきれないわ。ごめんなさいと言って、
ずっと巻いていた黒いネッカチーフをスルリと外すんですよ。
はい。
そうするとネッカチーフを外した女の子の体から首がスーって落ちて転がっていくんですよね。
階段をコロンコロンって転がっていくんですけど。
怖。
で、落っこちていくその首だけになった女の子が何とも言えない表情を浮かべてるんですよ。
涙を流して、でも口元はちょっと切なげに微笑んでるんですよ。
その表情がもう忘れられなくて。
階段らしい言ったら不条理な結末の衝撃と、その何とも言えない女の子の表情がすごく印象的で、もう深く記憶に残ってるエピソードなんですよね。
え、いや、ちょっといいですか。
はい。
それで終わり?
終わりです。
うわ、怖。え、それで終わり?
オムニバス形式だからそれぞれの一個一個のエピソード短いんですね。
あ、じゃあ理由も何もないし、その後どうなったかもわからない。
そう、一応なんかモノローグで、あの黒いネッカチーフが彼女の首を繋ぎ止めていただなんてって言うんですけど。
いやいやいやいや。
なるほどってならないですよね。
ならない。全然。ネッカチーフに執着しすぎですよね。ネッカチーフがじゃない。
まずなんでそうなったのっていうところにピント合ってないですもんね。
それは残りますね、心に。
いや、そうなんです。言ったらその漫画単行本全一貫なんですけど、その話だけを本当にずっと覚えてました。
最近中古で入手したんですけど、単行本を。
いいな。なんか他の話もこれ読んだなーみたいなのありました?
いやー、覚えてなかったんですよね。
33:02
じゃあ本当にそのネッカチーフの話が強く残ったんですね。
そうなんですそうなんです。結構他の話もすごく独特しい描写とか、記憶に刺さりそうな話はいっぱいあるんですけども、
本当にその話だけが記憶には残ってましたね。
いやー、いいですね。こういうのが聞きたかったんですよ。すごく良い。
あー良かったです。僕も出しどころなかった話なので話せて嬉しいです。
このね、漫画自体を僕も検索はしてみたんですよね。で、webで読める状況とかはどうもないみたいだったので。
あ、そうですね。
結局読むことはできなかったんですけど、いくつか画像が出てきたんですけど、それ見ただけでも気になるっていうのが多くて。
ちょっと心引きつけられる絵柄ですよね。
だから上手いんだろうなというか、タイミング的にね、「世にも奇妙な」とかね、ドラマとかあったと思うし、
あと「ワイシの隣人」っていう漫画とかもね、ちょっとそういう方向だったから、
それ系のものがボンボンのウェザーズにいきなり乗ってるってことですよね。
武者ガンダムとかと一緒に同居してるってことですよね。
いや、そうなんですよ。武者ガンダムとかあと、なんならマリオの漫画とかもデラックスボンボンって載ってたんですよ。
ナイトガンダムとマリオが表紙飾ってるデラックスボンボンとかあったんですけど、
そこに急にこれが来ちゃいますから、だから余計に刺さったっていうのはあるかもしれないですね。
でしょうね。緩急がすごいもの。
そう、なんかこれがいかにもオカルト漫画誌みたいのに載ってたら、
もしかしたらここまで何十年も記憶に残ることってなかったかもしれないんですけど。
そうですよね。もしくはそういう怪異を霊力を持った少年が倒していくとかだったらまた違うじゃないですか。
オムニバスっていうのがいいですよね。え?え?え?っていうまま次の語を読んだら、また次のえ?え?っていうのがあるだけっていう。
そうそうそうそう。
いいですね。デラックスですね、本当に。いいと思います。
デラックスの何八内も大評作かもしれないんですけども。
はい、なのでトワイライトスクールに関してはそういう感じですかね。
36:00
はい。
じゃあもうどんどん行きましょうかね。
うん、どんどん行きましょう。
はい。続いてはジャングル大帝。
うん、メジャーですね。
そうですよね。これをトラウマ漫画として紹介するっていうのにえ?って思われる方もいらっしゃるかもしれないんですけども。
うんうんうん。
漫画の神様手塚治虫の代表作の一つである作品ジャングル大帝なんですけども、長谷川さんはジャングル大帝はいかがですか。ご覧になったことは。
アニメはちょっと見て、漫画もね、ちょっと見たけど、ちゃんと最初から最後までちゃんとっていうふうには見てないですね、どっちもね。
あ、なるほどなるほど。そうこのジャングル大帝なんですけども、1950年に漫画少年という雑誌で連載開始したのが始まりでして、実はあの鉄腕アトムよりも早く登場した作品だったんですよ。
うーん。
で、ジャングル大帝って何度かアニメ化されてるんですけど、89年から90年にかけて放送された全52話のアニメがありまして、僕は子供の頃それを見てたんですよね。
うんうんうん。
で、ここ完全余談なんですけど、個人的にそのアニメのジャングル大帝の中で印象的だったのが、バーバリライオンっていうライオンのアッシュが出てくるんですけど、アニメの中では全身が真っ黒なライオンとして描写されてたんですよ。
うんうんうん。
で、子供の頃に、黒いライオンめちゃくちゃかっこいいと思いまして。
ですね。召喚獣みたいな。
そうそうそう。召喚獣的なかっこよさがあって。で、あまりにもかっこよすぎて、その気持ちを何かに表現したくなってしまって。
うんうんうん。
もともと持ってた普通の茶色っぽいライオンのフィギュアを、持ってたマジックで全体的に黒く塗りつぶして、バーバリライオンだぜって思ってました。
うん。やってますね。
ふふふふふふ。
あの、やっぱりあんまりクオリティー高く塗装できないんで、ちょっと後悔したりもしてたんですけど。
ふふふふふふ。
まあ誰しもやることですよね。そういうのってね。わかります。
そうそうそうそう。はい、もう完全に単なる余談だったんですけど。
いい余談ですね。
ありがとうございます。そう言っていただけると。
で、漫画の方のジャングル大帝なんですけど。
はい。
実は今回のトラウマ会をきっかけに、僕も初めてジャングル大帝の漫画って全部読んだんですよ。
あ、なるほど。はい。
39:00
それまでは本当に長谷川さんと大体同じというか、アニメをちょこちょこ見て、漫画もちょっと読んだことあるくらいだったんですけど。
うんうん。
実はうちの奥さんの幕府子に、今度長谷川さんとトラウマ特集コラボするんだよっていう話をしていたら、
はい。
ジャングル大帝はどう?ってお勧めしてくれたんですよ。
なるほど。
え?と思ったんですけども、いやジャングル大帝にそんなトラウマ展開なんてあるの?と思ったんですけども、
まあともかくKindleで電子書籍版のジャングル大帝全3巻を読んでみたんですよね。
はいはい。
そうしたら、この漫画版のジャングル大帝がアニメ版の印象とは結構違う作品になってまして、
漫画版、アニメ版共通の主人公として白いライオンのレオっていうキャラクターがいると思うんですけど、
アニメ版はある程度擬人化はされてるんですけど、あくまでも野生動物としてのライオンとしてレオ君は描写されてたと思うんですよ。
はい。
で、レオ君を通じてアフリカの大自然を追体験できる、そういう作品だと思ってたんですよね。
あくまでも断片的にしか見ていないアニメ版の印象なんですけど。
で、一方漫画版の方なんですけど、これが主人公のレオ君は偉大なる父ライオンパンジャの一人息子なんですけど、
まだお母さんライオンのお腹の中にいる頃に野心を持った人間にお父さんを殺されてしまって、
お母さんは船で人間の世界に連れ去られることになるんですよ。
レオ君のお母さんは自分を連れ去った船の上でレオ君を出産するんですけど、
嵐で船は大破してレオ君はお母さんとも離れ離れになってしまって、
はいはい。
で、放浪する中で出会った心優しい少年のケンイチ君やそのおじいさんであるヒゲオヤジと心を通わせて、
なんとか自分の故郷であるアフリカに帰ることに成功するんですけど。
ここからが今回読んでいてすごく意外だったんですけど、
アフリカに帰ったレオ君は指導者として野生動物を導くリーダーになるんですよ。
野生動物全体を。
ライオンの群れとかじゃなくてインパラとかサイとかゾウとかキリンとかその辺全部導いていくぞっていう感じになるんですよね。
はい。
お父さんのパンジャももともとそういう立場としていろんな動物たちに英雄視されていたみたいで。
はい。でっかい話ですね。
このジャングル大帝という漫画の中でレオっていうのは野生動物というよりは野生動物全体を代表する存在みたいに描写されてるんですよね。
42:11
レオを代表する動物たちとそれを利用しようとする人間がぶつかったり和解したりして、
レオは特訓の成果で人間の言葉も喋れるようになるんですよ。
なるほど。
ここまでいかがですか?長谷川さん。ちょっと意外じゃないですか。
知らない漫画の話を今聞いています。
ジャングル大帝こんなだけって思ったんですけども。
動物っていう種族と人間っていう種族が戦ったり歩み寄ったりしながらいかに折り合いをつけるかみたいな異文化論として読めるようになっていて。
そこはすごい手塚先生っぽいですね。
そうですね。そのテーマをレオに背負わせるじゃないですけど。
その中でレオは人間と動物の間に立つ橋渡し役になるわけなんですよ。
今回ご紹介したいジャングル大帝のトラウマ展開なんですけど。
それは物語のクライマックスであり最終回でもある大断言っていうエピソードなんですよ。
ジャングル大帝のクライマックスではヒゲオヤジを筆頭にした創作隊がアフリカのムーン山という山にあるというものすごいエネルギーを秘めた鉱石を入手するために
大人になったレオを連れてレオに道案内してもらってみんなでムーン山に登るんですよ。
この時点ではレオには奥さんも2匹の可愛い子供もいるんですけど。
なんでレオが同行するかというと動物たちの間で流行り病が発生した時に人間が手を尽くして助けてくれたんですよね。
そこに恩義を感じて創作に同行するんですけど。
なんですけどいよいよムーン山の山頂まで来た時にものすごい大吹雪になって創作隊のメンバーは次々に力尽きて倒れていってしまうんですよね。
一人また一人と雪の中に倒れ込んでいくんですけどもう八甲田さんみたいになるんですけど。
そうですね。
そして最後に残ったのは雪の反射が強烈すぎて失明してしまったレオとヒゲオヤジの2人なんですよ。
その2人だけが残ってて。
でもヒゲオヤジは半分諦めてしまってもはやこれまでだと腹をくくるんですけど。
そんなヒゲオヤジをレオは助け起こしてあなたは肉を持って毛皮を着て何とかふもとまで行くのですって言うんですよ。
45:10
ヒゲオヤジはレオどこにその肉があるんだって言うんですけどレオはここにあるではありませんかって言うんですね。
レオはヒゲオヤジに自分の肉を食べて這いだ毛皮で寒さをしのいで何とか生き延びろと。
いやー嫌な予感が当たっています今んとこ。
そうですよね。そう言うんですよね。
失明してしまった自分は足で的になるからヒゲオヤジさんだけでも生きてくれとそう言うんですよ。
そこまで言われたヒゲオヤジは胃を消してナイフを手にするんですけどどうしてもできないんですよ。
子供の頃のレオを知ってるんですよねヒゲオヤジは。
そうですよね。子供の時から育ててね。
そうなんですよ。子猫のように可愛らしかった子供の頃から可愛がってたレオを自分の手で殺すなんてできっこないということなんですけど。
そうすると育児なしの人間めそんなに怖いのならこっちが噛み殺してやろうかと言ってレオがヒゲオヤジに襲いかかってくるんですよ。
でヒゲオヤジはとっさりナイフを振ってレオをナイフで倒すんですよね。
でぐったりと身を横たえたレオはこれでいいのですと言って息を引き取るんですけども。
せめてヒゲオヤジにだけは生きてほしかったからわざと襲うふりをしたっていう風に見えるんですよ。
そうですよね。
でレオから肉と皮をもらったヒゲオヤジはなんとか吹雪のムーンさんから下山することに成功してレオの家族のもとにレオの毛皮を届けるんですよ。
でもう本当にクライマックスもクライマックスで空には真っ白いレオの形をした大きな雲が広がっていてそうやって物語が終わっていくんですよね。
という漫画でした。
なるほどね。あの、令和にはないその漫画は。
令和にはないフィーリングでしたね。
いやなんかすごいものを見せられたなぁという感じがありました。
じゃあバクコさんは知ってたんですねそれ。
あのなんて言うんですかねそのweb上のまとめサイトか何かでそのジャングル大帝のトラウマ展開みたいなとこでその最後の展開だけ見たみたいです。
でそれを教えてくれて。
あーなるほど。
48:00
このクライマックスはまだ自分の中でも消化できてない感じなんですけども。
でも本当に意外でした。
いやこういう漫画だったんだっていう全体の構成としてもクライマックスも本当に意外なところがすごく多かったです。
ね。
誰も悪くないなみたいな薄っぺらい言葉しか出てきませんね僕は。
いやもうでもぜひこの機会に読んでいただきたい漫画ですね。
あの非常に興味が途中まで湧いてました。
あーあれ最後の最後。
まあまあね落ちちゃってますからね。
まあでもすごく驚きましたね。
はいそしたらジャングル大帝はそういう形でした。
続いては長谷川さんにお願いしてもいいでしょうか。
はい僕のね2つ目のトラウマ漫画ですけれども手塚治虫先生の。
手塚治虫先生続きますね。
はい。
火の鳥から暴挙編。
あーはい。
はいあのこれは結構トラウマになっている人いると思うんですよね。
そう思います。
っていうか火の鳥は。
はい。
あのトラウマになるやつが非常に多いというか。
いや本当にもうよくぞここまで詰め込んだという感じはします。
宇宙編とか未来編も相当嫌だし。
はいはい。
生命編だったっけな人間狩りのやつあれもですけど。
僕にとっては暴挙編がとにかくすごくトラウマなんですよね。
この火の鳥はこう以前もXの方で長谷川さんとやりとりさせていただきましたけど。
お互い一通り火の鳥全体のエピソードは読んでるっていう形ですよね。
そうですね。
でその中でも特に暴挙編のお話をされたいということで。
僕初めて読んだ火の鳥が暴挙編なんですね。
ああそうなんですね。
はい。でやっぱり小学生の時にただもう4年生か5年生だったと思うんですけど。
隣地の若い男の先生が担任の先生になった時期があったんですよ。
非常勤講師の先生みたいな。
そうだと思います。理由はわからないんだけど。
51:03
たぶんもともとの先生がご出産とかそういうことなんじゃないかなと今にすれば思うんですけど。
とにかく若い先生が来て、その先生が近所に住んでたんですね。
結構近くにあるって10分ぐらいのとこかな。
でまあ遊びにおいでって言うから、真に受けて行ったんですよね。
で漫画が置いてあったから読ませてもらったのが火の鳥暴挙編だったんです。
暴挙編だけですかね。
いやたぶんね全部あったんですよ。
運悪く暴挙編を手に取ったんですよね。
運悪くって言っちゃってますけど。
運命なのかな?吸い込まれるように手に取ったんですよ。
自分の子供と子供を作ることが意味はわからないんだけど、
当事者のロミとかの表情からめちゃくちゃ悪いことをしょうがなくやってるっていう感じを受けて。
すごく心に残ったんですよ。
あれは別惑星に行ってっていう話でしたっけ?
そうですね。ちょっと読んだことない方にあらすじお話しすると、
無人のエデン17っていう惑星にさっき名前出したロミっていう女性、
17歳とかだと思うんです。高校がどうだとかいう話が出てくるので、
ジョージっていう大学生の男の人が駆け落ちして行くんです。
エデン17に行って、2人だけの新生活を始めようってことでね。
ジョージね、ロミが住んでた島の再開発のお金盗んできたりしてるから、
お尋ね物になっちゃってるんですよ。
なるほどなるほど。
だから本当に後ろぐらい駆け落ちをするわけです。
はい。
無人惑星にね。
そこで、水がないぞと。悪徳不動産屋に騙されたっていうことで。
結構いきなりやばいですね。
そうなんですよ。水はなきゃいかんということで、水を掘る工事をするんですが、
水は出ます。
出たんですね。
ドバッとね、出るんですけど、その衝撃で機械が倒れ込んできて、ジョージが挟まれちゃうんですね。
で、挟まったまま水かさがどんどん上がってくるから。
そっか、ちょっと思い出してきましたね。
歴史しちゃうんです、ジョージ。
そうでしたね。
で、まずここの描写が怖い。
54:00
ここの描写が怖い。
いや、怖かった気がする。思い出したな、それ。はい。
そう。挟まれて、うぐーとかね、言ってなくなるならまだしも、
生きてて、ロミが嫌だ嫌だと言うんですが、水は無情にも出てくる。
で、その水はなきゃ生きていけないもので。
で、もう水が川まで来たから、ロミはもう行けと、強く生きるんだということで、
そこで終わりにしてくれればいいんですけど、手塚先生。
次のコマで目を見開いたまま、歴史しているジョージをちゃんと描くんですよ。
めちゃくちゃ絵が上手いんですよ。
一番見たくない絵を見せつけてくるんですね。
そう。そうなんですよ。
まずそれがすごい怖かったのを覚えてるんですけど、
やっぱさっき言ったような展開がその後待ってるんですよね。
結局その無人惑星に一人になってしまって、地球に帰ることもできないと。
で、ジョージが言い言として、なんでそんなこと言うんだって思うんだけど、
子供を増やしていけと言うんですよ。で、その時ロミはもう見ごもってるんですね。
だからその子のためにもこの星の女王になるんだと言うんですよ。
だからお腹にいる子供と子供を作るためにロミはコールドスリープするんですね。
いやーよくここまでゾッとする話を形にしたなという。
世界中の人が何千回も言ってると思いますけど、手塚先生どうかしてると思うんですよね。
考えるかなこれっていう。
世に出しちゃってますからね。
そうなんですよ。しかも漫画っていうすごく面倒くさくて大変な作業で、その考えを世に残していったわけですけど。
これがね、小学生だからわからないわけです。それがいけないことかどうかなんて考えたこともないし。
そうですね。はいはいはい。
ただ手塚先生の描写が上手いんでしょうね。
とにかくまずいことしているぞと。
やっぱね自分の子供と子供を作っているからだと思うんですけど、男の子しか生まれないんですよね。
カインだったかな、ジョージとの間の子供も地震によって下半身を大怪我してしまって、
もう子孫が残せないと。だからロミもう一度コールドスリープしてくれと。
そんなとこだけジョージに似たなと思うんですけど。
思考回路が一緒ですからね。
57:01
でもう一回コールドスリープみたいなことしていくんですよね。
その後の展開はぜひ読んでほしいんですけれども、
トラウマ漫画として紹介しますが、大傑作だとも思っているので、読んで損はないんですけど。
いやそうですね。人間というものを描ききった作品ですよね。火の鳥というのは。
そうですね。でも小学校の時の僕にはとにかくきつかった。これが。
なんかもう消化できないもやもやが残る感じじゃないですかね。
そうなんですよ。夕方で多分夏休みに遊びに行ったと思うんだよな。
暑い日にそれを読んでたのをよく覚えてるんですけど、立って読んでましたからね僕。
本棚の前につったったまんま読んでましたから。
それはちょっと手に取ってパラパラめくり始めたら止まらなくなっちゃって。
そうですそうです。まさにそう。
途中でね、パンを発明する子供とか出てくるんですよ。
あっちこっちの草ちぎってきてパンのようなものを発明したみたいな描写とかはめちゃくちゃワクワクするんですよ。
何かこう生み出していくとことかね。
うんうんうん。文明ができていくみたいな面白さもありますよね。
そうそう。まさにそう。そうなんですよ。
だけどそれをしている人たちの誕生は、なんかわかんないけどどうかしているらしいぞっていうこの感情の何というか変な感じっていうのがねすごく覚えてますね。
なんか受け取り方に大いに困ったというか。
だから記憶に残るんでしょうね。
そうなんですよ。で、多分ね先生に質問とかしなかったんですよね。
あー。
これなんでとか聞かなかったですね。
なんとなく聞いちゃまずそう的な。
そうそう。多分そう思ったんだと思います。
先生どう思って俺が日の取り傍協編読んでるとこ見てたんですかね。
そうですよね。なんかあれなんですかね。先生は大人になってから読んだからそこまでダメージ受けてなかったんですかね。
どうなんですかね。だから日の取り傍協編っていうことも多分当時覚えてないんですよね。
はいはいはい。
なんか先生の家ででっかい怖い漫画読んだっていう記憶しかないんですよ。
はいはいはい。
あとパンを発明したっていう。
そこなんですね。
そうそう。そこと、だから3つですキーワードは。でっかい漫画が怖かった、パンを発明した、でき死したジョージの顔。
1:00:03
これも3つがすごく残ったんですけど。
それは日の取り傍協編って認識できたのはいつだったんですか。
結構大人になってからですね。文庫本で日の取り揃えようって思って。
で、その時になんで揃えようって。あ、そうだ当時住み込みのアルバイトしてたとこにブッダが置いてあったんだな。
で読んで、手塚先生の漫画やっぱめちゃくちゃ面白いなと思って、自分でも買っていこうと思って、日の取りから行こうっていうことで買っていく中で傍協編読んで、これ子供の時に読んだアレだわっていう。
じゃあそこで劇的な再会をしたわけですね。
うん、だったと思いますね。
日の取りだったんだっていうことですよね。
うん。
その夕暮れの中で、暑い中で、こう立って、傍協編読んでた長谷川さんと一緒に寝てたわけですよね。
うん。
で、その時にね。
あーなんかすごいですね。そのシチュエーション全体が結構なんか入ってきますね。
その夕暮れの中で、暑い中で、こう立って、傍協編読んでた長谷川さんと、その十何年かぶりに日の取りに再会する長谷川さんとっていうのがなんか入ってきますね。うん。いいですね。
いやでも本当に漫画としてのパワーが凄まじいからそういうことが起きるんだと思うんですよね。
そうですね。ほんとそうですそうです。そう思います。
だから、今となってはね、その時にそういう経験したのは良かったなと思うタイプのトラウマですね、これはね。
うんうん。創作っていうものの持つ力というか凄さを感じますよね。
感じますね。やっぱり特別な存在なんだな、手塚先生って。大人になってからこう改めて思ったけど、子供の時にも出会ってたんだなっていうね。それは今となってはちょっと嬉しい体験かもしれないですね。
いや、漫画の神様っていうのは伊達じゃないですよね。
そうですね。そう呼びたくなりますよね。ほんと。
傍聴編はそんなところですかね。
はい。あとは読んだことない方はぜひ読んでほしいなというね。
そうですね。ぜひぜひ文庫なんかでも求めやすい価格というか、Kindleなんかも出てると思いますので、ぜひチェックしてみてください。
ということで、今回はBBブロスの2P長谷川さんとトラウマ漫画についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
1:03:06
次回以降、トラウマ界アニメ編、ゲーム編と配信していきますので、そちらもお楽しみいただければと思います。
今回のトラウマ界をきっかけに、セミラジオのお便りフォームに漫画・アニメ・ゲームの心に残るトラウマ展開という項目を追加させていただきました。
皆さんの心に残るトラウマ展開もぜひ聞いてみたいなと思っていますので、こちらもどしどしお便りいただけると嬉しいです。
いただいたトラウマ展開に関してはセミラジオ内でご紹介させていただきますので、ぜひぜひよろしくお願いします。
お便りフォームのトラウマ展開については特に期限を設けていませんので、ふと記憶がよみがえった時にでも送っていただければと思います。
セミラジオではお便りを募集しています。概要欄のフォームやTwitterのハッシュタグセミラジオでご感想いただけると嬉しいです。
今日は心に残る漫画のトラウマ展開についてお話しさせていただきました。ご視聴ありがとうございました。
01:04:18

コメント

スクロール