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2023-12-30 46:05

トルネコの大冒険 地下99階の虚無

スーファミの名作ダンジョンRPG「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」と、地下99階攻略時にせみやまを襲った虚無についてお話しました!


先日開催されたイベント「Podcast Weekend」のレポートも冒頭でしています。


・1000回遊べるRPG!

・トルネコが背負う悲しみとは

・「ばくだんいわ」には気をつけろ

・パンは買うものじゃなく、拾うもの。

・これが「虚無感」か…。


トルネコの大冒険 不思議のダンジョン

http://tinyurl.com/3w3c64cd


トルネコの大冒険 地下99階へ(セミブログ)

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1000回遊べるRPGを4000回遊んだ男(ねとらぼ)

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みなさんこんにちは。 自然を愛するウェブエンジニア、せみやまです。
今日はスーファミのゲームソフト トルネコの大冒険不思議のダンジョンと
地下99階の虚無についてお話ししたいと思います。 先日都内でポッドキャストウィークエンドというポッドキャスターとリスナーさんが
交流するためのイベントがありまして、 今回が第3回目の開催ということなんですけど、
今回初めて僕は一般枠で参加させていただきました。 会場ではセミラジオでもおなじみの工業高校農業部の牛若さんと
BBブロスの2P長谷川さんと合流しまして、 長谷川さんにはお土産にドラえもんのお菓子を、
牛若さんには牛若さんの地元にあるという素敵なお店のチョコレートをいただいてしまいました。 長谷川さんにいただいたドラえもんのお菓子は人形焼きとカステラ焼きが入ってたんですけど、
ドラえもんのいろんなキャラクターが造形されたカステラ焼きなんかも入っていて、 ジャイアンとかも二頭身で造形されていて、すごく可愛いんですよ。
生まれて初めてジャイアンに対して可愛いっていう感情が芽生えましたね。 あと、うちの奥さんのバッコはドラミちゃんが大好きなので、ドラミちゃんのカステラ焼きにすごく
テンションが上がっていました。 牛若さんにいただいたチョコレートもパッケージとかもすごくオシャレで美味しくて、
バッコと一緒に味わいながらいただきました。 で、ポッドキャストウィークエンドなんですけど、本当にたくさんのポッドキャスト番組さんが出展されていて、
こちらもセミラジオでもおなじみの生物をざっくり紹介するラジオ仏作のブースに行って、 トヨさんをはじめ仏作メンバーの方とお話しさせていただいたり、
仏作リスナーであり、セミラジオも聞いてくださっているグレさんにもお会いできて、お話をさせていただきました。
物販ブースには仏作のグッズもたくさん置かれていて、いろいろ物色していたんですけども、
あと、カーケーポッドキャストの日でお世話になったサイエントークのレンさんともお話しさせていただいたり、 他にもいろんな番組の方やリスナーの方とお話しさせていただきました。
いやーすごく楽しかったですね。 僕、ポッドキャストウィークエンドって今回初めて参加したんですけど、
今まで漠然と思っていたのは、聞いてない番組のブースに行っても大丈夫なのかなーっていうことだったんですよね。
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この人、うちの番組全然聞いてないのになんで来たんだろう、みたいなリアクションされたら怖いなと思ってたんですよ。
でも基本どの番組の方もこちらが聞いてない程でいろいろプレゼンしてくださいましたし、
もちろん聞いてる番組であればいつも聞いてますみたいな感じでコミュニケーションを取ればいいわけですし、
あ、全然問題なかったんだとすごく安心しました。
で、ポッドキャストウィークエンドは下北沢で開催されてたんですが、
実は当日下北沢でもう一つ重要なイベントが開催されてたんですよね。
セミラジオでもおなじみのイラストレーター、すすむさんの個展が同じ下北沢で開催されてたんですよ。
当日ポッドキャストウィークエンドの会場から徒歩で10分ちょっとのところにあるカフェで、
すすむさんの個展が開催されてまして、そちらに牛若さん、長谷川さん、物作の皆さん、グレさん、
その他にも同行させていただいた方々と一緒にすすむさんの個展を観覧させていただきました。
すすむさんの個展が開催されていた喫茶092というカフェがすごく雰囲気のいいところで、
すすむさんの絵も木のパネルでたくさん飾られていて、ゆっくり見ることができて、
新作のトライバル模様のサメの絵が展示してあったんですけど、これがシンプルにめちゃくちゃかっこよかったですね。
カフェではすすむさんとのコラボメニューというのも注文できて、
ラテとすすむさんの絵がプリントされた紙製のコースターがもらえるようになってたんですよね。
うさぎかフクロウの絵を選べるようになっていて、僕はうさぎを選びましたね。
毛並みのムクムクした感じがすごく可愛いんですよね。
というところで下北沢で開催された2つのイベントを観覧させていただきまして、
その日の夜は打ち上げみたいな感じで、最初すすむさん、牛若さん、そしてバクコの4人で、
牛若さんが選んでくれた焼肉のお店で飲み始めたんですよね。
バクコはその日他の用事があって、ポッドキャストウィークエンドには行けなかったんですけど、
すすむさんの展示を観覧させていただいてから、焼肉屋で合流しまして、
その後ポッドキャストウィークエンドの出店側の飲み会に参加された仏悪のトヨさん、ネギ子さん、マジックさん、
そしてグレさんも合流して、計8人で飲みましたね。
いやーこの飲み会がまためちゃくちゃ楽しかったですね。
ポッドキャストを通じて知り合えた皆さんとわちゃわちゃ飲むという本当に楽しいひと時でした。
06:06
で、その夜は下北沢に一泊して、翌日は2つの目的地に行ってきました。
一つは上野の国立科学博物館、通称科博。
もう一つはレトロゲームを物色するため秋葉原に行ったんですよね。
美しくもセミラ城のサブタイトルを思わせるような、いわば生き物とサブカルの旅だったんですけども、
この旅はぜひ一度科博に行ってみたい、そしてレトロゲーム探訪もしてみたい、
という牛若さんとレトロゲームのポッドキャスト番組BBブロスを配信していて、
レトロゲームと秋葉原に詳しい長谷川さんとの3人で行きました。
秋葉原を知り尽くした長谷川さんにご同行いただけるということで、ものすごく心強かったですね。
朝の9時ごろ、下北沢の駅で牛若さんと合流して、その後上野駅前で長谷川さんと合流して、
まずは科学の地球観を下から上まで堪能しましたね。
自分的にすごく大きな収穫だったのは、科学の物販コーナーでめちゃくちゃ可愛いマンモスのぬいぐるみを買うことができまして、
このマンモスくんは今も守護神のように作業デスクの上にちょこんと座ってるんですけども、
いやーこれは買えてよかったですね。
で、科学の後は秋葉原に行って、二郎系ラーメンのラーメン忍者というお店に行きました。
これは牛若さんが東京の二郎系ラーメンを味わってみたいということで、長谷川さんのおすすめのお店に連れてっていただいたんですけども、
僕と牛若さんはお店一押しの忍者ラーメンというメニューを、長谷川さんはベーシックなラーメンを頼まれてたんですが、
このお店の名前を冠した忍者ラーメンというメニューが、まあすごかったんですよね。
忍者ラーメンに関しては、工業高校農業部のポッドキャストウィークエンド報告会の方でも、牛若さんがお話しされてるんですけども、
お店がそのメニューをかなり推してる感じだったので、その忍者ラーメンというメニューを選んだんですけど、
ラーメンが来てみると、チャーシューというには巨大すぎる肉の塊がドカンと乗ってたんですよ。
僕、普段の生活でそんなに大量の肉とか食べませんから、自分のキャパシティを遥かに超える食べ物を頼んでしまったということは、一目見た瞬間にわかりました。
09:06
なんですけど、食べ始めてみると、意外とスルスルといけたんですよ。
その日、朝から水とお茶くらいしか愚痴にしてなくて、胃の中がほぼ空っぽだったので、割と入るなと、これならいけるかもしれないと思ってたんですよね。
そういうふうに思っていた時期が僕にもありました。後半、その巨大な肉の塊をあともう一口か二口というところまで食べたあたりで、
牛若さんにも目撃されてたんですけど、ピタッと箸が止まりまして、その時の心境としてはこんな感じでした。
どうやら限界が来たらしい。 無理をすれば残った肉を胃の中に押し込むことはできなくはない。
ただ、それは今日一日を棒に振ることを意味する。 そのぐったいした状態で僕は楽しくレトロゲームのお店を回れるんだろうか
という葛藤が頭の中をぐるぐるして、結果箸は止まってたんですよね。 で、考えた末にもう肉は諦めようと思いまして、麺だけは完食して
そこで投了しました。 ということで忍者ラーメンは完食はできなかったんですけど、麺の硬さとか
ニンニクが効いたスープとか、すごく好みで美味しかったですね。 二郎系ラーメンって僕は今までそんなに行ってなかったんですけども、僕の地元の山梨県にも何
県かあるみたいで、ちょっと今度行ってみようかなーなんて思ったりしてますね。 で、秋葉原に来た主目的であるレトロゲーム田んぼなんですけども
こちらはもう全面的に長谷川さんにお任せする形で、いろんなレトロゲーム店に連れて行っていただきました。
いやーこちらもめちゃくちゃ楽しかったですね。 探していたファミコンの女神転生も買えましたし、
長谷川さんから置いてあるゲームに関するいろんなエピソードも聞けて、すごく良かったです。 走行しているうちに時間も過ぎまして、5時前頃に解散という形になりました。
いやー本当に楽しい2日間でした。 お付き合い下さった皆さん、お話しさせていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
その後地元に飛行機で戻られた牛枠さんが、雪で飛行機が向こうの空港に着陸できないかもしれないとか、
12:09
着いたとしても車にノーマルタイヤしか積んでないみたいなこともあって心配だったんですが、 最終的には無事にお家に戻れたということで、本当に何よりでした。
ということで、ポッドキャストウィークエンドと、科学秋葉原レトロゲーム担保についてお話しさせていただきました。
それではそろそろ本編に行きたいと思います。 今回はセミラジオ第99回にあたるということで、
99という数字にちなんだゲームのお話をしたいと思います。 今回取り上げるゲームはスーファミのトルネコの大冒険
不思議のダンジョンです。 今回トルネコの大冒険についてネタバレありでお話ししていきますので、ご注意いただければと思います。
トルネコの大冒険不思議のダンジョンは1993年にチュンソフトから発売した ダンジョンRPGでして、またしても90年代
90sリフレクションな作品なんですよね。 でこのゲームの舞台である不思議のダンジョンというのが地下1階から始まって、地下2階、地下3階と
1階ずつ降りていけるようになっているんですけども その最深部が99階なんですね
セメラ城第99階のテーマとして取り上げるのであれば このゲームしかないという感じで今回お話ししていこうと思っております
でこのトルネコの大冒険の主人公であるトルネコは 剣と魔法のファンタジー世界で冒険者のための武器屋を営む
商人なんですよ さらに言うとこのトルネコというキャラクターは元々はファミコンのドラゴンクエスト4に登場して
勇者の仲間として共に戦ったキャラクターだったんですよ ドラクエは当時エニックスが発売していたゲームですから
トルネコ大冒険を出したチュンソフトとは別の会社ということになるんですけど 実はドラクエ1から5までのプログラミングを開発会社として担当していたのがこのチュンソフトなんですよね
エニックスが企画会社 チュンソフトが開発会社として二人三脚でドラクエを作ってたんですよ
そのためチュンソフトが自社からダンジョンRPGのゲームソフトを出したいとなった時に トルネコというドラクエのキャラクターを使わせてもらえたということだったみたいです
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でちょっとだけドラクエ4でトルネコというキャラクターがどんな立ち位置だったかをご説明したいんですけども
ドラクエ4は全5章のお話に分かれていて プレイヤーはそれぞれの章で主役となるキャラクターを操作して物語を進めていくという構成になってまして
多くのキャラクターは人に悪さをする魔物をやっつけたり 物語のキーになる宝物を探したりと いわゆる冒険をすることで話を進めていくんですが
トルネコだけちょっと違っていて トルネコはドラクエ4の3章で登場するんですが その時点では武器屋の雇われ店員なんですよ
なんですけど心密かに世界一の武器商人になるという夢を持っていて フィールドを探索して武器を仕入れたり
公益でお金を稼いだり 詳細のあるネネという名前の奥さんに仕入れた武器を売ってもらったり
戦士としてモンスターと戦うという感じじゃなくて アイテムやお金を集めることで商人として一目置かれるようになって
自分のお店を持つことにも成功しさらにお店を発展させていく そういうファンタジー世界の中での商人としてのサクセスストーリーが
トルネコを通して描かれるんですよね 今でこそ異世界で居酒屋やってみるとか
そういうファンタジー世界における一般人にスポットを当てたお話っていろいろありますけど
ドラクエ4が出た当時このコンセプトってすごく新鮮だったんじゃないかなぁと思うんですよね
でドラクエ4って4章までは各章のメインキャラがそれぞれ単独か数人で旅をしてるんですけど
最終章である5章で今までバラバラに行動していた メインキャラたちが人間を恐怖に陥れる魔王を倒すために
5章の主人公である勇者のもとに集結して仲間として一緒に冒険することになるんですよ
トルネコもその勇者の一行に加わるわけなんです ただ5章で仲間になるメンバーって
主人公の勇者を入れて全部で8人いるんですけど 戦闘中実際に戦えるのって4人までなんですよね
残りの人はどうしてるかというと馬車の中にいるんですよ この馬車の中にいるというのがどういう状況かというと
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サッカーでいう補欠もしくは二軍的な扱いなんですよね
でドラクエ4を普通にプレイしていると大体この馬車の中にずっといる つまり補欠として延々とベンチを温めているキャラというのがいまして
その筆頭がトルネコなんですよね それも仕方がなくてというのはトルネコはもともと商人であって武器を持って前線で戦う
訓練をしているわけじゃないんですよ で機敏に動くことはできませんし攻撃しようとして
うっかり転んじゃったみたいなお茶目なギミックもふんだんに盛り込まれているので 他の戦闘力が高い人たちに比べて今一つ使いづらいところがあるんですよね
なのでドラクエ4をプレイしたほとんどの人がトルネコが仲間になった瞬間に 馬車にトルネコを収納して大体そのままエンディングを迎えることになったんじゃないかなと思います
そんなちょっと悲しみを背負ったキャラクターであるトルネコがなんと トルネコ大冒険では主人公に大抜敵されるということで
これには往年のドラクエファンも驚いたんじゃないかと思います トルネコ大冒険が発売された1993年僕は小学校6年生だったんですけど
当時月刊少年ガンガンという雑誌を買ってまして今でも刊行されているんですが この雑誌でトルネコ大冒険の特集をやってたんですよね
ガンガンは当時エニックス現スクエアエニックスという会社 つまりドラクエの発売元が出している漫画雑誌ということで
トルネコ大冒険は関東カラーページで特集が組まれていて めちゃくちゃ面白そうなゲームだなぁと思って発売日の直後に購入したんですよね
そしてやってみたら期待を裏切らない本当に面白いゲームでドハマリしちゃったんですよ
スーファミの中でも屈指の大好きなゲームになったんですよね そんなトルネコ大冒険なんですけどここからは具体的にどういうゲームなのかご紹介していきたいと思います
トルネコ大冒険では不思議なダンジョンには誰も見たこともないような すごいお宝が眠っているらしいという噂を聞きつけたトルネコが奥さんのネネ
一人息子のポポロと一緒に不思議なダンジョンの近くにある 大きな一本の木の下に自分の小さなお店を開くところから物語が始まります
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トルネコの目的は不思議のダンジョン奥深くにある その誰も見たこともないようなすごいお宝を見つけて持ち帰ることなんですね
単に大金持ちになりたいというより 商人としてその宝物を手にしてみたいという気持ちの方が強い
そんな風に感じられるような作りになってるんですけども でトルネコはその宝物を手にするために不思議のダンジョンに降りていくことになるんですけど
このダンジョン何が不思議かというと入るたびに地形が変わるんですね 例えば同じ地下1階でもダンジョンに入るたびに全く違う地形になるんですよ
さらにダンジョン内で拾うことができるアイテムの位置も種類も完全にランダムで 地下1階でいきなり最強の武器を拾えることもありますし
逆にかなり深く降りていった段階で めちゃくちゃしょぼい武器や防具しか入手できていない場合もあって
ダンジョン内にはいろんなモンスターが登場して階層が深くなるにつれて 敵も強力になってくるんですけど
このクラスの敵とコンボで戦うの無理ゲーだしせめて剣が欲しい でも拾えないみたいな展開も場合によってはあるんですよね
ただそんな風に運悪く良い装備が拾えない場合でも 草とか巻物とか杖とか使用回数が限られているけど
いろんな効果が得られるアイテムを駆使して対応できる場合もあって そのアイテムの使い方やテクニックっていうのはゲームをやっていく中で
プレイヤーの知識として蓄積されていくんですよね でもう一つ普通の rpg と大きく違う点があって
トルネコはモンスターを倒して経験値を積み上げることでレベルが上がって強くなっていくんですけど ダンジョン内でモンスターに倒されてしまうとレベルが1に戻っちゃうんですよね
さらにそのプレイでダンジョン内で手に入れたアイテムも全部没収されるんですよ この仕様は現行の不思議のダンジョンシリーズでも基本変わらないと思うんですけども
普通の rpg だと全滅した場合何かしらのペナルティがある場合もあるんですが レベルとかアイテムは基本的にそのままだと思うんですけども
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トルネコ大冒険の場合全てを失うんですよね これ初めて遊んだ時は結構驚きました
えっ一回死んだらレベルもアイテムも何も残らないのって思ったんですよね たださっき言ったようにこの敵にはこのアイテムを使えばいいとか
こういうトラブルがあったらこのアイテムを使えばいいみたいなノウハウやテクニックは プレイヤーの中に積み上がっていくんですよね
今回のプレイでは失敗してしまったけどあの場面であーすれば良かったんじゃないか もう一回やってみようかなという気持ちを上手にくすぐってくるんですよね
毎回地形も拾えるアイテムもランダムというところも何度プレイしても飽きさせない ファクターになっていて
さらに無事ダンジョンから生還すると持ち帰ったアイテムを販売することができまして その売ったお金で徐々にお店が大きくなっていくんですよ
そうすると一部のアイテムを倉庫に預けておくことができたり プレイに有利な効果が得られるんですよね
ダンジョンでモンスターにやられてもさすがにお店の規模まではリセットされないので そうやって徐々にお店が大きくなっていくのを楽しむという要素もあるんですよね
このトルネコの大冒険を第一作として始まった不思議のダンジョンシリーズは ダンジョンの地形や拾えるアイテムが完全にランダムという共通の特徴を持っているんですけど
こういうスタイルのゲームはローグライクと呼ばれています ローグというのは初期のパソコン用に開発されたシンプルなゲームで
最初のバージョンができたのは1983年のことでした この頃のパソコンはグラフィックの性能も低かったので
画面上でアットマークが主人公 はてなマークが巻物など文字によってゲーム内の要素を表現していたんですよね
そのごくごくシンプルなゲームだったローグの遺伝子を受け継いで作り上げられたのが このトルネコの大冒険だったわけです
マップや拾えるアイテムが毎回ランダムで変わるから何度やっても面白い そしてモンスターにやられてしまうとすべてを失ってしまうことによるスリルと緊張感
これがトルネコの大冒険というゲームの魅力なんですよね トルネコ大冒険には1000回遊べるRPGというキャッチコピーがあったんですが
僕は実際1000回以上遊びましたし 4000回以上遊んでそのプレイ記録を
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web上に掲載し続けている方もいらっしゃるんですよね 本当にすごく長きに渡り愛されているゲームなんですよ
ここからは基本的なゲームの流れをざっくりご紹介したいと思います まずは何はともあれ不思議のダンジョンに入っていくわけです
昔のドラクエ風の階段を降りるときのザッザッザッという効果音が鳴って トルネコがダンジョンに入っていくんですけども
地下1階からスタートしてお宝が眠っている地下深くを目指していくことになります
地下1階からもモンスターが登場するんですけど浅い階 地下1階とか2階の段階ではまだ出てくるモンスターも弱くて
ドラクエに出てくるスライムとか大なめくじとかそういう弱めのモンスターが出てくるんですよね
その辺りのモンスターであればトルネコが素手で倒すことができます そうダンジョンに入るとき基本トルネコって武器とか持ってないんですよ
頼れるのは己の拳のみという状態からスタートするんですよね そういうキャラじゃないだろうと思うんですけど
すごいですよね武器商人なのに手ぶらでずかずかダンジョンに入っていくんですよ
医者の扶養所って言うんですかね相当ワイルドだなぁと思うんですけど 奥さんがお弁当として焼いてくれた大きなパンしか持たずに
ダンジョンに入っていくのが基本スタイルなんですよね でマップは2Dのドラクエと同じく見下ろし型なんですけど
ドラクエだと戦闘はダンジョンを歩いているとランダムで敵が出現して戦闘モードに 切り替わるという感じなんですけど
トルネコ大冒険はダンジョンの移動と敵との戦闘が分かれてないんですよね モンスターはトルネコと同じように姿が見える状態でダンジョン内を歩き回っていて
トルネコを見つけると攻撃してくるんですよ ただ完全リアルタイムで動いているわけじゃなくて
トルネコもモンスターもそれぞれターン制で動いてるんですよね どういうことかというと例えばダンジョン内の一つの部屋の離れたところに
トルネコとスライムがいるとき トルネコが何もしなければスライムも動かないんですよ
でトルネコが一歩歩くつまり一ターン使うとスライムも自分のターンを使って一歩歩いたり スライムがトルネコの隣にいるのであれば一ターン使って攻撃してくるんですよね
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で今の例はトルネコとスライムが1対1の場合なんですけど 敵モンスターは複数いる場合もあるんですよね
例えばトルネコと同じ部屋にモンスターが4匹いる場合 トルネコが一ターン行動するとその4匹のモンスターそれぞれが一ターン使って行動してくるんですよ
なので仮に部屋のど真ん中で複数のモンスターに囲まれてしまうと かなりまずいことになるんですよね
この例でいうとトルネコが囲まれた状態でモンスター1匹に対して攻撃したとすると トルネコの攻撃1回に対して4発殴られるわけです
こうなってはすぐにゲームオーバーになってしまうので こうならないように立ち振る舞う必要があるんですよね
例えば複数のモンスターと同時に戦うんじゃなくて 1匹ずつ狭い通路に誘い込んで1対1で戦うようにするというのは基本のテクニックですし
イオの巻物というアイテムを使うと 複数のモンスターにいっぺんにダメージを与えてやっつけることもできたりします
他にも戦いを有利にするいろんなアイテムがあるので それらを駆使して戦うことができるんですよね
あまり贅沢にアイテムを使いすぎると 後でカツカツになって強敵が現れた時に詰んでしまうので 使いどころは考えないといけないんですけども
でさっきトルネコの奥さんが大きなパンを持たせてくれると言ったんですけど 実はこのパンというのも重要なアイテムの一つでして
トルネコ大冒険には満腹度というパラメーターがありまして この満腹度は歩いたり何か行動したりするたびに減っていくんですけど
満腹度がゼロになってしまうと一歩歩くごとにトルネコの hp がどんどん減ってしまうんですよ
そのまま歩いているとゲームオーバーになってしまうので そうなる前に奥さんのネネが焼いてくれた大きなパンとか
なぜかダンジョンに落ちているパンとかを食べて定期的に満腹度を回復させる必要があるんですよね
そうこのゲームなぜかダンジョンの至るところにパンが落ちてるんですよね ネネが焼いてくれたパンだけでは足りなくなるのでそういう落ちてるパンも食べることになります
拾い食いをしないと生きていけないゲームなんですよね で普通のパンとか大きいパンであれば100歩譲っていいんですけど腐ったパンとかも落ちてるんですよ
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腐ったパンを食べるとお腹いっぱいにはなるんですけどお腹を壊してヒットポイントや力 つまり攻撃力が下がってしまうのでリスクはあるんですけど
まさに背に腹は変えられないという感じで腐ったパンももりもり食べていくわけです ゲーム内のこととはいえ結構すさまじい状況ですよね
でこのゲーム約30種類のモンスターが出てくるんですが どのモンスターも個性的でそれぞれの特殊能力でトルネコを苦しめてきます
序盤かなり注意が必要なのは魔導士というモンスターでこの魔導士は他のモンスターと違って いつもスヤスヤと寝ているのが特徴でして他のモンスターであれば
トルネコを見つけた瞬間親の敵のように襲いかかってくるんですけど 魔導士はこちらから何もしない限りただ寝てるだけなんですよ
ただひとたびトルネコが魔導士に攻撃を仕掛けた瞬間 全力で攻撃してくるんですよね
この魔導士は攻撃力自体はものすごく高いという感じではないんですけど ある特殊能力を持ってましてそれはラリホーという敵を眠らせる呪文なんです
魔導士にこのラリホーを使われるとトルネコは数ターン眠りこけて 何も行動ができなくなってしまうんですよね
でなす術もないまま魔導士が持った杖でボッコボコにされて目が覚めたと思ったら またラリホーで眠らされてという無限コンボを食らって多くのプレイヤーが
打ち死にしてきましたそういう初見殺しのモンスターなんですよね あとこのゲームで一番危険なモンスターだと僕が思っているのが
爆弾岩というモンスターです この爆弾岩はトルネコの攻撃によって hp が一定以下になると大爆発を起こして周囲の全てを吹き飛ばすという
大変危険なモンスターなんですよ 周りにいた他のモンスターやアイテムなどは爆風で全部消滅しますし
爆風の範囲にトルネコがいた場合はヒットポイントが1になってしまうんですよね その状態でヒットポイントを回復させる前に他のモンスターに遭遇したら非常に
まずいことになるんですよね さらに爆弾岩の爆風を1回は耐えられるトルネコも連鎖爆発には耐えられないんですよ
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爆弾岩が至近距離で2体いる場合 1体が爆発するともう1体も誘爆して連鎖爆発になるんですけど
この連鎖爆発をまともに食らうとどれだけレベルを上げていてもその時点でゲームオーバーになります
レベルマックスでも強い防具を装備していたとしてもアウトなんですよね なので爆弾岩に対してはこうならないように慎重に対処する必要があるんですよね
爆弾岩は爆発する寸前ある程度ダメージを与えると動きが止まるので その状態で爆風に巻き込まれない距離から弓矢で攻撃して安全に処理するというのが基本戦略になります
弓矢が尽きた時は手持ちのアイテムでどうにか対処しないといけないということになるんですけども
というところでここまではゲームの基本的な流れや印象的なモンスターについてお話しさせていただきました
このトルネコの大冒険をクリアするための条件なんですが 不思議のダンジョンの地下27階に落ちている
幸せの箱というアイテムを持ち帰るというのがクリアの条件になります 不思議のダンジョンでは各フロアに必ず一つ階段があってそれは常に下の階に降りていく階段なんですが
幸せの箱を入手すると上の階に登れるようになるんですよ 幸せの箱を入手したらあとは無事に帰ればいいだけなんですが
意外とそれが難しいんですよね せっかく幸せの箱を入手したのにモンスターに囲まれてやられてしまうということもザラにあるので
そういう時はすごく悔しいんですけど でなんとか幸せの箱を持ち帰るとエンディングでスタークフロールが流れてという大断円を迎えるんですが
実はエンディングの後もゲームを続けることができるんですよね クリア後は不思議のダンジョンの上を行く
もっと不思議のダンジョンというダンジョンに挑戦できるようになるんですよね もっと不思議のダンジョンではアイテムの種類も増えますし
それはメリットなんですがデメリットもあって 普通のダンジョンでは入手した時点で名前や効果がわかった草とか巻物が使ってみないとなんだかわからないという仕様になってるんですよ
例えば草を拾うと青い草という名前がついていて どんな効果がある草なのかわからないんですよね
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とりあえず飲んでみることで鑑定することができるんですけど その草が薬草とか毒消し草であれば問題ないんですけど
毒草 つまり毒の草だったりすることもあって その場合ヒットポイントや攻撃力が大きく下がるというペナルティを食らってしまうことになるんですよね
普通のダンジョンよりかなり難易度が上がっているわけですね でこのもっと不思議のダンジョンにはいくつかお宝があって地下30階には奇妙な箱という箱が落ちていて
この箱を持ち帰ることがもっと不思議のダンジョンのメインの目的になります さらに隠し要素として地下99階には最後の巻物というアイテムが落ちてまして
地下99階まで到達してこれを入手するのはまあまあ大変なんですけど 僕は今までの人生で2回だけトルネコの大冒険で地下99階に到達して最後の巻物を持ち帰ることができました
でその地下99階攻略についての記事を自分の運営している セミブログというブログにアップしてるんですが
googleでトルネコ地下99階で検索してもらうとその記事が一番上に来るんじゃないかと思います そちらの記事にも書いたんですが
トルネコ大冒険で地下99階を目指していくと通常のプレイとはゲーム性がかなり変わっていくんですよね
地下1階から地下30階くらいまでは欲しいアイテムもたくさんあるし モンスターやフロアのデザイン音楽なんかも起伏に富んでいて飽きないんですけど
地下30階より下って基本的に変化に乏しいんですよね で地下99階を目指す場合僕の場合レベルもマックス武器も装備も必要十分になった
状態で地下30階からさらに下に降りていくんですけど なんというかそれまでと大きく違うのは
アイテムが落ちてても嬉しくなくなっていくんですよね もう能力値や武器防具は必要十分になってますし
補助アイテムも唸るほど用意しているので 浅い階では大喜びして拾っていたアイテムもちらりと一別しただけで通り過ぎたりするんですよね
モンスターに関してもトルネコを極限まで鍛え上げていると 一発か二発殴れば粉砕できてしまうので最強のモンスターであるドラゴンが出現したとしても
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あードラゴンか はいはいという感じで戦闘も緊張感がなくなっていくんですよ
究極アイテムに対してもモンスターに対しても 心が一切動かない状態になるんですよね
これが虚無感かーって思ったんですけど トルネコをそこまで強化していなければそこまで虚無感を覚えることはなかったと思うんですけど
僕は万全の体勢を知ってからでないと地下30階より先には進まないというスタイルを貫いていたので そういうことになったんですよね
もうアイテムを拾っても嬉しくないし他にやることないから ただただ下り階段を探しては降りるということにしか関心がなくなるんですよね
でイクティモンスターがいても割と機械的に即座に粉砕して 何事もなかったようにまた階段を探してうろうろするっていう
サーチ&デストロイというんでしょうか 心なしかトルネコが血の通わない戦闘マシーンのように見えてくるんですよね
まあ操作しているのは僕なんですけど ということで僕のプレイスタイルだと地下99階を目指す場合
こういう虚無感を覚えずにはいられなくなってしまうんですけど 地下1階から地下30階を目指して奇妙な箱を取ってくる
という基本のプレイは起伏に富んでいて何度遊んでも楽しいですし これからも何度でも遊んでいきたいなぁと思っています
ということでスーファミのトルネコの大冒険 不思議のダンジョンについてお話ししてきました
このゲームスーファミ本体でもレトロフリークなどの互換機でも遊ぶことができますし 本当に面白さに関して言うと
スーファミ屈指の名作だと思いますのでぜひチェックしてみてくださいね セミラジオではお便りを募集しています
Xのハッシュタグセミラジオや概要欄のフォームからお送りいただけると嬉しいです またセミラジオ第100回に向けて私の街のサブカル
セミ山への質問 セミラジオ第100回でやってほしいことを募集しています
こちらもお便りいただけると嬉しいです 今日はトルネコの大冒険不思議のダンジョンと地下99階の虚無についてお話しさせていただきました
45:03
ご視聴ありがとうございました 今回が2023年最後の配信になるかと思います
皆さん今年もありがとうございました 実はセミラジオの最初のエピソードを配信したのが約2年前
2021年の12月でしてセミラジオも2周年を迎えることができました 来年2024年はセミラジオ第100回記念
youtube live での公開収録を予定していまして またセミラジオやエックスの方でも告知させていただきます
皆さんに聞いていただけることがセミラジオを続けていくモチベーションになっています 本当にありがとうございます
来年もどうぞよろしくお願いします それでは良いお年をお迎えください
46:05

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