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2024-12-24 15:35

【介護331】「一人暮らしはもう無理よ」高齢者は資本主義経済の犠牲者

#介護 #ケアマネ #経済
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どうもボブです。今日は介護の話をしたいんですけれども、あの年をとっていくと、あの一人暮らしで年をとっていくと、最終的にはどうなるだろうっていうのをね、こう考えた時に皆さんどう思いますか?
家族がいて、誰か家族じゃなくても地域にしょっちゅう気にかけて、家に来てくれる方とか、何か困ったことがあったら助けてくれるような方がいる方だったらまだいいんですけど、そうじゃない場合、
本当に一人で生活をしていて、体調を崩してしまった、そして転んでしまったなんてことがあったら、もうその時点で入院になりますよね。そして入院になって、その後行き先は家に戻れるかって言ったら、戻れる場合ももちろんあるんだけども、
今回僕の担当している方で、何度も何度も入院を繰り返した方がいました。で、もうまた転倒して入院になったんですけど、もう最終的にはもう病院の方や家族、遠方にいる家族からですね、もう限界だよと。
もう自宅で一人で生活していくのは、もう次何かあっても私たち家族も対応できないよ。病院の先生たちももう年も結構90過ぎて、もう限界だよ、みんなから説得されて、最終的に本人もそうだね、施設に行こうかね、ということで施設に行くことになった方がいます。
で、これ自体が別に何か悪い話でも何でもないんだけれども、なんか年をとっていって、自立して最後まで自分で生きていくっていうのが、もうこの社会そのものがですよ、本当に厳しいなって思いませんか。
だって、昔だったらもしかしたら大家族で、おじいちゃんおばあちゃんも一緒にいる中で家族が何かあったらサポートしてくれてた。でもそれが今はもう各家族になって、もう遠方に県外に家族がいるとか、疎遠になって一人ぼっちとか、そんな方がいます。
で、じゃあ地域が助けてくれるかって言ったら、地域の方もみんな高齢になってたり、あと一軒家ばっかりだったらまだね、人の目があるんだけれども、今アパートやマンション暮らしになって、もうみんな周りが気にかけてくれるような環境が完全になくなりましたよね。
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団地に住んでる方いますけど、団地は団地で助け合いがあるけれども、でもやっぱり限界ありますよね。それぞれの家族はもう自分たちで精一杯、何かお金を出せるわけでもないし、病院に連れて行ったりとかそこまでの支援はできないよ。
だから一人で生きていくことが、そもそもがもう難しい世の中に、社会になってるなって思うんですよね。
ケアマネージャーがこんなことを、社会について嘆いたところで、この中でやっていかないといけないわけだから、この中で知恵を絞ってやっていく必要があるんだけれども、なんか今日施設に行くっていうことを決めた本人、やっぱりすごいですよ。
90歳過ぎて、何とか頑張ってきたんだけれども、家族のこと、あと病院の先生たちの意見も含めて客観的に考えて自分で決めたんですよね。
もしかしたらいろいろまだまだサポートを増やせば、自宅でも生活していく可能性はあったかもしれない。
ケアマネージャーもいろいろ提案はできることって確かにあったんだけれども、本人が施設を決めたっていう瞬間、家族と病院の先生たちと支援者、僕も含めてなんだけれども、なんかほっとしたところがあるんです。
よかった。このまま自宅に帰るってなったらどうなってただろう。施設を決めてくれたからちょっと安心したっていう感じがやっぱりあるわけですよね。
僕自身もあったんです。でも転倒の原因はもともとの脳出血、脳梗塞とかそういったね、循環器の病気の疾患のせいだったんですよね。
でもこの病気って本人のせいだったんだろうか、思ったりするんです最近。高度経済成長の時代であんなに働かないといけなかったんだろうか。
あんな全部、家族も仕事優先、家族は妻に任せてっていう感じでね、せっせと働いて頑張ってきたわけですよね。
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それでもう体のことなんて食事のことなんて何にも気にしない。もうとにかくエネルギーガンガン入れればいい。ビールっぱらになってね、僕の父もそうだったんだけれども。
そういうもう食生活なんてもう二の次三の次、とにかく仕事仕事でお金を稼いで家族のためにやっていく。これが男の働き方だみたいな。
そんな感じでやってきた。それで時代、時代の流れはそうだったわけですよね。
で、その結果、その間もね、もう経済経済で売られているものももう内容がどうとか関係ないんですよね。
もう中身は本当に毒のようなね、食べ物だったりとか、最初はねわかんないけれども後になってこれは発がん性物質があったんだとか、これが原因で血管が詰まったとか。
いろんなね、ストレスも含めて病気になるしかない。そんな食事と働き方、これをずっと続けてきた世代なんですよね。本当にリスペクトしかない。本当にありがとうございます。
でも本当お疲れ様です。そういう人たちになんか最後までずっと一人で頑張って、でもそこまでやってきたのに最後の最後自分で自分のケツを拭くようなことすらできないまま
施設に行って、施設に行くとちゃんとそこの施設の利用者さんになりきるわけですよね。入院中の時も入院患者になりきるんですよね、ちゃんと。
で、なんかそれで最終的に施設に行くってなった。この方を見ていると僕の父を見ているような感じもしてですね、本当に優しくて真面目で誰かのために一生懸命やってきた、自分を犠牲にしながらやってきたような方が最後の最後も誰かに気を使って
みんながいい形になるように施設に行くよ。不本意ながらも今までずっと反発してきたんだけれども、不本意ながらも行くことになった。自分で決めたということをした。
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なんかね、僕としては旗から見て息子として悔しい気持ちもあったりとかあるんですよね。在宅での可能性を提案する準備もしてはいたんだけれども、家族、先生、病院の話し合いで決めたことでもあるし、本人も含めて決めたことでもある。
だから下手にちょっとねシャシャリ出ていうこともできなかったんです。でもなんかこの方の本当の何か意思はどこだったんだ。本当にこの人はなんかずっと社会のため家族のため周りの職場の人のため一生懸命働いてきたんだけれども、
あなた自身はどこにいたの。あなた自身の本当の本心は何だったんだって。本当に自分のやりたいこととか自分の意思、自分のためだ。自分のために生きてきたんだろうかって思うんです。
本当になんかわがままにというかですね、生きていくことがなかなかできなかった。その優しさもあったわけでですね。だからこそなんか自分自身をもう脇に置いて生きてきてどうだったんだろうかって思うんですね。
まあ施設に行ったら決してねその悪いわけじゃないんです。施設の中で本人らしく生活していってもらえたらいいなって強く思います。
この方に限らず高齢者の方みんな何かこう今の今起きている現実ってなんか自分の不節制とかいろいろまあ旗から見たらあるかもしれないけれどもなんかもっと深いところにこの方のせいじゃ全くない。
本当に社会の社会がこういう社会だったからこそ今の高齢者の問題が起こっているんじゃないかなって思うんですね。これは言ってみたら資本主義経済の犠牲者ですよ。
資本主義経済を押し進めた結果どうなったのかっていう結論はこの高齢者問題を見たらわかるんじゃないかな。健康を害して家族関係も規剥になったり孤立していく人生をたどる。
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そして最後の最後を自分の意思で自分で自立した人生で終えるっていうことが本当に難しい。
そういう人生の最後を迎えることになるそういう方が多い多くなるのがどうしても資本主義経済の成れの果てなんじゃないかなと思うんですよね。
でもこれから本当にこういう生き方こういう働き方で最終的にこうなっていくということがわかった僕たちはこれをそのままなぞっていきたいでしょうか。
僕は絶対にそうしたくないなって思いますし僕の子供や家族に同じ道をたどらないように何か方法はないかなってもがいてこういう配信をしてるんですよね。
分かったこともいろいろあります。やっぱり今の食事っていうのはこの経済優先の社会において狂わされた。もともとの日本人の食事伝統食っていうのが崩されて健康が維持できなくなった。
その代わり誰かが儲けるような社会になってバランスが崩れてしまった。もともと調和が取れていたもののバランスが崩れてしまった。これによって心と体で離れてしまったんじゃないかなって思うんですよね。
それで高齢者年をとって徳を積んでその徳を若い人たちに教えていくっていうようなそういう流れはもう途絶えてしまってただお荷物になって経済を生む力のないただの老人っていう形でしかも病院のお世話になって社会保障費が増えていく。
そういうお荷物のような扱いになってしまう高齢者。こんなのが今後も続けていいんだろうかって思うんですよね。こんな行き着く先がこういうお荷物に自分たちが進んでいくなんて嫌じゃないですか。今も失礼なこと言ってますね。
決してお荷物じゃ本当はないんですよ。仕組み上こういうふうな状況になっているようなそういう肌感はあるんです。でも決して本当はそうじゃない。高齢者の方まだまだ今の状況負けてほしくないなって思います。ダメんじゃねえよとこれだけ日本を支えてきた世代なわけですから。
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若い僕たちにイヤイヤイヤと脳を突きつけてもいいんじゃないかって思うぐらい。何か介護の仕事の中で僕もできることだったり今のね、なってしまった方を支えることにまた全力を注いではいきたいなとは思っています。ではご視聴ありがとうございます。
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