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2024-09-03 14:02

【介護310】ケアマネになって良かったこと、そうでもなかったこと

#ケアマネ #介護
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どうもボブです。今日はですね、ケアマネージャーになって良かったことと、そうでもなかったことっていうのをお伝えしたいなと思います。
あくまで僕の主観になりますので、みんながみんなじゃないですっていうことだけご了承ください。
僕がですね、以前も介護職になった理由っていうのを話したんですけども、
その時は、まったく畑違いの営業の仕事から介護の仕事に来て、
介護の仕事は、病院の中の介護職だったので、やっぱり治療する場だったんですね。
そうなると、やっぱり薬漬けになったりとか、手足をね、身体拘束されている現場を見て、
もうちょっと生活に寄り添ったことができたらな、せっかく介護の仕事だったらと思って、
介護の老人保健施設っていう施設に入ったんですね。
でも結局そこでも、あんまり病院と大きな違いはなかったなっていう風に僕は感じたんですね。
そこの老健っていうところは、病院とお家の間の中間施設みたいな役割なので、どうしてもそうなっちゃう。
でも在宅のケアマネージャーとして、自由にわがままに生きている人たちの支援ができたらなと思って、ケアマネージャーになったんですね。
最初の頃は、よーしと、これで自分と本人一緒にプラン作って、こんな生活していこうって決めれるんだ、ワクワクしながらね、取り組んでいたんです。
そしたら初っ端な壁にぶつかりまして、あるおじいちゃんが、純工堂に行きたいんだなーって言うんですね。
もう90過ぎてるおじいちゃんです。一人暮らし。
純工堂っていう、でっかいでっかい本屋さんがあるんですけど、それが福岡市の天神っていう町中にある純工堂、でっかいとこなんですね。
お家はずいぶん離れてるんです。生活保護を受けているので、なかなか行こうにも連れて行こうにもお金かかるし、なかなかそんなお金もない。
誰か連れて行く人がいたらなーって思って、僕ヘルパーさんに頼めると思ってたんです。
そしたら、買い物どうこうっていうのも、やっぱり近くのスーパーとか介護保険でできることって、生活必需品とかそういったものを買いに行くとか、しかも生活圏内で。
そういう場合に限られるので、純工堂、遠い場所で、しかも趣味のものを買うっていうものには使えないんですよね。
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そんなことしてたら、介護保険いくらあっても足りなくなるから、そういうふうになってるんです。
でも当時は、そんなこともできないの。だってケアプランって本人の意向とか、こういうことがしたいとか、そういったことを目標に入れて作るんでしょ。
なのに、実際の支援でそれができないっておかしいよねって、しょっぱな怒ってました。
いろいろと家族だったりボランティアだったり、いろんな可能性をまた探して、ある時息子さんが遠くにいたので頼めなかったんですけど、ひょこっと来てくれて、純工堂に連れて行ってくれたそうです。
その時に、最初は介護保険で、結局ケアマネーになっても狭い範囲の支援しかできない。なんだ一緒じゃんかよって思ってたんです。
ケアマネージャーはいろんな資源とのつなぎ役にはなるので、今まで疎遠だった家族に関わってもらう機会を作るとか、
息子さんと言いましたけど、お孫さんが連れて行ってくれたんですね。そういう家族関係も資源の一つになるわけですよね。
その時にケアマネージャーになってよかったなと思ったのが、これただただ現場の介護保険での支援だけじゃなくて、家族だったり行政だったりボランティアさん、民生員さん、いろんな方面との関わりが作れる。
そういった視点で仕事ができるんだという意味で、施設だけで働いていた時に比べれば広い範囲で仕事ができるような気がしたんです。
そういう意味で、僕の中で一つの小さなメリットみたいな風に感じているんですね。
もう一つは、自分の家族が病気になった時に、僕の父が癌で大変な時に介護ベッドとか、ケアマネージャーとか福祉の人に相談できるのかっていうのを教えることができた。
あと、自分の祖母も認知症になったんですけれども、認知症になってどうしようという時に、家族にこういう方法があるんじゃない、こういうことができるんじゃないっていうのを提案して話すことができた。
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っていう意味で、やっぱり制度的なものとか支援の部分の必要性とか、そういった部分、あとどんなことを支援者に伝えたらいいだろうかっていうそういう目線で話すことができるので、そういう意味で良かったかなって思いましたね。
逆に、まあそうでもなかったなーって思う部分っていうのは、一つはやりがいの部分ですね。
やっぱり現場で働いている。今もね、よくいろんな訪問介護とかデイの方と関わりますけど、やっぱり直で何か自分がこうして喜んでもらえたっていう感覚をもらえるのは、やっぱり現場でおむつ交換したとか、ご飯を作ったとか、お掃除してきれいになったとか、そういった時、
あとその時のコミュニケーションで、すごくやっぱり実感はするだろうなーって思いました。
離れている現場での主義というか、離れている間、もうね、たぶん元から下手くそだったおむつ交換も、もっと下手くそになってるでしょうし、せっかく6年間現場で働いたものの、その技術は衰えていってるだろうなーって感じています。
かといって、生き山根しながら下手にね、利用者さんのおむつ交換したりとか、ヘルパーさんの役割を奪ってしまうのもまた、それはそれでおかしな話になってしまうので、ちょっとね、どっかで修行しないといけないなーって気はするんですけどね。
それが一つ、実感して感謝されるとか、仕事の、自分がやったことでの直での感覚的な反応ですね。
それが得られにくい。だって、キアマネージャーってプラン作って、3ヶ月、6ヶ月とか、1年とか、いろいろね、見ながら確認して評価していく。生活がすごく良くなったっていう方もいれば、あんまり変わんないなっていう方もいます。
もちろんね、でも感謝される。良かった、あんたが毎月来てくれて嬉しいわーって言ってくださることも多いんですけどね。でも、本当に正解がないので、これで良かったのかなっていうのは、常に常に、もっとできたことがあったんじゃないかなっていうのが常につきまとうんですよね。
なので、すっきりするっていうことはあんまりないかもしれない。それが一つってことですね。もう一つは、やっぱり在宅の支援で、施設のその、言ったらガンジガラメのね、中での生活じゃなくて、もっと自由にって思っていたんですけど、やっぱり、これ当然ですが、制度の中で仕事している以上、やっぱり制度の、
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縛り、制限、この中でやっていくしかないっていう部分。その、ちょっとね、ジレンマを感じるっていうことはやっぱりありますね。これはみんなそうだとは思いますけど。
そして、どんどんどんどん仕事が、役割が増えていく。ケアマネージャーの役割はどんどんどんどん増えていってます。養護介護だけじゃなくて、養護支援の方も担当する。総合事業も担当する。
地域資源もっと活用していきましょうとか、ヤングケアラーの問題についても目を向けましょうとか、どんどんどんどん求められる役割というのが今増えていってますね。
次はおそらく、身寄りのない方だったりとか、青年貢献金とかつけないといけない、金銭管理ができない方に対しての何か役割も、もしかしたらケアマネージャーもっと取り組みなさいよと、
つなぐ努力をするとか、いろいろしないといけないですよというのが自然と出てくるんじゃないかなとは思ってますが、今もそれについて僕たちも取り組んでいってるところではあるんですけど、
当初の介護保険のスタートの時に比べると、いろんなことでやるべきことが増えていってるなっていう、それに対して給料もついていってないですし、時間も限られて、件数も、役割的には件数はどんどん増やされていってるけども、
このボリュームでの内容で件数増やしようがないんですよね。そのジレンマはあります。どんどん質が落ちてしまう。件数求められるものをしっかりこなそうとすればするほど質が保てなくなる。そういうジレンマがあります。
なので、やっている内容に対して数と時間と給料、すべてにおいてミスマッチになっているな、そういうふうな気がするんですね。
こういう部分で、今ケアマネージャーもなかなか増えていってないです。もっとケアマネージャーになりたいよ、現場で働いていた人も、ケアマネージャーになってもっと広い範囲で自分のやりたいこと、利用者さんが求めることを叶えられるような仕事がしたいな、そういうふうに夢を持って、
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ケアマネージャーになりたいと思ってくれる人が増えたらいいなと思います。最初に言った2つは、やっぱりメリットとしてあるんじゃないかなといろんな人と関わることが増えますし、
自分の家族にとってもいいアドバイスができたりとか、力になれるんじゃないかなと思います。
デメリットの方であげた部分って、僕みたいに文句ばっかり垂れてるような人ばっかりじゃケアマネージャーないです。この制度がわかった上でどうやったらうまくいくかなっていうのを一生懸命考えて活動に移している方がたくさんいます。
そういう方もいるので、デメリットの方は自分でどうにか、どうとでも考え方次第でなる部分だなって思います。
正直なところお話をしました。僕もそこもいかんなと思いつつ、いつも何かできることないかなとぼやきながらもこういった発信でさせていただいています。
今後ケアマネージャー、役割としては今もあるんです。不要論とかありますけど、どうしてもいないとどうしようもない部分って多分あると思うんですね。
今後も僕も頑張っていきたいなと思っています。ではご視聴ありがとうございました。
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