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2023-05-19 07:55

【介護219】「諦めないで!」「頑張って!」それは誰のため?

死期が近い方に「諦めないで最期まで生き抜いてほしい。頑張ってほしい」そう思う気持ちは大事だと思います。ただ「死=諦めること」とは限らないよね。そんな気づきを共有します。
#介護 #看取り
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どうも、ボブです。今日も介護の話をしたいんですけれども、
久しぶりに地域のケアマネージャーの、しかも主任ケアマネージャーとか、
地域で結構活動している有名なケアマネージャーの人たちとの集まりに行ってきてですね、
僕なんて対して何もやってないケアマネなんですけど、
早々たるメンバーの中に、ちょっと参加をさせてもらいました。
いろいろね、久しぶりのメンバーで、会ってない間にいろんなことがあっているわけですよね。
情報を共有しあって、とっても勉強になったんですけど、
その中で一つですね、死ぬ自分がですね、その利用者さん、高齢者の方が、
もうね、死期が近づいてきているというか、延命を拒否した方がいるんですね。
クダに繋がれたりとか、そういうのはもう嫌だと。
で、自分はもうそういうのをせずに自然に、自然に行きたいと言ってたわけですね。
で、その時ですね、あるケアマネージャーは、
私もね、そういう利用者さんが以前いて、その時にね、諦めちゃいけませんよって言ってましたと。
で、ただね、今思うと、それはどうだったのかなってこう振り返ってたんですね。
で、今回ね、その話をしてくれた方は、その利用者さん、とってもね、
こう、自分の最後をしっかり見つめて、本当に自然な形で最後を迎えることが結局できたんです、という話をしてくださったんですね。
で、前ね、その前の自分を後悔してた別のケアマネージャーは、
その死ぬこと、死を迎えることがイコール悪いものというか悲しいもの、そして諦めることみたいな、そういう意識を持ってたんですよね。
でも、決して必ずしもそうじゃないんだ。
自分の最後を迎えるということが悪いこと悲しいこと諦めではなくて、むしろ自分の人生を自分で蹴りをつける。
自分で着地、最後のね、終着地点を自分で決めてそこにたどり着こうという、残りの人生を前向きに生きるというね、そういう覚悟みたいな。
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そういったものを感じたんですっていう話もあったわけですよ。
そういうのを聞くとやっぱりね、支援者側ってついつい望んじゃうわけですよね。
こうあってほしい、諦めないでほしい、最後まで頑張ってほしいとかね。
そういうことを思っちゃうし、家族もね、母には最後まで頑張ってほしい、諦めないでみたいなね。
でもそれは悪いことじゃないんですけどね、感情としてはそういう気持ちがあっていいんですけども、
でも、それだけじゃないよねっていう話を今日したわけですね。
で、どちらかというと、自分がね、自分が、周りの支援者側が後悔したくないとか、そういった気持ちが多いですよね。
で、最後に例えば、お風呂に入れてあげたいとかね。
これで本当に良かったっていう例はもちろんありますよ。
ありますけど、本人にとっては苦痛だったっていう例もあるそうです。
もう本当にね、体は整えようと、最後を迎えようとしているところで、
じゃぶーんと、あったかい熱々のお湯に入れられて、もう体力消耗、一気に消耗しちゃうみたいなね。
全然本人にとって良いことじゃなかったっていう場合もあるかもしれない。
で、家族は、ああ気持ちよさそうだね、良かったねってね。
でもそれはそれで、それが悪いじゃないんですよね。
家族がそれで、ああ良かった、これも大事なことなんですよね。
でも、ふとね、これは誰のために、誰が喜ぶものなのかな、誰が求めているものなのかなっていうのを、
ちゃんと冷静に考えることもやっぱりやっぱり大事だなと、
この支援をする側の私たちは思わないと思った方がいいんじゃないかなと思いましたね。
これはまあね、その風呂に入れることが誰のためなのか。
で、そのなぜこう最後まで頑張ってほしいとか、
長生きしてね、諦めないでほしいと思っちゃうんだろうね。
私たち自身も、もう昔から頑張ることが美徳だとか、
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諦めたら試合終了ですよって安西先生は言ってましたけど、
諦めちゃいけないんだという、そういう固定概念がインプットされているような気がするんですよね。
でもこれは、人生の最後を迎える場合においては、
それは全く同じ話なのかって言ったら、ちょっと違う気がするんですよね。
死が諦めって思ってるからおかしくなっちゃうんだろうなと思うんですけど、
決してその完全なネガティブなものだけじゃやっぱりないよ。
そういう場合に仏教の考え方とかがいいのかもしれないですね。
生まれ変わりがあるよって思えば、輪廻転生があるよって思えばですね、
その次、自分がどんな風に生まれ変わるかとか、
そんなことを考えれば、今ね、綺麗な心で、
穏やかな魂で次に迎えようみたいなね、そんな気持ちにもなるのかもしれない。
ある種ね、宗教もそういう時って助けになるんだろうなって思いました。
ということでね、今日はついつい支援者側は頑張って諦めないで、
それはでも本当に最後を迎えた人にとって、
それって本当に大事なものなのかな、
そういう問題提起を考えさせられるお話だったので、
皆さんに共有させていただきました。
ではでは、ご視聴ありがとうございます。
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