00:05
どうも、ボブです。今日も介護の話なんですけれども、何かこう支援をするとき、僕たちケアマネージャーとか介護職って、高齢者の方、利用者さんに良くなってもらいたいということで、支援をするわけですよね。
どんな支援をしようかっていう考えることで、実際支援を行うことが僕らの仕事になっているので、一生懸命その支援考えるんです。でも、最近思うのが、その支援というのは、利用者さん、高齢者の方が困ってしまう前に何か対策をしよう。
そういうことが多いと思うんですけど、これはこれでとっても大事なことだとは思うんですね。本当に命の危険が及ぶ前段階で、こんな対策をしておきましょう。それはすごく大事なんです。
ですが、人ってこれは困ったとか、これはもう嫌だとか、そういったこと、そういった経験って大事なことなんですよね。その困ったとかいう経験をする機会をなくしてしまう。
これが本当にその人の支援なのかっていう、こういった視点も大事なんじゃないかなーって最近思うんです。段差をすべて解消することが本当に支援なのかっていうことですよね。そういう部分も大事だけど、全部が全部そうなのか。手の届くところに全部ものを揃えてあげる。それが本当に支援なのか。
これは困ったなぁ、もう嫌だなぁ、こうなったら嫌だなぁとか、めんどくさいなぁ、そういう出来事があってようやく自分で考えるんですよね。自分でこうしないと困るなぁとかですね。そういったことを自分で一旦考えるっていう機会を奪う。
これは、これを全部奪われていくとどうなるのか。もう嫌なことがあると、もうすぐ誰かにね、ちょっと困った。どうにかしてくれ。周りになんかむしろ怒りをぶつけるような。自分は困ってるんだ、どうにかしてくれよ。そういうふうなマインドになってくるかもしれない。
それって自立じゃないですよね、精神的に。一旦自分で困った、これはどうにかしないと誰に助けを求めようかな。これが自立なんですよね。
03:06
僕自身もですね、最近ずっと色々困ったこととか嫌なこととかあったとしても、気持ちを切り替えていくことで、困った出来事を乗り越えていってですね、そしてそれがすごくプラスになった。
若い僕たちだって、そういう嫌なこととかってプラスになる機会なわけですよね。子供だってそうですよね。子供も、親が何でもお膳立てしてあげてですね、もう困らないように全部揃えてあげる。すると自分で何もしなくて良くなってしまう。
危ないこと、痛いこと、こうされたら嫌だって感じること、そういったものを考える、自分で経験する機会を奪ってしまう。これってやっぱり良くないことですよね。それはもう子供だろうが、僕たち若者だろうが、高齢者だろうが同じですよね。
そういう時に、前回も言いました。何かあった時に、かわいそう、かわいそうって言って、こちら側の主観で考えるんじゃなくてですね、主観で感じるばっかりじゃなくて、ちゃんと、じゃあ今こういう状況だけど、本人にとって何がベストかなっていうのを一旦、作能的に考えることに変換して、
そして、こういう支援をお手伝いをすればいいかっていう、そういう考え方をした方がいいんじゃないかなと思ったんですね。
なので、少なくとも私たち支援者は、本人が困ったこと、困ることや嫌なこと、危ないこと、命にかかるような危ないこととか、そういう部分は予防しないといけない。
けれども、それ以外の部分でですね、ちょっと面倒だったり大変だったりすること、これを奪うことすべてが支援ではないんだよ、その困ること、嫌なこともその人の人生にとっては大事な経験、大事な機会なんだと、そういう認識をまず持っておくということが大事なのかなと思いました。
ではでは、ご視聴ありがとうございます。