順算思考の基本
おはようございます。コーチングオフィスのしろうず克史です。この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、さらにプロコーチや講師として独立職業をする人などに向けた発信する、あなたへのお番組です。
はい、今週はですね、逆算思考と順算思考についてお話をしてきています。
昨日は、順算思考のデメリットについてお話をしました。順算思考というのは、次の一手をその都度考えないといけないので大変ですよと。
だから、すでにやり方が確立しているようなものは、自分で考えてやるのではなくて、まずはそのやり方を手に入れて、逆算ができるのであれば逆算でやりましょうという話をしました。
今日は、順算思考をうまくやる方法、もっとうまくやる方法についてお話をしていきたいと思うんですけど、一応押さえておきたいのは、大前提として、私たちはできれば逆算思考でやりたいんですよ。
なぜなら、あんまり考えなくて済むから。逆算で進めることができるというのは、やり方が安定的ということですよね。
だから心配しなくていい。このやり方が正しいよというようなやり方でやるわけですよ。だからできるだけ逆算でやりたい。
でもね、やり方が安定的で、誰がやっても再現性が高いっていうことって現実にはあんまりなかったりするわけですよ。
あまり迷わないんですよね。だから逆算できない場面に何回も遭遇するわけです。日常的にね。
そこで、無理やり逆算に寄せていくのではなくて、そういう場合は順算思考でやりましょう。
つまり、やり方を探してもそれは見つからないこともあるので、その時は順算思考でやりましょう。自分で次の一手を考えてやりましょうという話です。
ただね、よく起こるのはね、自分で次の一手を考えてやっていったらですよ。
次の一手の探求
結果的にその次の一手、次の一手ってやってきた、そのやり方って自分が知らなかっただけで、世間ではよく知られたやり方だったりするわけです。
これ、僕自身も何度もそういうことはあったわけですよ。これおそらくあなたもあったと思うんですね。
これはすごい手を思いついたぞ、いいアイディアだ、自分めちゃくちゃセンスあるんじゃないかなと思ったりするわけですよ。
ただすると、実は後で調べてみたらね、そういう場合はこうしましょうみたいなことを結構世間ではよく知られた方で、
なんだ、みんなこうやってるのかっていうふうなことがあったりするわけです。
料理なんかでね、よくあるんですよ。醤油とみりんの割合を1対1にしましょうみたいなのを逆に1対1.5ぐらいにするとね、
材料によってはすごいおいしくなるというのをパッと思いついて、よしやってみようみたいにやるとすごくおいしくできて、
すごい大発見だとか思うと、別にそれはそういう時はそうしてくださいみたいな、ごく当たり前の方法だったりとかして。
だから、実はね、ちゃんとそんなことは逆算でできることだったみたいなこともよくあるんですよ。
そういうことを踏まえて、純算をよりうまくやるには、おおむね2つのケースがあって、この2つを頭に置いておくと僕はいいんじゃないかなっていうふうに思います。
1つはさっきの料理のケースとかもそうなんですけど、いちいち調べるより自分で次の一手を考えた方が楽だっていう時は、
これは純算でやった方がうまくいくんじゃないかってことです。
例えば料理とかってね、色々調べれば色んなことがわかるわけですよ。
すごいレシピもたくさん出てるし、調べればわかることっていっぱいあるんだけれども、
だけどそうするとね、やることと調べるコストがつり合わなくなってくるわけですよ。
要は調べれば調べるほど色んなことがわかるんだけれども、そんなことよりもさっさとやってしまった方がいいみたいな時ってのは、
これは普通の人はね、私たちが純算をやるときにはそういうふうに考えてやることってたくさんあると思うんです。
だから、料理とかね、火をもうつけてしまってるっていうふうな時にいちいちそこで火を止めてね、
次の一手の何が最善かみたいなことをあんまり考えないわけですよ。
おそらくこれだろうっていう、自分の手持ちの思考の中からそういう手段を考えていくんですね。
もう一つは、これね一つ目に関連することなんですけど、
となるとですよ、自分で思いつく次の一手が本当に良いものかどうかっていうことってわかんないわけですよ。
つまり単純にやりやすいからそれを選択しているって可能性があるわけです。
だから、純算でやってたにもかかわらず、あんまり良い成果が出てないなぁなんていうことってあるときは、
それは自分が思いついた次の一手が自分の思考の枠から出ていない可能性があるってことなんですよ。
だから、そういうときにどうしたらいいかっていうと、実はさっきみたいに、単純に調べることをめんどくさがっていて、調べればわかるときがある。
そういうことがあるってことなんですよ。
つまり、自分が取った手っていうのはね、それ本当に調べればわかることっていうのにサボってないかってことなんですね。
もう一回ちょっとよく調べてみようと思うと、実はそれって何度も世の中の人がぶつかったところで、
そういう場合はこうしましょうみたいなことが見つかったりして、
あ、なんだ、そうか。これは自分で安易に次の一手はこれだみたいに思ったんだけど、
そうじゃなくて、こういう場合はこういうふうに考えるんだみたいなことがわかったりするわけですよ。
リスクの再評価
最近はね、AIとかもありますから、その一手までずいぶん変わってくることもあったりします。
もう一つね、これがとっても重要なんですけど、リスクをもう一度評価する。リスクの再評価をするっていうことなんです。
これ、わかりやすく言うと、次の一手を順番的に考えるときにですよ。
あ、これはね、思いついたけどちょっと無理だなって最初からすぐに諦めてしまったものってあるじゃないですか。
そういう選択肢ってあると思うんですよ。それね、本当にできないのかよく考えると言うんですよ。
その無理だなって考えた選択肢、実はね、冷静に見直してみると、
やれない理由がただの思い込みだったり、ちょっと工夫すれば実現可能だったりすることってあるんですよ。
この13指向で進めるときに一番気をつけないといけないのは、自分の中にある潜入感による選択肢の排除っていうふうなことなんです。
リスクの評価を間違えると、せっかくいい手が実はあったのに、最初から無かったことにしてしまう。
だからね、どこがおかしいのかよくわかんないなっていうことがあったりするんですよ。
これ、実際僕のクライアントさんとかであったんですけど、最初から自分はね、
例えばオンライン講座をやろうとしたときに、自分は動画できないんで、
講座は文章と画像だけにしますと、そういうふうに言う人がいるんですけど、
すぐできますよ。悩んだら自分が手伝いますよ、みたいな話をして、ちょっと手伝ってやってみたらすぐできた、みたいなことがあるんですよ。
当然そうするとね、動画だったからすごくわかりやすくできたんで、
こんなことなら最初からこれをできるというふうに考えて、講座の構成、設計をね、
作ってみればもっといいものができたかもしれない、みたいなことがあったりするんですよ。
つまりね、リスクと思って避けた選択肢が実はね、大きな成果につながることっていうのがあったりするわけです。
だからね、そういうの、日常でもよくあったりするじゃないですか。
選択肢のフィルター制御とかね、めんどくさいなとか思ってたら、実は百均とか行ったらね、
簡単にできるグッズとかが100円ぐらいで売ってて、なんだ、これですぐできるじゃん、みたいな。
そういうことってあったりするんですよね。
13ね、進むときに重要なのは、めんどくさいとか難しそうか失敗しそうって感じて、すぐに排除した選択肢っていうのを、
もう一回ね、本当にそうなのかっていうふうな目で再評価してみるとね、実はそれはすぐできることがあったりするんですね。
だから、やってみたら意外とできたっていう案内が多いっていうのを、覚えておくといいんじゃないかなって思います。
このね、リスクをどう評価するかっていうのは、実はね、十三志向の決め手になるんですけども、
これね、明日もう少しね、詳しくね、お話をしたいなっていうふうに思います。
はい、今日はですね、十三志向をもっとうまくやる方法って話でした。
いかがだったでしょうか。さて、僕は週3回月月に配信のメモ書を書いています。
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はい、本日は以上です。では、いってらっしゃい。