感情と行動の関係
おはようございます。コーチングオフィスのしろうずあつしです。この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、さらにプロコーチや講師として独立起業する人などに向けて発信する、あなたへの番組です。
今週はですね、感情についてね、お話をしていきたいと思います。感情ってね、よく誤解されているものですし、扱い方を間違えるとね、なかなか大変なものだなっていうふうに思うんですよね。
特にね、難しいというかね、よく誤解みたいに思われているのは、感情が行動の原因と思われていることです。
だからね、感情を変えればね、行動が可能ではっていうふうに考える、思ってしまうっていうことってあると思うんですけど、感情ってね、行動の原因って決まったわけではないんですよ。
これね、いろいろ考えが分かれてるんですね。だから、僕はね、一応今のところは、感情が行動の原因になるときは時々あるようだ、みたいな感じがね、いいんじゃないかと思うんです。
もっとね、言うと、こう考えるといいんじゃないかっていうのは、基本的に感情は行動の原因ではないと。
で、行動が感情を作っていますよ。で、その行動由来の感情っていうのはさらに次の行動を誘発することがあるみたいに考えるといいと思うんですね。
行動が感情を作っていて、その行動由来の感情なら次の行動を起こす原因になっていると思います。
行動学的に言うとね、感情は行動の結果に起こります。それも即時ですね。
例えば、ランニングをする前はね、あんまり気分良くなかったんだけど、ランニングをするとね、気持ち良くなって、気分も良くなったと。
つまり、ランニングっていう行動が気分良くなるっていう感情を引き出してるというふうなことですよね。
これなんかわかりやすいんですけど、行動が感情の原因になったんだと。
でも、例えば気分が良くなったんだけど、その後ね、人に会ったらなんか喧嘩になって気分が落ちて、その後、やらないといけないことに手が付けられなくなって、もう腹が立って、みたいなね。
だからやる気がなくなった、みたいな場合はどうなんでしょう。つまり、喧嘩して気分が落ち込んだので、やらないといけないことに手が付けられなくなった。
やらないといけないことに手が付けられなかったっていうことは、それは喧嘩して気分が落ちたというところに由来してるんじゃないかっていうふうに思いますよね。
でもね、例えば喧嘩するときって相手の言葉に対する自分の反応とか、ある意味反応なんですよ。
つまり、相手が不快なことを言うと、それを脳が認識すると、不快なこと言われたなと。
で、そうすると、そこで、頭に来た、腹が立ったということで、例えば心拍数が上がるとか、血液がどんどん流れるとか、体温が上がるとかね、
そういうふうに体が反応するわけです。つまり体が行動を起こすわけですよね。で、その行動を見て、脳が今自分は怒ってるんだなというふうに認識している状態だとも言えるわけです。
つまり、感情のように思えることっていうのは、心拍数が上がって血液がどんどん流れて、体温が上がっていくっていう状態を総合的に、私たちが脳的に考えることだというふうにも言えると思いますね。
なんかヘリクスみたいですけどね。
これはね、僕の師匠が言ってたんですけど、例えば怒ってる時にあえて心拍数を下げるような処置とか、血液がどんどん流れないようにするとか、体温も普通通りにするっていうふうにするとね、多分人はどれだけひどいこと言われても怒らないと思うんですよ。
怒らないと思うというふうに師匠が言ってたんですね。現実にそういうことってなかなかできないと思うんですけど、
確かに何かを言われたとしてもカーッとこないとか、普通の状態で無理やりいさせるみたいなことをすると、私は怒るっていう感情は起きてこないんじゃないかなと思うんですよね。
その時にも、なんか、僕が言ってたんですけど、このヘリクスっていうのはね、体が反応する。つまり体が反応するっていうのは行動するっていうことで、
僕が言いたいのはですね、感情を変えるっていうのはすごい大変なんですよ。今みたいに、よくわからないらしいんです。
いろんな人がね、これこういうことなんだって言ってたりするんですけど、感情を変えるんじゃなくて、
行動を変えると感情が変わるっていうふうに、一旦ね、考えておくと、自分で対処できるじゃないですか。
だから、そういうことにしておこうっていうふうに考えたほうが、僕はいいと思うんです。
つまりね、何が本当なのか、どっちがいいのかっていうのはね、よくわかんないんだけど、とにかく自分が対処できる方法を一応採用しようというふうに思っておくとですね、
少なくともね、自分で対処できるって考えることができるんで、前向きになったりポジティブになるポイントだと思うんですよ。
もちろんそれでね、うまくいかないときもあるけど、まあまあうまくいくということであれば、だいたいこうすればうまくいくんだなというふうな立場を取りましょうと。
で、自分が対処できる方法のほうが正しいことにしておこうっていうふうに、いつもやってるとですね、そういう癖ができるわけですよ。
どっちがいいかわからないけど、こっちだと自分が対処できるからそっちの方法を取ろうというふうにすると、まあなんとかこううまく自分でやろうとか思うじゃないですか。
感情の扱い方
だからそしたらね、そっちの方がね、成果が出やすいわけですよ。
だから何が正しいのかわかんないけど、とりあえず行動が感情を決定するっていう立場をだいたい取るっていうふうにね、考えるといいんじゃないかなっていうふうに思います。
感情を変えるってね、すごく難しいので、自分で対処できるっていうすごい上手な人だったらいいと思うんですけど、
でも大抵の人は感情を変えようっていうことにすごく苦労する。難しいので、わざわざ難しい方法を取る必要ないですよね。
なんかよくわからんけど、そういう嫌な気分になった時には、なんかいい気分になることをする、そうするとそのうちなくなるよというふうな立場を取っておいた方が自分が対処できるので、そっちを正しいことにとりあえずしておこう。
そうじゃない時はあまり深刻だったら何か別の方法を取ろうと。深刻でなかったらできるだけ自分が対処できる方法をやりましょう。
ある種、ちょっといい加減な感じでいいと思いますね。そういう癖を自分にすると、あまり余計なことで悩まなくて済むんじゃないかなと思います。
とりあえず、行動が感情を決定するっていう立場を取ってみると、そういう組み立てをするとどうなのかということを明日以降もお話をしていきたいと思います。
はい、今日はですね、感情は行動の原因と考えないって話でした。いかがだったでしょうか。
さて、僕は週3日、月推薦配信のメルマガを書いています。
こちらではもっと深くて濃い、いいけどわかりやすい話をしています。
登録はもちろん無料ですので、ぜひプロフィール欄からご登録ください。
はい、本日は以上です。
では、いってらっしゃい。