世界から見る日本では、通常、台本を作ってお話しさせていただいているのですが、
雑談系ポッドキャストの企画に参加するには、やはり台本を作ってしまうと、雑談にはならないなぁ、なんて思いながら、
ポッドキャスト配信10回目にして、台本なしのフリートークに挑戦しようと思います。
そして今回はですね、題して、話したいけど話せてないこと、あの子の恋愛事情、という題でお話ししていきたいと思います。
私には、17歳になる長女がおります。
17歳ともなれば、彼氏がいてもおかしくないのですが、彼女には、まだ彼氏はおりません。
皆さんは、たとえば、お子さんの恋愛事情、あるいは小さいころ、たとえば、兄弟、姉妹、弟、妹の恋愛事情などについて、お互いに話したことはありますか?
日本だと、子供が親に自分の恋愛事業について話すって言ったことは、少ないんじゃないかなぁって想像するんですね。
どうですかね?どうなんでしょう?
私は、昭和生まれ、平成育ちなのですが、自分の好きな人のこととか、ましてや、彼氏についてなど、親にほとんど話しませんでしたね。
んー、ていうか、逆に隠していると言った方が、正しかったような気がします。
どちらかというと、結婚というステージに上がった人を、親に紹介するっていうのが、日本では普通なんじゃないかなぁっていう気がしています。
でも、そういう私も、日本を最後に離れてから、25年もたっているので、最近は違うんですかね。
んー、どうなんでしょう。
しかし、私がいるオランダでは、結構、子供から親に彼氏、彼女について話をすることが、比較的オープンに行われていて、
その人がまだ、結婚というステージに上がっていない人でも、しょっちゅう家に遊びに来たり、また、実家に泊まっていくっていうことも、結構あるっていうのが、普通っていう感じなんですね。
オランダはですね、今すごく住宅不足で、最近家賃がすごく高くなっている関係もあって、なかなか実家を出れない若い人たち、実家に住む若い25歳くらいの人たちも多くて、
彼らの彼女、彼氏は、その人が親と一緒に住んでいる実家に遊びに来ることが、多いんです。
なぜ、そういうことを、私が知っているのかというと、お友達から、そういうようなお話を、結構聞くんですね。
例えば、これは、ちょっと何年か前の話なんですけど、うちの隣のお家の長女、イギリス人とオランダ人のハーフの、アリッサちゃんが、
それこそまだ、18歳ぐらいの頃だったと、記憶しているんですけど、彼女が18歳ぐらいの頃だったって記憶しているんですけど、
彼女のお父さんから、ある日、私のLINEに、ヨーロッパのLINEではなくて、いわゆる同じような、携帯メッセージ系のアプリに、
彼女のお父さんから、アリッサが新しいペットを買ったから、このアリッサの古いペット、いらない?そんなようなメッセージが来たんですね。
たぶん、うちには、日本からよくお友達などが来るので、そういったゲスト用のペットとして使わない?みたいな感じだったと思うんですけど、
まあ、そういうメッセージが来たんです。で、私は、ああ、そうなんだと思って、うーん、でも、うちは間に合っているから、いらないよーって、でも、ありがとうっていう感じで返事をしたんですね。
そしたら、その後、彼から、いや、アリッサにボーイフレンドができたから、彼女もダブルペットを買うことにしたんだよ、っていうメッセージが来たんです。
えー、これって、えー、みたいな感じに、当時は、まあ、そうですね、どれくらい前かな、5、6年前かな、もっと前かな、そんな感じを受けて、これは、ちょっと日本では、考えられないよな、って、私は思うんですね。
日本で、自分の子供が、彼氏ができたら、彼女のベッドを、シングルベッドから、ダブルベッドに変え替えよう、なんていう親御さんなんて、たぶん、少数派なんじゃないかな、って思うんです。
しかも、なんて言うのかな、彼女の古いベッド、いらないだけなら、わかるんですけど、まして、その後、わざわざ、LINEで、彼氏ができたから、ダブルベッドにしたんだよ、って、伝えてくることも、ああ、そうなんだ、って、当時はびっくりしたんですね。
で、びっくりしたので、この話を当時、いろいろなお友達にしたら、日本人のお友達は、すごいね、それ、みたいな、びっくりだね、って感じで、私に共感してくれたのですが、
オランダ人のお友達は、ああ、そうだよね、どっか、変なところでするよりも、うちでしてくれた方が、安心だよね、みたいな、総評だったんです。そこでまた、私は、ええ、そうなんだ、みたいな、まあ、文化の違いに、びっくりしました。
確かに、考えてみれば、オランダは、ラブホテルもないし、そういう、まあ、愛の交わりは、小さい頃から、性教育として、まあ、なんていうんですかね、人間の自然な欲求として扱われているし、恥ずかしいとか、汚いとか、それを、なんていうのかな、こそこそ隠す、といった文化はなく、
でも、まだその彼氏は娘と結婚するかわからないよね、なんて日本人的な発想で回答をすると、そんなの、結婚なんていつするかわからないし、誰とするかもわからないし、
で、今の娘さんの彼氏が、どんな人で、どんなことに関心があるかとか、そういう彼を知りたいと思わないの?みたいなことを言われて、再び、はっ!みたいな。
あ、そうだ、そうだそうだ、それは確かに、おっしゃる通りです。
うーん、なんなんでしょう、なんで自分はこう考えてしまうんだろう、とか思ったりするんですよね。
もう一つ、オランダ人の子供の彼氏、彼女に対することで驚いたことが、先日、立て続けにお友達のお父様だったり、お母様が亡くなるといった悲しい不法があったのですが、
なんていうんですっけ、お葬式の案内所?葬儀案内所っていうのかな?すみません、この辺り、海外に住んでいると、こういう日本語がなかなか出なくなってしまっていて、今日はフリートークをしているので、ちょっと調べてないんですね、すみません。
葬儀案内所かな?
いついつ、どこどこで葬儀があり、もしとともに、亡くなった方のパートナーの名前、子供の名前、孫の名前が、通常、葬儀案内所に、オランダでは書いてあるんですね。
そして、そこに、今回、私のお友達のお父様だったので、彼女のお母様、そして彼女、およびその兄弟、そして孫たちの名前もあるのですが、そこに、そのお友達の長女の名前の横に、彼氏の名前の記載もあったんです。
まだ結婚してないですよ。
ああ、こういう場合にも、彼氏という立場でも、婚約者とかでもないですよ。
そういう立場でも、孫娘の隣に名前が書かれるんだ。
ああ、と思って、驚いたんですね。
そして、後日、このことを、そのお友達に聞いたところ、答えが、だって、もう1年も付き合ってるんだよって。
ああ、もう1年という感覚なんだって、まだ1年じゃないんだと、午後でも、なんか、ぜんぜん違うんだって、実感しました。
また、オランダでは、夏休みなのに、2,3週間休みをとって、家族で、バーカンスを過ごすことが、多いんですね。
例えば、ある年の夏休みに、われわれ家族で、日本へ一時帰国するとなれば、
もし、彼女の彼氏が、日本に関心がある人であれば、一緒にバーカンスについてくるってことも、あり得るんですね。
結構、子供の彼氏、彼女を連れて、今年はバーカンスに行ったよ、とか、よく、周りのお友達から話を聞きます。
しかも、フランスとか、オランダから近い国なら、彼らは、自分たちで行けるので、地続きだから、ヨーロッパの新幹線みたいに乗って、行けるじゃないですか。
逆に、大陸を越えた遠い国、なかなか、自分で行く機会がない。
それこそ、日本みたいな国だと、よけい一緒についてくるっていう確率が、高くなるっていうことがあるんですね。
彼ら、知らないし、なかなか、自分で行こうとは思わないじゃないですか。だから、一緒についてくるみたいな。
家族のバーカンスにも、彼氏がついてくるって、本当に家族ぐるみの付き合いになるっていうことに、
なんか、私は今後、何人の男の子たちと、家族ぐるみの付き合いをして、また別れていくっていうことを、繰り返すことになるんだろう、とかって、考えちゃうんですね。