大根の収穫と反省
みなさんこんにちは、里山とビジネスのチャンネルにようこそ。
パーソナリティのにしえみどりです。
私は岡山県の県北、標高500メートルの山の中で、お米と野菜を作る農家をしております。
お米は全てJAに出荷していて、野菜はメルカリやインスタグラムなどで販売しております。
我が家では、黒豆大豆の収穫をして、干して、豆を採って、
黒豆、年末のお節に使ったり、お餅に豆を入れる、豆餅というものを作るのに必要なので、今それを作っているところです。
今年はたくさん採れたので、黒豆大豆の収穫量は良かったかなと思っています。
本題に入りたいと思います。
今日のテーマは、大根の話というテーマでお送りさせていただきたいと思います。
我が家の畑には、八百屋ができるぐらい、いろいろな種類の少量多品木で、いろいろな野菜を育てているわけなんですけど、
その中でも、今日は大根について焦点を当ててお話したいと思います。
大根の何について話すのかということなんですけど、
まず最初に、今年の大根の出来栄えが悪かったので、それについての自分の反省とアウトプットを話したいと思っていて、
その後ぐらいに、大根の豆知識みたいなのを何か言えたらいいかなと思って、今話しながら考えています。
まず最初に、今年の我が家の大根の出来栄えについて、その振り返りをお話ししていきたいんですけど、
今年は例年に比べてすごく悪かったです。
どんなだったかというと、大根の表面のキメがすごく悪くて、美しい肌になっていなかったんですよね。
夏の大根って、我が家で作るとあまりキメの良くない大根が夏にはできてしまうんですけど、
冬はキメが細かくて、とても美しい大根が我が家で今まで採れていたのに、
今年はすごく悪い冬もいい大根ができなくて、すごい大外れの年だったなと思ったんですよ。
その原因を、同居の母とどうしてこうなったのかを話していたんですけど、
一つは大根を植える間隔が狭すぎたかなという母の考察があって、
去年とか一昨年とか、それ以前って大根と大根の間を離して植えていたんですよ。
20センチは離して隣の大根と間隔をとっていたように思うんですけど、
今年はそれがちょっと狭くて、15センチずつぐらいしか一本の大根の周りから離して次の大根を植えていなくて、
間隔が狭かったことによって密集してしまって、群れっていうのが発生してしまったのかなと思うんですよ。
それによって葉っぱに虫がたくさんついてしまったりして、風通しが良くないと野菜の育ちって良くないよなと思っていて、
さらにそれに追い討ちをかけたのが、防虫ネットをかけていたということなんですよ。
我が家の大根は確か200本くらい今年植えたんですけど、植えたところに針金でアーチ状にして、
その上に防虫ネットをかけたんですけど、大根が密に植わっているところに防虫ネットをかけてしまって、
余計に群れが加速してしまって、中にいた虫たちがさらにそこに閉じ込められてしまって、
防虫ネットって普通虫を防ぐためにあるんですけど、中で繁殖させてしまったという、
虫からすると良かった状態にしてしまった環境にしてしまったことによって、大根の葉っぱがボロボロになっちゃったんですよ。
それが原因かどうかわからないですけど、やっぱり葉っぱがボロボロになってしまうと、
太陽の光でその葉っぱで栄養を作って、植物って自分の体全体に栄養を巡らすので、
その太陽の光を取り込むところの葉っぱがダメになってしまうと、やっぱり全体的に良いものができないという傾向があります。
なのでこの葉っぱを大切にできなかったなというふうに思ったんですよ。
ちょっと群れてるなと思ったんで、ネットを取ったら逆に生き生きとし始めて、
窮屈でしかも風通しも悪くて、植物からしたら、大根からしたらめちゃくちゃストレスかかっていたのかなとか思ったりして、
それが一つ大きな良い大根ができなかった原因なのかなというふうに思っています。
栽培の問題点
それからもう一つ考えられる原因なんですけど、土の質が悪かったのかなというふうに思います。
やっぱり野菜を作る上で土作りっていうのが一番大事なんですよ。
土が健康で、植物が過ごしやすい、きめの細かい良い土じゃないと、植物はやっぱりすんなりとストレスなくすっと根っこを伸ばすことができないので、
やっぱり土の質とかそういうものってすごく植物の成長に影響があるわけなんで、
植物を育てる土台となる土の質が何らかの原因によって悪化しているということが考えられました。
本当に悪いときは、スーパーで売ってる大根のような形じゃなくて、根っこがいっぱい分かれちゃって、
人間の二本足みたいな枝分かれしたような大根ができるんですよ。
さらに3つに分かれたり4つに分かれたりみたいな大根とかって、スーパーでは見ることないと思うんですけど、
栽培を失敗すると大根が2つや3つに枝分かれしたようなものができてしまって、これだと商品にならないという感じになっちゃいます。
厳密に言うと商品にならないというか、規格外商品になってしまうという感じで。
今年は分かれる大根はなかったんですよ。足が分かれたような大根はほとんどできていなかったんですが、
土があまり良くない感触がする。これは感覚的なことを言ってるんですけど、
どうも何か原因があるっぽいということしか今の段階では分かっていないんですよ。
ただより土を健康に改善して作っていくということが大事なんだろうなと思うので、
これは今から改善していって、大根の収穫自体は今終わったので、
それから土を春先に作っていくときに意識して、人間の腸内環境と同じですね、
全玉菌を増やしてやるような土の環境を作っていってやらないといけないかなと思っています。
何となく感触的に何かが土の中にあるという感じがするので、
健康な土にしてやるための何かを入れてやらないといけないかなということで、
これから検討したり情報収集しないといけないわけなんですけど、
そこら辺を改善して来年より良い大根を作りたいと思っています。
大根の豆知識
なんでより良い大根を作っていきたいと思っているかというと、
自分の家で食べるだけの大根であれば、そこまで頑張らなくてもいいなと思っているんですけど、
これを私は青空市に出せるような商品を作っていきたいと思っているので、
大根もミメ形が美しい大根の方が青空市に置いた時に売れ行きがいいと思うので、
こういうところはしっかり研究して品質が良く味も良いような野菜を作っていかなきゃいけないなと思っています。
なので大根は今年失敗したので、来年良い大根を作りたいという思いが強いんですけど、
どんな野菜に関してもミメ形が良い、品質が良い野菜を目指して、
これから青空市に出したいということ、それからメルカリでももしかして販売できるかもしれないし、
ちょっと大根はどうなんでしょう、冷蔵でクール便で送らなきゃいけないということになると割高になってしまうので、
メルカリには出せないかもしれないんですけど、品質を上げるということは野菜を作って商売していく上で大事だと思っているので、
これからも研究を重ねて何か良い情報があったらここでアウトプットしていきたいなと思っています。
もし家庭菜園とか興味のある方がいらっしゃいましたら、
私の配信で失敗例とか成功例とかも出していきたいと思っているので、よかったら今後も聞いてやってください。
ここから最後になりましたが、大根の豆知識みたいなものをスーパーで選ぶときとかの豆知識をお話ししていきたいと思うんですけど、
青空市とかスーパーで大根を見かけたときは、
良い大根というのは重くて太くて、まっすぐ伸びている大根というのが美味しい大根になります。
大根の根のところに点々の凹んだところがあると思うんですけど、
あれは細かい根っこが出ている跡なんですよ。
その根っこが専門って言うんですけど、
その点々が均一な感覚であるものが美味しい大根っていう風にされていて、
これは人参でも言えることなんですけど、
均等に伸びている証ということで、植物が健康に育った証なんですよ。
これが均等になっていないものは、植物にすごくストレスがかかる環境があって、
頑張って大きくなっているということで、
大根の選び方
ストレスなくすっと健康に大きくなった紺菜、大根や人参の方が味もいいんですよね。
なのでスーパーで大根を選ぶときは、きれいな大根がやっぱり美味しいというものになりますので、
そういうものを選んでいただけると、
店頭に並んでいる大根の中でより良いものを買うことができるんじゃないかなと思っています。
同じ金額を出すんだったら良いものを選びたいじゃないですか。
なのでそういう野菜を見る目をつけていると、
同じお金を出すんだったらお得な方がいいかなと思いますよね。
私、農家の嫁に来てちょっとびっくりしたことがあるんですけど、
鮮度のいい大根を食べたら、他の大根が食べれなくなるんですよね。
最初畑から採ってきた大根を、その日のうちにおでんにしようと思って、
いつも通り皮を剥いて、包丁を入れたときに、生きているものを切った感覚があって、
一つ一つの繊維が切れる音が包丁に伝わって、手の感覚で伝わってくるんですよ。
これが一番美味しい大根の極みだと思っていて、
大根は美味しさと鮮度が直結しているので、
スーパーとかでも鮮度の良い大根を置いているところがあればそこでもいいですし、
直売所とかがやっぱりおすすめかなと思います。
前日ないし、その日の朝に採った野菜とかが並んでいるような、
鮮度のいい野菜売り場、大根を売っている場所を見つけていただくと、
日にちが経った大根と本当に違うんですよ。
まだこれ生きているなという感じがするので、
直売所で買う大根がそこまで生きている感が出ているかわからないですけど、
鮮度が悪い大根より鮮度の良いところで買う大根の方が美味しいのは間違いないと思っているんですよ。
野菜って、必ずしも鮮度が良いものが美味しいというものじゃない野菜もあって、
例えば、さつまいもとかかぼちゃっていうのは取ってすぐより、
天日干しして追熟っていうものをすると、何日かお店頭様に当てたりとか、
日にちを置いた方が後々美味しくなるっていう野菜もあるんですよね。
なんですけど、大体の野菜が美味しさと鮮度が直結しているかなと思いますので、
野菜を買うときには、なるべく鮮度の良いスーパー、直売所とか道の駅とかそういうもののところで
お買い求めになった方が意外と安かったり、安くて美味しいものとかって売っているので、
そういうところがお勧めかなと思います。
美味しい野菜の購入
これって結構、今世の中に知り渡っている情報かもしれないんですけどね。
私が住んでいる地域で、スーパーと直売所、Jの直売所があるんですけど、
大きいスーパーで一つ、ここでは絶対野菜買いたくないって思ったところがあって、
でも明らかに野菜がまず美味しくなかったのと、見た目がちょっと潮れてるんですよ。
もう活気がないんですよね、水分が飛んで。
水を途中、スーパーの方が閉店してからかけたりして、野菜をなるべく水分が保てるようにしているかもしれないんですけど、
それは分からないんですけど、見た目にも明らかに活気がないし、
実際買ってみても美味しくないし、日持ちが冷蔵庫の中でもしにくいということで、
だから絶対ね、ここのスーパーではよっぽどのことがない限り野菜買わないぞって思ったんですよ。
だからその近くにね、Jの直売所があるんで、野菜そこにあればそこで買いたいなと思って行って、
いつもそこで買ったりとか、我が家にない野菜の話なんですけど、そういうところで買ったりしてますね。
本当に同じお金を出すのにね、鮮度の良くない野菜を食べて美味しくない思いをするより、
やっぱり安くて美味しくてっていうところを選んで買うのが絶対家計にはいいじゃないですか。
だからそういう野菜が美味しいところっていうのは目星はつけておくのがいいことなのかなというふうに思います。
ただその買いに行く場所が、あまりに鮮度が良いのに離れている場所とかだったら、
ガソリン代余計にかかってしまうので、わざわざ遠いところに野菜を買いに行くっていうよりは、
近くでちょっと鮮度が落ちてもしょうがないかっていう、そういう選び方っていうのはあると思うんですけど、
というわけでですね、今日は大根のお話をさせていただきました。
インスタからもしこれを聞いてくださっている方がいらっしゃったらですね、
美味しい野菜の大根の選び方っていうのを冒頭に最初聞きたかったよっていうふうに思われるかもしれないですけど、ご了承ください。
今日もここまでですね、放送を聞きくださり本当にありがとうございます。
次の放送でまたお会いしましょう。西江みどりでした。
じゃあまたね。