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スピーカー 2
ちょっとだいぶ時間が経ちましたけど、ちょっと扱ってみようかなと。
スピーカー 1
じゃあその話の中で、さっきのペラペラのモニターみたいなのも出てくるの?
スピーカー 2
結果としてそういうのにも使えますよってことだね。
スピーカー 1
さっきのペラペラのモニターが何ミリぐらいの厚さなのかが気になって。
スピーカー 2
厚さ?
スピーカー 1
普通に紙ぐらいの厚さなのかな?
スピーカー 2
でもね、もう印刷するみたいに使えたりするレベル。
スピーカー 1
すごい。
スピーカー 2
らしいですよ。
まあちょっと電気とか流したりとか、そういうのは必要なんだけど。
スピーカー 1
じゃあ紙になるのかな?本みたいになるのかな?
スピーカー 2
もう塗ったり出来たりもするらしいよ。
塗ったり?
スピーカー 1
塗る?
スピーカー 2
うん。だからプリンターだからさ、ほんとに。
スピーカー 1
あ、そうなの?
スピーカー 2
みたいなのにも使えるんじゃないかっていう。
スピーカー 1
えーすごいね。
スピーカー 2
ほんとに新聞とかにできそうじゃん。
うん、できそう。
まだそこまでは行ってないんだけど、そういうね、可能性を秘めてる技術ってことで、ちょっと紹介してみます。
じゃあ最初にこれ、漁師。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
何ですか?漁師ってそもそも。
スピーカー 1
漁師?何でしょう?言われてみたらよくわかんないですね。
なんか、めっちゃ小さくて、なんかちょっとぼやっとしてるみたいなイメージ。
スピーカー 2
ぼやっとしてる。あーまあでもあってるね、そんな感じ。
スピーカー 1
あの、なんか古典力学と反対みたいな印象がある。
スピーカー 2
あーそうそうそう。
スピーカー 1
ぼやけてる。
スピーカー 2
ぼやけてる。
定義的には、流氏と波の性質を持った、すごいちっちゃいものっていう、その単位が漁師っていうものなんだけど、
例えば身近なもの、何でもいいんだけど、リンゴがあって、リンゴめっちゃズームしたら原子からできてるわけじゃないですか。
その原子をさらにズームしたら原子核と電子ってものがあって、
じゃあ原子核っていうのをさらにズームしたら陽子と中性子があって、
さらにズームしたら素粒子みたいなのが出てくるわけじゃないですか。
で、この陽子とか中性子も漁師の一つ。
で、素粒子も漁師の一つ。漁師って結構意味として幅広いよね。
で、電子も漁師っていう、ざっくりものをめっちゃちっちゃく見た、そのちっちゃい粒の単位というか、そういうのは漁師なんですよ。
電子とか原子核とか。
スピーカー 1
で、一番大きいのが陽子とか中性子とか?原子にはいかない?
スピーカー 2
いや、原子そのものを漁師の一つっていうこともある。
スピーカー 1
で、一番大きいのは原子?
そうだね。
原子でもあり、陽子、中性子、電子でもあり、素粒子でもある。
スピーカー 2
そうそう、その辺が粒子と波の性質をどっちも持ってるちっちゃい物質とか、あとエネルギーの単位っていうので、割と意味としては広いんですよ。
だから原子サイズの世界の話は、さっき言った古典理学というか、普通のもの投げます、ここに落ちますみたいなのでは説明できない場合がある。
っていうのが漁師の理学とかなんですけど。
当たり前なんだけど、この辺って結構科学が発展しないと観測もできないレベルの話なんですよ。小さすぎてね。
だから漁師ドットってむちゃくちゃ最先端層の名前じゃないですか。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
超最近できましたみたいな。
漁師をコントロールできますみたいなイメージを受けるね。
でも漁師ドットっていうものを人間が使い始めたのは古代文明からって言われてます。
スピーカー 1
漁師ドットって最新のテクノロジーの名前じゃないの?スマホみたいなさ。
スピーカー 2
そういうわけじゃない。
スピーカー 1
そういうわけじゃなくて。
スピーカー 2
ちょっとなんで漁師ドットっていうものが。
スピーカー 1
技術の名前とかじゃなく?
スピーカー 2
じゃないんだよね。今は最初に言ったテレビとかに使える素材の名前だと思ったより。
スピーカー 1
今は素材の名前。
スピーカー 2
そうそう。ちっちゃい粒なんだけど確かに。そういうちっちゃい粒が大昔から使われてました。
それは何でしょうと言ってもめっちゃ難しいんだけど。
スピーカー 1
人間が作り出したの?
スピーカー 2
人間が作ってる。
スピーカー 1
漁師ドットが何かよく分かってないから、ちょっと分かんないな。古代から何でしょうって言われても。
スピーカー 2
そっか、話す順番があるか。
漁師ドットって何かと言うと、漁師のドットっていうよりかは、定義としては直径が2から10ナノメートルくらいのすっごいちっちゃい粒子のことで、
主に金属を含む化合物とかが数十個集まって、一個の漁師ドットになってるみたいなものの名前なんだよね。
だから別に漁師サイズのドットではないっていう感じ?
スピーカー 1
そうだね、だって漁師で一番、漁師というカテゴリーの中で一番大きいのは原子だけど、化合物の方が原子よりでかい。
その化合物が数十個集まってできたものが漁師ドット一個だったら、漁師ドットの方が漁師よりも全然でかい。
スピーカー 2
そうそうそうそう。じゃあ何で漁師ドットっていうのかというと、漁師力学で説明するドットだから、漁師ドットっていうことなんですよ。
スピーカー 1
じゃあ波としての性質も出てくるみたいな?
スピーカー 2
そうそうそうそう。それぐらいのサイズになってくると、普通ってものの大きさが変わっても色って変わらないんだけど、
さっきの漁師ドットだと、例えば2ナノメートルぐらいの漁師ドットは青色ですだとしたら、
同じ成分でそこに化合物が何個くっついてるかによって色が変わったりする。
スピーカー 1
成分一緒なのに青いものがちょっとその粒のサイズが大きくなると、今度赤色に見えるぞみたいな。そういうことが起きる。
でもさ、粒一つ一つは数ナノメートルだから見えないわけじゃん。
その粒のサイズが変わって色が変わって見えるっていうのは、その構成する漁師ドットの大きさが変わってるっていうだけで、
全体として私たちが見てるのはその漁師ドットの集まりを見てるっていうこと?
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
じゃあ数ナノメートルの2ナノメートルの漁師ドットの集まりを見てたら青かったけど、
それが同じ化合物からできてても10ナノメートルになった漁師ドットの集合体を見たら赤になってるみたいな。
スピーカー 2
これって結構直感に反することで、僕らリンゴをめっちゃいっぱい集めて、すっごい遠くから見ても赤は赤じゃないですか。
そのリンゴが大きかろうがちっちゃかろうが赤に見えるわけじゃん。僕らが見てる世界だと。
スピーカー 2
そうそうそう。だからわかんないから、なぜか例えば金属と金属混ぜ合わせたときに、
同じものを使っても比率変わると色変わりますみたいな場合とかがあって、それは長年謎とされてきた。
スピーカー 1
例えば?
スピーカー 2
例えばこれ古代文明から漁師ドットっていうのは使われてるんだけど、人間知らず知らずのうちに。
ステンドグラスってあるじゃん。ガラスに何か混ぜて赤くしたり黄色くしたりっていう色変わるっていう。
あれって中に金属とか混ぜたりするんですよ。金とか銀とか。
その混ぜる比率とかを変えるとステンドグラスの色が変わるっていうのが、何でかわかんないけどずっと使われてたわけで。
で、実はそこでガラスに溶かしてる金属がどんぐらいの粒子のサイズを取るかによって色が変わってたっていうのが後からわかってた。
スピーカー 1
結構最近わかったの?じゃあ。
スピーカー 2
最近って言っても数十年前だけど、それが今回のノーベル賞にもつながってるっていう話なんですよ。
使ってるものの色に依存してないというか。
スピーカー 1
大きさに依存してるのね。
スピーカー 2
大きさに依存してるっていうのが、何でかって見てみると量子ドットっていうめっちゃちっちゃい粒ができてて、実はその粒のサイズによって見える色変わってましたねっていう。
それが量子ドットっていうものなんですよね。
スピーカー 1
なんか量子ドットっていう単位があること知らなかったな。
だって科学では原子とか分子とかそういう集まりはなんとなく、なんとなくではないか普通に学んでたけどさ。
それとは別に量子ドットっていう分子何個か集まったものが一つの構成単位としてあるものは知らなかったから、えーって思った。
スピーカー 2
でもね、ちょっと近いもので言うとコロイドとかもあるんだけど。
スピーカー 1
ちょっと思った。
スピーカー 2
人生史のハネムーンの話でもちょっとしたんですけど。
スピーカー 1
したっけ?
スピーカー 2
ビエの青い池とか、あと牛乳とかもそうなんだけど、液体の中にすっごいちっちゃい粒が混ざってて、それが光を反射して白く見えたり、あと青く見えたりするっていう、コロイドの説明をしたことがあるんですけど。
スピーカー 1
コロイドってどういうもんだっけ?
スピーカー 2
コロイドも、だからその化合物が集まって粒子みたいにちっちゃい粒子になってて、光反射してますっていうものね、ちっちゃい粒のことだ。
スピーカー 1
コロイドの方が量子ドットよりデカい?
スピーカー 2
デカデカね、定義の名前はコロイド状態っていう状態のことで分散してることが。
だから量子ドットもコロイド状になってるっちゃなってるみたいな話だね。
スピーカー 1
コロイドは液体なイメージあるけど。
スピーカー 2
そう、液体が多いんだけど、さっきのステンドグラスだったらガラスの中に入ってる、ガラスの中でコロイド状になってる量子ドットみたいな、っていう説明がいいかな。
スピーカー 1
化合物が何か集まって、
スピーカー 2
分散してますっていう状態ね。
スピーカー 1
一つの粒になってるのが分散してる。
スピーカー 2
ずっとステンドグラスって、こういうコロイドみたいなの分散して、光散乱してるから色が変わってるんでしょうみたいな感じの説明をされてたんだけど、
だからその粒一つ一つのサイズは考えてなかった。
だけど実際よく見たらその粒のサイズが色を最終的に決めてるよねっていう感じ。
結論、すごいミクロなサイズの粒の大きさをコントロールできたら色んな色作れるっていうのが大事なことだね。
スピーカー 2
銅を混ぜて色付きガラスができると。
その性質を調べてた。
で、このガラスを作る条件で微妙に吸収する波長が変わりますっていうのをまず見つけたわけ。
スピーカー 1
作る条件なんだ。
これは塩化銅の量とかだけじゃなくて、作るときの温度とか質度とかそういうので変わるっていう。
スピーカー 2
まさにね、温度が大事だったらしくて。
どんだけの温度でガラスを加熱して塩化銅を混ぜるかによって、
その後さ、ガラスが冷えて固まってくんじゃん。
そしたら塩化銅がどれぐらいの粒で結晶になるかっていうのが変わるらしい。
スピーカー 1
そっかそっか。最終的には粒の大きさが重要だけど、それをコントロールするのは温度なんだね。
スピーカー 2
そうそうそう。で、最初はそれ予想外だったらしくて。
色々変えたら、なぜかガラス作る温度を変えると通ってくる波長が変わる。
色が変わるってことだよね。
で、それをガラスの中の塩化銅の結晶のサイズと一緒に調べてみると、
なんか結晶がちっちゃくなればなるほど青色になるぞっていうのが分かった。
で、大きくなると赤っぽくなる。
これなんだって思うわけじゃん。
今までそんなことなかったよね。結晶の粒が大きかろうが小さかろうが、
同じものができたら同じ色でしょって思われてたんだけど、そうじゃないと。
で、実際にこれをちっちゃいと量子力学っぽい影響があるんじゃないっていうのはアイディアとしてあったらしくて、
それが最初に言った理論の人の結果と実験結果がすごい一致したと。
だからなんか電子の働きとかがすごい影響してくるんじゃないっていうのを初めて言った。
これなんか量子ドットの発見みたいな話なんですよね。
これ最初にソ連でやられてたっていう研究が最初にあった。
これ多分偶然だと思うけど結構すごいですよね。
もちろん結晶のサイズを測るっていう技術的なあれがあるからできたっていうことではあるんだけど。
スピーカー 1
偶然っていうのは?
スピーカー 2
その結晶のサイズと波長が関連してるっていう。
そこはもともとそれが気も付いてるとは思ってなかったっていう。
っていうのが最初にあって、
で、この時ってソ連とアメリカって冷戦してる時代ですよね。ずっと冷戦してて。
だからこのエキモフさんが見つけたやつって、
欧米には伝わってないんですよね、当時。
だからアメリカはアメリカで偶然量子ドットを見つけた人もいる。
これ二人目のノーベル賞受賞者で、ブルースさんっていう人なんですけど。
スピーカー 1
同時期にロシアとアメリカで見つけてたってこと?
スピーカー 2
そうなんだよね。
スピーカー 1
ロシアの人は実際に見つけてて、結晶の大きさとかそういうのを見てて、
アメリカの人は理論的に考えてたっていうことなのかな?
スピーカー 2
いや、アメリカもね、これ実験。同じ時期に。
実験?
そう、実験。ちょっと後なんだけど。
でもね、全然また方向性が違う。
さっきの人はガラスを作って温度によって流出系が変わるっていう話だったけど、
今度はちょっと違う方法で、
これ身近でもある例なんですけど、
すごいざっくり言うと、古いアイスクリームあるじゃないですか。
スピーカー 1
古いアイスクリーム?
スピーカー 2
冷凍庫にずっと置いてある古いアイスクリーム。
スピーカー 1
アイスクリームって賞味期限ないよね?
スピーカー 2
ない。
スピーカー 1
そういうことね。
スピーカー 2
買ってきたばっかりのアイスと、冷凍庫にずっと置いといたアイスクリームって、
冷凍庫にずっと置いてたほうがガリガリになってますね。
スピーカー 1
うん、なんかシャリシャリしてるよね。
スピーカー 2
シャリシャリしてるじゃん。
スピーカー 2
で、その時に大きい結晶ができますっていう。
スピーカー 1
そっか、一回結晶だったのが溶けて、それがまたより大きい結晶になるんだ。
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
じゃあ、今回言ったら金属を液体に溶かして、その金属がさらにでかくなってたってこと?
スピーカー 2
そうそうそう。
放置してたらね。
スピーカー 1
はじめは分散してるけど。
スピーカー 2
そう、はじめは分散してちっちゃいけど、成熟しちゃう。
オストバルトが熟成しちゃうんですよ。
スピーカー 1
じゃあ目に見える形で。
スピーカー 2
いや、まあ見えないんだけど、数ナノメートルの差だから。
見えはしないんだけど。
そっかそっか。
で、これに興味を持って調べると、
そしたらさ、同じ成分なのに粒子サイズが違うものができるわけじゃない?
うん。
そしたら、なんか色とか光の吸収とかが変わるぞっていうのを見つけて、
結果的にこれが粒子ドットでしたっていう発見なんだね。
だからさっきの人とちょっと方法は違うけど、
結果的に粒子のサイズと色が関連してるよっていうのを見つけたっていう。
これが2人目のノーベル賞受賞者。
スピーカー 1
1人目はさっきのロシア人だっけ?
スピーカー 2
そう。ガラスに金属の粒子溶かしてっていう人ね。
スピーカー 1
3人目もいるの?
スピーカー 2
そう。で、最後3人目。
スピーカー 1
いるんだ。
スピーカー 2
で、最後3人目は作った人というかは、作り方を作った人というか、
これさっきのブルースさんの弟子なんですけど、
簡単に粒子ドットを作る方法を作りましたっていう人なんだよ。
スピーカー 1
はいはい。難しいんだ粒子ドット作るのって。
スピーカー 2
そう結構当時は難しいらしくて、
例えばめっちゃ冷やして慎重に作るとか、
複雑な工程をやらないと綺麗に粒々にならなかったらしいの。
もっとなんつーの、でかい汚い結晶になっちゃうとか。
そういうのがあったらしくて。
だけどこの3人目、バウェンディさんっていう人なんだけど。
スピーカー 1
何人?
スピーカー 2
フランス人だ。ムンジバウェンディさんっていう人がいて、
この人は何とか簡単に粒子ドットみたいな素材作れんかなっていうのを色々試してた人で、
問題はちっちゃい粒々を作りたいわけなんで、
粒と粒がくっついちゃうとでっかい粒になっちゃって汚いわけですよそれは。
スピーカー 1
ただの粒。
スピーカー 2
ただのゴロゴロの粒になっちゃう。
古いアイスみたいなのがいきなりできちゃうというか。
本当はもっと極限までちっちゃい粒を作ってそれを調べたいっていうのをやるんだけど、
どうやってやったかというと、
熱々の液体に注射器でその金属を含んでいる液体をビューって入れる。
注入する。
そしたらその瞬間に熱々だから一回バーって金属分散して、
その時にちょっと冷えるから結晶ができるとちっちゃい。
あとはこの加熱してる液体をどんだけ温めるかっていうので、
粒子のサイズをコントロールできるっていうのを作ったの。
スピーカー 1
温かくしたほうがちっちゃくなるかな。
スピーカー 2
たぶん冷えてるとそんなに分散しないんじゃないかな。きれいに。
それでも10%ぐらいなんだけど、できる割合。
スピーカー 1
全部溶かした量に対して?
スピーカー 2
そう、金属に対して。
それまで1%もできなかったらしい。
でも結構これシンプルな方法じゃん。
だってただぐるぐる混ぜてる熱い液体にビューって入れるだけよ、液体。
ホットインジェクション法って言うんですけど。
スピーカー 1
まんまやな。
スピーカー 2
まんま。
でもめっちゃ簡単だし、結構いっぱいナノ粒子できるぞっていうので、
すげーってなってめっちゃ実用化されたっていうので、この人もノーベル賞。
スピーカー 1
でもそれは最終的には割と冷ますのかな。
そうじゃなきゃ使えないよね、その後。
スピーカー 2
最終的に、すぐ冷ますとちっちゃい粒でそのまま取り出せて、
ちょっと置いてから冷やして取り出すと、その分大きい粒ができるっていうので。
ってことは色変わるってことですよ、それによって。
スピーカー 2
で、いろんな色作れるようになったの、これで。
すごいですよね、これ。
スピーカー 1
すごいですね。
3個ぐらい作ったんだろうね、色。
スピーカー 2
いやもう数え切れんよね、わかんない。
作ろうと思ったらだってさ、本当にちょっとの秒数とかで色変わりそうじゃん、これ。
確かにね。
何色作れてるんだろうね。
スピーカー 1
でもその何を溶かすかによっても色変わりそうだよね。
スピーカー 2
うん、もちろんもちろん。
スピーカー 1
いろんな種類の、いろんな素材のナノ粒子作ってるんだよね。
スピーカー 2
うん。
うーん。
まあでもね、今のところ結構特定の金属でできてるって感じかな。
そうなんだ。
さっき言ったカドミウムとか、銅とか、まあそういうのが結構多い。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
っていうね、まあこの3人がいたから、そもそも金属で粒の大きさ変えるといろんな色できるぞってわかって、
しかもそれが割と簡単に作れるってなったんで、じゃあテレビ使いましょうとか、いろんな色の照明が作れそうだとか、
そういうのが最近結構出てきてるって、もう実際に売られてるものもあるし。
スピーカー 1
へー、じゃあより綺麗に見えるのかな。
スピーカー 2
らしいよ。
たぶんね、去年ぐらいから、いわゆる超高級なテレビとして、有機ELのさらに上よね。
うんうんうん。
漁師.テレビ。
スピーカー 1
漁師.テレビ。
もう売られてるらしいよ、結構。
スピーカー 2
そうなんだ。
ちょっと俺実際に見たことないかわかんないけど、家電量販店とか行ったら見れるのかもしれない。
スピーカー 1
ちょっと見に行くか、今度。
スピーカー 2
見たいよね。
見たい、普通に。
そう、でもなんかね、ほんとに鮮やかさが違うらしいですよ。
スピーカー 1
うーん、ちゃんと持つのかな、長い間。
スピーカー 2
寿命?持つんじゃない?わかんない、そこは別で言及されてると思うけど。
ま、て感じですね。
ここまでちょっと漁師.についていろいろ話してきましたけど、まとめると、漁師.って普通の感覚とはちょっと違う、粒の大きさで色が変わるものですと。
で、それを見つけたり、いい作り方っていうのを開発した人が、今年ノーベル科学賞を受賞しましたっていう。
うん。
なんで、これからいろいろ多分、家電とかで漁師.ですってやつ出てくるんじゃないかな。
スピーカー 1
うん。漁師.じゃなきゃ、一番冒頭に言ってたハリポターみたいなやつは、ペラペラの絵が動く紙は作れない。
スピーカー 2
なんかね、一応今ある、例えば折り曲がるスマホとか、あれはUKELでできてるんだけど、
あれはあれでできてるけど、もっと細かいチューニングができるというか、効率も結構いいらしい。電気入れて光るっていう。
より少ない電気でできたりとか、そういうのは多分今まだ研究されてる段階だと思うけど。
スピーカー 1
そうなんだね。漁師.によって、より薄いモニターができるかもっていう。
スピーカー 2
そうね。できんじゃない。
スピーカー 1
楽しみですね。
スピーカー 2
壁とかにさ、それめっちゃ薄いやつあって、いろんなとこにさ、液晶できたらすごくない?
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
何に使えるかな?これ。
スピーカー 1
でもやっぱり薄いんだったら、ハリポターみたいに新聞とか本にしたらよくない?
スピーカー 2
まあまあそうか。あとなんか液体の色とかも自由に変えれたりするんじゃないかな。それ混ぜた液体の発光する液体とかできるよ。
結婚式の演出しか思い浮かばない。
スピーカー 1
水族館とか、魚死ぬか。