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  2. サングラスに変わるメガネ、分..

分子の相互作用と分析方法、学生実習のチート技 サングラスに変わるメガネ、分子コンピューター、DNA origami、フォトクロミズムの面白さについて語っていただきました。


ゲスト

東京大学大学院 寺尾研究室

宮岸拓路さん

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用語リスト

・ギブズ自由エネルギー

・水和水

・エントロピーとエンタルピー

・ラッソペプチド

・NMR NOE, HMBCなど

・ラマン分光

・ICP発光分光

・蛍光X線分析

・MALDI-MS分析

・ESI-MS エレクトロスプレーイオン化質量分析装置

・フォトクロミズム

・ロドプシン、レチナール

SciEnTALKで解説してます。

→Ep.30

「目」はどうやって光を電気に変えている?

https://anchor.fm/scientalk/episodes/30-e14sja7/a-a66p0nr

・アレキサンダー大王

【ゲストから訂正】正確にはアレキサンドライトは当たる光によって色が変わる物質であり、正確にはフォトクロミズムではないそうです。

・ジアリールエテン

・明るいところで黒くなる眼鏡

・分子コンピューター

・リチャード ファインマン

・DNA origami

・PNA peptide nucleic acid

・トランスファーRNA

・リボソーム

・リポソーム


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00:00
反応が進むかって、まあいろいろあると思うんですけど、
gives the energyっていうのでよく議論するんで。
はい、そうですね。
で、それの中にエンタルピーの孔とエントロピーの孔があって、
エンタルピーの孔っていうのは、すごくざっくり言うと、
まあそうですね、結合が新しくできたりとか、
あとそのホストゲストだったら、中に入った時に、
その輪っかの内側とそのゲスト、入る物の外側とどう相互作用するかとか、
そういうところでエネルギーが決まってて、
エントロピーの方は、まあ例えば2つが1つになるみたいな、
これはエントロピー、乱雑さって言われますけど、
はい。
それは、まあそのバラバラになる方が有利っていう風な感じなんですね。
うんうん。
2つが1つになるのが不利。
はい。
2つが2つになるのが有利みたいな感じの孔になってて、
エンタルピーの方が稼げてるっていうのが、たぶん相互だと思います。
そうですね、面白いところですね。
あとは、たぶんその、どうなんだろうな実際のところ。
ゲストの方、素水的だと、例えば水中とかだと、
はい。
ゲストの周りに水和水が結構あって、
はいはいはい、水和水剥がさないと入れないみたいな。
そう、で、それを加味するとエントロピー全体的に有利だよねみたいな話はあるかもしれない。
確かに。
それって、ポリマーでそういうのがあるんですよね。
普通の物って温めると溶けるじゃないですか。
はい。
例えば、何だろう、明晩とかでよくありますよね、その再結晶の時期。
ありますね。
温めて溶かして冷やして出てくるみたいな。
はい。
なんですけど、ポリマー、特殊なポリマーだと温めると摂氏してくるんですよ。
へー。
で、濁る、そう逆に。
それってすげーみたいなのが、LCSTっていう現象なんですけど、
現象っていうか、そういう現象があって。
はい。
それは水和水のエントロピーがめっちゃ大事っていうので。
うーん、面白いな。
はい、それ、そっか、温度依存性考えると逆か。
だからそっか、ホストゲストは全然関係ないかもしれないですね。
そう、っていう。
いやでも、実際あれですよね。
一対一に見えても、やっぱ水分子の影響も結構あるっていうところが。
あーそうですね、結構。
うーん。
で、なんか超分子化学に限らずかもしれないですけど、
この、あの、そのエントロピーかエンタルピーかみたいな話をよく話していてますね。
その、ラボで話してて。
うーん、なんか、体の中の反応でも実際にタンパク質みたいな重要体のものと、
例えば神経伝達物質とか、なんかの低分子とかがハマるときに、
どれだけ水分子が引き剥がせるかとか、そういうところにも関わってきますし。
なるほど。
だから、現象としては結構。
近いですね、だからそのタンパク質になんかハマるってのと、
輪っかになんかハマるってのは結構近いですね。
近いところかもしれないですね。
すごく荒削りにしたやつみたいな感じのイメージですかね。
うーん。
高くてすごいデザインされてるから。
はいはい、ロタキさんとかはもう人工分子っていう感じの。
ゴリゴリに人工分子。
ですよね。
体に入れたら危なそうなやつめっちゃありますもんね。
あー、え、これでも天然にもあるんですか、ロタキさんとか、シックロデキストリーはありますか。
03:00
イチロタキさんみたいなやつありますよ。
イチロタキさんみたいなやつあるんですよ。
あ、あるんですか。
ラッソーペプチドッツって、なんかラッソーって投げ縄って意味なんですけど、
本当に輪っか、投げ縄ですよね、だから輪っかのからなんか紐が伸びてみたいなやつで、
はいはいはいはい。
その紐がその輪っかの中に入るみたいなのがあるらしいですよ。
分子内で。
はい、分子内で。
へー。
だからあるんだと思って、僕すごい、それはびっくりしましたね。
確かに、それ面白いな。まあでも分子内だから有利になり得るっていう方もできる。
そう。
なんか何の働きしてるかまではちょっと知らなかったんですけど。
へー、ちょっと面白いな。
そうなんですよね、それはすごい、もう普通に純粋な興味としてありますよね、なんか。
んー、なんか、ちょっと作ってみたい感がありますけど。
なんか特徴作れるんだったら確かに。
だから純粋にその、ロタキさんとかの、これちょっと本質辞じゃないかもしれないですけど研究の、
こういうのを作るのは別な人だとして、それを解析するの難しそうだなっていうのを思ってて、
普通の分子だと結構、マスとかNMRとかで、
あー、なるほどなるほど。
構造が勝手に決まっちゃうっていうのはあると思うんですけど、
ロタキさんとか、共有結合してないものとかになってくると、
その辺の分析、通用しないと思うんですよね。
そこをちょっと聞いてみたいなと思って。
はい、いやめちゃくちゃいい質問。
僕は、最初の原料は、僕は作ってないんですけど、
途中からの分析研究はばーっと僕がやってて、
で、最後のところで、入ってないところから入るところがあるんですよね。
あー、はいはい。
で、そこの、じゃあどうやって確認してんのって話があると思うんだけど、
やっぱNMRの解析が結構強くて。
あ、使えるんですね、はい。
はい、あの、NOEっていう核オーバーハウザ効果っていうのがあって。
あー、はいはいはい。
このプロトンとこのプロトン、水素原子ですよね。
が、近いと、なんかここにシグナルが出ますよみたいな測定があって、
結構それでわかります。
あ、それでわかるんだ。
だからこのプロテクトリンの、はい、内側の水素と、
その、内側に入ってる水素、ベンゼン化の水素が、
もうすごい近いので、そこでNOEのシグナルが結構強いのがばーんと出て。
あー、なるほど。
はい。で、そのシクロテキストリンの方は、えっと、
もうすでにここにこういうのが出るっていうのがわかってるっていうのもあるんですけど、
あの、僕はやったことないけど、確かあの、
それもすごい、めちゃくちゃNMR頑張るとわかるみたいな。
あー、いや、イメージなんですけど、
その、完全に対象の分子だと解析簡単で、
あ、そう、はいはいはい。
え、こいつめちゃマニアックですけど。
完全に対象の分子が入ったか入ってないかって、
対象分子のスペクトルって結構シンプルじゃないですか。
そうですね。
だけど、
ベンゼンとかね、あの、6個あるけど、いっぱいある。
あー、そうです。6角形だけど、全部のHが等しいから、
ま、ピークとしては、あの、
1個に見えるっていう感じで、
考えると、さっき言ってたような、
その輪っかに1カ所だけ変えるみたいなことをやると、
めちゃくちゃ複雑になっちゃいそうだなと思って。
いや、もうだから、それはそうなんですよ。
で、ま、その、ま、ロブのSI、
06:02
サポーティングフィミューション見ればわかるんですけど、
あの、5ppmとかから3ppmくらいまでは、
マジで地獄みたいなのが見えます。
ぐっちゃぐちゃ見た感じですか?
ぐっちゃぐちゃっすね、マジで。
いや、ですよね、その、ベンゼンが入っちゃったら、
その近くのやつが、シフト…
いや、てかもう、入ってない時点でぐっちゃぐちゃですもん。
あ、入ってない時点でぐちゃぐちゃなんすか?
ぐっちゃぐちゃですもん。
あ、それはもう形がいろいろとか…
いや、ま、やっぱ対象性がないからですね。
その、もともとキラリティあるんで、
あー、そっかそっかそっか。
そう、あの、塔だからキラリティがあって、
その、艦にもキラリティがあって、
そこの一箇所だけなんで、もうほんと地獄みたいな。
いやー、それを見たくないっすね。
だから僕、そう、で、なんかま、
ここら辺に、あの、一箇所だけなんかおかしいとこに出るみたいなのは、
もう知られてるやつがあって、
あー、なるほど。
そこと、あの、エノイが出てるからみたいな、
そういう議論になります。
で、一応、やろうとすると何をやるかっていうと、
あのー、ま、
その繋がってるところのプロと、あのー、
分かるんですよ、そのベンゼン感は分かるから。
うん。
繋がってるところのベンゼン感は分かるから、
そこのと近いプロトン、
例えばHMBCとかエノイとか、
なんかそういう、いろいろあるんですけど、
それで見て、そっからもう逆算して、
うわー。
そう、二次元NMRで、
これとこれは、その、二酸結合離れたカーボンとプロトンだねとか、
これとこれはトクシーで同じ質品系だよねみたいな、
なんか、トクシー結構強いらしいんですけど。
あー、トクシー強いって。
はい。
と、塔で、あの、よく威力を発揮するという。
あー、そうですよね。
いや、なんかそれもう、ちょっとした天然物の構造決定みたいなのを分析しないと。
僕、でもそこら辺一回測って、解析するかって思って、
いやってなりましたね。
なんか、すでに文献でここにこれが出てるってのは分かってて、
まあ、ほんと、そうですね。
だからそれで、まあ、証拠としては十分だしってのもあるけど、
なんか、そう、やっぱ、すげえ大変だなって思って。
俺、ほんとに何も知らない人が見たら、
この線がぐちゃぐちゃぐちゃって書いてるだけで、
そうそうそうそう。
何が分かんの?みたいな感じしますよね。
でもあれまた別の測定したら、ここにこれがあって、ここにこれがあってって分かるんですよね。
あ、ですよね。
それすごい、それすごい。
うん、すごい。
NMRってすごいです。
なんか、そう、あの、まだ原理、あれ原理めちゃくちゃ難しいから、
まだ完全に理解はできてないんですけど、
そう、あれ分かったらほんとにいろいろ面白いんだろうなと思って。
なんかそう考えると、
いやそう、最初に、その、シクロデキストリーもそうですけど、
構造決めた人ほんとすごいなあと思って。
ほんとすごい。
どうやって決めたんだよみたいな。
そう、NMRとか出てくる前とかでもやられてたり下手したりするじゃないですか。
そう、それこそその、さっきの10年持ったあれの玉尾先生。
はい。
あの、もう全然ご体感されてる先生で、
はい。
NMRなかった時代の、もう研究してるんですよね。
はいはいはい。
そう。
いやそれどうやってやってるんだろうって思っちゃいますよ。
いやそう、上流したりとか、なんか、えっとなんだっけな、屈折率とか言ってましたよ。
屈折率?
うん、なんか分子の構造から屈折率推定できるらしくて、それとか。
え、とかして、え、どう?
ってことなんでしょうね、たぶん。
09:00
え?
Aタイのやつだと、たぶん。
うん。
とか、あと優点とか。
優点はやりがちですよね。
なんか、当てになるんだかならないんだかっていうので、なんか学生実習とかで、
はいはいはい。
よく優点で。
あれは歴史ですよね、ほんとに。
はい。
なんか何年、大学の学生実習とか何年前の有機化学やらせるんだろうっていう世界じゃないですか。
僕でもなんかすごい、ラマンとか測らせてもらった気がする。
なんかすごい。
あっ、すごい。
ありがたい、そう。
いや、それいいですね。
そう、あれなんかすごい良かったな、なんか。
僕んとこも、なんか一個一個分析して分けて、
そういう優点とか、個体になるやつは優点測って、とかいろいろやってますけど、
いや、研究室入ったらこんなんNMR取ったら一発で分かれるみたいな。
そうそう、あの、あれとかね、あの無規定性分析とかね、あれICPとかで一発ね。
あー。
結構X線とか、いろいろあるよね。
はいはい。
チートですよね、チート。
あれチートがあるんです。
そう。
そういう意味ではね。
いや、確かになんか、国公立だと結構そういう意味。
僕はあの、大学は和製だったんですよ。
だから、
あ、そうですね。
次第で結構そういうのを力入れたのかもしれない。
そう。
確かに確かにそういう、お金があるところはいい学生実験をやってるかもしれない。
いや、あるのかな。
まあまあ、学費も高いからその分ラマン買ったのかもしれない。
聞き代とか主役代がいっぱい出てるのかもしれないですね。
いやー、そう。
今思えば、それもなんかあれですよね。
ラマンも面白いし、結構測定って面白いなっていうのは最近すごく思いますね。
測定も自分の研究でもやっぱ凝ってる測定というか、やってますか。
マスが結構大きい。
そのシクロデキソリンって、
しかもメチル化してるんで、
1個だいたい、ざっくり1500ぐらいあって。
うーん。
今ちょっと詳しい定義わかんないけど、だいたい水素が1個1だとして1500ぐらいあって。
はいはい、でかいそう。
でかい。
でかい。で、それが僕よく2個とかのやつ使ってるから3000とかなんですよ。
あの、そうなるとマスが、あの、マルディとか。
あー、のー、なんかタンパク質取るやつ。
本当にタンパク質のやつみたいな。やってきて。
そう、そういうのはちょっと。
でもマスもやっぱ面白いなーと思ったりとか。
そう、いろいろあるしイオン化法も。
あ、ちゃんと1分子としてしっかり出る。
出ますね。
マルディも出るし、マルディは1化でやっぱちゃんと出るし。
うーん。
ESIだと多化で見えるんですけど、
ま、シクロテキスに1個につきナトリウムが1個つくぐらいで。
あ、じゃあ普通に見えるんですね。
普通に見えます。
あ、そうなんだ。
あれは、ESIめちゃくちゃシクロテキスに対象いいですね。
これもう本当に。
あ、そうなんだ。
論文に書くようなことじゃないから、あの、本当にコアの話なんですけど。
たぶん。
いや、そうっす、ノウハウみたいな。
そうそうそう。
はいはい。
ま、全然あの、やったことないというか、全然根拠はないですけど。
ナトリウムとかカリウムとかアルカリ金属に配位するんですよね。
はい。
で、そういう感じでシクロテキソリンも、あのー、ま、エーテル系なんですよ。
はい。
炭素、酸素、炭素、何かあって炭素、酸素、炭素みたいな感じなんで、
ま、それが結構配位しやすいんかなーみたいな話はよく聞きます。
12:01
あー、なるほど。
だからESIとかでやると、ナトリウム特に入れてなくてもやっぱどっかから混ざったのがパンと出ますもんね。
あー、いや、結構入りますよね。
入ります。
どっかからか。
ナトリウム、そこら辺に多分ナトリウムいらっしゃいますよね。
いや、そうそうそうそう。
まじで入れた覚えないように出るっていう、そう。
なんかもう溶媒とかにちょっと入ってんじゃないかみたいな。
ま、やっぱ海の星だから、ナトリウム来るのかなーみたいな。
ナトリウムそこら辺に多分いますね。
いますね、そうそう。
で、実際そのー、あのー、自分でやられてることとしては2個とかを入れる、要はフラフープ入れる2個みたいな。
2個みたいな。
2個みたいな感じで、でそのフラフープ、まさっきフラフープって話だったんですけど、めちゃくちゃでかいんですよね、シクロテキストリン。
で、もうベンゼン缶は余裕で入るみたいな感じのサイズ。
ベンゼン缶2、3個分ぐらいの長さなんですけど、その。
おお、ぐるっともう囲んじゃうみたいな。
ぐるっと筒の長さがそんくらいの大きさで。
で、その直径とかも、だいたいポルフィリンと一緒ぐらいなんですけど、あのー、ポルフィリンっていううまくずっとあらないかもしれないけど、なんか結構でかい。
いやまあでかい。
僕もちょっとなんて説明したらいいかわかんないよポルフィリン。
そう難しい。ナンゴングストローブとか言ってもなんか結構微妙だしね。
伝わんないっすよね。
伝わんないっすね。
ベンゼン何個分とかなのかな。
まあでもベンゼン何個分は分かりやすい気がする。
うん、やっぱ縦横ベンゼン2、3個分ぐらいの大きさで。
はいはいはいはい。
でそれ、その立体障害がすごいから、それを使ってなんか光物性変えられないかみたいなことをやってて。
そこで光化がちょっと入ってくる。
あ、光系のも。
はい、そうですね。だから測定で言うと、だからさっきNMRトマスの話しましたけど、物性だと吸収、どういう色なのか。
あとは傾向、どういう色で光るのか。
あとはどのくらいの効率で光るかっていう色印測定とか。
あとは光を当てる装置とかもあるんで、その光当てて色が変わるかみたいな話とか。
え、光当てて変わるんですか結構。
そう、そういう骨格はあって、フォトクロミズムって言うんですけど。
はいはいはい。
そうですね、さっきもあれちょっとありましたけど、ロドプシン?
はい。
サイエントックの方で話してた。
はい、ロドプシン。
目の中に、あれロドプシンっていう分子ですよね確か。
えっとロドプシン。
レチナールか。
はい、二重結合とかくるくる回るのはレチナールですね。
レチナールっていう分子があって、それが光が当たると構造が変わって、それで何かあるっていう話なんですけど。
その構造が変わる、光が当たると構造が変わる分子っていうのは結構あって。
はいはい。
で、その構造が変わって色が変わる分子っていうのは、そうですね、結構歴史古くて。
教科書で一回びっくりしたのが、アレキサンダー大王が戦いの始まりの合図で、
15:02
なんか夜明けの時に色が変わる石を使ってて、それが人類最初のフォトクロミズム。
それ戻るらしいんですけど。
知らねーぞ。
どっから引っ張ってきたんだろうと思ってた。
アレキサンドライトだったかな、ちょっと名前覚えてないんだけど、なんかそう、そうなんですよ。
あるらしい。
僕それすごい見たいんだけど、調べたことないな確かに。
だからその教科書、機関科学だったかな、なんかその科学のフォトクロミズムの本みたいなのが教科書館にあって、
最初ピラーって開けたら、アレキサンダー大王。
あーでも前書とかにそういうのありますよね。
前書めちゃくちゃ古い話持ってきますよね、大体。
そう、そういう感じで結構あった。
それは分子じゃなくて石なんですけど、そっからなんか天気が太陽光当たると変わって、影に置いとくと戻るみたいな報告。
科学の報告っていうよりはなんか報告みたいな感じなんですけど。
そっからなんか、そうですね、この分子は光当てると色がついて、
で、普通は光が不安定とかだったら、光が当たって色がついて、黒くなっちゃって戻んないんですよ。
それはなんか普通の光に不安定なやつなんですよ。
あーもう壊れちゃって。
たまに、そう壊れちゃっておしまいみたいな。
で、たまに光が当たって変わるんだけど、例えば熱を加えると戻るとか。
あーなるほど、過逆な。
過逆な、そう。で、あとは光を当てると戻るとか。
そういうのがあって、それはそのフォトクロミズムっていう名前がついてて。
東京だとあの、科学かな?上野の化学博物館にそのコーナーがあります、確か地下の方に。
あ、それ実際に見れる。
確かに、でも僕が行った時なんかその、ジアリレテンっていうフォトクロミズム、その光で色が変わる分子展示があったんだけど、
なんか入れ替えしてるのかちょっとなかったんだけど、今ちょっとあるかわかんないですけど。
あ、それなんか、個体ですか?
それが個体です。
あの、そう、結構レアなんですけど。
へー。
そう、とかあとあれですかね、あの光で色が変わるサングラスとかメガネとかってめちゃくちゃ有名じゃないのか。
あんまり見たことないですね。
なんかその、明るいところだと黒くなるメガネがあるんですよ。
あー、それすごいですね。
そうそうそう。
あの、日差しするときだけサングラスになるみたいな。
そうそうそうそう。
えー。
ある、あるんですよ、本当に。
えー、それ、そっか、ちゃんとそれで日光も遮ってくれる、吸収してるってことですよね。
そうそうそうそう。紫外線で色がつく。
えー、すごいな。
で、熱で戻るから、あの、暗いとこ行ったら自然に戻るんですよ、元に。
えー、すご。
あれもフォトクロミズム、そうですよ、教科書とかにもなんか、それの作ってる会社の人のなんか賞があったりとか、なんかそういうのが。
それをレンズの表面に塗ってるってことですよね。
多分表面じゃないですよね、なんか塗り込んでるってことですけど。
塗り込んでるのか。
そうそうそう。
すごいな。
そういう、そう、光当たって色が変わるみたいな、現象とか。
まあでもなんか、いいとしないときにサングラスになっちゃったりしたらちょっと嫌ですけど。
あとなんか、突然トンネルに入ったときやべぇみたいな。
18:01
確かに。
確かに、確かに。
トンネル開けやばいっすね。
トンネル、トンネル、いや開けっていうか、入りがやばいっすね。
そっか、入りか。
開けはまあ普通の状態だけど。
入りはなんかサングラスの状態で突入なんで。
そっか、そういうのに使えるのか、なるほど。
結構応用はそういう、やっぱサングラス、なんか一時期はメモリとか光一箇所当てて、そこだけ変わるじゃないですか。
はいはい。
ってことは、でしかもそれ残るんですよ。
物によっては熱で変わっちゃうけど、変わんないと思って。
そうするとそれメモリになるじゃん。
もうゼロイチみたいな。
はい、ゼロイチみたいな。
で、それ究極的には分子だから、それがゼロイチ状になってるの。
はいはい。
これマジで頑張れば分子レベルでメモリできんじゃね?みたいな話はあったんですよね。
あーそれ面白い。それもう分子でコンピューター作っちゃおうみたいな。
みたいな話もあるんですけど、結構やっぱ難しいですよね。
難しいんすか。
分子建築学のあれでもなんかやっぱ、うちの研究室さっき、これ結構難しい難しいっていうのはあんまり良くないなって最近思うんですけど。
いや有名なない話だからなんかちょっと。
あー本当はできないんだーみたいな。でも本当はできるかもしれないからちょっと、そこもまたあれなんですけど。
うちの研究室、電気を流すって言うと多分語弊があるんですけど、電気を流す感じの鎖みたいな分子があって。
ポリマンみたいな。でそれって、それをまあすごいざっくり言うと、あのー、そうですよね。
銅線ってそのまま生で銅で置いとくのはほぼないじゃないですか。
それってショートしたりするから。だからその周りをこう守るわけですよね。
あーそうですね、あの絶縁体みたいなのをカバーする。
コンセントとかもなんか覆ってるんですけど、それになんかその僕がさっき言った輪っかのやつを使ってやれば、
分子レベルでそういうコードみたいな、ワイヤーみたいなのができるやんけみたいな。
でそれって、あのー、例えば分子レベルのコンピューターみたいなのができたら、そういうのの基本的な材料になるんじゃないかみたいな話はあって。
あーそれ、そのコードの外側を輪っかが移動して情報を伝える。
あーいや、えっとそのコードの中を電気が通る。
あ、もうそれ電気、あ、もう本当にカバー網の役割みたいな。
そうそうそうそう。
えー。
この輪っかは動かれたら困るんですよ、そういう意味では。
動いちゃうとそこが露出しちゃうんで、その向いてるような感じ。
なるほどなるほど、じゃあ意外と結構ビッチリ。
ビッチリいってます。だからその、我々の分子その固定してるんで。
あ、そっかそっかそっか。
そうそうそう、経由結合で。だからもう本当に動かないのがたくさんババババってあるから、もう完全に被覆してるっていう感じ。
あ、ちょ、超、超ミクロな電線みたいな。
みたいな感じのができてるんですけど、やっぱそういうのも、まあ一番鉄板なのは並べるのが難しいとかね。
あー並べる。
21:00
いやいやそれは結構これは難しいですよ。これは本当にでも、なんていうのかな、最先端の課題だと思うんですけどね。
あの、分子をどう並べるのかっていう。
そう確かにそれ連結する長さを制御するとかも難しそうですけど。
もう、てかその、例えばそのこの長さのワイヤー作りましたっていうのはできるんですけど。
それをじゃあ四角に並べますとか、そのパソコンの中ってすごいじゃないですか。
あれじゃあできるのっていう話になると、ま、すぐには無理ですよね。
確かになあ、なんていうか。
よくめちゃくちゃミクロなものづくりってなると、もう超頑張ったらピンセットとかでいけるんじゃないかみたいなのをちょっと想像されるかもしれないですけど。
そんな次元の小ささじゃないですもんね。
なんかあの、昔誰だっけ、ファインマンだったっけ、なんかあの、こう人間がロボットを作るんですよ、ちっちゃいのを作る。
そのちっちゃいのを作るロボットで、ちっちゃいのを作るロボット作れば、めっちゃちっちゃいってやるっていう。
そんなことない。
そんな単純にはいかない。
そんな単純にはいかない。
そうっすよね。ちっちゃいロボットを作るために。
高度な技術が。
当時みんななるほどって思ったんだろうなと思うんですけどね。あれでナノテクがすごい。
聞くからそうなったと思うんだけど、やっぱり実際そんなことはなくてめちゃくちゃむずいっていう。
今の最先端で言ったら、なんすかね、よく箱みたいの作って、で、その液性変わって箱が開いたり開いたりで中に虫が出たり入ったりみたいのもありますよね。
最近だとDNA折り紙とかすごいですよね。
DNA折り紙、はいはい。
めちゃくちゃ詳しいわけじゃないんですけど、DNAってめちゃくちゃ情報が詰まったというか、ポリマーがあってそこに配列がバーってあって、
で、それがどことどこがくっつくかっていうのが配列で決まってるような感じ。
で、それが全部ずっと一緒だったらその螺旋になるんですけど、なんかちょっと離れたところのこことここがくっつきますみたいなのだったら、そことそこがくっついて、
のりみたいな感じ。ステープルって実際言うらしいんですけど、すげー長いやつ用意して、こことここつなげましょう、こことここつなげましょうみたいな感じで、
のりで組み上げてって、なんか大きな箱とか、なんかアルファベット全部作ったみたいな論文見たことある。
いろんなもん作られてますね。DNA折り紙っていう名前もなんかいいなーって思うんですけどね。
ちょっと由来まで詳しく知らないですけど。
僕折り紙やってたんで一時期、それでもなんかすごいおーって思って。
あ、そうなんですね。あれもなんかにこちゃんマーク作ってみたり。
あ、にこちゃんマーク最初のやつとかですかね。
なんか絵描いてみるみたいな。
そうですね、ある意味並べることには成功してるってことですね。
そうですそうです。だからあれは本当に、ナノテク的にはめちゃくちゃ革新的だなと思いましたね。
僕ナノテクのセンターの人じゃないですけど、並べられるのどうやんのって話になるときに、やっぱそのDNAみたいにすげーよくできたやつがあったら並べれるじゃんっていう。
24:07
いや確かにな。
今のところDNAでしかできないっていうのはあるんですけど、でもなんかそのコンセプト的にはすげーなーって思ったんですよね。
なんかノリが必要…ノリというか、ここにはこれが絶対くっつくみたいなやつの対応関係がやっぱり必要になるのか。
あれって結局、そうなんですね。あれって人工分子で作ろうとすると多分めちゃくちゃ大変で。
いやでもすげー面白いと思う。多分やってる人いるのかな?なんか分かんない…まだないんじゃないですかね。
人工分子で。
まあ延期を拡張しようみたいな人たちはいますよね。
ああいますいます。あとそう、僕YouTubeで紹介してるんですけど、ペプチドの速さに認識するやつつけて。
あ、でもPMUってのもありますよね、そういう意味では。
ありますね。ペプチドのグリックマシン。
はい、そう拡散の延期つけてっていうのもあるし。一応そういうDNAじゃないやつでDNAみたいなのっていうのは結構…
あと人工延期ツイッターあれですよね。天然のやつじゃないやつで作ろうみたいなのやってる。
ああそうですそうです、なんか延期もなんかすごいでっかい方向感入れてみたりとか。
そうそうそう、ナフタレンみたいななんか…
ああそうです。
あれすごいですよね。
このナフタレンとこの延期はなんかくっつくから使えそうみたいな、そういうなんかぶっ飛んだ、それで人工延期ツイだけでなんかすごい…
翻訳まで行ったんでしたっけ?なんか分かんない、覚えてないんだよな。
めっちゃでもすげーとこまで行ってるのは覚えてるんですよ、なんか。
そうそう。
どこまで行ってんだろう。
どこまで行ってんだろうな、今。分かんないっすね。
でも原理上はできますよね、それ設計して。
まあだからその先…
その延期の部分を持ってるうまいことトランスファRNAを作って。
そしたらできるのか。
わかんないっす、リボン総務が認識すればできるかもしれない。
サイエンマニア、お聞きいただきありがとうございました。
この番組では幅広い専門知識を一つの番組に集め、聞くだけで誰でも楽しく学べる番組を目指しています。
そのために皆さんからの質問や意見・感想を募集しています。
概要欄のお便りフォームやTwitterハッシュタグサイエンマニアでコメントいただけると嬉しいです。
またお手元のポッドキャストアプリでフォロー・レビューいただけますと大変励みになります。
次回のエピソードもお楽しみに。
26:44

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