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スピーカー 1
レンです。
スピーカー 2
エマです。サイエントークは、研究者とOLが科学をエンタメっぽく語るポッドキャストです。
スピーカー 1
友達を作るときに一番大切なことって何だと思います?
スピーカー 2
相性かな。
スピーカー 1
相性?
どんな?
スピーカー 2
えー、なんかわかんない。フィーリング?
スピーカー 1
フィーリング?答えになってんだが、なってないんだね。
スピーカー 2
ちゃんとで、言葉で言い表せないんだけど、なんかもう仲良くなる人とは、もう初めからフィーリングが合う。
で、何も努力しなくても、すぐ仲良くなれる。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
だけど、そうじゃない人は、ちょっと毎回努力するって感じ?
スピーカー 1
うーん、努力するか。
スピーカー 2
努力して、ちょっと仲良くするとか、少し気を使う?
わかる?
スピーカー 1
あー、いや、ちょっとわかる。
でも、なんかいろんな要素があるよね、たぶん。その、見た目なのか、しゃべり方なのか。
スピーカー 2
あー、見た目。
とか。
見た目とかしゃべり方じゃないと思う。
スピーカー 1
何が一番大事なの?その。
スピーカー 2
えー、なんだろう、でも、言葉で言い表せないよね。
じゃあ、君は何が大切だと思う?
フィーリングっていうのをもっと言語化したら。
スピーカー 1
たぶん俺はね、もう顔もあるかなと思うよ。
顔?
なんかさ、顔からなんとなく性格もちょっと想像できるところも多少ある気がしてて、感覚ね、個人は。
スピーカー 2
まあ、そうだね。うーん、それはでもあんまり思ったことなかったな。
スピーカー 1
あ、そう?
スピーカー 2
私が出会う人たちは、そんなに顔は変わらない気がする。
スピーカー 1
顔は変わらないってどういうこと?
スピーカー 2
もちろん顔は一人一人違うけど、なんだろう、君の言う顔で相性が決まるみたいなのは、
なんか私のイメージ的にはすごく派手なメイクをしてる人とか、すごく地味な人とか、そういうくくりなのかなって思ったときに、
私が出会う人たちは、そもそもみんな普通の顔をしてて、そんな超派手な人とか、超地味な、地味って言ったらあれか、なんか超、なんだろうな、もう人生終わりですみたいな顔してる人とかはあんまりいない。
スピーカー 1
人生終わりですみたいな顔をしてる人はあんまり知らないんだけど、そもそも。
いや、なんかそういう感じじゃないんだよな、ほんとに極端に言ったら、すごいめっちゃ怖そうな人とかは、うわ、この人友達になれなさそうとかあるじゃん。
スピーカー 2
それ顔なんかな、でも確かにちょっとわかるかも、顔じゃないかもしれないけど、なんか雰囲気、雰囲気って言ったらまたあれか、あれだけど、しゃべり方とか、ボディーランクエースとか、
でもそれで言ったら、しゃべる内容じゃない?
スピーカー 1
もちろんそれもある。
スピーカー 2
見た目よりもしゃべる内容じゃない?
スピーカー 1
でも、ファーストインプレッション結構大事じゃん、そもそもしゃべるのかみたいなのもあるし。
で、これね、ちょっとおもしろい論文があって、においが大事だっていう論文とかもあるよ。
スピーカー 2
そうなんだ、においか。
スピーカー 1
だから、今日ちょっとそういう友情にまつわる話とか、そういうのをちょっとしたらおもしろいんじゃないかなと思って、そういう回です。
今回は友情回です。
おもしろい。
スピーカー 2
いや、なんか恋愛でにおいが重要みたいなのは聞いたことあるけど、友情でもにおいが重要なんだね。おもしろい。
スピーカー 1
そう、そう、俺もそう思って、それをたまたま見つけて、これおもしろいなと思って、おもしろ論文ストックにあったんだけど、それをちょっと話そうと思って。
で、今回は毎月の科学系ポッドキャストの日のテーマが友情なんですよ。
で、ホストが7月、もう7月か、ひよっこ研究者のサバイバル日記っていうポッドキャストで、アカデミアの女性研究者2人が友達でポッドキャストやってるっていうやつなんだけど。
スピーカー 2
お便りくれた方?
スピーカー 1
そうそう、この間お便り会でお便り紹介したよね。
で、ちょっと友情についてざっくりしゃべってみようかなと。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
思います。
で、そもそも何個か紹介したい論文があって、この話のネタとして。
スピーカー 2
まず、友達がいる場合といない場合でどれだけ人生に影響を与えるのかっていうのがあって。
スピーカー 1
なんかね、25年間分ぐらいの論文とかレビューとかそういうのをまとめてる記事があったんだけど。
ざっくり友達がいる場合の方が、友達がいない場合に比べて、まず死亡リスクが大幅に減るって言われてる。
スピーカー 2
へー。
まあでも、なんとなく想像はできるかも。
だって夫とか妻がいる方が長生きするみたいなデータを聞いたことあるから、それと似たような感じ。
スピーカー 1
あるね。
だよね。
だから、それが家族なのか、そもそも友人みたいな人のつながりが大事なんでしょうっていう研究って結構あって。
あと、細かいのだと風邪にかかりにくくなるとか、精神的な疾患にかかった時に回復する可能性が2倍になるとか、友達がいると。
スピーカー 2
それは確かにそうだな。
スピーカー 1
いろんな要素あると思うけどね。会話することが重要とか。
基本的には会話だと思うけど。
すごい面白いのが、友達とかと喋る時に心が温かくなるかっていうのも研究されてて。
スピーカー 2
心が温かくなると?
スピーカー 1
これも心理学の研究者がやってる実験なんだけど、本当に文字通り心が温かくなって安心するかみたいなのを研究する。
人を集めて、半分は温かくなる回路を持たせて。
もう一つのグループは別に温かくないただのボールみたいなのを持たせて、その状態の、その2つのグループの脳の波長とか反応を調べるまず。
その後にその人たちの友達とかからメッセージを集めて、また半分は愛情がこもったメッセージを書いてもらったと。
もう片方はただのパーティーしたねとか、そういう起きた事実だけを書いたメッセージを集めて読んでもらったと。
それをまた脳を調べたら、愛情こもった方と回路を持った時の活性化する脳の領域が一緒だったみたいなのがあって。
ちょっと面白いじゃん、感覚的には心が温かくなるみたいなのを言うんだけど、本当に物理的に温かくてちょっと安心するみたいなのが、愛情こもったメッセージを読むと同じような反応するって結構面白くない?
スピーカー 2
面白いね。脳の同じ位置が反応するっていうこと?
そう、活性化する領域が似てるんだって。へーって思って。
スピーカー 1
確かにさ、体にさ、物理的にどこかを温めるみたいな治療とかがあるとしたらさ、それと同じようなのがさ、言葉でも結構引き起こされる可能性あるんじゃね?みたいな脳で言うとね。
スピーカー 2
体を温める代わりに言葉で温めることもできるし、言葉で愛情をもらう代わりに体を温めてもいいってことかな。
スピーカー 1
完全に一緒じゃないけどね、もちろん。
スピーカー 2
同じところが活性化するんだね。
スピーカー 1
それがやっぱり友達からでもそうなんだと思って。
スピーカー 2
友達からでも?
スピーカー 1
夫婦の間とかじゃなくて、友達でもそういうのは一緒ならしいんだよね。
スピーカー 2
夫婦も友達も人と人のつながりっていう点では同じだもんね。
パートナーからだろうが、友達からだろうが、あったかい言葉をもらったら安心するっていうのは一緒だしね。
スピーカー 1
だから心があったかくなるみたいなのをまずは求めて友人をつくるとか、そういうのもありそうだなと思って。
スピーカー 2
無意識にみんな、心があったかくなるためなのかな?
いや、わかんないです。
やっぱり一人だったら不安になるから、何か喜びとかを共有できる人がいたらいいよねみたいな感じで、
心があったかくなることを無意識に求めてるから、友人をつくりたくなる。
スピーカー 1
そもそもなんで友人をつくるんだろうねっていう。
スピーカー 2
確かに、なんでだ。
人間は社会的な生き物だから、他人とコミュニケーション取らなきゃ生きてはいけないけど、
それであれば別に知り合いだけでもいいもんね。
わざわざ友人をつくりたいっていうのは、確かに安心的な心があったかくなるとか、そういうことを求めてるのかもね。
スピーカー 1
だって究極ね、生きてはいけるわけ。
だから、生物として生存に関わるところに欲求があるのはすごいわかるなっていう感じがするんだけど、
社会的な生き物だから、そういう友人とか人とのつながりみたいなのをまず大事にするっていうのは面白いなと思って。
動物でも一緒なんだけどね。
動物でも友人みたいな関係をつくる動物って結構いるから、
そこって一見別に生存とそんな、動物はかかるかもしれないけど、助けあったりするので。
人間は別にもうそこまでね、別に一人でも生きていこうと思えば生きていけるけど、やっぱり求めるということは動物なんだなみたいな。
スピーカー 2
やっぱり生存にもちょっと有利なんじゃない?
友達がいたほうが、知り合いに助けを求めるよりも、友達のほうが助けを求めやすいから生存に有利。
だから本能的に友達を求めるようになるのかな。
スピーカー 1
まあそれも無意識で起きてるってことだよね、きっと。
だからその最初の話に戻るんだけど、じゃあそのなんで友達になるかというか、どうやって友達になるかどうかを判断してるんだろうっていう、自分たちが。
これもなんかいろいろ理由があって、最初に言った匂いっていう話もちょっと後でするんだけど、そもそもちょっと面白いのが、遺伝子的に類は友を呼んでる説があって。
これもね、1000組以上の友人関係の人を調べた研究があるんだけど、めっちゃその友人関係同士の遺伝子に共通点があるかっていうのを調べたと。
スピーカー 2
友人関係っていうのは結構仲良い人たちっていうことだよね。
その組み合わせを1000組見て、お互いの遺伝子がどれくらい似てるかっていうのを見た。
スピーカー 1
結論だけ言うと、親しい友人は4代前のいとこくらい遺伝子に似てることが多いらしくて。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
これ面白くない?機能的欠栄みたいなことが書いてるんだけど。
若干、さかのぼると遺伝子的に類似性があるっていう論文もある。
スピーカー 2
いや、前のお便り会でもちょっと話したかもしれないけど、アジア人の方が仲良くなりやすいなって思ったみたいな話をしてたじゃん。
スピーカー 2
それももしかしたら遺伝子的に近いからなのかもしれない。
スピーカー 1
そう、あるのかもなってちょっと思って。
これに関連して、同じ論文で言ってるんだけど、友人同士は嗅覚が似ている可能性があるっていうのを言ってるの。
スピーカー 2
同じような匂いに惹かれるっていう性質が友人だとあるんじゃないかっていう。
スピーカー 1
で、同じような場所に集まってくる。動物的なので言うと。
で、友達になるみたいな。
もっと嗅覚を頼りにしてたときの名残みたいのがあるんじゃないかみたいな。
遺伝子的に近いと同じような匂いを感じしやすくて、そうなると同じような匂いに惹かれ合って、結果的に同じ場所に集まってくるから友達になるっていう。
スピーカー 2
だから、匂いは遺伝子的に近いと友達になりやすくなるっていう、その間を説明してるっていうことかな、じゃあ。
スピーカー 1
まあ、可能性ね。あくまで統計的にだけど、そういう傾向があるんじゃないかみたいな。
だから、この嗅覚と友達になるっていうのって何か結びつきあるのかなっていう。
これ2014年ぐらいに言われてて、これ2022年の別なやつなんだけど、
一目見たときにこの人と友人になりたいかどうかって決める、そのやっぱファクターみたいなのあるんじゃないかって疑問を持った研究者がいて、
で、これ名前ついてんだよね。パッと友達になれるかっていう。で、パッて友達になれるのはクリックフレンズっていうらしい。
へえ、面白い。
これ完全に科学でもクリック反応ってあってさ。
クリック反応はもうどんな環境でもというか、結構体の中とかどこでもその分子同士が出会うとカチッとくっつくみたいなことだよね、クリック反応って。
っていう意味でクリックフレンズっていうのがあって、クリックフレンズ同士は何か共通な性質を持ってるのかっていう。
何に惹かれてパッと友達になれてるんだろうっていうのを調べたっていうのがあって。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で、もちろん顔とかいろんな要素があるかもしれないけど、結構200例以上なのかな。
まず会って、この人と友達になれそうっていうので、お互いパッと友達になりましたっていう人をまず集めて、いろいろ調べると、まずその2人の匂いが似てるっていうのがわかったらしいの。
スピーカー 2
へえ、匂いなんだ。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
さっきも匂い出てきたけど、やっぱ匂いって重要なんだね。
スピーカー 1
匂いがね、重要らしい。
で、やっぱ全然違う匂いの人と出会ったときは、その無意識で、その結構警戒とか恐怖とか、そういったものを持ちやすいっていうのも言われてる。
スピーカー 2
不思議だね。でも、なんかパートナーを選ぶときは匂いが遠いほうがいいって言うじゃん。
でも、友達を選ぶときは匂いが近いほうがいいんだね。
スピーカー 1
遠いほうがいいって言ってたっけなんか。
スピーカー 2
遠いほうがいいってよく聞かない?
スピーカー 1
遺伝子とかだったらわかるけど。
スピーカー 2
確かに。遺伝子が遠いほうがいいってのは聞くけど、確かに匂いが遠いほうがいいとは言われてないか。
スピーカー 1
でも、この感覚ってある?
なんか俺あんまり意識したことなかったんだけど、匂いってさ。
スピーカー 2
匂いね。
でも、その匂いっていうのは、もともと自分の体に備わってる匂いっていうことなのかな。
それとも香水とかつけてとか、それ以外の柔軟剤とか、自分から発生しない匂いも含まれてたから。
スピーカー 1
いや、たぶんそれはね、たぶん除去されてると思うけどね。
一応、匂い分子を分析する機器みたいのがあって、
いや、そういうのは純粋な体臭みたいなやつを取ってもらって研究してるっぽいけどね。
他の要素入らないように。
スピーカー 2
でも、明らかにこの人臭いなみたいになったら、友達になりたくないかも。
スピーカー 1
まあね、そんな露骨だったらね。
スピーカー 2
でも、臭くないけど自分の匂いと違ったら警戒モードに入るかって言われたら、確かにそうかもしれない。
日本だとそんなにない気がするけど、今イギリスに住んでるからこそ、確かにその無意識で違うなって感じてしまう理由の一つとしては、匂いがあるのかもしれない。
スピーカー 1
いや、そうそう、その可能性あるんだなと思って。
見た目とかに引っ張られがちだけど、匂いって結構人間関係重要なんだなみたいな。
もともとこれの研究の前に、やっぱりパートナー探しとか、そういうのに匂いが大事だろうとか調べられたりはしてるんだけど、その友情にも大事って言ってるのは、この2022年が。
多分初めてっぽくて。
これさ、ちょっと友情から脱線するかもしれないけどさ。
スピーカー 2
男性って女性の涙の匂いを嗅ぐとテストステロンが低下するらしい。
スピーカー 1
とか。
スピーカー 2
いや、でもありそうだな。
スピーカー 1
不思議だよね。
ありそうだと思うんだけど、本当にそうらしいんだよ。
スピーカー 2
なんか男性の攻撃性が抑制されるみたいな。
スピーカー 1
女の涙って本当にそういう効果あるんだみたいな。
スピーカー 2
でもさ、涙ってさ、何かと一緒じゃなかったっけ?汗とかおしっこと一緒じゃなかったっけ?成分。
スピーカー 1
いや、でもなんかこういう涙で研究してるらしいな。
スピーカー 2
じゃあ汗とかおしっこともそうなのかな?ごめん汚い話して。
スピーカー 1
比較してるか分かんないけど。
あんま綺麗な話じゃないけどね。
スピーカー 2
それ逆もそうなのかな?
スピーカー 1
え?逆?
スピーカー 2
女の人が男の涙を見たらテストステロンまたは女性ホルモンが下がるとか。
スピーカー 1
あんのかな。
でもね、この言われてる研究はね、基本女性の涙が男性に与える影響しか喋ってないな。
スピーカー 2
なるほど、なるほど。
スピーカー 1
なんかその研究のスタートも若干詩意的な感じするけどね。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
え、でもこれサイエンスに出てるよ。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
結構チャットしてる論文だよ。
まあごめん、今のはだから男性と女性だけど。
友情の話だと、ずっと何が友情を作るのに重要なんだろうっていうのはずっと疑問ではあったんだけど。
で、なんとなく最初の顔かなみたいな感じの話をしてたけど、
これ匂いだと思うわっていう人に一人も出会ったことなくて、今まで。
スピーカー 2
逆に顔だと思うっていう人に出会ったことあるの?
スピーカー 1
それは顔とか雰囲気とか見た目的なことっていう人が結構多い気がしてたけど、
でもその雰囲気っていうやつには嗅覚っていう要素も多分あって。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
っていう可能性はあんまり。
スピーカー 2
確かに嗅覚はあんまり考えたことなかった。
でも見た目も正直考えたことなかった。
どっちかというと、喋ってる内容とか。
スピーカー 1
喋り方かな。
スピーカー 2
ボディーラングレージとかかと思ってたけど、でも匂いも重要なんだね。
スピーカー 1
でもさ、多分喋るってなるかどうかがまずあるじゃん。
友達になるかって。
スピーカー 2
じゃあ本当に第一印象の話をしてるのか。
話の内容を云々じゃなくて。
スピーカー 1
本当にさ、多分生き物と生き物が出会ったらさ、最初に取得する情報って多分視覚と嗅覚と、
嗅覚は他の人と喋ってるのを聞いて、いい人そうだなって思うことは確かにあるかもしれないけど、
その喋り方とかね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
一対一だったら、喋るより先に匂いとかって確かに無意識で感じてるんだろうなっていうのは思ったよ。
スピーカー 2
あれ、でも今回の研究は匂いが与える友情関係への影響を研究してるけど、
でも見た目、その視覚の情報がどれぐらい重要なのかっていう研究もされてるのかな。
スピーカー 1
いや、視覚はね、そんなに、されてるかもしれないけど、
今回調べてるやつは、もう本当に匂いが、そのパッと仲良くなった人は匂いが似た傾向でっていうのが分かったよっていう感じだから。
スピーカー 2
あ、そっか。じゃあ匂いをスタートにして研究してるわけじゃなくて、
パッと仲良くなった人たち集めて何が重要だったのかっていうのを調べたら匂いに行き着いたのか。
そこに視覚的な要素は無かったんだね。
スピーカー 1
そこはね、深掘りされてないね。
スピーカー 2
でも面白いね。
スピーカー 1
お互い似た匂いで、それがちゃんと分析までされて、やっぱりそれ以外の人に比べると、友人同士は似てたっていう。
なるほど。
だから、それが決定だなのかは正直分からないけど。
スピーカー 2
確かに。本当に仲良くなるかならないかって、たぶんちゃんと話さなきゃ分からないけど、
確かにしっかり話す前に、その人のことあんまり知らないけど、
友達になりたいっていう感覚は持ったことあるから、それの説明なんだね、たぶん今回。
スピーカー 1
そうだよね。匂いとか、あとそもそもなんかちょっと遺伝子も似てるとこあるかもとかも面白いし。
スピーカー 2
遺伝子のところは今すごく共感してる。イギリスでの生活において。
スピーカー 1
だいぶ人種ってなるとすごい広い国だけど、親近感湧きやすいみたいなのは、ちょっと似た人を求めるみたいなのは、本能的にあるのかもしれないなっていうのは。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
あるよね。
スピーカー 2
日本人だけと過ごしてた時のことは、今ちょっとあんまり考えてないけど、今イギリスにいて、いろんな人とどんどん知り合いになっていく中で、
さっき言った台湾人の人はパッと見てすぐ友達になれそうだなって思って実際に友達になったし、あとは面白いなって思ったのが、
タイの人とイギリスの人のハーフの人がいて、その人ちょっと若干アジア人っぽいんだよね。
しゃべってる言語もめちゃくちゃイギリスなんだけど、なんか勝手に親近感を感じてしゃべりやすいんだよね。
スピーカー 1
でもハーフの人って面白いね、確かに。
スピーカー 2
うん。台湾の人も外国人であることには変わらないわけじゃん。
そういう意味で、やっぱりアジア人の血が入ってるとしゃべりやすいっていうのはあるかもしれない。
スピーカー 1
あんのかな、面白いね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
確かにな、ハーフの人、日本人とどっかのハーフみたいな人はなんか親近感湧きやすそうっていうのは確かにあるな。
スピーカー 2
その人日本人とのハーフじゃないからね、タイとのハーフだから。
スピーカー 1
確かにそうだ、タイとの、アジアっていうめちゃめちゃ広い括りでもあるんじゃないかって感じもね。
スピーカー 2
だから日本人っぽいから共感できるとかじゃないんだよ。
それはそうか。
スピーカー 1
アジア人だからなんだと思うんだよね。
なるほど。
それも人にもよる気がするけどね。
スピーカー 2
私がそんなに超外交的な人ではないから、もしすごい外交的な人だったら別に人種関係なくみんな仲良くなれると思うし、
かつその相手の人もみんなアジア人の血が入ってるからといって仲良くなりやすいかといったらそうでもないと思うから、
たまたまといえば、もしかしたらたまたまなのかもしれないけど。
スピーカー 1
面白いな。
でもさ、これ自分だったらちょっと面白いなって思った、ちょっと別なあれだけどさ、
自分がさ、そう似たような人とか、もしかしたら人種なんかわかんないけど、
まあこれ別に人種的な話をしたわけじゃないけど、そういう人を求めるとかはあるのかなって思うんだけど、
その見る側?
スピーカー 2
何側?
スピーカー 1
自分が見る側になった時って、自分が観察する側になった時って、逆に同じ人が集まってるっていうよりかは、
違う人が集まってたりする方を見る方が、なんかいい友情だなって思ったりする傾向あるんじゃないと思って、
わかる?
スピーカー 2
わかんない。
スピーカー 1
これちょっと違う話かもしれないけど。
スピーカー 2
いい友情っていうのはそもそも何?
スピーカー 1
なんかほっこりする友情みたいな、あったかいなって思いやすい傾向あるんじゃないと思って。
例えばね、俺が知ってんのは、犬と犬が一緒に遊んでるよりも、
例えば犬と虎とか、全然違う種類の動物とかが仲良くしてるのを見た方が、いい友情だなって感じるよね。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
そういう感覚ない?
スピーカー 2
わかる。
スピーカー 1
動物だったらね、例えば。
スピーカー 2
人間でもあると思うよ。
私たち一緒に見た映画だけど、ちょっと名前忘れちゃったけどさ、
なんか白人で、もともと黒人のこと嫌いだったけど、
黒人にすごく助けられて、最後めっちゃCFになったみたいな話あったじゃん。
何だっけあれ。
スピーカー 1
グリーンブックかな。
スピーカー 2
そんな感じだった気がする。
それすごく心ほっこりしたから、やっぱりあれなんじゃない、
前提としては似た者同士が仲良くなりやすいっていう前提を無意識的に持ってるからこそ、
それを乗り越えて違う者たちが仲良くなったら、感動がより大きくなるんじゃない。
スピーカー 1
そう、そういうのもあるんだろうなと思うのよ、めっちゃ。
そういう友情の良さがあるなっていうのは、自分が似た者を求めるから逆に起きてるみたいな。
それも面白いなと思う。
スピーカー 1
ありそう。でも、もうありそう、それ調べたら。
スピーカー 2
ありそうだね。
スピーカー 1
で、逆にさ、話しかけられたくないなっていう時は、警戒心を煽る匂いとかね。
スピーカー 2
でも、その匂いつけてたら、人から悪印象もたれるわけじゃん。
そうだね、そうだね。
スピーカー 1
嫌だな、それ。
コントロールできちゃうかもしれない、そういう感情を。
スピーカー 2
あー、確かに確かに。
いやー、っていうのでね、ちょっと面白いなっていう話でしたね。
スピーカー 1
面白かったです。私、今回面白いしか言ってない気がするけど。
スピーカー 2
いやいや、いいんじゃん、いいんじゃん。
面白かったです。
スピーカー 1
これが出るのが、一応7月頭なんだけど。
友情繋がりじゃないんだけど、7月に京都でお祭りっすんっていう、ちょっとイベントがありまして、ポッドキャストの。
で、これりっすんっていうね、ポッドキャストを文字起こししてくれるサービスがあるんですよ。
これ、サイエントオークも使ってるんですけど。
これは聴覚情報、視覚情報に変換してるサービスだなって、今ちょっと思ったけど。
このりっすんっていうのが、京都にスタジオがあって、関西にそういうのあるのは結構珍しいなと思って見たら、
一応ね、僕、7月15日に京都の京都駅から多分歩いて行けるぐらいのところかな、にスタジオがあって。
で、関西珍しいし、あと連休中だから、たまたま夜空いてて、参加しようと思ったんだけど。
で、京都に住んでる僕の友達がいまして、えまさんも知ってる、ポッドキャストに興味がある、興味があるけど全然やらない人なんだけど。
スピーカー 2
やりたいっていうのを2年前ぐらいに聞いた。
スピーカー 1
そうね、っていう女性神経科学者なんだけど。
スピーカー 2
いや、面白いと思う。めっちゃ話面白いからし、神経科学の話もできるしね。
スピーカー 1
面白そうだなと思って、一応7月15日こういうのあって、たまたま京都なんだけど興味あるって言ったら、
あ、面白そうだからやるって来て、一緒にイベントに出ることになりました。
30分だけなんですけどね。
一応YouTubeライブのチケットもあるらしい。
スピーカー 2
YouTubeでは見えるし、ポッドキャストでもまた来てるの?
スピーカー 1
ポッドキャストには多分ね、サイエンマニアとかで出すかもしれない。
音源はもらえるみたい、多分。
わかんない、多分ちょっと俺はあんま詳しく確認できてないけど。
スピーカー 2
いいんじゃない?
スピーカー 1
一応収録だからね。
スピーカー 2
サイエンマニアに出るってなった場合は、これまで出てきた人はみんな一応初めて会う人たちばっかりだったじゃん。
友達とかではないけど、今回初めて友達が出るっていうことで、
スピーカー 1
初そうだね。
スピーカー 2
ちょっとれんくんがどういうふうに話すかも、普段の対話と違うかもしれない。
スピーカー 1
いや、一緒だよ。
スピーカー 2
そこが面白い。
だいたい一緒だと思うけど、あれじゃない、中国人の成ちゃん以来かもしれない、リアルな知ってる人が出てくるの。
スピーカー 1
っていうイベントもあって、一応直接見に来ることもできるのかな、京都で。
興味があればぜひリンクを見てみてください。
夜6時半からとかだったかな。
スピーカー 2
それはサイエントーク以外のポッドキャスターも来るの?
スピーカー 1
そう、丸一日、朝から夜までずっと30分でいろんな人が出てくるイベントらしくて。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
20何組ぐらい、20から30ぐらいポッドキャストがあって、ずっと配信するんだってすごいよね、なんか。
すごいね。
で、京都だからすぐ行けるし、行ってみるかと思って。
僕その日朝まで北海道いるんですけどね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
帰ってきてそのまま行くわ。
スピーカー 2
ハードスケジュールだけど、リンクにとっては大変だけど、聞きたい人がいたら直接行くなり、YouTube見に行くなりして、ぜひ聞いてみていただきたいですね。
スピーカー 1
まだ何もしゃべること決まってないけど、良ければぜひ。
スピーカー 2
いや、面白そうだな。
スピーカー 1
って感じかな。
じゃあ終わりますか。
ということで、ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。