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2021-11-12 38:15

火薬・爆発の歴史と「ダイナマイトキング」【科学者紹介11: アルフレッド ノーベル】 #53

人類初の火薬やその歴史、爆発の正体、ノーベルさんのダイナマイト開発、ノーベル賞の思いなどについておしゃべりしました。


【OP】○○じゃないんですけど・・・

【本日の科学者紹介】アルフレッド ノーベル

1833年10月21日 - 1896年12月10日

スウェーデンの化学者、実業家

参考にした本

絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている 左巻健男 著 ダイヤモンド社


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00:10
ノーベル賞の時期もだいぶ過ぎちゃったんですけど。
ノーベル賞のノーベルさん。
みなさん、爆発好きじゃないですか。
火薬の定義って何?
成分とかがずっと国家機密にされていて、今でも謎のままなんだよね。
あ、そうなんだ。
戦争とかが行われるようになったっていう後ろめたさから、ノーベル賞に平和賞を追加してたっていう可能性もあるのかなってちょっと今思った。
今回、火薬と爆発の歴史からノーベル賞ができるまでの話をしたいと思います。
ふとした疑問言っていいですか?
いいよ。
最近気になる言葉って、「○○じゃないんですけど。」っていう人いるじゃん。
うん。
俺もたまに使っちゃうんだけど。
だけど、「○○じゃないんですけど。」って言った時の、「いや、○○だろ。」って心の中で突っ込んじゃうみたいなところがあって、最近。
じゃあ、これ、「自慢じゃないですけど〇〇です。」みたいな時の〇〇が自慢だったりとか?
あ、そうそうそう。
自慢じゃないんですけどだったら、本当に自慢じゃない可能性あるんだけど。
これ笑えないジョークかもしれないですけど、〇〇〇〇ですっていうのが笑えないとか?
いや、もっと違う。
いや、〇〇じゃないんですけどって言ってから、その後の言葉言うんだけど、いや、それやんみたいな。
でも、どういう系の〇〇?
やばい、ちょっと待って。酔ってる。
何を言おうとしてるんですか?
それ話そうと思ったのに、思い浮かばないってどういうことやねん。
なんだっけな、本当にこれは〇〇じゃないんですけどって。
これは〇〇はアテリティ。
たとえば、大切に育てられた女の子がいて、
箱入り娘じゃないですけど、すごい大事に育てられてますよね、みたいな話し方あるじゃん。
同じこと言ってる?
それって箱入り娘のことじゃん、みたいな。
箱入り娘じゃないんですけどって一回言ってるけど、その後もっかい箱入り娘の話してるみたいな。
それって、じゃなくねえじゃんって俺思っちゃうんだよ。
それどの場面で感じたの?ポッドキャスト聞いてて感じたの?それとも日常生活の中で感じたの?
どっちもどっちも、ポッドキャスト聞いてても結構〇〇じゃないんですけどって言って、
その後それ結局同じこと言うみたいな論調の人めっちゃ多くて、
ほぼみんな言ったことあると思うんだよね。
で、俺もね、過去のやつでね、一回だけ言ってて何とかじゃないんですけど、みたいな。
だから、
何だって言ったの?
いや、それ覚えてないんだけど。
覚えてない、覚えてないけど、一回だけ言ったことはわかんない。
そう、一回だけ言ったことはわかんないけど、
03:01
いや、俺それをさっきまで覚えたんだけど、もう忘れちゃった。ごめん、ちょっとミスったわ。
これちょっと俺のオープニングトークメモにさ、〇〇じゃないんですけどしか書いてないから忘れちゃった。
すみません。
ちょっと、もうちょっとちゃんとやったら面白い話になると思う。
育ち系で言ったら、私都会育ちではないんですけど、東京で生まれ育ちました、みたいな。
いや、でもそれはさ、まだ東京の中でも田舎な可能性残ってるじゃん。
じゃあ〇〇なんですけど、□□の〇〇と□□がほぼ同義ってこと?
そう、もう完全にイコールやんみたいな。
そのしゃべり方が俺結構面白いなって思って。
もうちょっとあまりにも出てこないから、ちょっとGoogleで調べたら、やっぱ同じこと思ってる人いて、
例えば、私は看護師を目指しています。
で、まあ人の役に立てたらとかじゃないんですけど、患者さんに感謝してもらえるような看護師になりたいです、みたいな。
いや、人の役に立てるっていうことじゃん、それみたいな。
確かにな、確かに確かに。
有言実行じゃないですけど、まあ言ったからにはやることやんなきゃなって思ってて、みたいな。
いや、それ有言実行やんみたいな。
何なんだろうね、その真理。
わかる?いや、なんか日本人特有のちょっと謙遜的なやつが入ってるのかなって、絶妙な謙遜だと思ってて、俺これ。
絶妙な謙遜だね。
そう、でもめっちゃ言ってると思う。
なんかね、毎週思う、最近。
まじで?なんだろうな、そんな大それたことをしようとしてたわけじゃないんですけれども、世界一目指してます、みたいな。
あ、そうそうそうそう、そういう感じ。
いや、大それてるやん、みたいな。
それそれやっと伝わった。
なるほどね、なるほどね。
それが言いたかった。
わかってきたわ。
まあ、なんか仲良しカップルじゃないですけど、2人でよく仲良く旅行とか行きます。
確かにな、確かに。
結構ね、結構言うと思うんだよね。
で、今グーグったら結構イライラするみたいな書いてる人いるけど、その言い方にイライラするみたいな。
別に俺はね、イライラするわけじゃないんだけど、そうやって言った人の話を聞いて、俺は心の中で、いや、それを同じことを2回言ってるやんって突っ込むのがちょっと楽しいみたいな。
あー、え、これさ、なんか名前ないのかな?まるまる現象みたいな。
あー、まるまる現象みたいな名前ありそう。ちょっと調べて、これまた新しいテーマになりそう。
頭の中でさ、誰かがそれしてたらさ、あ、これまるまる現象してるな、みたいな。
あー、そうそう、そんな感じで言いたいよね。まるまるじゃないですけど。
なんて名付けよう。
ちょっと名前つけたい。
絶妙謙遜現象。
2回同じこと言ってるから、ダブルドリブルみたいな。
ダブルドリブル?
ダブルドリブルちょっとイマイチな。
06:02
まあ、とりあえず、同じことを2回言ってる現象ね。
あー、でも私も言ったことあるかもな。
いや、これ多分ね、言ったことない人ほぼいないと思う。これはほぼ。
なるほどね。面白いね。よく気づいたね。
ダブリングですね、ダブリング。
ダブリング現象。明日から仕事とかでちょっと注意して、ダブリング現象起こってないかどうか。
うん、じゃあ心の中でツッコミ入れといてください。
ちょっとそのサンプル集めるわ。
うん。
で、その後またちょっとたまってきたら、ポッドキャストで報告するか。
あー、ちょっとメモっといて。
うん。
あー、いいね。よろしく。俺もメモっとくわ。
うん。忘れそうだけどね。
いや、ちょっとちゃんと記録するわ。ネタ帳に記録します。
OK、お願いします。
改めまして、れんです。
えまです。
サイエントークはおしゃべり研究者と普通のOLが世の中の気になることについて語るポッドキャスト番組です。よろしくお願いします。
はーい、よろしくお願いします。
久々ですね、ちょっといつもの科学の話するの。
確かに、今回は科学の話ですね。
科学系ポッドキャストなのかっていうのは、朝かつやってお便り紹介しまくって、ちょっと久々ですけど、やっていきましょう。
はい。
今日はすごい科学者を持ってきました。
持ってきました?
科学者持ってきた。
今いんの?れんの隣に。
今いないですけど。
いないのか。
今日もお亡くなりになっている方を紹介します。
今日紹介する人は、アルフレッド・ノーベルさんです。
ノーベル賞のノーベルさん。
はい、ノーベル賞のノーベルさん。
ちょっとノーベル賞の時期もだいぶ過ぎちゃったんですけど。
1ヶ月以上多分これ出る頃には過ぎちゃったんですけど、完全に波には乗り遅れちゃいまして。
今年のノーベル賞の紹介チックなことは、ちょっと後にやろうかなと思って、今準備しているんですけど。
その前に、ノーベル賞のノーベルさんをやりたいと思います。
今回ね、若干特殊な構成を考えてて、
ノーベルさんの生涯だけをフィーチャーするんじゃなくて、
このノーベルさんってダイナマイトを発明したっていうので結構有名なんですけど、
ダイナマイトキングみたいなのが呼ばれてるんですよ。
そのダイナマイトでめちゃくちゃお金を稼いだ、そのお金でノーベル賞とかノーベル財団みたいなのができてるんですね。
っていう話なんですけど、ちょっとダイナマイト気になるなと思って。
09:07
やっぱりみなさん爆発好きじゃないですか。
好きですね。
化学カテゴリーとしては、やっぱり爆発は取り上げなきゃいけないなっていう使命感。
それにちょっと駆られまして、今回火薬と爆発の歴史からノーベル賞ができるまでの話をしたいと思います。
面白そう。お願いします。
火薬と爆発か。
じゃあ火薬の話からいきますね。
火薬の定義って何?火薬の定義。
火薬の定義、いい質問ですね。
火薬って結構いろんな幅の意味があって、すごい広い意味では、熱とか衝撃などをきっかけにして爆発とかを起こすもの全般のことを言うんですよね、火薬。
いろんなスピード、爆発のときの燃焼の速度が、例えばめちゃくちゃ速くて強い爆発とかだったら、それ自体爆弾みたいになったり、
あとはそんなに速くないものだったら、例えば鉄砲みたいなやつに入ってるやつって衝撃を与えて、その衝撃を増幅みたいな感じにして弾をバーンと前に発射するわけですね。
鉄砲でそんなに速くないの?じゃあ速いやつってもっと速いってこと?
そう、鉄砲に使われる火薬ってめちゃくちゃ強いやつだと、その鉄砲の型自体が耐えきれなくなっちゃうみたいな。
要は、でっかい爆発だと衝撃火とか出るレベルになっちゃうとさ、手元でさ、そんなの起きたらさ、鉄砲自体粉々になっちゃうわけよ。
だから、それをうまくコントロールしてるみたいな火薬、そういうのも含めたりしてて、で、それが広い意味で、
一番さ、一番速いやつ何?
一番速いやつ、速いというか、一番もう爆発がでかいってやつは、本当に爆弾。
あ、そういうことね。
そう、本当に爆弾。だけど鉄砲の中にその同じ爆弾を詰めるのは無理だよね。
だから、そういうのは発射薬とか推進薬っていう、で、英語だとガンパウダーとか言われるんだけど、っていう意味の火薬もある。
知らなかった。鉄砲の中にさ、化学物質が入っててさ、その力で弾が発射するのに、知らなかった。
どうやって発射してると思ってたの、鉄砲を。
え、なんか普通に物理の力でさ、なんか鉄砲の中のエネルギーでバンって。
あー、指でやった、そんなすごいメカニズムはないですね。
指でやった力が、なんかどんどんどんどん増幅されて、ボンっていってるのかと思ってた。
12:03
あー、そういうわけじゃないですね。
知らなかった。
冷静にピストルのさ、あのパーンっていう音、それで出てたらやばくない?
確かにね、そっかそっか。
そこ、そこか、あのね、まあそうなんですよ、あれは要は火薬が入ってる。
で、その火薬をちっちゃい爆発を起こして、その爆発の推進力で弾が飛んでるっていうのが鉄砲ピストルですね。
そうなんだ。
それがまず火薬の定義です。
じゃあこれが一体いつ作られたのか、火薬自体が。
っていうのは、西暦の397年とか300年ぐらいで、ビザンツ帝国っていう国があったんですよね、当時。
世界史やってる人とかは聞いたことあると思うんですけど、これは東ローマ帝国って、あのローマのあたり。
で、昔すごい広い領土を持ってたわけですね、ローマ帝国とかは。
で、この国がその397年から1457年までめっちゃ長い間強い国だった。
で、首都が今のイスタンブールのところなんですけど。
で、この時に結構イスラムあたりの国、ウマイアチョウっていうところがあるんですけど、そこがそのビザンツ帝国を攻めたりとかいう時に出てきた秘密兵器みたいなやつが
ギリシア火薬っていうものなんですよ。
これが一応火薬のスタートみたいな言われることをしていて。
で、これ何かっていうと、今で言う火炎放射器みたいな感じのもので、
残ってる記述としては、本当に消火器みたいな感じで、ポンプ状の筒みたいなやつを相手に向けて、
そこからめっちゃ火とか煙ワーって出て、で、それを例えば相手の船とかに向けて船ごと燃やすみたいな。
そういう使われ方をしてて。
だけど、このギリシア火薬って、この成分とかがずっと国家機密にされていて、今でも謎のままなんだよね。
あ、そうなんだ。
そう。
今でも?
ナフサっていう説とか、松柳が使われてたんじゃないかとか、何かいろんな説があって。
だけど、すごい超重要国家機密の秘密兵器って言われて、だからそれが使われてたと。
それがあってから長い間強い国にいられたっていうことなんですか?
そうそう。
それが他の国が要は真似できなかったみたいな。
だから船とかでワーって敵の国に攻めていっても、
このビザンス帝国も船で出発して、その船からめっちゃその火を吹きまくるわけよ、敵の船に向かって。
15:09
だからもうそんなに勝てないわけよ、剣とか槍とか持ってても。
要はガソリンぶちまけて火つけるみたいな、そんな感じですね。
そこから次に出てくるのが黒色火薬っていうものなんですね。
黒色の火薬。
これはまた全然違うところで発明されてて、
これは中国、10世紀から11世紀ぐらいの中国で木炭とか硫黄とか焼石みたいなのを混ぜて作るみたいなの言われてて、
これの使われ方は容器の中に黒色火薬を入れて、投石機で敵の陣地とかに投げ込んで、ボーンって爆発するみたいな。
それが2つ目の火薬か。
そう、これが2つ目の火薬。
この黒色火薬がめちゃくちゃ世界に普及していくんだよね。
13世紀ぐらいにヨーロッパのほうに伝わっていって、
これをもとに1300年後半ぐらいにドイツで鉄砲が初めて作られる。
さっき言った火薬の中に詰めて衝撃与えて弾飛ばすっていうシステムが1400年ぐらいに南ドイツで出てきたと。
それが15世紀とか16世紀に量産化されてどんどん広まっていって、
それまでは騎士、ナイトとかがめっちゃ強い世界だったよね。
イメージあるじゃん、ヨーロッパで馬乗ってさ。
馬乗りながら弓と槍でピューンって相手攻撃するみたいなイメージだよね。
15世紀ぐらいまではそれが最強だったんだけど、鉄砲ができちゃったから騎士の人たちの階級めっちゃ下がったらしくて、あんまり意味なくなっちゃって。
そうだった。
鉄砲なんて正直誰でも使えちゃうからね。
その鉄砲ができて、またそれぐらいのときに中国がまた今度はその火薬使って大砲みたいなの作る。
でっかい弾飛ばすみたいなタイプ。
これも中国からどんどんヨーロッパに伝わっていってんだけど、だから中国結構すごいんだよね。
中国すごい。
中国がそれをヨーロッパとかに明かさなければ、今めっちゃ強いんじゃない?中国。
そうだよな。でもそれが中東のほうに伝わって、どんどんヨーロッパのほうに流れていったらしいんだけど。
ここで大砲ができたことによって、一番最初にビザンツ帝国が火炎放射器でめっちゃ強かったみたいなの言ってたじゃん。
だけどこの大砲がヨーロッパまで伝わっていて、ようやくビザンツ帝国が負ける、この大砲によって。
18:07
すごい重さ300キロの石とか飛ばしてたらしいよ。
このときは最初石だから飛ばしてんの。弾とかじゃなくて。
弾って何?
弾は、今でいうイメージする大砲ってさ、黒い丸いやつがポーン飛んでてさ、地面についたらバーンって爆発するみたいな。
弾自体がもう爆弾ね。
そういう砲弾みたいなのができたのは、16世紀で、もう100年後とかなんだけど。
それもまた火薬が使われてる。黒色火薬。
じゃあ、はじめは石を飛ばすための力を火薬で補ってたわけか。
鉄砲ってさ、鉄の弾を飛ばすための力をちっちゃい火薬で補ってる感じ。
鉄砲自体が火薬ってわけじゃないもんね。
鉄砲自体はそのシステムみたいな道具だから。
だけど、この時に使ってた黒色火薬っていうやつ、鉄砲の中に詰めたり大砲の中で使ったりするっていうやつは、
19世紀半ばぐらい、結構最近までずっと黒色火薬が使われてたよね。
その同じ製法で。
だけど問題としては、雨降っちゃうと使えないっていう問題点がある。
濡れちゃったら火がつかないとか、あとめっちゃ煙出ちゃうとか。
確かに煙出たらわかるもんね、相手から。
そうそう、わかっちゃうし、そもそも使ってる側も嫌じゃん、煙めちゃくちゃモクモクですとか。
もっとパワーがないと、大砲の威力とかも限界があると。
そういうのが問題点としてあったんだけど、
15世紀ぐらいから19世紀ぐらいまでずっともっと強い火薬ないかなっていうのが、
軍隊とか、あとは産業的にも求められてた。
例えば山削ったりとか、鉱山の開発とかで、爆薬みたいなそういうのないと洞窟掘ったりとか難しいわけよ。
1845年ぐらいにドイツにいるシェーン・バインズさんっていう人が、ニトロセルロースっていうのを発明する。
これは綿みたいなやつに硫酸と硝酸を混ぜた、コーン酸って言うんだけど、それを混ぜ込んで作るみたいな。
見た目なんか綿みたいな感じなんだけど。
これも火薬として使えて、実際にこれに衝撃を与えて、さっきのピストルみたいな。
いろんな使い方をしたんだけど、これは黒色火薬よりめちゃくちゃ強くて、
結構これはいいぞってなったんだけど、爆発しやすすぎて、
これを作っている工場とか倉庫の大爆発事故がよく起こってたらしい。
21:01
結構危ない。
で、これもまだ問題があると。
その後に、今度ニトログリセリンっていうものがイタリアのソブレイロさんっていう人がまた作るんだけど、
これは、これを使って、
今言ったニトロセルロースとかニトログリセリンみたいな。
ニトロってよく出てくるんですよ。
はい。
で、これが、
ニトログリセリンっていうものが、
ニトログリセリンっていうものが、
イタリアのソブレイロさんっていう人がまた作るんだけど、
これは、
なんか液体で、
でも同じぐらい衝撃があるとすぐ爆発しちゃうみたいな。
結構危ないものなんですよね。
この化学的にはニトロ、NO2で表されるんですけど、
ニトロっていうのは窒素1個と酸素2個。
こいつがすごい爆発性があるんですよね。
窒素と酸素だけだけど。
で、一応それ説明すると何でかっていう。
このNO2がめっちゃ爆発しやすいのって、
この窒素と酸素がどんだけ分かりやすいかみたいな話で、
この窒素と酸素が簡単に引き剥がされちゃうと、
酸素は酸素で、
例えば炭素と反応してCO2になったり、
水素と反応してH2Oになったりする。
で、窒素はNが出てきたら、
そのままN2が空気の窒素なんで、
すぐ窒素になりたがるっていう。
そっちのほうが安定になるんで。
で、しかもその分裂するっていうような反応で、
めちゃくちゃ熱出る。
で、それがめっちゃ熱が出て、
一気に二酸化炭素とか、
さっきのH2Oの水蒸気みたいなものとか、
窒素みたいなものになって、
で、それって空気じゃん。
二酸化炭素とか窒素とか。
だから空気ってめっちゃ体積でかいから、
ちっちゃいものから一気に体積がボーンってでっかくなると、
それはもう爆発。
なるほど、なるほど。
そう。
これは一応爆発の正体みたいな感じなんですけど、
で、だからそのニトログリセリンとかって、
このニトロキが3つも入ってるんだよね。
3つ入ってるから、
もうめちゃくちゃ爆発しやすくて、
ちょっと叩いたらボーンってなるね。
だけど、威力的には黒色火薬より、
もう数万倍以上威力があるんで、
使いたいんだけど、
運搬したり保存したりが結構難しい。
爆発力が逆にある。
そうそう、爆発力がありすぎて。
っていう問題を抱えてる中、
ついにノーベルさんが登場します。
だから当時めっちゃ爆発しやすいけど、
やっぱ使えるは使えるわけよ。
鉱山を掘り進んでいくときに爆弾使って
ボーンって爆発させて、
で、新しい鉄鉱石みたいなの取るとか。
だから需要はめっちゃあって、
24:00
このノーベルさんは、
このニトログリセリンの工場を
父親とか兄弟と一緒に作ってたんですよね。
で、家族でやってたんだけど、
不幸にもここでも爆発事故が起きちゃいまして、
工場ぶっ壊れるし、
で、実際にノーベルさんの弟さんも
それに巻き込まれて亡くなっちゃうとか。
えー。
そういう事故が起きちゃうんですよね。
危険だね。
そう、めっちゃ危ないんですよ。
危険だね。
そう、めっちゃ危ないから。
で、ノーベルさん自身も怪我して、
で、それが結構強烈なイベントとしてあったんで、
で、そこから残った兄弟たちとノーベルさんが
この爆薬みたいなやつを
やっぱり安全にしないとダメだっていう
ことになるじゃないですか。
で、もうそこからこれをどうやれば
安全に使えるんだろうっていう研究を
やったと、ノーベルさんを中心にやって。
その研究も大変そうだね。
なんか安全にするための研究ってめっちゃ危険。
そうそうそう。結構危ないと思うよ、これ。
だってちょっとさ、ちょっと衝撃を与えたら
爆発するってやつを何とか使ってやらなきゃいけないから。
で、とりあえずこの液体を何かに染み込ませたりして
安全にならないかなっていうのを
色々研究してたみたいで。
なんか紙とか石炭みたいなやつに混ぜてみるとか。
色々やったんだけど全然うまくいかなくて。
で、最終的にうまくいったのが
軽層度ってわかります?
え、なんかお風呂のマットみたいな。
あ、そうそうそうそう。
軽層度バスマット。
よくあるじゃん。うちにもある。
そう、穴がいっぱいあって水吸い取ってくれるやつ。
そう、あの水吸い取ってくれるやつ。
あの軽層度にそのニトログリセリンを染み込ませると
安全になるっていうのを発見したのよ。
それがめっちゃ発明で。
で、これに染み込ませると安定になるし
しかも何か起爆剤みたいなやつと一緒に使うと
ちゃんとバーンって爆発する。
で、これがダイナマイトっていうものとして
世の中で売られるようになる。
そう、だからこれ相当頑張ってたんだと思うんだよね。
ダイナマイト作るの。
え、でもさ、なんでそもそもノーベルさんは
何かにニトログリセリンを染み込ませたら
安定になるって思ったんだろう。
だってさ、いろんなものを染み込ませても
別に危険度はずっと変わらなかったわけじゃん。
なのに何かに染み込ませた方が安定になるっていうことを信じて
やり続けられるのって何かその
何かに染み込ませた方が安定になるっていう仮説?
それを説明できるような何かがなきゃならないと思うんだけど
なんでなんだろうね。
まあ多分確証があってやってたかっていうのは分かんないけど
27:03
背景としてはこういう爆薬みたいなものを
吸着剤みたいなものに吸着させてっていうのは
さっき言った綿に染み込ませるとか
そういう方法が当時は知られてたから
そういう爆発する液体と何か個体の組み合わせ
みたいなやつをいろいろ材料を試してみて
っていうのをやるモチベーションはあったんじゃない?
なるほど。じゃあ前例があったから
それに従って個体に染み込ませた方が安定になるかもって
考えてやってたわけか。
これ以外にもやってたかもしれないけど
最終的に軽相度って落ち着くまでに
紙に染み込ませてみようとかはやってるから
多分そこは今までの経験上とかはあったんじゃないかな。
そもそも個体に染み込ませた方が液体である
ニトロフリセリンよりも安定である理由っていうのは
液体の状態だと分子がめちゃくちゃ動き回るから
分子と分子がぶつかったときに
基本的には反応が起きたり
そういうさっきまで衝撃を与えたら爆発しますみたいな
窒素と酸素に分かれて
みたいなそういうエネルギーが与えられやすいのは液体
すごい分子が動き回るから
逆に個体だとあんまりそこが動き回らなくて
衝撃とかそういう数的には減る
というのがあって
なるべく個体にした方が衝撃も加えられなくて済むし
あとはシンプルにそれを持ち歩きやすくするとか
そういう目的じゃないかな
そういうのもあって
あと調べたら逆に個体にしたことによって
若干爆発力的には液体のやつの70%ぐらいの爆発力になる
みたいなのが書いてあって
微妙に若干爆発力が落ちるっていうのも
そういうことなんじゃないかな
なるほどね 安定に従うより
だから起爆剤をそういうときは
空気を吸い込んで
爆発力が落ちるときに
個体にして安定になるけど
上手いことその起爆のスイッチみたいなやつを作る
雷管っていうやつを発明もしてるんだけど
そういうちっちゃい爆発を起こすようなものをやって
何かきっかけを入れてあげないと
個体だと爆発しなくなっちゃうっていう
そういう感じになってる
なるほどね
あとは
これが超すごい発明だったわけですね
これで特許出して
もうこれがバカ売れするわけですね
産業的にもめっちゃ使えるし
やっぱり兵器としてめっちゃ使えるっていうのがあったんで
めちゃくちゃ売れたと
30:01
なるほど
あとはダイナマイト以外にも
もっと煙みたいなものを作ったりとか
そういうのがあって
軍事用の火薬みたいなのも専用で開発したりして
それもめっちゃ売って
とか
ロシアで油田開発してみたりとか
いろいろやって
もうめちゃくちゃお金持ちになってた
すごいお金持ちになって
1800年代に
日本に帰って
日本に帰って
日本に帰って
1895年か
に心臓病になっちゃって
この心臓病が悪化してきたときに
すごい有名なノーベル賞設立に関する
遺言状みたいなのを書く
ですよね
でこれが
これの内容っていうのが
莫大なイスターンがあるんで
それを
安心な有価証券みたいなやつに投資して
まずそういう基金を作る
でその利子を
人類のために
最高の貢献をした人に
賞として分配してねっていう
遺言を書く
じゃあノーベルさんが
戦前にこの賞を作ったわけじゃなくて
そう
死後に遺言をもとに作られたんだね
ノーベル賞って
そうなんだ
生きてるうちは別にノーベル賞はなかった
でこの遺言書に
ちゃんと今でもある物理とか科学
あと生理学、医学、文学、平和
この5つに対して
賞を与えてください
でめっちゃねその賞の決め方とかもね
細かく書かれてるんだよね
そうなんだ
でもあれだねなんかさ
もしかしたらさ
自分が発明した物で
戦争とかが
より行われるようになったっていう
後ろ下手さから
ノーベル賞に平和賞を追加してた
っていう可能性もあるのかなって
今思った
それはね結構いい質問で
そうやって結構ね
言われてるっていう話がね
めっちゃ伝わってるんだけど
でネット上にもそうやって結構断定してる感じで
書いてるのとかもあるんだけど
それははっきりしてないっていうのがあって
俺もなんかいろいろ
今回世界史は科学でできてるっていう
ちょっと本を読みつつ
それをベースに話を構成してるんですけど
この本とかで言ってるのは
今言ってくれたような
追い目があって平和賞を作ったんじゃないかって言われてるけど
ただ記録として残ってる言葉があって
それが
ノーベルさんと
一応親交があったというか
33:00
オーストリアにいる
ズットナーさんっていう作家の方がいて
でその人とノーベルさんの会話みたいなのが
一応残ってるんだよね
でその中では
ノーベルさんのコメントとしては
永遠に戦争が起きないようにするために
脅威的な抑止力や
そういう兵器みたいなのがあれば
いいんじゃないかとか
あとはもう
敵と味方がたった一秒間
で完全に相手を破壊できるような時代が来ればな
みたいな
なかなかすごいこと書いてるらしくて
原子爆弾みたいな
そうそうそう
今で言う本当に核兵器みたいな考え方だよね
抑止力
そういう抑止力があれば
もう人間は戦争を最終的に放棄して
軍隊も解散するんじゃないかっていう
考えがあって
火薬を作って
いろんな軍に売り込んだっていう
考えもあったっていうのは
一応記録として残ってるらしいんだよね
なるほどね
じゃあむしろ
平和にするっていうのが
元から始めにあって
そのために火薬作ってたのか
うん、なんかそれはね
平和を願ってたっていうのは
もう間違いないっていう感じで書いてて
だからやり方は
その2種類あるわけじゃん
シンプルに兵器をどんどんなくしていって
平和にするのか
それとも
めちゃくちゃ強い兵器作って
誰もそれ使えないからっていうので
形としては平和になるみたいな
だからノーベルスの考え方としては
その脅威的な兵器を作るっていう方に
寄ってたんだよね
生きてる間は
なるほどね
生きてる間の記述はこれだったんだけど
ただ優位言書の中には
そのノーベル平和章ってあるわけじゃん
その平和章を挙げる基準に
軍隊の廃止または削減とか
平和会議の開催や推進のために
最大権の貢献をした人
っていう風に書いてるから
優位言書では結構軍隊を廃止しようとか
そういうのは書かれてるみたいな
だからそこが若干矛盾してて
でも強大な爆発物があったら
別に軍隊すら不要ってことなんじゃないの?
最終的にはって感じだよね
どっちにしろ平和は願ってたってことか
そうそう
どっちにしろ平和は願ってるけど
その形として
多分どっちも考えとしては持ってたっていうのがあって
あとさっき言った作家のズットナーさんが
そのノーベルさんとの会話とかもあって
戦争反対っていうのをテーマにした本とか
これ有名な武器を捨てよっていう本らしいんだけど
これがすごい当時1890年頃に話題になってて
そういうのにも共感して
平和章っていうのを思い立ったんじゃないかっていう説もある
だから実際この作家さんも第5回のノーベル章で
ノーベル平和章を女性として初めて受賞した人なんだけど
女性なんだ
そう女性なんだけど
そこの平和章みたいな考え方は
36:02
諸説あるけど
平和を願ってっていうのは間違いないって感じですね
なるほど
この辺実際にwikipediaに書いてあるのは
この辺実際にwikipediaに書いてることと
本に書いてることは若干違ったりもしてるから
完全確定してるかわかんないけど
でもこの作家さんの影響は結構大きかったみたいな
ノーベルさんがノーベル平和章っていうのを作ろうって思った
きっかけとして
っていう感じですね
でノーベル章が1901年から始まったと
結構ユイヨンの話自体は有名だけど
どういう考え方してたかとかは調べたり
いろいろ出てきて結構面白いです
ノーベルさんが何した人なのかっていうのは
昔聞いたことあった気がしてたけど忘れてたわ
ダイナマイト作った人だったのか
そうそうっすね
なんで火薬の歴史とノーベルさん
そしてノーベル章が生まれるまでっていう感じでした
なるほど
ありがとうございます
これでやっと今年のノーベル章の説明に入れるかもしれない
はい
すっきりしました
また次回以降
今年のノーベル章の説明お願いします
そうですね
多分化け学のやつだけを詳しくやるから
他の番組の方とかも
結構いろいろ紹介してるとかもあるんで
結構ね
放送されてるもんね
化学はちょっとやるかなっていう感じですかね
はい
今回いかがだったでしょうか
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それではまた次回お会いしましょう
バイバイ
バイバイ
38:15

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