1. サイエントーク
  2. 216. 原子の核はどう見つかっ..
2025-11-02 56:35

216. 原子の核はどう見つかった?放射線研究の歴史とラザフォードの太陽系モデル

spotify apple_podcasts youtube

【PR】NordVPN

🌏 NordVPNの特別割引はこちらから

https://nordvpn.com/scientalk

30日間の返金保証付きなので、リスクなしでお試しいただけます!✌

クーポンコード:scientalk


原子の核を見つけるのは難しい?一体どうやって見つけた?放射線って何?原子の姿を追い求めたアーネスト・ラザフォードさんについてお喋りしました。最後にお知らせもあります。


★ポッドキャストのエピソードごとのReddit掲示板「ScienceBoard」を開設しました!

コメントを残したり質問ができます。

https://www.reddit.com/r/ScienceBoard/


★おしえて研究者 第二弾決定!

https://note.com/scientalk/n/neb632bbdaa1e?sub_rt=share_pb

★LINEオープンチャット「サイエンチャット」

⁠⁠⁠⁠⁠https://line.me/ti/g2/KJnGcN0r59bQUo_p4gBglMyBAX-Mmsw0KxEvfA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default⁠⁠⁠⁠⁠


★コミュニティ サイエントークラボの紹介記事

AIには真似できない「熱量」がここにある!サイエントークラボのご案内

⁠https://note.com/scientalk/n/n8cc78389063e⁠


📚参考文献

・サイエンス大図鑑 アダム・ハート=デイヴィス監修

⁠⁠https://amzn.to/4lMlCN6⁠⁠

・この世界を知るための人類と科学の400万年史 レナード・ムロディナウ 著, 水谷淳 翻訳

⁠⁠https://amzn.to/3Vqovs8⁠⁠

・原子核発見 100 年をむかえて

https://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~soken.editorial/sokendenshi/vol12/4/ohkubo.pdf

・偉人たちの夢 (12)ラザフォード

https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/sciencechannel/c990501012/

・アーネスト・ラザフォード

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89

・ラザフォードの原子模型

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E6%A8%A1%E5%9E%8B



💭トピック

「核」を捉える

アーネスト・ラザフォード

放射線の種類(アルファ線、ベータ線、ガンマ線)

原子論の変遷:JJトムソンによるプラムプディングモデルとその構造

ラザフォードの生い立ち

イギリス留学と奨学金

放射線研究の始まり:アンリ・ベクレルによるウラン線の発見

キュリー夫妻による放射線(ウラン線)の定量化と「放射線」の命名

アルファ線、ベータ線、ガンマ線:透過力の違いによる分類とそれぞれの正体

ラザフォードの金箔実験の準備

「ティッシュペーパーに弾丸」

原子核(Atomic Nucleus)の発見と命名

惑星モデル(太陽系モデル)の提唱

元素変換の証明、半減期の概念、物理学至上主義

ゲスト発表と質問募集

RedditにScienceBoardを開設

エンディングとコミュニティの告知


🧬おたよりやコミュニティなどはサイエントーク公式サイトへ!

⁠https://scien-talk.com/⁠


🌏SNS

X(Twitter): ⁠https://x.com/SciEn_TALK⁠

Instagram: ⁠https://www.instagram.com/scien_talk/⁠


🟥YouTubeチャンネル

⁠https://www.youtube.com/@scientalk⁠


★関連番組: 🐈‍⬛サイエンマニア | サイエンスっぽいマニアなハナシ

💡サイエンスポット | 10分で聴く最新科学ニュース

🧠脳パカラジオ

詳しくはこちら↓

⁠https://scien-talk.com/media/⁠


🎧BGM

RYU ITO ⁠https://ryu110.com/

サマリー

このエピソードでは、アーネスト・ラザフォードが原子の核を発見する過程や、放射線研究の重要性について述べられています。ラザフォードの太陽系モデルがどのように原子の構造理解に繋がったのかが考察され、科学史における重要な分岐点が解説されています。放射線の発見に至る歴史や、ラザフォードの太陽系モデルについても触れられており、特にウランの研究から放射線や放射能の概念がどのように進化したのかが探求されています。 放射線研究の歴史において、ラザフォードの金箔実験が重要な発見を導きました。彼はアルファ線を金箔に当て、予期しない反応を観察することで原子核の存在を証明しました。この発見は科学史における重要な転換点となり、彼の太陽系モデルは原子の中心に核が存在し、周りを電子が回るという理解をもたらし、原子核物理学の基盤を築きました。 エピソードでは、ラザフォードが原子核をどのように発見し、その成果が放射線研究の進展にどのように寄与したのかが探られています。また、ラザフォードの太陽系モデルがその後の科学に与えた影響についても考察されています。核の発見と放射線研究の歴史が探求され、ラザフォードの太陽系モデルについても考察がなされています。

原子核の発見の過程
スピーカー 2
ティッシュペーパーに弾丸を打って跳ね返ってきてるぐらいの衝撃だったみたいな。
スピーカー 1
なるほどね、わかりやすい。
スピーカー 2
そうそう、それぐらい本当は起きないはずなのに、跳ね返ってくると。
レンです。
スピーカー 1
エマです。サイエントークは、研究者とイギリス駐在員が科学をエンタメっぽく語るポッドキャストです。
スピーカー 2
なんか、物事の核をうまく捉える能力があれば、人生うまくいくと思うんですよ。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
思います?
スピーカー 1
思います。
どう思います?
いやいや、なんかさ、仕事とかでもさ、何か課題とかがあって、それを解決するためにここが問題点だってパッてすぐ分かんなかったりするじゃん。
スピーカー 2
うーん、そうね、そうそうそう。
スピーカー 1
そういう時にパッてすぐ分かる能力とかあったらいいよね。
スピーカー 2
そう、核心をつくとかね、言うじゃん。
そのいかに核を捉えるかっていう能力が重要だと思うんですよ。
スピーカー 1
そうだね、そしたら解決策も分かるもんね。
スピーカー 2
そう、で、そう考えると、僕原子の核をちゃんと捕まえた人偉いと思ってるよ。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
だから僕らがさ、あのイメージする原子ってなんか粒みたいなイメージをするじゃん。
スピーカー 1
ホイ。
スピーカー 2
ホイ?
ホイ。
いきなりのホイでびっくりした。
で、だけど原子の核って思ったよりちっちゃくて、もうその玉だとしたら1万分の1以下のものすごいちっちゃいサイズだよね、原子核って。
スピーカー 1
あー、玉の半径の1万分の1以下ってこと?
スピーカー 2
うん、めっちゃちっちゃいんよ、核が。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だからすっごい捉えるのが難しいよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だからそれどうやって見つけたのっていうのが結構面白くて、今日ちょっとその話したいんだよね。
なんでそんなね、世界の核をつかんだアーネスト・ラザフォードっていう人の話をね、今日したいんですよね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
あとこれはね、放射線について徹底的に研究してた人で実は。
で、放射線もあんまりちゃんと説明したことないかなと思ってて。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
これね、結構面白いよ。あのアルファ線、ベーター線、ガンマー線とか聞いたことないですか?
スピーカー 1
あります。
スピーカー 2
なんかなんとなく聞いたことあるじゃん。
スピーカー 1
うん、ある。
スピーカー 2
あれ何か知ってます?
スピーカー 1
えー、わかんない。
なんか核分裂とか核融合とかが起きるときにポイって出てくるイメージ。
スピーカー 2
すっげー軽く出てくる。ポイ、ポイ、ポイって出てくる。
スピーカー 1
出てくる、ポイってそういうイメージ。
スピーカー 2
絶対線の効果音ポイじゃないだろ?
スピーカー 1
ピーって。
スピーカー 2
ピーとかピューとかでしょ?
スピーカー 1
ピューって。
スピーカー 2
わかんないけど。
まあまあそのポイって出てくるなんちゃら線みたいのもこのラザフォードさん見つけてるんですよ。
スピーカー 1
ほー。
あ、じゃあその放射線を見つける実験の途中でその核も気づいたみたいな感じ?
スピーカー 2
うーん、いやどっちかというと先に放射線の研究してたら見えない線があるぞってなって、
それをいろんなものにぶつけてたらちょっと原子核の存在に気づいていくみたいなそういうドラマなんですよね。
スピーカー 1
ほー。
スピーカー 2
なんでちょっと今回それをまとめてきました。
科学史の重要な分岐点
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
はい、でこれちょっと久々になっちゃったね科学史がね若干。
スピーカー 1
確かにいつぶり?
スピーカー 2
えー今1ヶ月ちょいぶりぐらいですか。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
ちょっとねネルネルネルネなり東京書籍なりちょっといろいろあって。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
あとヴェルショーとかね。
うんうんうん。
いろんなものに噛まけた結果、今なんですけど、まあ前までの科学史ってすごいわかりやすい分岐点まで言ってて、原子がこの世にあるぞって分かったところまで話したんですよ。
スピーカー 1
うーん、そうだっけ。
スピーカー 2
覚えてますかね、アインシュタインが水の中にさ花粉の粒みたいなやつがどうやって動くのかっていうのでやってそれをジャンペランっていう人が実験で顕微鏡頑張ってみて証明したと。
スピーカー 1
ブラウン運動?
スピーカー 2
ブラウン運動をちゃんと観察して、これは水が粒々の分子でできてないと説明できないぞってなって、原子分子っていうそういう世界最小の単位っていうのがあるっていうのが分かったとこまでですね。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
で、これ時代的にはそれともほぼ並行してるっていう、ちょっと若干遡るぐらいの話なんですけど、それまでの原子ってどんなもんだと思われてたか。
スピーカー 1
以前にプラムプリンの話をしたの覚えてますかね。
スピーカー 2
はい。
原子っていう、最初はただのなんか丸い粒々だと思われてたと。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
丸いか分かんないけど、四角かもしれないけど。
スピーカー 1
粒だと思われてたね。
スピーカー 2
そう、ただの粒だと思われてたんだけど、実はJ.J.トムソンさんっていう人が調べていくと、なんか電子っていう電気の粒も入ってるっぽいぞっていうのも実験的に確かめたと。
スピーカー 1
その話もしてたっけ?
この話もサイエントックでしてます。J.J.トムソン、電子を見つけた人っていう話。
スピーカー 2
なんで状況としては、なんか世界って粒でできてて、その粒の中になんか電子っていうマイナス電気を持ってるやつが散りばめられてるっぽいっていう感じだったよね、最初原子って。
スピーカー 1
原子の粒もあるし、電子の粒もあるのが何となく分かってる世界線ってこと?
世界線っていうか、そういう世界ってこと?
スピーカー 2
それを表してるのが、プラムプリングモデルってやつで、プリンが原子全体だとして、そこにプラムが電子で、プリンの中に埋め込まれてるみたいな。
スピーカー 1
そっか、プラムプリンの中のプラムは、その当時は原子核じゃなくて、電子だと思われてた?
スピーカー 2
そう、原子核なんて発想すらない。電子があるって、そのプリンっていうふわっとしたプラス電子の何かで包まれてるみたいな。そういうイメージだったんですよね。
スピーカー 1
だいぶ忘れてるわ。
スピーカー 2
この辺、過去の回でも話してるんですけど、そういう世界だと思ってもらって、そういう時代にラザフォードさん、これ1871年にニュージーランドで生まれた人です。
スピーカー 1
ほうほう。
スピーカー 2
結構今までの歴史でも、ニュージーランド出身の研究者は珍しいですね。たぶん初めてぐらいですか?
スピーカー 1
確かに、なんかヨーロッパの人とか出てくるけど、ニュージーランドとかあんま聞かないね。オーストラリアも聞かない気がする。
スピーカー 2
オーストラリアもないっすね。まあ、今まで大体ヨーロッパだったかな。
スピーカー 1
ヨーロッパ多いよね。
スピーカー 2
うん。で、ニュージーランドって、当時植民地なわけです。
スピーカー 1
ほうほうほう。
スピーカー 2
まあ本当、田舎の農家の12人兄弟の4番目に生まれた、まあ普通の人だったんですよね。
で、まあお父さん実業家みたいな感じだったみたいなんだけど。
スピーカー 1
農家って言わなかった?今。農家だけど実業家?
スピーカー 2
農家だけど、朝の栽培で成功した実業家みたいな感じなのかな。
スピーカー 1
うーん、なるほどね。
スピーカー 2
で、まあお母さん教師みたいな。で、生まれ育ってる人なんですけど。
この人最初に、まあ高校の先生になりたかったと。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
なんだけど採用されなかったりとか、結構苦労してたみたいで。
今言ってた物理学の勉強をしたいっていうのになって、ニュージーランド大学で物理学を専攻して学位を取得した。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
で、そこからイギリスに行きたいってなるんですけど。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
イギリスの方がね、研究とか盛んで進んでたりするんで。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
で、イギリスの万博記念奨学金っていうのがあって、もうそんなにお金持ちじゃないんで、その奨学金取れたらイギリス行けるぞってなってて。
まあ結果は最初はこれ1位の人が奨学金もらえるっていう競争みたいなのがあったみたいなんですけど。
スピーカー 1
試験かなんかがあるのかな。
スピーカー 2
そう、審査があって。
スピーカー 1
うん。
ラザフォードの研究と影響
スピーカー 2
で、その受験で2位だったんだけど、1位の人が奨学金の受け取りを断念して、繰り上げてラザフォードさんが合格できたっていう。
スピーカー 1
おお、よかったね。
スピーカー 2
そう。で、もうこの合格決まったときは、ラザフォードさんは実家で芋掘りをしていて、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
俺が生涯最後の芋掘りだと叫んだと言われてます。
スピーカー 1
えー、え、でもさ、それによってそのイギリスの大学通えたから、この後々なんか大きな発見するんでしょう。
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
だからさ、奨学金1位のさ、辞退した人さ、大好きじゃん。
スピーカー 2
まあそうね。
スピーカー 1
歴史変えたよ。
スピーカー 2
歴史変えたね、誰かはちょっとわかんないんだけど。
うん。
で、まあこのラザフォードさん、結構なんか面白い人らしくって、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
あの、すごい体が大きい、大柄の人で、
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
活気に見せてて、声がバカでかいと。
スピーカー 1
やばそう。
スピーカー 2
うん、声でかすぎて、
うん。
スピーカー 1
あの、なんか物理の装置のなんか数値を乱すほどだったっていう、なんか実話みたいなのも残ってたりするんだけど、
スピーカー 2
へー。
だけど、夏のビーチではジャケットを脱がないぐらい英国紳士でもあったみたいな。
スピーカー 1
ほうほう。
スピーカー 2
そういう人なんですよね、まあイギリス渡った後は。
スピーカー 1
ちなみにさ、ニュージーランド植民地って言ってたけど、イギリスが支配してたんかな?
スピーカー 2
えーと、ニュージーランドはイギリスの植民地で、1840年から1907年ぐらいまで、
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
イギリス植民地時代って感じですね。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
うん。で、まあだからある意味、そこからイギリスにその奨学金を得て勉強しに行くっていう、だからすごいこう駆け上がってるわけですよ。
スピーカー 1
そうですね、うんうん。
スピーカー 2
だけど最初はね、ちょっと揶揄されてたりとかしたみたいで、で、めちゃめちゃ大学でも一生懸命研究したりしてて、
南極から来たノウサギがめちゃくちゃ元気だとか言う、なんかちょっとあんまりよろしくない言われ方とかをしていたみたい。
スピーカー 1
まあ、体でかくて声でかい男がやってきて頑張って研究してるんでしょう。
スピーカー 2
そう、なんでノウサギになったのかちょっとわかんないけど。
スピーカー 1
発力あるからじゃない?頑張ってるから。
スピーカー 2
まあそうなのかな、でもちょっとバカにされてる感じもちょっとするけどね。
スピーカー 1
まあ確かにね、イギリスからしたら植民地から来た人がなんか頑張ってるみたいな、思ったのかもしれないね。
スピーカー 2
そう、で、そこでこれキャベンディッシュ研究所に入るんですけど、ケンブリッジの名門ですよ。
スピーカー 1
キャベンディッシュさんって前やったっけ?
スピーカー 2
キャベンディッシュさんも相当昔にやってますね、サイエント学で。
スピーカー 1
そうだよね、なんか痛いのの研究だっけ?
スピーカー 2
なんの研究って言ってた?
スピーカー 1
痛みの研究?違うっけ?
スピーカー 2
違う。
スピーカー 1
あれなんか電気流す人?
スピーカー 2
まあ体に電気流す人としか君覚えてないかもしれないけど。
スピーカー 1
なんかそういう系の返事だった気がする。
スピーカー 2
まあまあ変な人であったけど、でもキャベンディッシュ研究所は初代の所長とかも出てきてますよ、マクスウェルさんかな。
スピーカー 1
じゃあキャベンディッシュさんの時代はもうちょっと前ってこと?
スピーカー 2
めちゃくちゃ前。
スピーカー 1
めちゃくちゃ前、で、でもその後々のその研究室がキャベンディッシュ研究所って呼ばれてて、で、そこにラザフォードさん入ったんだ。
スピーカー 2
そう。で、入ったところの指導教官がJ.J.トムソンさんっていう人だったんですよ。
これさっき言った電子見つけた人。
この人のところに行ったのがラザフォードさんだったっていう繋がり方をしてるんだよね。
で、まあそこで色々物理学のこととか教えてもらったりするんだけど、で、さっきも言ったけど、当時原子っていうものが結局そのプラムプリンみたいな誰も見てない、
なんかよくわかんないもんだと思われたぞ。
そういう理論がもう乱立してたらしいんだよね。
スピーカー 1
じゃあプラムプリン案以外の案もあった。
スピーカー 2
案もあったし、そもそも原子なんてないだろうっていう派もいたし。
スピーカー 1
でもその原子の存在はもう当時そのブラウン運動の実験とかで証明されてたんじゃなくて?
スピーカー 2
ごめん、ちょっとちょっと前。
放射線の発見の経緯
スピーカー 1
ちょっと前なんだ。
スピーカー 2
ちょっと前の話をしてる今。
スピーカー 1
そのブラウン運動の実験があったらもう確実に原子あるよねって、分子あるよねってなったんだもんね。
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
そのちょっと前なんだ。
スピーカー 2
そのちょっと前で、まあいろんな理論が乱立してるんだけど、結局何かわかんないよねだけど、JJトムソンさんもずっとそれを研究したいと思っていたと。
で、そこで何をしたのかっていう話なんですけど、ここでちょっと放射線が出てくるんですよ。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
この放射線の発見も結構面白くて、これ1896年でパリのアンリベクレルさんっていう人がウランの研究をしていて、ウランっていう元素があって、これどういうもんなんだっていうのを当時何も知らない、分かんない状態で研究してたんだけど、
なんかウランからは光を放ってて、周りに光に反応する紙とかを近づけるとめっちゃ反応するっていうのは分かってたと。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
で、パリでずっと天気が悪い時に、そのウランも絶対太陽の光当たらないように棚の奥にしまったりとかしてて、それでも何か光放ってるっていうのが分かったよね。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
だから自発的に何かよく分かんない光出てるっていうのが最初ウラン線って呼ばれてたやつなんだけど、これ後の放射線なんですよね。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
だけどさっぱり何か分かんないと。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、今度キュリー夫妻、この夫妻有名ですけどマリー・キュリーとピエール・キュリー、夫妻が電位計っていういろんな元素とかの周りに流れる電気とかそういうのを測る機械っていうのを使って、
ウランがこれぐらいの量あったらこれぐらい放射線が出るみたいな、それ定量的に測れるようにしたっていうことをやるんよね。
スピーカー 1
ウランの量を変えて、放射線の量というか当時のウラン線の量はキュリー夫妻の機械で測って、それで量とウラン線の相関関係みたいなのを把握したってこと?
スピーカー 2
そう。あとはそれ以外の元素とかいろんな鉱物とかも調査して、ウラン以外にも何かよく分からない謎の光みたいなものが出てると。目に見えないけど。それを放射線って名前つけて、っていうのがまあまあ放射線の一番最初なんだよね。
キュリー夫妻の貢献
スピーカー 1
うーん。そのキュリー夫妻の機械は何測るの?電気を測るって言ってなかったっけ?
スピーカー 2
放射線が周りの空気に当たって電気流れてそれを測ってるって感じ。
スピーカー 1
なるほど。実際に測ってるのは電気だけど、でも放射線の量が分かるってことだね。
スピーカー 2
放射線の定義はエネルギーを持ってて高速で飛んでる粒子っていうものと、あと波長が短い電磁波っていうものの総称を言ってるんだよね。放射線。
スピーカー 1
うーん。1種類じゃないんだ。2種類あるってその2つを総称してるんだ。
スピーカー 2
これ意外とあんま分かってないというか、結構意味的には広くて放射線。
スピーカー 1
エネルギーを持った粒子と?
スピーカー 2
エネルギーを持った粒子か、波長の短い電磁波。
スピーカー 1
波長の短い電磁波。
スピーカー 2
これちょっとこの後ちゃんと出てくるんだけど、この辺の違いが最初は全く分からないわけよ。
なんか見えない、謎の見えない光が出てるっていう状態じゃん。発見したときはね。
スピーカー 1
そのさっきの電位系で光があることは分かるけど、目には見えないってこと?
スピーカー 2
そう。まあ光っていう言葉でもないんだけど。
スピーカー 1
そっか。えーと、放射線があるっていうことは分かるけど、見えない。
スピーカー 2
なんかが出てる。
スピーカー 1
なんか出てる?
スピーカー 2
なんか石とかによっては、この石からなんか出てるっていうのが分かるっていう状態。
だから全く何か分かんない。
で、なんか分かんないから調べようっていうのを当時いろんな人がやってた。
その中の一人がJ.J.トムソンさんとかラザフォードさんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
っていうとこまで分かる?
スピーカー 1
うん。でもその電位系が測定してる対象が分かんないってこと?
電気の量は測定してるけど、それで実際に分かることが放射線の量かと思ってたけど、
でも当時は何が出てるか分かんないってことは、電位系は何を測ろうとしたものなんだろうって思った?
スピーカー 2
一応めっちゃ弱い電気測ってるっていうことであるんだけど、
とりあえず当時分かってたのは、何か微弱な電気が測れるっていうのが分かって、
結果的にはそれは放射線を直接検出してるわけじゃなくて、
放射線が周りの空気にぶつかって、そこから電子を弾き飛ばすんで、
ちょっと電気が流れるっていうのを観測してるっていうことなんだよね。
スピーカー 1
じゃあ、何か出てるっていうのは、実際に測ってたのは、
何かによって出てきた電子とか電気の流れが測れて、
スピーカー 2
その元の何かが分からないみたいな、そういう状況。
スピーカー 1
それか、ただ電気流れてるなみたいな、微弱な電気が何かなぜか流れてるなみたいな、そういう状況だよね、多分。
スピーカー 2
そうだね、状況としてはそう。
スピーカー 1
何か微弱な電気が流れてる。でも、何もなかったら別に電気流れるわけがないから。
何か別の原因があるんだろうなみたいな。
周りに何故か微弱な電気が流れます。
スピーカー 2
で、おそらく、よく分かんないけど、放射線っていうものが出てて、
スピーカー 1
っていうのを仮定してて、名前をつけてるみたいな感じ。
スピーカー 2
で、その放射線を出す能力のことを放射能って言いますよっていうことですね。
だから、状況としては別に意思があって、
スピーカー 1
その意思から何か電気っぽいのがじわじわ検出できる。
周りの空気にね。
スピーカー 2
周りの空気に。何が出てるんだろうっていう。
とりあえずそれぐらいよく分からないと。
これをラザフォードさんが結構やってて、何したかって言うと、本当に簡単に言うとね、
その微弱な電気測るときにアルミホイルで包んじゃおうみたいなことだよ。
石だとして、石を。
で、まずアルミホイル1枚包んでみます。
したら電流どれぐらい出るようになるかなっていうのを調べる。
で、アルミホイル1枚とか2枚とか重ねると、
スピーカー 1
出てくる電流ってどんどんちっちゃくなっていくっていうのがまず分かったんだよ。
アルミホイルは測る電位計よりも内側に巻いておくってことだよね。
スピーカー 2
石自体に巻いてるというか。
スピーカー 1
あ、そっかそっか。で、その巻いたアルミホイルの外に電位計がある。
スピーカー 2
もちろんもちろん。
で、これね細かい実験装置あるんだけど、分かりにくすぎるんで、
気になる人ちょっと調べてみてほしいんだけどね。
ラザフォードのウラン放射とその電気誘導っていう論文になってるんですけど、
すごい分かりやすくするためにやってることとしては、
石と電気を測定するやつの間にアルミホイル何枚まで挟んだら、
スピーカー 1
電気なくなるかなみたいなことですよね。
スピーカー 2
で、それやってみると、最初は1、2枚アルミホイル重ねるだけで、
ものすごい出てくる電気の量は減りましたと。
最初は。
だけど、アルミを突き抜けてる部分はあるわけよ。
で、そっからさらにもっとアルミホイルの枚数増やしてみるとか、
いろいろやってみると、どうやら放射線って言ってる、
このなんか出てますってやつ、1種類のもんじゃないなっていうのに気づく。
めちゃくちゃアルミホイルですぐ遮断されちゃう線と、
何枚アルミホイルやってもなんか突き抜けてくるなっていう線の2種類があることに気づいたんだよね。
スピーカー 1
でもさ、結局測ってんのは電気だよね。電位計で測ってるから。
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
だから、その当時の状況としては、電気が2種類あるってことが分かったってこと?
スピーカー 2
いや、電気が2種類あるというか、もし1種類だったら、
アルミホイルの枚数に応じて、指数関数的に出てくる電気が弱くなるとか、
そういう感じに見えそうじゃん。
スピーカー 1
まあまあ、なんか一定の動きがしそうだよね、1つの。
スピーカー 2
そうそうそうそう、一定の動きがして予想できそうなんだけど、
放射線に関しては、最初はめちゃめちゃガクンって、
そのアルミホイル貫通してくる分が減るんだけど、
そっから先は、なかなかアルミホイル増やしても、
スピーカー 1
なんかずっと貫通してくるやつがいるぞってなってことは、
スピーカー 2
アルミホイルを透過しにくいやつと、透過しやすいやつの2種類がいるんじゃないかってなるイメージができますか?
スピーカー 1
うーん、できます。
スピーカー 2
で、これを名前つけたのが、最初に透過されにくい、
簡単にアルミホイルで遮断されちゃう方をアルファ線っていう名前をつけた。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
で、アルミホイルを何枚やっても突き抜けてくる、透過性が高いやつをベータ線っていう名前をつけた。
放射線の分類
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
これが最初に言ってたアルファベータの正体なんですよね。
だから、放射線って何だろうっていうところから、今度なんかアルミホイルでの通過する、
この透過力が違うアルファ線ってやつとベータ線ってやつがありそうで、
これらはそれぞれ何だろうねっていうちょっと細かい問いが立てられるわけじゃん。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
で、今の話で結局放射線は2種類ありそう。
で、この後にまた別な人が、
さらにめちゃくちゃ分厚い鉛の板とかを、この放射線出す物質と測定器の間に置いてみると。
そしたら、それでも透過してくるやつがいるっていうのが分かる。
アルファでもベータでもないやつ、さらにめちゃくちゃ透過する放射線があるぞっていうのに気づく人がまた出てくるんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、これが当時はアルファベータの次だからガンマ線って呼ばれたっていうものなの、まず。
スピーカー 1
じゃあその鉛だったら本当はベータは遮断されるはずなの?
スピーカー 2
あ、そうそうそうそう。
スピーカー 1
そこは分かってたんだ。
スピーカー 2
そう。
だから状況としては放射線があるよねっていうとこから、その透過する力が違うやつがアルファベータガンマってなんか3種類ぐらい混ざってるぞっていうのがまず分かりましたと。
スピーカー 1
実際見えてるのは電気だけど、でもその電気がそのまま流れてくるわけじゃないから、だからアルファ線とかベータ線とかそういう何かしらのものがなきゃ説明できないよねってなって、
それが取りやすさに応じてアルファ線とベータ線とガンマ線に分けられたっていうことですね。
スピーカー 2
そう。で、今回はこれアルファ線だけ取り上げるんだけど、結論この3つってアルファが原子核で、ベータが電子で、ガンマ線は電磁波なんだよねっていう種類の違いなんですよ、現代も分かってることで言うと。
スピーカー 1
ほうほう。
スピーカー 2
で、こいつらがどれだけこのアルミホイルとかその鉛の板とかそういうものを通過できるかっていうので分類されてるっていう感じ。なんだろう、もうフィルターみたいな感じよね。
スピーカー 1
え、でもガンマ線は電磁波なんだ。
スピーカー 2
ガンマ線は電磁波。
スピーカー 1
ってことはアルファ線とベータ線も電磁波?
スピーカー 2
いや、違う。
スピーカー 1
電磁波とアルファ線とベータ線は違うんだ。
スピーカー 2
そうだね。ガンマ線だけ電磁波で、電磁波ってだからX線とかは特定の波長の光なんだけど、ガンマ線は光ってことですね。だから。
スピーカー 1
光はイコール全部電磁波?
スピーカー 2
光は電磁波。
スピーカー 1
あ、じゃあガンマ線はX線とかその他見えてるカシコとかと同じ仲間だったってこと?
スピーカー 2
まあそうだね。そうそうそう。っていうのはもうめちゃくちゃ通過できるってことだから。
分厚い鉛の板でも通過できちゃうぐらいの光でしたっていうこと。
で、それ通過できないのは原子核とか電子とかそういうものなんだけど、その光の次に通過しやすいのが電子、ベータ線。
で、一番通過しに行くのは原子核、アルファ線。これヘリウムの原子核が飛んでってるんだけど。
スピーカー 1
アルファ線イコールも原子核なんだ。原子核が実際動いてるってこと?アルファ線が出てるときは。
放射線の種類と特性
スピーカー 2
そう。まあまあこの最初の当時はそこまで分かってないんだけど、とりあえず名前分かんないからアルファ、ベータ、ガンマってつけてるだけなんだけど。
スピーカー 1
なんかイメージ的にはさ、あの光とかの方が通りにくそうだけどね。
スピーカー 2
ああ、うーん、そうか。
スピーカー 1
だって光ってさ、それこそ生に置いたらさ、遮断されそうじゃん。だけど電子とかの方が通りそうなイメージだけど。
分かんない、分かんない。でも光はなんか通りそう、通らなさそうじゃない?だって。
スピーカー 2
まあなんか僕らがイメージしてる光じゃないけどね、だって。
スピーカー 1
光の仲間っていうだけで。
スピーカー 2
だってWi-Fiとかも別に壁とか全然通過してたりするわけじゃん、結局。とかラジオの電波とかをめっちゃ通過したりするわけじゃん。
あれも光の仲間だよ、電磁波だから。
スピーカー 1
ああ、そっか、じゃあ。
スピーカー 2
めっちゃ通過しますよ、だから。
スピーカー 1
なんか電磁波が分かんなくなってきた。電磁波ってなんだっけ?前もなんか話した気がするけど。
スピーカー 2
電磁波は電気と磁力が相互作用しながら空間を進んでいく波。
スピーカー 1
それはイコール光なの?それとも電磁波のうちの一つが光なの?
スピーカー 2
光っていう、だから人間が感知できるのが光って言うんだったら全然イコールじゃないんだけど。
電磁波っていうめちゃくちゃ広い括りの中の可視光。だから電磁波っていう意味では仲間です。光とガンマ線は。
スピーカー 1
とか、あとX線とか紫外線とか、電子レンジの波とか、ああいうのは全部電磁波の仲間。
なるほどね。
スピーカー 2
確かに光っていう言葉だと確かにあれだね、見える光っていうのを想像しちゃうかもしれないけど。
スピーカー 1
見える光じゃない光だったら光もあるってこと?
スピーカー 2
何?
スピーカー 1
見える光を想像しちゃうけどってことはさ、見えない光もあるってこと?
スピーカー 2
そうそうそう、見えない光ですよ、要は。
スピーカー 1
じゃあ広義の光で言ったら、広義の光が電磁波みたいなこと?電磁波全て。
で、そこに可視光も含まれるけど、それ以外の見えない光。
スピーカー 2
まあちょっと光っていう言葉がだから今ややこしくなってるから、一回だから電磁波っていうことでいいと思う。
スピーカー 1
あ、電磁波でいいの?
スピーカー 2
電磁波が正しい。
スピーカー 1
確かに、だって光って結局さ、粒か波か論争が今でも続いてるみたいな話もあったぐらい難しいもの。
スピーカー 2
いやいやでも電磁波っていうのはわかってるんで。
スピーカー 1
あ、そうなの?
スピーカー 2
光は電磁波の一種っていうのはもうわかってる。
スピーカー 1
はあはあ、一種ね。
だから電磁波の全てが光というわけではないってこと?
スピーカー 2
電磁波の全てが光っていうことじゃない。
うん、光って言葉の定義どこまで入るんだ?紫外線って光って言う?
スピーカー 1
わかんない。
あ、光はもうさ、見える光。
スピーカー 2
ああそうね、だからイコールじゃないわ。
ラザフォードの実験
スピーカー 1
まあなるほど、まあでもそれで言ったら確かにあのイメージと合うかも。
えっと電磁波の方が遠くに行くっていうのは電子とか原子核よりも遠くに行きそうなイメージはある。
スピーカー 2
うーん、そうそう。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、今まあそういうとりあえず放射線に何か種類ありそうってなって、
まあそのさ出てくるさアルファ線とかなんとか線を調べたいと思ったらさ、とりあえずいろんなものにぶつけてみるってことをやるわけよ。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
で、っていうぐらいしかさ、正直調べる方法があんまないよね。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
で、じゃあ何やってみるかっていうと、そのアルファ線が出るっていうのがわかってる条件でいろんなものに当ててみて、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
例えば箱の中にそういう放射線を出してる石みたいのを入れておくじゃん。で、その箱にちっちゃい穴を開けるじゃん。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
じゃあその穴からピーって放射線が出てくるわけよ、ビームみたいな感じで。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
で、その先に例えばスクリーンみたいなちっちゃいのを置いてあげると、スクリーン上にこの放射線の点が検出できるわけよね。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
じゃあこの間にいろんなものを置いてみて、この出てくる放射線がどういう動きをするのか。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
例えば磁力かけたら曲がるのかなとか。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
いろんなことやったりするわけですよ。
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
で、この時にラザフォードさんがやったのが、金箔を置いてみるっていう。で、金箔ってさ、めっちゃ薄くできるじゃん叩いたら。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、ペラッペラにして、それを置いてみて、放射線のアルファ線をピューンって飛ばして。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
それが通過していくんだけど、金箔を。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
で、どうなるのかなっていうのを、学部生の学生に、これ面白いからちょっと実験やってもらおうっていうのでやってもらったらしいんだよね。
スピーカー 1
ほうほうほう。
スピーカー 2
学部生とあとガイガーさんっていう人とかもいるんだけど。
スピーカー 1
ガイガーさん。
スピーカー 2
聞いたことない、ガイガーさん。
スピーカー 1
知らん。
スピーカー 2
ガイガーカウンターとか知らん。
スピーカー 1
知らん。
スピーカー 2
知らんか。放射線をさ、検知するさ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
検知装置、ガイガーカウンターってやつなんだけど。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
それ作ったガイガーさんなんだけど。
その人とか実験してたら、大体は金箔通ったら、ちょっと軌道が変わるなぐらいな感じだったらしいよね。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
アルファ線の。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、プラムプリンの原子だったらさ、電子ってめっちゃ軽いもので。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、その電子がプリンみたいなふわふわな、こうプルプルのやつにさ、包まれてる状態だったら。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
アルファ線って結構、パワーが強いんで。
さっき言った、すぐ遮断されちゃう代わりにめっちゃパワーが強い。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
まあまあ、そんなプラムプリンごとき、普通に貫通するだろうって思ってた。
うん。
で、いっぱい打ってみると、1万発に1回ぐらい跳ね返ってくるって分かったの。
スピーカー 1
ほうほうほう。
スピーカー 2
これよく気づいたなって思うんだけど。
スピーカー 1
確かにね。だって、測定しようとしてるのはさ、金箔の奥に置いてるものに行って測定しようとしてるのね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
だからその、手前に跳ね返ってくるものをどうやって検知したんだって感じするけど。
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
まあ、何かしらで検知したんだろうね。
スピーカー 2
でもそう、手前とか、あと、なんかたまーに尋常じゃなく曲がるみたいなことが起きる。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
で、それでたぶん気づいて、あの、ちっちゃいスクリーン、もっと周りにいっぱい置いたりしたら。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
それでさらに実験したら、もうありえないぐらい跳ね返ってくる角度のスクリーンに放射線の点が見えるぞみたいな。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
なんか跳ね返ってきてる、めっちゃ怖いぞみたいな感じになる。
スピーカー 1
うん。怖いかな。
スピーカー 2
びっくりするじゃん。だって、あの、金箔通過するはずなのにさ、たまに金箔が跳ね返してくるんだよ。だって。
スピーカー 1
おー、確かに確かに。なんだろうね。
スピーカー 2
で、これちなみに、ラザフォードさんこれ見たときに、ティッシュペーパーに弾丸を打って跳ね返ってきてるぐらいの衝撃だったみたいな。
スピーカー 1
おー、なるほどね。わかりやすい。
スピーカー 2
そうそう。それぐらい本当は起きないはずなのに、跳ね返ってくると。
スピーカー 1
そうなったら、なんかちょっと実験の設定間違えてないかとか、そうなっちゃいそうな気もするけど。
スピーカー 2
まあまあ、確かにそうだね。
スピーカー 1
でもやっぱりこれ起きてるってなったんだろうね。
スピーカー 2
まあ、もうありえないこと起きてますと。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、そっからね、100万回ぐらいこの実験やったらしいんだよね。
スピーカー 1
やば、うん。
スピーカー 2
で、もうラザフォードさん自身はね、割とこう大雑把というか、性格がワイルドだったんで、すぐ飽きたりしてたらしいんだけど。
あの、ガイガーさんとかはめっちゃコツコツ一生懸命やってたと。
だってあの、飛ばしてはさ、どこに点いったかなっていうのをさ、頑張って調べて。
スピーカー 1
てかそれ100万回やるってさ、何秒に1回やってたんだって感じだよね。すごいね。
でもさ、毎回チェックするでしょ。そしたらさ、1回さ、30秒だとしてもさ、3000万秒ぐらい必要だね。
スピーカー 2
いや、すごい、すごい時間必要だと思う、これ多分。
スピーカー 1
大変だね。それか結構ポンポンポンポンやっちゃうのかな。
スピーカー 2
いや、なんかちょっと1発何回でやったかわからないけど、100万回以上はやったとは言われてるね。
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
うん。で、しかもさ、暗い部屋でさ、顕微鏡でさ、そのスクリーン覗き込んで見ないといけなかったらしくて。
スピーカー 1
しかも今考えたらさ、放射能の実験だからさ、なんか絶対体に悪そうだよね。
スピーカー 2
あ、もうこれもちろん体に悪いっす。
スピーカー 1
うん。学生さんとかもかわいそう。ガイガーさんも。
スピーカー 2
まあそうだね。でもね、当時そんなことわからないんで。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
もうそれやりまくってたの。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、やりまくって、これはもうまぐれじゃないと。
明らかにプリンみたいなやつに弾丸打ち込んで跳ね返ってくるから、このプリンの中になんかめっちゃ硬いやついるみたいな。
スピーカー 1
あー、なるほどね。
スピーカー 2
っていうのに、そこで初めて気づくよね。
スピーカー 1
なるほど、なるほど。
スピーカー 2
で、うおーってなるじゃん。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だから、たぶん原子ってプラムプリンみたいなのを想像したけど、そうじゃなくて、なんかめっちゃ硬い中心みたいなやつがあるとしたら、
そこに当たった、たまたまそこに放射線が当たったときだけ跳ね返ってくるってやったら説明できんじゃねっていう。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
ので、まず突き止めるんだよね。
スピーカー 1
うんうんうん、えらい。
スピーカー 2
だからすごいよ。だから最初に言ったように、原子全体に対して原子核って1万分の1以下ぐらいのサイズなんで、なかなか当たんないわけですよ、普通は。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
だからその当てたやつを、これ原子核っていう、まだ全然見えてないんだけどそれも。原子核って名前をつけたのはこれラザフォードさんなんで。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
この、なんていうの、地道なというか。
スピーカー 1
確かに。ていうかでも、ラザフォードさん飽きてたんだよね。ガイガーさんとかが偉いけど。
スピーカー 2
いやまあ実際実験した人はね、だから学生とかめっちゃ偉かったんじゃねっていう感じはあるよね。
スピーカー 1
そうだよね。
原子核の発見
スピーカー 2
実際実験頑張って、全部ラザフォードさんがやったわけじゃない。けどまあこれをやろう、気づいてちゃんと突き詰めようって言ったのはラザフォードさんが主導して実験してたわけなんで。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
まあまあそれは偉いなっていうとこっすね。
あとちょっとこれ面白いのが、原子核って日本語じゃん。核って。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
核ってどういう意味か知ってます?もともと。言葉としての核。
スピーカー 1
核?日本語で?
スピーカー 2
日本語だったら。
スピーカー 1
え、でもなんか真ん中にあるものみたいな。核心もそうだけど、なんか一番真ん中にあるみたいなイメージ。
スピーカー 2
うんうん。で、なんかね、もともとはこれ、果実とかの種って中心にあるじゃん。
スピーカー 1
うん、はいはいはい。
スピーカー 2
あれを核っていう意味として最初言ってたらしいの、日本語は。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、原子核の英語の方。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
英語で原子核って何て言うか知ってる?
スピーカー 1
え?ニュークレア?
スピーカー 2
あーそうそうそう、アトミックヌークレウス。
スピーカー 1
ヌークレウス。
スピーカー 2
が原子核なんだけど、ヌークレウスが核。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でもさ、核とか中心ってさ、コアとかでもいいわけじゃん。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
なんでコアにしなかったと思います?アトミックコアでも良さそうじゃん。
スピーカー 1
うん。
原子核の命名
スピーカー 2
コアもさ、中心。
スピーカー 1
コアが必ずしもなんか硬いものっていう意味じゃなくて、ただただ場所的な中心っていう意味だったからみたいな。
スピーカー 2
あーなるほど、そういう考え方か。
まぁまぁなんかちょっと違うっちゃ違うんだけど、
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
これ結構面白い経緯たどってて、急にちょっと言葉みたいな話なんだけど、
とりあえずヌークレウスは日本語と一緒で、木の実みたいな意味だから来てる。
うん。
スピーカー 1
ヌークレウスってナッツとか。
スピーカー 2
うん。
ナッツのNUTっていう言葉って、その木の実っていうところから来てるらしくて、
あの元々インドヨーロッパ祖母のところから来てるらしいんだよね。
これこの辺ちょっと説だからあれかもしれないけど、だからヌークレウスって結構趣旨みたいな意味で、コアは心臓っていう意味らしいです。
あの生物の細胞の核はヌークレウスってついてる、趣旨の方の意味で。
で、ラザフォードはそれを知ってて、コアかヌークレウスかっていうので、ヌークレウスを選んだっていうことらしいんだよね。
スピーカー 1
だから生物学にちょっと引っ張られてるっていうのがちょっと面白いなと思って。
じゃあ、えっと細胞の中の核っていうものが先に分かってて、
それと同じような構造というか、まあなんか原子があって、その中に真ん中に何かあるから、それをヌークレウスってしようってなったってことだよね。
スピーカー 2
そうっていう流れらしいんだよね。
太陽系モデルの提唱
スピーカー 1
まあでも私たちはもう結果を知っちゃってるわけじゃん。日本語で原子核も核っていう言葉を使うし、
生物の細胞の中の核も核って使うって知ってるから、まあまあまあそうだろうなっていう感じはするけど、
当時は確かにへーって感じだったのかも。
スピーカー 2
うん、そう。で、なんかね、こういう科学用語を昔最初に考える人たちは面白いなと思って。
だって本当に誰も見つけてないものに名前つけなきゃいけないわけよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そこで何つけるっていうので、しかも原子核みたいなさ、むちゃくちゃ重要なものを名前つける。
つけたのはこれ、ラザフォードさんなんだけど。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
面白いなと思って。その細胞の核っていう概念を取り入れたんだっていう。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
え、そのさっきさ、コアの方は心臓って言った?
スピーカー 2
心臓っていうとこから来てて、なんかもっと動的な。
スピーカー 1
心臓がドクドク動くようにってこと?
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
動的。でも心臓ってハートだよね。
スピーカー 2
ハートなんだけど、えっと、ラテン語のCORが心臓。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
あのカルディオなんちゃらとかって心臓。
スピーカー 1
あー、はいはいはいはいはい。
スピーカー 2
あれ心臓じゃない?あれも多分語源一緒なんじゃないかな。
スピーカー 1
あー、カーディオの?
スピーカー 2
そうそう、カーディオ、カーディオって心臓のっていう意味だよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
多分それはラテン語から来てるんじゃない?
スピーカー 1
あー、なるほどね。
スピーカー 2
ちょっとこの辺ね、あの説です。諸説あると思います。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だけど、だから英語で核、日本語の核は英語のNucleusとCoreがあって、Nucleusはもっと種子の起源とか、その保護されてるみたいな意味がある、ニュアンスがある。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
Coreは心臓から来てるんで、生命を維持するために不可欠とか、その機能とかの中心みたいな。
スピーカー 1
あー、なるほどね。物理的に中心になるっていうわけじゃないっていうことね。
スピーカー 2
そうだね、そう。っていうのがあるらしいよっていうのを、俺これ勉強してて、知って、あー、なるほどと思って。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
っていうのがあったりして。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
で、そっから、じゃあ今まで思ってたプラムプリンじゃなかったと思う?原子は。
スピーカー 1
うん、まあでもある意味そのプラムが電子じゃなくて、まああの原子核だったっていうだけで、構造としては一緒だよね。真ん中に何かがあるみたいな、硬い何かがあるみたいな。
スピーカー 2
あ、いえいえいえ、全然違うよ。
違うの?
プラムはだっていっぱいあるんだよ、電子。
スピーカー 1
え?
スピーカー 2
埋め込まれてる電子は。
スピーカー 1
あー、そうなんだ。
スピーカー 2
で、中心みたいなものは存在してない。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。プラムプリン説ってさ、中心に1個プラムあるのかと思ってた。
スピーカー 2
あ、違う違う。何個もプリンの表面に埋め込まれてるイメージ。
スピーカー 1
あ、表面なの?
スピーカー 2
表面、まあ別に中側でもいいんだけど、1個だけ中心にあるみたいなものではない。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。へえ。
スピーカー 2
中心がまずないっていうイメージね。ちょっと最初のイメージずれてたかもしれないけど。
スピーカー 1
じゃあ、なんかいっぱいレーズン入ってるレーズンパンみたいな。
スピーカー 2
そう、ブツブツのプリンみたいな感じ。
スピーカー 1
ブツブツプリンってことね。なるほど。
スピーカー 2
そうそうそう。で、そっからラザフォードは、じゃあ違うから、違うもので例えました。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
何だと思います?
スピーカー 1
うーん、わかんない。でもそれこそ果実とかだったらさ、もう何でもいいよね。
スピーカー 2
果実とかあったら何でもいい。あー、確かにね。
スピーカー 1
真ん中に種あるやつ、なんだ、マンゴーとか。マンゴーでかすぎるか。
スピーカー 2
マンゴーモデルね。
スピーカー 1
リンゴとか。
あ、でもリンゴって真ん中に種何個かあるか。ダメだわ。真ん中の種1個ある系のもの。
スピーカー 2
別に果実ではないんだけど。
スピーカー 1
でも真ん中に何か1個ある系のもので例えなきゃいけないよね。
スピーカー 2
そう、真ん中に1個なんかがあって、周りに電子がいるっていうのを何で例えるかっていう話だよ、これ。
スピーカー 1
星。
スピーカー 2
おー、そう。よく出てきたな。惑星。
スピーカー 1
ほうほうほう。
スピーカー 2
惑星に例えたら太陽系モデル。
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
あるいは、あの、惑星モデルみたいな言われ方もするんだけど、
太陽みたいな中心があって、その周りを電子がくるくる回ってるっていう、原子ってこうなってんじゃないっていうのを最初に言ったのはラザフォードさんですよね。
原子の形って言ったら、こういう太陽系みたいなイメージないですか?なんか。
スピーカー 1
ありますあります。
スピーカー 2
これ何でだろう。教科書に書いてるからそうやな。
スピーカー 1
てか普通にさ、科学の教科書とかで見る原子のイメージ図と、物理とかで見る星のイメージ図。
物理で見るのかな?なんかどっかで見る星のイメージ図ってなんか似てるよね。太陽系とか。
スピーカー 2
あー、まあ似てるか。しかも電子は原子核の周りを回ってますみたいな説明されるから。
スピーカー 1
そうそうそう、くるくるね。
スピーカー 2
あー、そういうイメージね。
まあこれ現代だと実は正しくないんだけど。
スピーカー 1
あ、そうなの?
スピーカー 2
実はこのイメージってもう否定されてるんですよね、現代だと。
だけど、イメージのしやすさで言ったら正しいと。
要は真ん中に原子核っていうのがあって、その周りに電子が飛び回ってるっていう状態はあってる。
スピーカー 1
え、じゃあ何が間違ってるの?
スピーカー 2
電子っていうものが、惑星みたいな形を持って、ぐるぐるぐるぐる回ってるっていうのが間違ってる。
スピーカー 1
あー、じゃあぐるぐる回ってるわけじゃないってこと?
ぐるぐる回ってるわけじゃない。
適当に動いてるけど、その円ではないみたいな?
スピーカー 2
あー、まあそうだね。惑星って言ったらさ、特定の軌道を持ってさ、回ってなきゃいけないじゃん。
だけど、そういうもんじゃないよねっていうのは現代はわかってる。
スピーカー 1
うーん、なるほどなるほど。
スピーカー 2
まあそしたらしかもなんか説明なんとなくできそうじゃん。
プラスのやつが真ん中にあって、マイナスのやつが周りくるくる回ってて、っていう想像をしたら、
まあなんか原子がそういうもんなんだって言ったら、なんかちょっと納得できそうな感じがするじゃん。
原子核物理学の発展
スピーカー 1
する。
スピーカー 2
で、それを考えてるのがラザフォードさんなんですよね。
スピーカー 1
うん、えらいね。
スピーカー 2
で、まあこれがだから原子核物理学っていうやつの誕生って言われてて、こういうモデルを提唱しましたと。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
っていうところまでですね、今回は。
スピーカー 1
うん、なるほどね。でもそういう経緯で見つかったんだっていうのは初めて知ったので、へーって感じ。
スピーカー 2
そうそうそう、実はね、金箔にね、そんなアルファ線ビーム飛ばし続けて、太陽みたいなやつに当たるまでやって、それで分かったっていう。
うーん。
で、しかもこれがさ、何がやっぱすごいって、それ現代のね、原子核物理学って、
まああのさ、前テラーさんの話もしましたけど、まああれも結局だから原子核っていうものがちゃんと分かって、
そっから核分裂なり核融合なりの研究がされて、まあ最終的に原子爆弾とかになってってんだけど、
そのすべての始まりがここだよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
だから、ある意味ラザフォードさんがそれをちゃんと見つけてなかったら、そこの発展っていうのはかなり遅れてたんじゃないかなっていう。
スピーカー 1
そうだね、だからやっぱり、あの小学期に自体した人偉いよね。
いや偉くないかもしんない。
スピーカー 2
いや偉くないよ。
スピーカー 1
それによって核爆弾とかが生まれちゃったからね。
スピーカー 2
いやそうそう、だから、まあそれによってなんかちゃんとさ、原子の存在が分かって、そっから量子理学が発展して、
僕らの生活便利になってますっていう方向ももちろんあるんだけど。
スピーカー 1
まあどっちにせよさ、すごく歴史とか世界に影響を及ぼしているよね。
スピーカー 2
そう、むちゃくちゃ転換点だと思うこれ。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
で、まあ今回そんな詳しく言ってないけど、あとラザフォードさん、その元素が別な元素に変換される。
要は原子核のプラスがこう変化したら、元素って変わるわけじゃないですか。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
それがウランとかで起きますとか、そういうことを証明したりとか、あとは半減期っていう概念作ったとか。
スピーカー 1
ほうほうほう。
スピーカー 2
その分解するまでの半分の時間っていうので、この放射線がどれくらいの時間かけてこうなくなっていくか。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
半減期ってみんな結構当たり前に使ったりするじゃん。
うん。
使うかな?わかんない。当たり前に使わないかもしれないけど。
スピーカー 1
でも、なんか言われたら意味わかるよね。
スピーカー 2
うん、そう言われたら意味わかるじゃん。
その概念をこの人が最初に作ってる。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
で、もう37歳でノーベル賞取ってますからね。ラザモンさん。
スピーカー 1
すごいね、37歳。
スピーカー 2
めちゃくちゃ優秀。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
だし、やっぱもう物理学こそ志向って言ってる人が。
スピーカー 1
うふふふ。
あー。
スピーカー 2
すごいこと言ってて、全ての科学は物理学か切手収集かだって言ってる。
スピーカー 1
切手収集?
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
趣味だったの?
スピーカー 2
そういう意味じゃなくて。
うん?
科学は物理学以外は切手収集みたいな、なんかもう趣味みたいなもんだって言う。
スピーカー 1
あー、そういうこと?
あはははは。
スピーカー 2
物理学こそ真理だって言う。
あー。
で、他の分野は現象とかを集めたり分類したり整理しているに過ぎない。
切手収集みたいなもんだって言う。
スピーカー 1
でも、それに言ったらさ、数学とかの方がもっと根底にありそうなイメージだけど。
スピーカー 2
あははは。
いやー、わかんない。これどこまで本気で言ってるかわかんないけど。
いや、もう物理学こそ志向っていう。
なるほどね。
人らしいですよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
面白いね。
スピーカー 1
研究者マインドだね。なんか。
スピーカー 2
だいぶ研究者マインド。
スピーカー 1
自分の分野にすごく誇りを持ってるみたいな。
スピーカー 2
誇り持ってるっていう感じですね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
はい。っていうのがラザフォードさんでした。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
今回以上で。
ラザフォードの原子核発見
スピーカー 2
次回はね、これラザフォードさんのところにまた来るとある学生が、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
このラザフォードさんのこの惑星モデルを否定していくっていうところに繋がっていくんだよね、ここから。
スピーカー 1
うーん。でもなんか繋がりがあるのが面白いね。
前のJ.J.トムソンさんだっけ?
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
からのラザフォードさんになって。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そこからその弟子が繋いでいくっていうところがちょっと地っぽくてね。
スピーカー 2
そう、ここ完全に地だと思う。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
面白いね。
スピーカー 1
面白いですね。
スピーカー 2
はい。というわけで今回はラザフォードさんの原子核の発見のお話でした。
インターネットセキュリティの重要性
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
ここでNordVPNのご紹介です。
NordVPNは専用アプリからたったワンタップでインターネットのセキュリティ対策ができるサービスです。
スピーカー 1
私一度、理由は不明なんですけど、自分のクレジットカードが勝手にアメリカのどこかのショッピングセンターで使われてたっていう事件が昔ありまして。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、昔って何も考えずに公共Wi-Fiとかにバンバン繋いでたんで、多分そういう公共Wi-Fiから盗まれたんだろうなって今になっては思ってるんですけど、
NordVPNがあったらフリーWi-Fiに繋いだとしても自分の情報を守ってくれるので、今はすごく安心しながらフリーWi-Fiを使えてるので、すごい良いなと思ってます。
スピーカー 2
フリーWi-Fi繋いじゃう人多いんじゃないかな、普通に。
スピーカー 1
うん。とか繋がざるを得ないような状況って発生するよね。特に海外旅行とか行ってたらさ。
スピーカー 2
まあ、海外旅行もそうだし。
スピーカー 1
日本でもそうか。
スピーカー 2
日本でもカフェとか行ったら普通に繋いだりすることあるんじゃない?
スピーカー 1
あると思う。フリーWi-Fiってさ、まともなものもあるし、悪意のあるものとか両方あるらしいんだけど、どちらにせよね。まともなやつだとしても結局危険性ってあるんだって。
スピーカー 2
そうだよ。だって他に繋いでる人とかの情報見れるもん。他の人が同じWi-Fi繋いでたら。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
その盗み見るみたいなやつなんか見たことあって。
スピーカー 1
え、できるの?
スピーカー 2
俺はやってないよ。俺がやろうとしてるわけじゃないけど、調べたら出てくる。このフリーWi-Fiに繋いでる人の情報がこうやって見えちゃいますっていう動画とかも見たことあるし。だから普通に見えちゃうんだよね。
スピーカー 1
てなったら、そうか、自分のクレジットカード情報とかだけじゃなくてさ、普通に自分が扱ってる情報が機密性が高いものだったりしたら、その情報も外に見られてしまう可能性があるってことだよね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。もちろん。とか変なウイルス入っちゃったりとかもありえるし。そういう危険性を防ぐためのアプリっていう感じですね。
スピーカー 1
これがあるかないかで安心感全然違うし、起きてからで遅いじゃん。
スピーカー 2
取り返せないからね。一回リリースしたら。
スピーカー 1
そうそうそうそう。だから事前にこういうノードVPNのサービスを使っておいたら危険性はかなり下がるわけじゃないですか。
スピーカー 2
まあそうですね。
スピーカー 1
だから現代を生きる私たちはさ、こういうのを使った方が私はいいと思う。
で、今回これ聞いてくれてる人向けに割引クーポンを発行してもらってます。
スピーカー 2
で、概要欄にあるリンクから、まあこれサイエントーク専用になっているリンクで、
そこからアクセスすると2年プランが大幅割引されているのと、あとは延長期間もあるみたいなので、
まずはこれホームページ見てみてください。詳しく書いてると思うんで。
で、あとは30日間の返金保証あるんで、ノーリスクでお試しできるそうなんで、
よろしければ概要欄のリンクからノードVPNをチェックしてみてください。
スピーカー 1
お願いします。
科学に関する新しいコーナー
スピーカー 2
はい、編集中のレンです。ちょっと最後にお知らせをしたいと思います。
先日ですね、教えて研究者お試験というコーナーを新しく始めまして、
慶応義塾大学の河原先生にお越しいただいて、まああの生成AIと言語のお話とか、
いろんな言語学の質問を答えていただいて、すごい僕的には楽しかったなという、まあいいエピソードだったなと思ってます。
で、早速なんですけども、次のゲストがもう決まりました。
それをちょっと発表したいと思います。
続いてはまたビッグゲストです。
高エネルギー加速器研究機構、ケックですね。
のソリューシ原子核研究所理論センター長で、教授の橋本翔治先生にゲスト参加していただけることになりました。
いやめちゃくちゃ嬉しいですね。
すごく感慨深くて、以前ですね、サイエントークとケックのコラボレーション会というのが過去に配信されておりまして、
でそちらでは中山先生という方に加速器のお話とか聞いていたりとか、実際にあの加速器僕たち筑波まで行って見に行った動画がYouTubeとかに上がってたりするんですけども、
その時もすごく楽しくて、でちょっとその第2弾ということで今回このソリューシ原子核研究所、通称ソ核研のセンター長である橋本先生に出演いただけることになりました。
でこの橋本先生、どんな方かというと、一番最近の書籍で言いますと質量はなぜ存在するのか、質量の謎から始まるソリューシ物理学入門といった書籍を出されていたりとか、
この書籍もタイトルからめっちゃ質量はなぜ存在するのかって考えたことありますかね、あのすごい根源的な問いだなぁと僕は思ってるんですけど、
本当今のソリューシ物理学の最先端を研究されている先生です。でせっかくサイエントークにちょっとご出演いただけるということになりましたので、
コラボレーションのキーワードとしては、ソリューシとか、ソリューシって本当これ以上分割できないっていうものすごい小っちゃい粒ですね、もう原子より小っちゃい粒ですね、
とかさっき言った質量とか、あと宇宙とかですね、そういったところがキーワードになっているかなと思ってまして、で前回の河原先生の時も質問募集したんですけども、
今回ちょっと逆に事前にこちらからちょっと質問、これどう思いますかっていうのを逆に聞いてみようかなと思ってまして、これ皆さんへの質問です。
さっき言った質量はなぜ存在するのか、これどう思いますかっていうのをちょっと一つ聞いてみたいっていうのと、これ難しいですけどね、本当なんとなくでいいです。
なんでこの世に物がちゃんとあって重さあるんだろうみたいな、ちょっと哲学的な話になるかもしれないですけど、普通に何も調べずに考えるとですけど、
でもなんかちょっと皆さんで考えてみるきっかけにもなるかなと思っていて、これ全然正解がどうとかないです。
で、あとはこの世界、この宇宙のルールとか、また素粒子みたいなものすごいミクロな世界への疑問っていろいろ持っている方はいるんじゃないかなと思ってまして、
大きく分けてその2つの質問をちょっと皆さんに答えていただけたら嬉しいなと思ってます。
これ必ず答えてもらわなくても、感想いただけるだけでも全然嬉しいんですけど、もし答えてもいいよっていう方は質量はなんで存在するんだろうっていうところと、
あとは宇宙のルール、ミクロな世界とかのなんか分からないこととかありますか、気になることとかありますかっていうのをちょっと皆さんにお便りフォームから送っていただけると嬉しいなと思っています。
で、こちら締め切りはですね、11月の16日を予定していまして、ちょっとあまり期間ないんですけども、
いただけるとちょっと事前に先生に共有して、それでちょっとPodcastのエピソード作りにつなげていきたいなというふうに思ってます。
で、さっき言った質問以外にも、普通にコメントとか先生へのシンプルな質問とかでも全然いいですし、そういったことがありましたらお便りフォームの方にお送りいただけるとありがたいなというふうに思ってます。
で、さっきの質問も結構ちょっと難しい、考えて難しいかもなーって思ったりもするんで、本当シンプルに先生の質問でも大丈夫ですし、ざっくばらんに質問を受け付けたいなと思います。
どんな感じのエピソードになるかなっていうのは、前回の河原先生のゲスト回とか聞いていただけるとイメージしやすくなるんじゃないかなというふうに思っております。
僕もこれすごく楽しみですし、あとは過去のKEGGのコラボエピソードっていうのもこれを機にまたちょっと聞いてもらえたりすると面白いんじゃないかなというふうには思いますね。
そしてもう一つ最後になんですけども、以前にですね、科学系の発信についてエピソードを出した後に議論したりとか、あとはこういった参考情報あるよっていう情報をどこかにちょっと投稿できるようにした方がいいんじゃないかという考えを持ってまして、試しにちょっと作ってみました。
それは何かというと、Redditという掲示板サイトにサイエンスボードという誰でも書き込める掲示板みたいなものを作りました。
そちらにもサイエントークの、サイエンス全般で使えるようにしようかなと思ってるんですけども、掲示板がもうすでにできてまして、概要欄の方にリンクも貼っておこうと思います。
そちらにポッドキャストの1エピソードで1つの掲示板みたいな感じで投稿もできるので、それをちょっとこちらで用意して、例えば何か質問あるとか、あとは何だろうな参考になる情報あるとか、もしかしたらここもうちょっと訂正必要なんじゃないですかっていう情報をちょっと集約したいなというふうに思ってます。
お便りフォームとかLINEのオープンチャットとかでも全然出してくれていいんですけど、そういうのに入っていない人で、もし掲示板とかで残したいよっていう人がいれば、なるべくオープンな場所でやったほうがいいと思うんで。
この掲示板Redditってやつはコメントアカウント登録いるかもしれないんですけど、全然普通に無料で見れますし、いいなと思ったコメントに高評価つけて、それをちょっと上に押し上げるみたいなこともできるんですよね。
これがどれくらい使い勝手がいいかとか、そういったところはちょっとやってみないとわからないところもあるんで、これはちょっと過去のエドワード・テラーさんの回で情報発信のやり方どうにかしないとねっていう話をした、そのソリューションの一つとしてお試しでやってみてますので、
よければこの後ですね、概要欄のURLをちょっと見ていただいて、サイエンスボードっていう掲示板がもうすでにできていますので、ちょっとそちらチェックして見ていただいて、簡単にこういう使い方いいんじゃないですかとか、そういう声もできれば集めたいなと思っています。
わざわざちょっとこういうことやるのは、科学系の発信の正解って正直あんまりなくて、ポッドキャストとかYouTubeとかそういったものも、YouTubeはまだコメント欄とかがあってできるんですけど、ポッドキャストって共通のコメント欄が存在していないので、
プラットフォーム横断的にどのアプリでポッドキャスト聞いている人でもコメントできる場所としてもこの掲示板使ってもらえたらなというふうに思っています。ちょっといろいろ分かりにくいかもしれないですけど、試しに見てみてください。
僕にコメントとか意見とか全然あれば気軽にLINEオープンチャットなりお便りフォームでも、あとはLINEの公式アカウントでも全部見てますので、うまくリスナーさんと一緒に、今聞いていただいているリスナーさんからもっともっとこれから拡大していったらいいなというふうにも思っていますし、僕は結構健全な集合場所としてポッドキャストを作っていきたいなという思いがありますので、引き続きよろしくお願いします。
お試しなのでちょっとどこまで毎回やるかわからないですけども、まずちょっと使ってみようと思います。編集中のレンからは以上です。
はい、サイエントークはこういう科学史のお話もちょっとだいぶ時間空いちゃいましたけどしたりしてます。
あとはサイエントークラボっていうコミュニティーがあったりとかLINEのオープンチャットなどもやってますんで、概要欄のリンクなりホームページなりをチェックしてみてください。
以上です。
それでは皆さん。
ウルトラフォー。
56:35

コメント

スクロール