はい、原子核物理、そうですね。我々の体っていうのはなんか例えば、いろんな組織でできていると思っていまして、なんかそれもさらにもっと細かくいくと分子。
分子をさらに細かくいくと原子。いろんな原子で僕らの体とか身の回りのものってできていると思うんですけど、
さらにその原子っていうのは原子核と周りを飛んでいる、周りにある電子で構成されているわけですけど、
その原子核の方に特に焦点を当てていろんなことを考えてみようというような学問となっています。
なるほど。教科書的には陽子と中性子がくっついているやつみたいな感じですよね。
そうですそうです。 それをもっと詳しく研究しようみたいな分野ですか?
はい、そうですね。ただこれちょっと原子核物理をやっていると言ったんですけど、ちょっとなんか普通の原子核物理とはなんかちょっと違うような立場のことを実はやっています。
はいはい、普通の原子核物理をよくわかってないからあれですけど、どう違うんですか?
はい、普通の原子核物理、例えば中性子とか陽子とかっていうのが大体多くても数百個ぐらいでできているようなものを対象にしていると思うんですけど、
僕が対象にしている原子核物理のトピックは陽子とか中性子の数がなんと10の57乗個ぐらい集まったような、
10の57乗?
はい、っていうような中性子星っていう、そういう不思議な星がありまして、なんかそれについての研究をやっています。
じゃあ宇宙系みたいな感じなんですかね、その括り的には。
そうですね、宇宙系の話、トピックもある。
へー。
なんか本当に中性子星っていうのが学際的な対象物でして、本当に天体物理の人も中性子星を見ているし、原子核物理の人も中性子を見るし、
素粒子物理の人も中性子、物性物理の人も中性子っていうような形で、いろんな人が中性子星をいろんな立場から見ているような、そういうものを考えています。
あー、そうなんですね。割と中性子星って、どうしても星っていうとその天文的な方の人たちをイメージしてましたけど、割とそういう物理学の人がガンガン研究しているような感じなんですね。
あ、そうですね。
その中性子星のどんな感じの研究というか、なかなか伝えるの難しいかもしれないですけど。
わかりました。
はい。
まずその中性子星についてちょっと簡単にご紹介させていただきますと、
太陽みたいな、そういう光勢が最後、寿命が尽きて、超新星爆発っていうのを起こすんですけど、
その超新星爆発の後にできる広報天体の一つになっていまして、
場合によってブラックホールとかができる可能性もあるんですけど、ある条件が揃うと中性子星になるというもので、
こちらがですね、まず重さですね。
質量が太陽の1倍から2倍みたいな、そういうかなり重いんですけど、
問題がですね、半径がむちゃくちゃちっちゃくてですね、半径がだいたい5から20キロぐらい、20キロメートルぐらいの半径なんだけど、
太陽と大体同じぐらいの質量を持っているような、そういう高密度の天体になっています。
ですよね、めちゃくちゃ密度えらいことになってますよね。
はい、そうですね。
たぶん宇宙で一番密度が高い対象物って言っても、もしかしたらいいのかなと思いますね。
そうなんだね。それ以上になってくるともうブラックホールみたいなことですよね。
そうですね、もううまく安定しているところだと思いますね。
うーん、その状態で一応安定はしているから観測もできるという感じですかね。
そうですね。
なるほど、なるほど。それが星が爆発した時にできたりできなかったりするっていうことですね。
あ、そうですね。
うんうんうん。
で、えーと、まあ中世史性って言っても、なんか本当にいろんな面白いトピックスがあって、
まあそんだけギューってしているので、ギューってしてるし、あの、さらに面白いことで言うと、時点がむちゃくちゃ早いんですよね。
おお、高速回転。
そうです。1秒間で本当に何百回って回転するような、本当に不思議な星。
へー、そんなに回ってんだ。すごいな。
はい。なので、なんか一つの中世史性の研究をしているよって言っても、なんかいろんな面白いトピックスがあるんですけど、
特に僕が何をやっているかっていうと、中世史性の一番中、中心部分でどういう物理になっていますか、っていうのを研究しています。
じゃあ、超高密度の中の、さらに一番密度が濃いみたいなところを研究しているってことですね。
そうです。はい。そういうことになります。
全然想像つかないですけど、どんなことやってるのか。
なんかその他、例えばなんか中世史性が多分身近に感じるトピックだと、なんか重い原子、例えばなんか原子力発電とかで使えるのはウランとかあると思うんですけど、
ウランってどこでできたんですかっていうのが、実はまだ科学、物理学ではわかっていないんですね。正しく。
そうなんですね。宇宙の中のどこでできたかわからない。
はい。どうしてウランみたいな重い原子っていうのが存在しているのかっていうのを、ちゃんとまだ説明できていないところがありまして、
それの効果として一つあるのが、中世史性の連成、中世史性2つがなんかこの、それぞれ引き合ってぐるぐる回っている、
そういう中世史性の連成の過程で、そういうウランっていうとか、そういう重い原子ができたんじゃないかっていうふうに思って。
へー、なるほど。そういう研究もあったりしますね。
だからそういうとこって、だからもう重力とかめちゃくちゃになってるわけですよね、多分。
めちゃくちゃというか、すごい複雑になって、そこで要は原子が新しくできるってことは、もう原子核と原子核が合体というか、ぶつかってとか、核融合みたいなのが起きて、
より原子番号的には大きいものができていくみたいな、もうそういうイメージですよね。
はいはい、そういうことに、あまり僕自身は詳しくないんですけど、そういったことが起きてるっていうふうに思います。
そうか、確かに、周期表の僕らが馴染み深いところって、もうありふれてるから、逆に一番最初どこなんだって言われたらむずいのかもしれないですけど、
そう考えると、周期表の下の方のやつって、そういうどこでできたのか分かんないやつとか結構いっぱいあるんですかね。
そうですね、しかもぐるぐる回っているってことなので、最近、ちょっと数年前とかにも重力波の観測で、ノーベル物理学賞とかがあったと思うんですけど、
ありましたね、うんうん。
実は重力波が一番最初に観測された例って確か、中性質性の錬成だったのでいて、
本当に、実はなんかいろんなニュースで聞く中で、実は中性質性関わっているトピックって実は多いのかなっていうふうに勝手に想像しています。
そうかそうか、その重力波は重力波でまた多分違う研究ジャンルなのかもしれないですけど、
あれもだから、えらい強い重力同士がぶつかったのを観測しましたみたいな、そんな感じのイメージですよね。
そうですね、なんか重い天体がぐるぐるぐるぐるぐるぐる回ると、やっぱりそういうぐるぐるのなんか、
なんでしょう、残りが的なものが重力波となって、我々の地球まで届いているってな感じですね。
なるほど、中性質性って結構いっぱいありますよね、きっと宇宙の中に。
そうですね、結構観測されているっていうふうに聞きますね。
そうなんですね、やっぱり例は多いのか。
で、さらにその中の研究トピックがあるんですよね、きっと。
はい、そうですね、中性質性のさらに内側でどうなっているかっていうのを考えている。
しかも、これまたちょっと複雑なんですけど、中性質性の中をどうなってますかっていうのを実際に確認することは難しいので、
それを物性物理学で似たような状況を作って、中性質性の中身をシュミレーションしようっていう、量子シュミレーションっていうようなことをやっています。
これ物性物理学はまた別のジャンルですよね、これはどういうものになるんですか。
物性物理学は、これが一番多分物理の中でも幅広いんですけど、本当に身の回りのもの、例えばパソコンだったり、
車の材質とかいろんなところに物性物理学、この金属はどういう性質を持ってますよ、みたいなところから本当に身近にある物理の一つだと思うんですけど、
特に私がやっている物性物理学は、冷却原子気体っていうような物理になります。
冷却原子気体、超冷やしてる原子の気体。
そういうことになります。
はいはい、そのまんまですけど。
あれってめちゃくちゃ強い磁場かけて、例えば水素だったら水素がどういうスピンを持ちますかみたいなのを検出して、
で、大体この水素ってこれぐらい周りに電子があってっていうのをなんとなくグラフにして構造を決めるみたいなのが有機化学でも一番メジャーな方法ではあるんですけど、
なんかその辺、あれもめちゃくちゃ冷やすんですよね。液体ヘリウムとか使ってるんですけど、だからそういうのも似たようなところですよね、きっと。
そうですね、なんかちょっとあまり実験、そこまで詳しくはないんですけど、多分ある種、ある種なんか似たようなところはあるのかなと思いますね。
で、そこからそれを使ってどういうことを研究するんですかね?
まず、もう1回中性地性に戻るんですけど、中性地性のじゃあ内部、すごく内側で何が起こってるかっていうのを研究しているんですけど、
そこではいろんな説がありまして、クォークっていうようなものがクォークでできてるような層があるんじゃないかっていうことも言われてます。
クォークって何かっていうと、その中性子とか陽子とかっていうのが最小単位だと思いたいわけですけど、実はそれだけでは。
理科的にはそうですね。
そうですね、理科的にはそうなんですけど、それだけじゃあまり説明できないこともたくさん世の中にあって、
この中性子とか陽子とかっていうのがもっと小さい単位、クォークって呼ばれているものを3つでできているっていうふうに思ったら、いろいろと辻褄が合いやすいっていうことで、
そういったクォークっていうものを考えるっていうのが物理学では行われます。
これ何が一番イメージあるんだろうな。
多分よくニュースになっているのは、スーパー神を噛んでみたいな、ああいうのってなんか素粒子検出しますみたいなので、
なんかちょいちょいニュースになってたりしますよね。
はいはい、そうですね。
それで聞いたことある人いるかもしれないですね。
クォークみたいな言葉って。
そうですね、たぶん神を噛んでとかだとヒッグス粒子とかをたぶん。
ヒッグス粒子とか電子とか光の光子とかっていうのはまとめた括りとして素粒子ってものに区分されるんですけど、
このクォークっていうのも同じく素粒子の一つとなっています。
その素粒子っていうのが3つ組み合わさって、3つしかもそれぞれがですね、光の三原色になぞられたカラーって呼ばれるような自由度を持っていて、
そのカラーが光の三原色って赤、青、緑で合わせたら白色になると思うんですけど、
そういった組み合わせになるように中性子とか陽子を作っているというふうに考えましょうっていうのがQCDって呼ばれているような、
原子核物理の理論になります。
なるほど、なんか式的にはそういうふうにすると結構辻妻が合うよっていうことですね。
はい、そうですね。なんかちょっと難しいことは言ったんですけど、中性子とか陽子っていうのは実は3つのクォークって呼ばれているものでできていますよっていうのがポイントです。
なるほど、なるほど。
で、このクォークっていうのがあると思っているわけですけど、実はですね、これ実験では見れていないんですね。
クォーク単体だと。
じゃあ、紙の上で存在しているみたいな。
はい。
理論ではあるみたいなそんな感じですよね。
そうですね、現状では、それとも現状ではそうでして、なんかその閉じ込めっていう、これ専門用語なんですけど、
閉じ込めっていう機構が働いてクォーク単体では見れませんよっていうのが今の理論ではあります。
閉じ込め?
はい。
本当に閉じ込めるの閉じ込めですか?
あ、そうですそうですそうです。閉じ込めですっていうのが、
普通はなんか、普通の力って遠ざけていったら弱くなっていくっていうのが、例えばなんか重力とか電磁気がで習うような力、
多分遠ざけると力がどんどん弱まっていきますよっていうのが多分普通だと思うんですけど、
そうですね。
このクォークに働く力っていうのは実はそうじゃなくて、遠ざけたら弱まりますよっていうようなそういう話じゃないので、
引き剥がそうとしても結構強くガッシリとつくんでいますので、クォークだけで見れますっていうことがないっていうようなものとなっています。
あ、そのもうセットで存在しちゃってるからみたいなことですか?
はいはい、そうですそうです。
1個だけを取り出すみたいなのが力かけようが何しようが剥がれないみたいな。
はい、そうですね。原料だとそういう風になっています。
ここで1個何か概念を追加したいのが平均粒子間距離っていう言葉をちょっとこの後使っていくんですけど、
その名の通り、例えば中性子と中性子の間の距離だと思っていただけたらいいんですけど、
先ほど言ったように中性子っていうのはぎゅーっと、中性子っていうのはぎゅーっと詰まった天体で、しかも中身に行けば行くほどもっとぎゅうぎゅう詰めなんですよね。
じゃあぎゅうぎゅう詰めだとどうなるかっていうと、中性子とかって大体大きさがありますと。
中性子と中性子の間は大体これぐらい離れてますよって平均粒子間距離っていうのもあるんですけど、
ぎゅうっと詰めていくと中性子と中性子が平均粒子間距離よりも短くなって、
ある種中性子と中性子が重なって見えるようなぎゅうぎゅう詰めの状態に中性子性になってるんじゃないかっていうふうに思えるんですね。
なるほど、それは観測はできないけど、理論上そうなんじゃないかみたいな。
はいはい、そうですそうです。
理論上そういうことになってるんじゃないかっていうことが一つ示唆されていまして、
そういった世界ではどういう物理になっているかっていうふうなことを結構いろんな人が議論しているんですけど、
多分科学だとよく出てくるやつでもうまさに結合を作るときですよね。
結合を作るときに上向きのスピンと下向きのスピンが安定なところに入りましたで結合できますみたいなそういうフロンティア軌道論みたいなのありますけど、
いや夕日科学やってる人はそれが結構なじみ深いところかなって気はしますね。それが電子以外もいろいろあると。
あ、そうですね。電子以外のそういうフェルミオンって呼ばれてる粒子も似たような性質がありますよ。
一方でボソンっていうのがちょっとこれの常識を超えていまして、例えばですね電子がボソンだったらっていう例えをするとちょっといいのかなって思ったんですけど。
電子がボソンだったら。
電子がボソンだったら先ほど計画に電子何個も入れないじゃんっていう話をしたんですけど計画に電子何個も入れるようになっちゃいます。
常識破ってくるみたいな感じですか。
そうです。要するにそのエネルギーが低い状態に何個も粒子が同じ状態取れますよっていう性質を実は持っています。
なのでちょっと長くなったら整理しますとフェルミオンっていうのが同じ状態、要するにエネルギーが一番低い状態に何個も電子同じ電子とか同じフェルミオンが入れるわけじゃないよっていうのがフェルミオンの性質。
一方でボソンっていうのは何個も入れますよっていうのがボソンの性質です。
でここで超伝導の話にちょっと一旦、ごめんなさいさっきから行ったり来たりしてるんですけど。
さっきクーパーペアを組んだらいいですね。クーパーペアを組むとエネルギー的にお得ですねっていうふうな説明がこれでやっとできるんですけど実は。
クーパーペアを組む前の電子っていうのはフェルミオンなのでエネルギー低い状態に入れるわけじゃなくて、
エネルギー低い状態にもうすでにいたらそれよりもエネルギー高いとこ、それよりもエネルギー高いとこ、それよりもエネルギー高いところにしか電子は入れないよっていうような性質だったわけですけど。
クーパーペアを組むと実はこれですねボソンになっちゃうんですね。
変わるんですか性質は。
そうですね。
正しく言うとボソン的になってフェルミオンとフェルミオン合わせてボソン的に振る舞うので実はさっきまで同じところに入れませんよってたくさんの電子がいたわけですけど、
みんなクーパーペア作ってボソンみたいに振る舞えるようになったらみんなエネルギー低いところにボソンなので入れちゃうんですね。
面白いですねペアになると。
そうですそうです。だからエネルギーが低い状態っていうのが作れますよっていうのが先ほどの超伝導の話だったんですね。
じゃあここで舞台を中性質性にちょっと戻したいんですけど、
じゃあここでクーパートリプルクーパーペアの3つ番ですねフェルミオンとフェルミオンとフェルミオンでできてるんですけど、
じゃあこのクーパートリプルはフェルミオンですかボソンですかっていう問いを投げかけると実はこれフェルミオンなんですね。
よく見てあげると実はこれって別に個性が違っているやつがいてもいいわけで、
特に中性子性みたいなたくさんクーパートリプルがいますよっていう風に思っている世界ですと、
この個性っていうのがすごくキャッチーな言い方をすると、個性が際立ってくるんですね。
個性が際立ってくる。
このクーパートリプルとこのクーパートリプルなんか同じようなものなんだけど、
実はちょっと違うクーパートリプルだという風に思ってあげたら、
これってエネルギー低い状態にいてもいいでしょっていうような話になってます。
そういうことか。
全く同じやつ全部じゃないのは、それはいっぱいいたらっていうことなんですか?
そうですね。いっぱいいたらっていうことになりますね。
特に電子とかってよく転粒子だっていう風に言われるんですけど、
本当に構造を持ってないっていう意味で、それ以上分けれませんよっていう意味で転粒子だという風によく言ったりするんですけど、
クーパートリプルっていうのは3つの粒子でできていますので、
ちょっと内部構造的なものを持っているんです。
例えば原子核って用紙とか中性子とかでいっぱいできてる。
あれって内部構造がありますよね。
普通の原子とかって内部構造があるわけですけど、それとある種同じように3つの粒子でできてるんだから、
クーパートリプルっていうのは内部構造を持っているっていう風に思ってあげると、
この内部構造がうまく効いてきまして、
内部構造がちょっと違うようなクーパートリプル同士はこれ別物だっていう風に見なしてもいいじゃないかと。
見なしてあげたら、こいつらエネルギー低い状態にクーパートリプルフェルミオンなんだけど、
たくさん入れますよねっていう論文をちょうど1年前にアクセプトされたんですけど、そういうのを書きました。
なるほど、内部構造が違うっていうのは、
例えばその3つトリプルのやつ番号というかABCみたいな名前つけるとしたら、
こいつはABCの中でもAとBがちょっと近いよねとか、
こっちはBとCが近いよねみたいな、そういう個性の違いみたいなイメージですかね、内部構造が違うっていうのは。
そうですね、そう捉えていただくのがたぶん一番スッキリすると思いますね。
それが違うっていうのは、それは理論的にそうなんですか?
理論的に実はそういうことが言えます。
ちゃんと計算してあげると、
普通のフェルミオンだったらこうなるっていうことが分かっている関係式が、
そうならないっていうことを証明することができたので、
じゃあフェルミオン凝縮するやんっていうのが分かりました。
なるほど、そういうことか。
なんとなく分かってきましたね。
でもそれってその内部構造のパターンというか、
それって限りあるんですかね、内部構造が違うのって。
そうです。
いや、なんか計算ミスじゃないのかなって言って1回出に行ったんですけど、
その後30分ぐらいに帰ってきて、
え?ってまた帰ってきて、
3度目に、やっぱそういうのあっていいかもしれないみたいな。
ずっと考えてたんでしょ、それ。
そうですね、っていうぐらいやっぱり衝撃的で、
やっぱりいまだにそういう学会とかで喋ったりすると、
やっぱりまだ本当に会議的な方ってももちろんまだたくさんいるんですけど、
結構最近だと我々の理論をサポートしてくれる人もちょっと増えてきたっていうような感じです。
すごいな。
それ、そっか。
意外と何も知らない学部生がやったらいい時も確かにあるのか。
なんかちょっと知れば知るほど常識にとらわれちゃうみたいなのあるんですかね、やっぱ。
そうですね。
ちょっと多分僕の、今回のケースは多分僕が思うには絶対あると思っていて、
本当になんかフェルミオンとかボソンとかは何となく知ってたけど、
なんかその結果が出てきた時には、これフェルミオンだからありえないじゃんって、
多分捨てなかったのは何も分かってなかったかと思うんですよね。
だからむしろそれがいい方向に働いて、
なんか実は新しいこと言えちゃったっていうふうになったのは何でしょう、
なんかそんな何も知らないまま研究に行っていいのかっていうのは多いので、
まあなんかそういうのがあったおかげだろうからっていうのはちょっとありますね。
めちゃめちゃドラマチックだな、これ。
すごいな、なんか先生の家に泊まらせてもらってたのもまずすごいですけど、
ずっと研究してたんですか、それ。
そうですね、研究とあとやっぱりアウトリーチのお手伝いをさせていただいていたので、
なんかそういったお手伝いも兼ねて、いろいろとお世話になっていましたね。
すごいな、でもそれもしかしたらそうかもで、
ちゃんと理論として成り立つ結果出せるのもやっぱすごいですよね。
そこは先生もサポートしてくれたのかもしれないですけど、いろいろと。
はい、そうですね。
だって多分その学会の潮流とか常識みたいのがある場合って、
多分主張するのめっちゃ大変じゃないですか。
そうですね。
どっか穴ないかなみたいな見方されるじゃないですか、絶対。
はいはいはい、そうですね。
やっぱありますよね、それ。
いや、あります。やっぱり論文出すときにレフェリーがついていろいろとコメントをくれるわけですけど、
やっぱりどのレフェリーも、いや嘘だろうみたいな。
そうそうそう、なんか論文通んないんじゃないかなって気がすごいしたんですけど。
そうですね、一発目は実は落とされて、雑誌買えたら一発で通ったんですけど。
そうなんだ。
やっぱりなんか人によって見たら、いやあり得ないだろうっていうより、いやそんなんじゃないじゃんっていうふうに言うんですけど。
そうですね、教科書にも確かにやっぱそう書いてるほど、やっぱ物理の、物理コミュニティの中ではもう広く普通に知られていた常識だったからこそ、