1. サイエントーク
  2. 83. ミニチュアの起源は不老不..

ミニチュアはミニマム由来ではない?ミニチュアのミニを辿ると化学史につながる?ミニウムというものをきっかけに錬丹術のお話をしました。

◆Amazon Musicで科学系ポッドキャストスタンプラリー開催中!

詳細はこちらから → https://music.amazon.co.jp/podcasts/pages/stampcard

Xで説明もしています。 → https://x.com/REN_SciEnTALK/status/1701634885558100235?s=20

【トピック】

・ミニチュアはミニマムと語源が違う。

・赤い石から銀の液体が出た!

※本編でも出てきますが、現代のミニウム自体は鉛丹のことを指します。丹色という言葉もありますね。

・不老不死を求める人類

・始皇帝も飲んだ?不老不死ドリンク

・仙丹と錬丹術

・現代の錬丹術ってなんだろうね。

※配信前日に⁠ゆる言語学ラジオ⁠でもミニチュアの話をしていたことに気が付き、同じような文庫のツッコミがされていてビビりました(つぶやき)


◆新ポッドキャスト サイエンスディスカバリー!

⁠Apple Podcast⁠

⁠Spotify⁠

⁠Amazon Music⁠

◆公式サイトがリニューアルしました!

→ https://scien-talk.com/


【参考文献】

・元素に名前をつけるなら 江藤和弘 著

The Colorful History of 'Miniature'

・「化学の歴史」が一冊でまるごとわかる 齋藤勝祐 著

・ケミストリー世界史 大宮 理 著

・世界史は化学でできている。 左巻健男 著


ご意見や感想は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠おたよりフォーム⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠あるいはTwitter ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠#サイエントーク⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ まで!

【コミュニティ】

サイエントークラボはこちらから→ https://note.com/scientalk/n/nfac5a81de65c


おたよりはメール(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠scientalkclub@gmail.com⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠), LINE(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://lin.ee/L4HmLWl⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠)でも募集中。 お問い合わせは scientalkclub@gmail.com まで。

【YouTube】

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.youtube.com/channel/UCn3buED4vDrWdPi3E_POGVQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

映像協力: 自走形remonさん(https://note.com/runningremon/)、ツバサさん(https://twitter.com/283create)

【Twitter】

https://twitter.com/SciEn_TALK

Twitterコミュニティ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠「科学ニュースクラブ」⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠!おもしろ科学トピックが集まってます。


【サイエンマニア】

レンがゲストと世界を探求する番組

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://scientalkclub.wixsite.com/scienmania⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

【BGM】

オープニング:オリジナル曲

トークBGM:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠DOVA-SYNDROME⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠トーマス大森音楽工房

サマリー

ミニチュアの語源は、細密画からフランス語の「ミニアチュール」となり、さらに小さい挿絵本になりました。また、この「ミニアチュール」はもともとは赤いインクを指しており、その赤い石が加熱すると銀色の液体(水銀)に変わるという発見がされ、当時の中国の人々はこれを不老不死の薬と結びつけました。今回のエピソードでは、不老不死の研究からミニチュアの起源や、水銀と錬丹術の関係について話されています。水銀を含んだ不老不死の薬や錬丹術のブームなど、人々が死にたくないという願望から生まれた試みが紹介されています。ミニチュアの起源は不老不死研究につながります。中国の人々は赤い石から水銀が出てきたことを不老不死の薬だと考え、錬丹術が発展しました。Amazon Musicとのコラボレーション企画が始まり、ポッドキャストを聞くことでAmazonポイントがもらえるキャンペーンが展開されています。キャンペーンの期間は9月13日から9月26日までで、エピソードを聞くとスタンプが獲得できます。

ミニチュアの起源と差し絵
スピーカー 2
レンです。 エマです。サイエントークは、研究者とOLが科学をエンタメっぽく語るポッドキャスト番組です。
僕、ミニチュアダックスフントが好きなんですよ。 ダックスフントだっけ?フンドだっけ?
フント。 フントか。 割りDだけど、ドイツ語的にはト。 フンドだと思ってた。
そこどうでもよくて。 好きだよね。君は胴体が長くて足短い系の生き物好きだもんね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。 プレーリードッグとか。 そう、プレーリードッグとか。
あれってさ、ダックスフントがいて、その小型のやつがミニチュアダックスフントなんですけど。
ああ、そうなんだ。おっきいやついるんだ、じゃあ。 まあ、おっきいって言ってもちょっとひと回りおっきいぐらいだけど、ミニチュアってどういう意味ですか?
ちっちゃい。 ですよね。 よくさ、シルバニアファミリーとかのミニチュアみたいな、愛の言うじゃないですか。
このミニチュアって、ちっちゃいっていうミニマムから来ているわけではないんですよ。
スピーカー 2
どういうこと? 別の語源でたまたま同じミニっていう言葉を使ってたっていうことですか?
スピーカー 1
そう、ミニチュアって全然関係ないのから来てるんだけど、そのミニチュアの語源をさかのぼると、錬金術の始まりにかかわってくるっていう。
話なんですよ。錬金術というか、そういう科学にもちょっとつながるような、化合物に結びつくんですよ。
スピーカー 2
あ、化合物の名前から来てるんだ。そういうわけではなくて。 そういうわけではない。
スピーカー 1
ほんとにたどったら化合物に行きつくんだけど、ほんとは今日ミニチュアダックスフントの話も、500分ぐらいしたいところではあるんですけど。
スピーカー 2
500分、めっちゃ語れるやん。
スピーカー 1
今回、ミニチュアとそれをさかのぼってたどり着く化合物の話をします。
スピーカー 2
化け学の始まりのシリーズの話です。
スピーカー 1
じゃあ最初に、ミニチュアの謎を解くところから入りたいんですけど、ちょっとずつ時系列を戻っていく感じで。
スピーカー 2
だんだん昔になっていく。
スピーカー 1
そう。で、もともと、この言葉としてのミニチュアの語源を言っちゃうと、ミニアチュールっていう、これは本の差し絵のことなんですよ。
スピーカー 2
ひとつの単語?
スピーカー 1
そう、ミニアチュール。これもともとフランス語かな。
フランス語で、古代から中世の本の差し絵のこと、細密画とも言うんだけど、細密は細いに、密度の密に、画用詞の画。
で、これを英語読みしたら、ミニチュアになったと。
全然違うじゃないですか、意味が。
スピーカー 2
確かに、差し絵がちっちゃいっていうことなのかもしれないけど、それにしてもかけ離れてるよね。
スピーカー 1
そうそうそう。じゃあ、これ、なんでこのミニアチュールっていう差し絵が小さいみたいな意味になったでしょう?
スピーカー 2
で、その差し絵が本に比べて小さかったから。
スピーカー 1
本に比べてってか、まあ、惜しいかな。
結構ね、一枚絵みたいな感じなんだよね。見開きでボーンって絵描いてるみたいな。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
なんか差し絵って言うからさ、なんかちょこっとした絵なのかと思ったけど、一枚バンって。
スピーカー 1
っていうのが結構多いんじゃないかな、俺が見たところ。
じゃあ、大きいね。
本に対しては結構大きめ。
スピーカー 2
まあ、でも、その文章の量に比べたら少ないから、そういう意味で小さいってことなのかな。
スピーカー 1
なるほど、そういう細かい、ちっちゃいってことね。
めちゃくちゃ惜しいんだけど、これ。
これね、本自体が小さくなっていくんですよ。
これ、もともとイラストが書いてある本自体は、3世紀ぐらいから存在してて、
スピーカー 2
で、この本のサイズが13世紀ぐらいにかけて、めっちゃ長い期間かけて、本の需要自体がどんどん多くなっていく。
スピーカー 1
だけど、紙はそんなない。
だから、どんどん紙を削減するために、文字も絵もちっちゃくなっていくみたいな、すっごい大きい流れとしてね、あるんですよ。
なんで、そういうミニアチュールって言われてた、挿絵が入ってる本みたいな、
ミニアチュール自体は絵のことだけど、それもどんどんどんどんちっちゃくなったと。
で、小さいっていう意味がついて、
スピーカー 2
で、もともとあったミニっていう、小さいっていう言葉と混同されて、今のミニチュアになってる。
スピーカー 1
っていう感じなんですよね。
スピーカー 2
じゃあ、結局は挿絵がありがなしかって、特に関係なく、
本自体が3世紀から13世紀にかけて小さくなっていったから、その流れでちっちゃいっていう意味になったのか。
スピーカー 1
本全部っていうか、このミニアチュールっていうものは、特にちっちゃかったらしい。普通の本に比べても。
スピーカー 2
挿絵の本のほうが、なぜか小さくなったんだ。
スピーカー 1
そうそう、より小さいものが多かったらしい。
スピーカー 2
なぜか文庫本のほうがちょっと小さいみたいな、そういう感じ。
スピーカー 1
そういう感じだと思うよ。
スピーカー 2
ミニアチュールっていうカテゴリーは、もう小さいものでかつ絵がある。
スピーカー 1
そうそうそう。
はい、編集中のレンです。
ミニアチュールからミニチュアへ
スピーカー 1
ミニアチュールに対して、結局小さいっていう意味が定着したのは、なぜかっていうところに関して補足なんですけど、
この挿絵が入った本自体も小さくなったっていうのは、絵記載があったんですが、
さらに、普通に飾るような絵画とか、大きい絵に対して、本に描かれている絵は小さいっていう意味でも、ミニアチュールに小さいっていう意味が定着していったんじゃないかというふうな説が一応ありました。
それから、挿絵の絵も細密画って呼ばれるくらいに、細くて細かい線のものが13世紀以降どんどん増えていって、挿絵のサイズ自体も小さくなっていたみたいですね。
13世紀より遡ると、もっと大きなでっかい花の模様とか、そういったものが流行していたようですけども、絵も小さくなったし、本のサイズ自体も小さくなったし、
そして、その小さいっていうのは、普通の絵、絵画に比べてもかなり小さいっていうところで、小さいという意味が定着していったみたいです。
あの、もやもやしてたんで、ちょっと調べて追加しました。以上です。
ざっくりそんな感じなんですけど、じゃあ、このミニアチュールのミニは、じゃあ何なんて言うの?
スピーカー 2
でも、ひとつの単語なんでしょ?
スピーカー 1
ひとつの単語ではあるけどさ、もともと何かから来ているわけじゃん。
スピーカー 2
あ、語源的?
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
わかんない。
スピーカー 1
で、これが、いや、これはまあたぶんわかんないと思うんだけど、これはもともとミニウムっていう顔料の名前なんですよ。
スピーカー 2
おー、なんかだんだん科学っぽくなってきたね。
スピーカー 1
そうそう、インク。これ赤いインクなんですよ。ミニウムって。
スピーカー 2
そこから、その赤いインクを使ってる絵でミニアチュールになってるっていう流れらしいんですよね。
スピーカー 1
ミニマムのミニじゃない。
じゃあ、このミニウムって何だっていう。
で、これは何かっていうと、赤い色の石の名前なんですよ。
スピーカー 2
おー、好物。
これを削ってとか、そういう赤いインクっぽくして、塗って使ってたみたいな。
これ、カンボジアのアンコールワットとかにも使われてるらしい。
ミニウム。
スピーカー 1
で、さらにこのミニウムをさかのぼると、もともとミーニョっていうイベリア半島にある川の名前に行き着く。
ミーニョ。
スピーカー 2
かわいい名前だね。
ミニウムから不老不死の薬へ
スピーカー 1
でもさ、これイベリア半島わかる?
スペインとかポルトガルとか。
スピーカー 2
あ、あそこか。
スピーカー 1
スペイン語っぽいね、ちょっとミーニョみたいな。
スピーカー 2
そっか、確かになんか、セニョールみたいな。
スピーカー 1
そうそう、セニョールみたいな。
スピーカー 2
アミーゴみたいな。
スピーカー 1
そう、これスペイン語でもポルトガル語でも、なんかミーニョっていらっしゃるけど、
その川のところでとれたんじゃないっていう、そこからミニウムっていうのができてる。
これはね、ミニチュアをたどると、こんななんか最終的に石の名前とか川の名前になるんだけど、
このミニウムは赤い石っていうざっくりとした意味なんだけど、
これ今の時代のミニウムと昔のミニウムはちょっと違うみたいなのがあって、
とりあえず赤い石はその辺にあったやつ全部ミニウムって言ってたんだけど、
科学的にはミニウムも2種類あるよねみたいな。
分かってて、酸化された鉛っていうのが今言うミニウム。
で、それ昔もあったやつ。
で、その中に入ってた硫化水銀っていうものもあって、それも赤いんだよね。
それもミニウムって昔呼ばれてた。
スピーカー 2
ミニウム自体は赤い顔料だっけ?
そう。
スピーカー 1
その成分が硫化水銀か酸化鉛っていうことですね。
そうそうそう。
で、ちょっとこれややこしいんで、いったんまとめますと、
ミニチュアは、だからもともと赤い色の石の名前でもあったと、ミニウムっていう。
で、その石の名前が冊絵のインクになって、
で、その本がちっちゃくなって、ミニアチュールになって、
英語読みのミニチュアになった。
スピーカー 2
そう考えるとさ、なんか言葉の変化ってだいぶ、すごい変化の仕方するね。
スピーカー 1
そう、むちゃくちゃじゃん。
スピーカー 2
なんか発想ゲームみたいな、そんな感じで変わっていくね。
スピーカー 1
そうそう、おもしろいよね。
で、注目すべきはこの石なんですよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
赤い石ね。
このミニウムってやつは、前も金属の話とかしましたけど、
古代の人って、みんな石を砕いたり、あとは加熱したり冷やしたり、
いろいろやって、使えるもんないかみたいな、調べまくったみたいな話を前にしたんですよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
鉄とか銅とかね。
このミニウム、めっちゃ加熱して、加熱した蒸気を冷やしたら、銀色の液体になるんですよ。
スピーカー 2
うんうん、水銀。
スピーカー 1
水銀、そう、すごくない?
だって、赤い色のやつをさ、加熱してさ、冷やしたらさ、銀色の液体なんだよ。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
当時の人、びびるじゃん。
なにこれ?みたいな。
っていうのが、これけっこう大発見というか、当時の人にしたら。
スピーカー 2
その当時は、水銀もまだ見つかってなかったのかな?
スピーカー 1
水銀自体は、だからこれが水銀だったって話だよね。
スピーカー 2
じゃあさ、初めてさ、金属なのに液体のものを見つけたら、だいぶびっくりするよね。
スピーカー 1
うん、びっくりするよね。
まあ、水銀の発見自体、これ同一なのかな?
違うかもしれないけど。
スピーカー 2
まあ、すでに見つけられてたとしても、水銀なんてさ、そんなパッて出てくると予想しないから、びっくりだよね。
スピーカー 1
うん。
で、これがさ、人間の学問とかが発展してなかったらさ、
銀色のやつ出てきてさ、「うわ、すごーい!」って終わるじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なんか、とりあえずすごいぞ、みたいな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、終わると思うんですけど、これが見つかったとき、これ中国の話で。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
中国に、この赤い石、中国でいうミニウムは、神社って呼ばれてるもので、
スピーカー 2
神社?
スピーカー 1
うん、神社の神話、中国に神宗っていう地域の名前、なんちゃら宗とかの。
神は、ねうしとらうたつみのたつの神の、神のすなって書いて神社ってのがイコールなんだよね、この竜化水銀。
スピーカー 2
神宗にあった赤い石なんだね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
加熱したら水銀が出てきたと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、当時の中国の人は、これ見て、これは不老不死の薬なんじゃないかっていう、って思った。
スピーカー 2
それもだいぶすごい発想だけど、でもたしかに、神秘的だよね、たぶんちょっと。
スピーカー 1
うんうんうん。
まあ、でも、これにはけっこう深い理由があるんですよ。
スピーカー 2
あ、そうなんですか?
スピーカー 1
だって、いきなりさ、そんな銀色の液体できてさ、不老不死の薬ってならなくない?
スピーカー 2
うん。でも、見た目かっこいいから、あ、これ不老不死の薬だって思ったのかなって。
スピーカー 1
いや、だいぶ安直だけどね、なんか、その理由で飲めるんだったら別にいいけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、これなんでそういう発想になったかっていうと、当時の中国人の発想、思想で、
もうみんなね、けっこう不老不死の薬が欲しい、死なない先人になりたいっていう人たちがいたの。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
やっぱね、人間ってね、死に対する考え方にね、やっぱ突き動かされることがけっこうある。
スピーカー 2
そうだよね。
うん。
不老不死の研究とミニチュアの起源
スピーカー 2
死にたくないもんね、みんな。
スピーカー 1
そう、死にたくないし、
あとは、その死が怖いから、来世のこと考えて、エジプトだとミイラ作ってたじゃん。
みたいな感じで、中国では死なないために薬を作ろうって考えてたの。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、ずっとその薬が探されてたの。
なんかねえかっていう。
そこにこの新社の水銀がジャストフィットするの。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
見るからに、すごいぞみたいなのがいきなり出てくるわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
いろんな意思をやってるけど、こんな銀色の液体出てくるやつなんてないぞみたいな。
スピーカー 2
でも、結局じゃあ、やっぱ見た目がかっこいいからじゃないの?
スピーカー 1
見た目はちょっと関係あるんだけど、もうちょっと理由あって、
そもそも赤い色自体も血液を連想してたんじゃないか説とかもあるんだけど。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
とか、で、そこから銀色のものが出てくるじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、まずこれが全然腐ったりもしない。
スピーカー 2
うんうんうん。
し、そこにさっき言ってたような、水銀かっこいいというか、それ自体に永遠のものを感じた説っていうのもあるんだけど、
スピーカー 1
で、もう一個が、この水銀に異様を反応させたら元の死者に戻る。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから循環するよね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
これも永遠に結びついた説とか。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
スピーカー 1
あと、これ最後のやつが面白くて、水銀自体を加熱すると赤っぽい酸化水銀になる。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
350度くらいだったら。
うん。
だからそれも一瞬戻ったように見えるわけよ。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
で、それをさらに加熱して500度くらいまで加熱すると、また水銀と酸素に分解する。
スピーカー 2
ほうほう。
スピーカー 1
で、「あれ?これ無限ループじゃね?」ってなったらしい。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
だから、そういう永遠の循環みたいなので、これは不老不死の薬みたいな効果があるんじゃないかっていう。
スピーカー 2
うーん、そっか。
スピーカー 1
すごい発想じゃない?これ。
スピーカー 2
すごい発想だね。
まあ、でも、当時の思想的には、そういう循環しているような物質だったら、不老不死に結びついちゃうんだね。
スピーカー 1
うーん。
まあ、でも、なんかそう思っちゃいそうな感じはするかなっていう。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
なんとなくね、気持ち的に俺はわかる気もするけど。
スピーカー 2
気持ち的にはね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でも、現代の科学を知っている私たちからしたら、そんな別に、なんか知見とかしたわけじゃないし、みたいな。
いや、めちゃくちゃ現代人だったらそうだね。
スピーカー 1
いや、でもこれさ、今だからさ、こうやってさ、いや、そんなわけねえじゃんって思うけどさ。
スピーカー 2
そうだね。
それ、俺らの常識だってさ、しかもその時のさ、水銀を加熱して酸化水銀になって、また酸水銀に戻るみたいな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それ全部酸化還元反応で説明がつくわけよ。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
銀色だ、赤だ、また銀になったぞって盛り上がってるのがさ、その反応を見守ってる昔の人みたいな構図。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
結構、おもしろくない?なんか。
スピーカー 2
おもしろいね。
スピーカー 1
おもしろいよね。
だから、現代でそれ全部説明ついちゃうのもすごいおもしろいなと思ってて。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
化け学で昔の人たちが何やってたかわかるってね。
スピーカー 2
うん。
水銀と錬炭術
スピーカー 1
で、結論、この銀色のやつを、そっからなんかもういろいろなものと、ちょっと健康によさそうなものみたいなのをミックスしたりして、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
この不老不死の薬っていうものを作るんですけど。
スピーカー 2
うん、めちゃくちゃ体に悪そう。
スピーカー 1
そう。
もう、水銀って知ってると思うけど、もう中毒症状を引き起こしてるんで、飲むと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
めちゃくちゃ毒なんですよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だけど、偉い人に、てかそもそも偉い人が不老不死の薬欲しいってなってるわけよね。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
だからみんな、うわーって探して、できたぞーっつって持ってって、偉い人も、やったーって言って。
スピーカー 2
え?ちょっとさすがに毒味とかしないんかな?
スピーカー 1
毒味はね、ちょっと知ってたかわかんないけど、まあ偉い人飲むんすよ、これ。
スピーカー 2
あー、飲んじゃうんだ。
スピーカー 1
めっちゃ死んじゃうんすよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
当たり前なんだけど、これ、真の始皇帝とかって聞いたことありますよね、たぶん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
その人もね、これによってね、死期を早めたって説がね、
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
スピーカー 1
あったりもする。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
だから、当時の権力者たちは、やっぱ不老不死を求めた結果、かっこいい水銀に行き着いて、それを飲んで、逆に死ぬのが早くなっちゃったっていう、ちょっと悲しいことが起きてるんだけど。
スピーカー 2
うんうんうん。
その水銀イコール不老不死の薬説っていうのは、どっかで、あ、やっぱこれ違うわって気づいたのかな。
スピーカー 1
そうそうそう。
さすがに人めちゃくちゃ死ぬんで、気づいて、もうこれは、もう衰退するとか、全然流行らなくなるんだけど、
だけどね、薬を作ること自体は、ずっと流行るっていう感じだね。
スピーカー 2
あー、じゃあ、それが薬作り始めた初めのきっかけだったの?
スピーカー 1
あ、不老不死の。
スピーカー 2
不老不死のっていうか、薬を作るっていう行為自体が、そのとき初めて行われたっていうこと?
スピーカー 1
それ自体はもうちょっと前かもしれないけど、治療とかっていう。
でも不老不死を求めようみたいなやつは、この辺が最初じゃないかな。
スピーカー 2
あー、じゃあ不老不死の薬作りのブームのきっかけになったのか。
そうそうそう。
スピーカー 1
で、こういう薬のことを千人、要するに不老不死になるっていうのは、もう千人になるみたいなことなんですよ。
スピーカー 2
伝説の千人にみんななりたいみたいな感じでやるんだけど、その千人になれる薬のことを、千炭っていう風に呼ばれてた。
スピーカー 1
炭は丹念の炭ですね。
で、この千炭を作ろうとするのを、錬炭術って呼んでたんですよ。
錬金術に似てますね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
そうそう。これね、錬金術とも非常に近いもので。
錬金術が金とか、それも不老不死も作ろうみたいなのも入ってるんだけど、
その中でも中国で独自に発展していったのが錬炭術っていうもの。
ローカル錬金術みたいな感じですね。
スピーカー 2
そうだね。
もうじゃあ、結構いろんなところでさ、そういう時代、同時期だったのかしらないけど、同時期の頃。
そういうの作りたくなるものなんだね。
スピーカー 1
そうそうそう。
錬金術の話はまだしてないんだけど、
その前にこういう、なんか物を作るっていうモチベーションは死ぬっていうのが嫌だっていうのがあって、
それを突き詰めると、たまたま見つけた赤い石から水銀が取れて、それを飲んじゃうみたいな、
そういう人間の謎行動に発展してるっていう感じだよね。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
ここで言いたいのはそういうこと。
一回だから衰退するんだけど、
体の外で何か作って摂取するんじゃなくて、
その後の錬炭術ってやつは、
今度体に原料を取り込んで、体の中で不老不死の薬みたいなのを作れるんじゃないかっていうのがブームにもなったりするんだけど。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
でも今でも生物を利用してお薬とか作ったりするから、なんかその考えとちょっと似てるね。
スピーカー 1
まあでもね、ここで言うね、体の中で作るっていうのは、気力とかも入ってくるから。
スピーカー 2
気力なんだ。
スピーカー 1
精神的な、よくあるさ、何て言うだろう、合気道じゃないけど、合気道違うな。
まあその人に流れる気を操って病気治すみたいなのとか。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
あったりするじゃん、修行みたいなね。
スピーカー 2
この原料に、なんかこの精神力を追加するぞみたいな、そういう意味で使ってたんだ。
スピーカー 1
あ、そうそうそうそう、そういう感じのね、もので不老不死を目指すっていう方向にその後は行くんだけど。
スピーカー 2
っていうのが錬炭術ってものですね。
体の外でこの錬炭術をやるのを、外炭って言って、そっから先は体の中でやるのを内炭と言ったりするんだよ。
スピーカー 1
まあなんか、いろいろあれこれやって、とりあえず死にたくないっていう。
スピーカー 2
そうだね、その当時は全く科学とかなかったけど、同い頭でいろいろ考えて、外炭とか内炭とかいろいろとりあえず試してみたんだね。
不老不死の薬作りのブーム
スピーカー 1
そうそうそう、当時だからでも、水銀がいいと思って飲まれて命が失われた数とかも多分すごいと思うけど、
なんか6人ぐらい皇帝は亡くなってるみたいな。
スピーカー 2
えー、そうなんだ。
スピーカー 1
らしいですね、それが原因で。
スピーカー 2
水銀が不老不死の薬だって言い始めた人が、もう罪人じゃんね。
スピーカー 1
まあでも納得して飲んでたんじゃないかな。
スピーカー 2
そうなのかな。
スピーカー 1
だってすごそうだもんよ、水銀見たら多分。
なんか、なんだろうこれ、プラセボじゃないけどさ、
スピーカー 2
やっぱその分析できない時代って、そういう見た目とか、意味合いとかからやっぱり入るんだなっていうのが言えるよな。
錬炭術はじゃあ中国で、錬金術はヨーロッパっていう理解でいい?
スピーカー 1
いや、錬金術はもうちょっと広い概念というか、ヨーロッパだけじゃなくて、
ヨーロッパとかイスラムとか、その辺でやってる、いい金属を生み出そうとするってやつの中に不老不死の薬を作るっていうのも含まれてて、
それが中国に行ったら、金属を作るっていうよりも不老不死の薬を作るっていうのがメインの目的で置かれたみたいな。
スピーカー 2
それが錬炭術になってるみたいな感じ。
スピーカー 1
だから錬金術自体はもうちょっとだけさかのぼるんだよね、スタートは。
スピーカー 2
じゃあ、その別の地域でも不老不死の薬を作ろうっていう試みはずっとされてたんだ。
スピーカー 1
うん、世界中でされてる。
スピーカー 2
今はされてるかな?
スピーカー 1
今はもうしてんじゃない?不老不死を目指すみたいなでしょ?
だって老化の研究とかいっぱいあるしさ、同じことだと思うけどね。
スピーカー 2
そうだね。老化の研究して不老不死目指してる人いるのかな?
さすがに無理かな。
スピーカー 1
自分の体でってこと?
スピーカー 2
うん、不老不死の薬作るのを目指してる人とか。
スピーカー 1
現代のさ、それこそ科学的な不老不死を目指そうみたいなのってさ、
まじで健康的な生活みたいな感じになるけど。
スピーカー 2
でも、それでもさ、結局死ぬよね。
スピーカー 1
いや、死ぬよ。だって無理じゃん。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
抗えてないからね。
スピーカー 2
人間の冷凍保存くらいかな。
スピーカー 1
いやー、それってでも違くない?だって。
スピーカー 2
そうだね、生きていたいもんね。
スピーカー 1
そう、生きてないもん。過死状態だからさ、それってもうね。
スピーカー 2
なんかさ、今でこそ科学技術が発展したから、不老不死ってすごく難しいものっていうふうにわかって、
あんまり目指してる人とかいないのかもしれないけどさ、
でも、逆にさ、技術が高まったからこそ、目指せたりとかしないかな。
スピーカー 1
不老不死を?
スピーカー 2
うん。老化の仕組みとかさ、死ぬ仕組みとかがわかってきてるわけじゃん。
スピーカー 1
老化の仕組みもなんかでも、完全にわかってるわけじゃないんじゃない?
スピーカー 2
完全にはわかってないと思うよ。それはいろんな研究があると思うから。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
だけど、昔に比べたらわかってるじゃん。
スピーカー 1
昔に比べたらわかってる。
スピーカー 2
水銀を使ったら不老になるって思ってるような時代からはさ、たぶん全然わかってるじゃん。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
もしかしたらいつかできるかもしれないよね。
スピーカー 1
不老不死の薬?でもさ、できたら飲む?
スピーカー 2
うーん、なんか不老だけでいいかも。
スピーカー 1
不老で、
スピーカー 2
不死はいいかも。
スピーカー 1
どのタイミングで、年数的には変わんないけど、みたいな。
スピーカー 2
あ、そうそうそうそう。
80歳まで若い見た目でいられるみたいな。
80歳になったら死ぬでいいよ、みたいな。
スピーカー 1
あー、でもなんかわからんでもないな、その感じは。
不老不死の研究
スピーカー 2
まだ不老はいいけどさ、不死になったら、なんかいろんなさ、常識が覆るというかさ、
スピーカー 1
もう世界崩壊すると思うよ。
スピーカー 2
世界も崩壊するし、なんか、今を大切にするみたいな概念なくなりそう。
スピーカー 1
あー、いつでもいいや、的な?
スピーカー 2
そうそうそうそう。
こう、なんかさ、終わるからこそ、今を大切にするみたいなところあるじゃん。
人生一度きり、みたいな。そういうのがなくなりそう。
スピーカー 1
なんならさ、あの、我々最近ジムに通い始めましたけど、
スピーカー 2
あー、そうですね。
スピーカー 1
2人で。
スピーカー 2
それもさ、なんか、なんつーの、老いへの抵抗というかさ、
スピーカー 1
で、老いないし、たとえば病気にもならないってなったら、
ジムに行く理由って、まあ楽しいみたいなのしか残らなくちゃ。
ってなったら、ね、好きじゃないと行かないよね、ジム。
スピーカー 2
そうだね。
まあ、でも、あの、ムキムキになりたい人は行くだろうけどね。
スピーカー 1
ムキムキになりたい人は行くだろうけどさ、
いや、でも、けっこうさ、健康のために運動してる人とか、
健康のために食生活気をつけてる人、老いないためにというか、みたいな人ってけっこういるじゃん。
だいたいそうじゃん、みんな。
って考えたらさ、もう食生活とかも、なんかどうでもよくなりそうというか。
スピーカー 2
いや、でも、不老不死イコール、ずっと健康とは限らないんじゃない?
病気であっても死なないっていう。
スピーカー 1
老化しないけど、病気になっちゃうってこと?
スピーカー 2
あ、そうそうそうそう。
もし、そういう世界線だったら、とりあえず健康は保とうとみんな努力するんじゃない?
スピーカー 1
うん、たしかにね。
それでもさ、成り立つかな?
スピーカー 2
分からない。
スピーカー 1
不老で病気に、病気を克服しないと、俺、不老無理な気がするけどな。
どうなんだろう。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
別か、その機能不全みたいなことが、体の中でなんか起きちゃうっていうのと、老いないは別か。
スピーカー 2
ちょっとね、分からないけど。
でも、ずっと健康でいられて、ずっと老いなくて、ずっと死なないっていうような薬か、またそういう生活ができるようになったら、
たしかに、れんの言うとおり、誰も何も努力とかしなくなるかも。
スピーカー 1
しなくなりそうじゃね。
でも、まあ、そういうレベルには全然来てないんで。
そうだね。
スピーカー 2
だからさ、そうなったらさ、何のために生きるの?って感じじゃない?逆に。
だって、私たちのさ、生きる…
スピーカー 1
なんかでかいテーマになってきたね。
スピーカー 2
生きる目的って割と繁殖するためとかあるじゃん。
スピーカー 1
生物的にはね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
でもさ、ずっと生きてたらさ、こんな新しい子供とかさ、作っても人口増えるだけだからさ、
なんかもう繁殖もしなくてはいけないと、もう男女の関係もなくなるし、何になるんだって感じになりそう。
スピーカー 1
でもさ、それ集団で見たらさ、目的なくなるって見るけど、個人で見たら別に目的あるんじゃないの?家族欲しいとかさ。
ああ、それはあると思う。
だから、俺別に増えはすると思うけどな。
スピーカー 2
ああ。
スピーカー 1
だって、家族欲しいとかもいるわけじゃん。
スピーカー 2
そうだね。そしたら、でも人口が増えちゃうから、政府が動き出さないといけない。
スピーカー 1
なんかさ、この話したらだいたいさ、ディストピアに向かうみたいな話でさ、毎回終わるよね。
スピーカー 2
毎回SFの話。
スピーカー 1
これ、やばいポッドキャストだと思われるじゃん。こんな話ばっかり毎回してたりするから。
スピーカー 2
毎回じゃない。
毎回じゃないけどさ、けっこう多いよね、このオチ。
スピーカー 1
でも、なんかちょっと思ったのが、ジム行ってさ、ジム終わった後にさ、プロテイン飲むとかさ、やったりするじゃないですか。
まだやって、2週間ぐらいしか経ってないけど、その生活始めて。
それもある意味俺、内端だと思う。この連端術でいう、体の中でなんかさ、不老の薬作ろうじゃないけど、それに近いというか。
やろうとしてること一緒なんじゃないかなみたいな。
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
より健康的で若いようにさ、いるために、そういうものを摂取して、
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
鍛錬してるというか。
スピーカー 2
なんか、アンチエイジングの化粧水とか使うのは、外端で作られたものを顔につけてるんだね。
スピーカー 1
そうだよね。現代でいうとそうだな。外端がアンチエイジング化粧品とか。
スピーカー 2
内端は、食べるサプリメントとかさ、プロテインとかになっちゃうの。みたいなことはちょっと思ったな。
スピーカー 1
これちょっと、連端術ガチ勢の人が聞いたら、ちげーよってなるかもしれないけど、すみません、なんか違うこと言ってたら。
スピーカー 2
今、連端術ガチ勢の人っているの?
スピーカー 1
まあ、その多分、どっちかというと、考古学者とか、そっちかもしれないけど、当時のやつ調べてたとか。
ミニチュアの起源
スピーカー 1
まあ、ちょっとだいぶ脱線しましたけど、今回の話にまとめますと、最初ミニチュアの語源になってるミニウムっていう話からしたけど、赤いミニウムは、そこから水銀が出てくる。
で、当時の中国の人は、永遠の薬を探していて、永遠というか不老不死の薬を探していて、このミニウムから出てくる銀色の液体は不老不死の薬だと思って研究してたという連端術が発展しましたよっていう話でした。
だから、まあいろいろ、現代だったら水銀飲まねえだろうみたいな思うんだけど、というかね、当時から今の人の考え方だったら、赤いものから水銀出てきたときに、いやいや、いきなり水銀できるわけないっしょって思うと思うんですよ。
赤い石の中に水銀が入ってたって思うと思うんですよ。
だけど、昔の人は、赤いものが水銀というか銀色のものになったぞって思ってた。このなんか違いわかるかな?
スピーカー 2
赤い石の中に水銀、液体の金属入ってるかなっていうふうに思ってたけど、実際は赤いものから水銀に変わったから、それで昔の人はおってなったってこと?
スピーカー 1
というかもう赤いもの自体が完全に別なものになったって考えてたというか、それはそうなんだけど、今でいう幻想的には変わらないわけじゃない?そんなの。
てか水銀自体は入ってる。だけど昔はそういう本当に根本から全部変わったみたいな、そんな感じの考え方をしてた。
スピーカー 2
魔法みたいなね。
スピーカー 1
魔法に近い。
スピーカー 2
で、そこにはアリストテレスの考え方が影響してるっていう話もあるんですけど、
スピーカー 1
そのアリストテレスの話はちょっと次回詳しくしようかなと思いますけど、こんなところまでアリストテレス出てくるっていう感じの影響力がここでも出てくるんで。
しかもだって中国じゃん、レンタンジュースとかさ、できた。
スピーカー 2
でも中国にもアリストテレスの考え方が影響してたんだ。
スピーカー 1
一部そういう、原始と原創の考え方の違いみたいなこともしたことありますけど、
スピーカー 2
やっぱり、幻想的な世界観なんですよね。
スピーカー 1
水から火もできるし、土もできるし、空気もできるっていう考え方に、これはすごい近い。
っていうのが錬金術に関わってくるんで、この次回がようやく錬金術の本流の話っていう感じです。
最後にお便り1個紹介して終わります。
しみくんから来ました。
スピーカー 2
しみくん、久しぶり。
スピーカー 1
僕の弟子ということですね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
自分で言うのも、何通か来てまして、しみくんは今、高校生なんですけども、
模試の結果をいっぱい送ってくれてます。
いろいろ応援メッセージもらえたら嬉しいです。保存して勉強する前に聞きますって来てるんですけど、
その中の1つを紹介しますね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
師匠エマさん、ウルトラフォー。
スピーカー 2
ウルトラフォー。
スピーカー 1
最近、倫理にはまり、毎日サイエントークの哲学分野の話を聞きながら寝ています。趣味です。
最近、異常に暑い日が続いてますね。
え、何が暑いって?そんなの模試の結果に決まってるじゃないですか。
最近の札幌がとても暑いのは、もしかしたら僕のせいかもしれませんね。
本題に入ります。
ヤバいです。
スピーカー 2
LINEの方に写真が送ったので、もうお気づきだと思いますが、めっちゃ成績が伸びました。
錬丹術の発展
スピーカー 1
特に英語。もうテンションが上がりすぎて失神しそうです。
今の僕がこんなに楽しく勉強できているのは、紛れもなくサイエントークのお二人のおかげです。
ようやく志望校のスタートラインに近づけた気がしてめっちゃ嬉しいです。
これからも期待に応えられるよう継続して頑張ります。
PS、自分のことばっかりですみません。
でもちょっとあまりにも嬉しすぎたので、報告させてもらいました。
サイエントーク大好きということで来てます。
スピーカー 2
それはサイエントーク聞いてたからっていうのもあるかもしれないですけど、しみくんの努力が一番ですよね。
スピーカー 1
本当にそう。
たぶん僕らの話聞いてると、言っても稼げない気がする。
わかんない。
スピーカー 2
モチベーションのきっかけにはなるんじゃない?
スピーカー 1
きっかけにはなるね。そうね。嬉しいですね、これ。
本当に模試の細かい結果まで送ってきてくれてるんで、変差値とかも全部わかっちゃってるんですけど、僕は言わないですけどね。
スピーカー 2
めっちゃいいんでしょ?
スピーカー 1
そう、めちゃくちゃいいですよ。
スピーカー 2
素晴らしい。
スピーカー 1
今さんにあとで見てください。
シェアできてなかった。
でもN1だけどね、成績が上がるっていうポッドキャストなんで、聞いたモチベーションが上がって勉強するっていう感じらしいんでね。
ありがとうございます。また頑張ってほしいね。
スピーカー 2
他にも勉強成績が上がったっていう人がいましたら、ぜひお便りください。Nを増やす。
スピーカー 1
N増やしたらね。そもそも学生の人がどれくらい聞いてるのか全然わかんないけどね。
スピーカー 2
たしかにね。
スピーカー 1
いるんかな?結構。
何人か今までいたか。
何人かいるかもね。
受験生ですとか、受験のときから聞いてましたとか、いるか。
でもどっちかというとね、大人の方たちのほうがいっぱい聞いてるからね。
スピーカー 2
大人の方も何かソウヘントークを聞いて、生活の質が上がったとかいう人がいたら、連絡ください。
スピーカー 1
いるかな?それ。
スピーカー 2
いや、睡眠がさ、深くなったとかさ、そういう報告は受けてますよね。
スピーカー 1
いつものね。睡眠の質が良くなった。
そうだね。
スピーカー 2
あとは、ですっていうのをパソコンとかに貼り付けてくれてる方もいるので、
スピーカー 1
それで集中力とかが上がったみたいなのがあった。
あったね。
スピーカー 2
死を見ると、自分の死っていう文字を、ですって文字を見ると、自分の危機感が上がって緊張感が高まるってやつね。
スピーカー 1
そうそう。
で、パフォーマンス上がるってやつね。
たしかにいましたね。
スピーカー 2
もしかしたら、これ聞いてたらね、老化も抑えられるかもしれないし。
老化?
あ、老化ね。
スピーカー 1
あ、そっちの老化ね。
スピーカー 2
え、なに?どういうこと?
あのさ、学校の老化とかの老化かと思って。
いやいや、意味わかんない。
スピーカー 1
そういうこと多いよね。
スピーカー 2
音のままがちゃんと伝わらないことが多い。
スピーカー 1
いきなり、なんで学校の老化の話?
今日ずっと老化の話してたのに。だから言ったのに。
そうですね。
という感じなんでね、いつもお便りや感想などありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、最後に追加でお知らせです。
前回のエピソード、推し減少法則選手権は聞いてくれたでしょうか?
こちらのエピソードは、毎月10日開催している科学系ポッドキャストの非共通テーマ企画ということで、
9月は生物をざっくり紹介するラジオ、略して仏作さんが環境というテーマでホストしてくれました。
毎月違う科学系ポッドキャスターの方々が共通のテーマを決めて、他の番組もそのテーマに合わせてエピソードを公開してみようという取り組みです。
非常にいい取り組みで、今回環境のエピソードを全部聞かせていただいてるんですけど、
本当に環境って一言で言っても、田んぼの中の環境から、地球規模で見た暑いところ寒いところの環境とか、町内の環境とか、
最近が生きている売地は最近にとっては環境だよねとか、
研究室の環境とか、環境問題っていうのを扱っているポッドキャストが多かったかなと思います。
なぜ前回の科学系ポッドキャストの日のお話を今しているかというと、
仏作さんの名前を僕が出し忘れるっていう失態を犯しまして、大変失礼いたしました。
仏作さんとはサイエンマニアの僕が個人でやってるポッドキャストの方でも一回ゲストで出演していただいたり、
あと僕も仏作さんの方には、確か自爆アリっていう、本当に自爆するアリを紹介しに仏作さんの、
アーストシーズンの方だったかな、かもしれないんですけど、そちらにゲストとして参加もしてますんで、
ぜひそちらも気になった方聞いてみてください。非常に物騒なエピソードになってるんですけど、楽しくお喋りしました。
そんな仏作さんが今回ホストということです。
トータル全部で20番組ぐらいが今月は参加していまして、すごいワイワイ盛り上がりながらみんなで科学系ポッドキャストを頑張ってるって感じなんですけど、
Amazon Musicとのコラボレーション
スピーカー 1
今月はAmazon Musicさんとのコラボレーションの企画が始まっております。
これはなんと、ポッドキャストをAmazon Musicで聞くだけでAmazonポイントがもらえちゃうっていうキャンペーンになってます。
これどういうことなのかというと、今このポッドキャスト、お使いのポッドキャストのアプリ、色々あると思うんですけど、
Amazon Musicでもこのポッドキャストっていうのは聞くことができます。もちろん音楽とかも聞けるアプリです。
こちらポッドキャストは当然無料で聞くことができるんですけども、Amazon Musicにログインして、
今ポッドキャストっていうところを押してもらえると、科学系ポッドキャストのスタンプラリー実施中っていうバナーみたいなやつが表示されるかなと思います。
そちらを押してもらえると、ずらっと今回科学系ポッドキャストの日に参加している番組が出てきまして、
この対象になっている番組から好きなエピソード、どれでもOKです、を1つエピソードを聞くと1つのスタンプが獲得される。
で、スタンプを8つ集めるとAmazonの買い物で使えるAmazonポイント300ポイントが全員もらえるっていうキャンペーンになってます。
これめちゃくちゃすごいなと思ってて、まさかポッドキャストを聞くことがポイカツみたいな感じになる時代が来るとはっていう、すごくびっくりしてます。
しかもこれが科学系ポッドキャストっていう枠組みでこのキャンペーンをやってくれているのは非常にありがたいなと思ってます。
10個のエピソードを聞くと抽選で5名様にAmazonポイントが1000ポイントもらえるっていうこの抽選みたいな要素も一応入っております。
キャンペーン期間が9月13日からなのでもうすでに始まっていて、
9月26日の23時59分まで対象番組から8個のエピソードもしくは10個のエピソードを聞いてもらえるとポイントがもらえちゃうという感じになっています。
ポイントが付与されるのは翌月下旬とかそういう例ぐらいのタイミングみたいなんですが、聞くときはAmazonのアカウントでログインしていただいてから聞くっていうのだけ注意してもらえればなと思います。
なのでせっかくだったらAmazonミュージックでこの科学系ポッドキャストの他のいろんな番組をこの機会に聞いてみるっていうのも面白いと思いますし、
もちろんサイエントック聞いてくれるのでもいいですし、あとは最近始まったサイエンスディスカバリーっていう番組ですね。
これは僕も喋ってるんですけども、科学系ポッドキャストみんなで自己紹介のエピソードとかをそこに集めようっていうポッドキャストを新しく9月から始めていますので、
そちらもぜひフォローして聞いてもらえるといいかなと思っております。というわけでお知らせは以上です。
はい、ということで今回は以上です。ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
40:08

コメント

スクロール