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宇宙人の 研究してる人 みたいになってきましたけど。
いや、全然 そんなレベルでは 研究してないですね。
まあ、でも、分子レベルで そのきっかけを探してる っていう意味では、
間違ってはないですよね。
そうですよ。
まあ、地球でも、地球の生命の始まりは 何だったのか みたいな 研究してる人たちも、
いますね。
結構、いっぱいいますし、昔は こういう世界だったんじゃないか みたいな。
有名なのは、RNAワールド仮説 みたいな。
昔は全部 RNAで、いろんな反応とか起きて、 それで成り立って、
で、徐々に今の形になってったんじゃないか みたいな、そういう仮説もあったりするんで。
なんか、火星とか他の惑星でも、 何か見つかったら、そこから、
それが、もしかしたら ヒントになるかもしれないですよね。
地球の始まりの。
そうですね。
地球から他の惑星のことを考えたり、 他の惑星から地球のことを また振り返って考えたり っていうので、
確かに、そうやって研究って 進んでいくんでしょうね。
RNAか。
でも、RNAとかも探してるってことですよね、 要は。
核酸分子とかの原料って、DNAとかRNAとか。
RNAの材料とか、DNAの材料とか、
そうですね、核酸アミノ酸が一般的ですね。
やっぱりその辺、生命の材料だしな。
そこが、生命のサイクルが一周してるみたいなのが わかったら、めちゃくちゃ暑いですけど。
暑いですね。
遺伝子があって、そこからタンパク質できて みたいな流れが。
もし、地球と同じ形だったら。
激暑ですね。
すごい暑いな。
こういうのって、研究分野が細分化されすぎてて、
実は、科学の領域の人たちも、めちゃめちゃ入り込む隙がある研究なのに、
あんまり知られてなかったりとか、するんじゃないかなって思いますね。
確かに、分野の境目あんまりなさそうですよね。
なんというか、星の研究ってもう全部じゃないですか、たぶん。
すごい総合的、風の流れ、地面との総合作用。
地面に水分が吸収されるとか、
岩石が何からできてるとか、
いつ、どれぐらい前にできたとか、
あとは、紫外線の量がとか、
いろいろ、総合的に考えてる分野なので。
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それを、一研究室でできるレベルでは全然ないですよね、もう。
時々、岩石関連の研究してる教授に、
アドバイス求めたりとか、
あとは、化学系とか工学系とかの研究室と共同で研究したりもしてるみたいですね。
確かに、共同研究めちゃくちゃ重要そうですね。
そうか、化学の人は、みんなフラスコの中しか見てないんで。
そうなんですか?
いや、わかんないです、ちょっと。
僕の周りの人は、空見上げてないんですよ。
なんか、ポエミというか、空見上げてないんですよね。
下ばっかり見て、
なんか、ちまちまちまちまちま、
ちっちゃいやつを扱って、みたいな感じですけど。
なんか、宇宙のバカでかい分野の化学とかも、
もちろん、それをすごい中心にやってる人たちもいると思いますけど、
そういうのも結構熱いなっていう感じですね。
で、たぶん、まことさんはこれから、いろいろもっと詳しい研究とか、いろいろやっていくと思うんですけど、
なんか、こういうのやっていきたいみたいなのあるんですか?
こういうの。私、やっぱり生命がいるのかどうなのかとか、
地球で実はこんなふうに生命できたんじゃないかっていうのにつながる研究をどうしてもしたくて、
だから、今現在取り組んでいるのは、
火星の中で水蒸気がどれだけ1日の中で岩石に吸収されるか、岩石というかレゴリスに吸収されるかっていう、
レゴリス。
表面の土みたいなものに吸収されるか、そして放出されるかっていうのを計算していく予定で、
その差分が地下水になって、地下でどれぐらい地下水があるかとか、氷があるかとかっていう話にもつながっていて、
で、地下水があるってなると、そこに生命の材料があるのか、やっぱ生命の材料って有機物と水なので、
水ってすごく大事な要因の1つで、また現時点では考えられているので、その水の研究とかをこれからしていくと思うんです。
でも、今日も研究室のミーティングというか進捗報告みたいなのがあったんですけど、
どえらい難しいので、地道に、地道に勉強していこうと思います。
いきなりは無理ですよね。
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読む論文の数とかも多そうだし、全然想像できないですもん。
何やるのか、研究室いてパソコンカタカタですか?
パソコンカタカタです。計算機、スパコンとか回して、
なるほど。シミュレーションしてくださいみたいな。
サーバーに接続して計算してくださいって投げて、その間なんか図作ってるとかなんか。
図?仮説みたいなとか。
論文に載せる図作ってたりとか、あとは論文読んでたりとか、本当にパソコンで完結してますね、研究自体は。
めちゃめちゃリモートワークできそうですね、それ。
できますね。
でも研究室は行ってるんですよね、一応。
はい、研究室はそうです。特にリモートでうちにいろっていう規制もないですし、
普通に研究室来て対面でいろいろ議論したほうがいいよねっていう方針なので。
なるほど。それはわかるな。リモートでもいいときはほとんどっちゃほとんどですけど。
研究室始まって、特に研究室生活でめちゃめちゃ流れをつかむまでって、やっぱ直接いろいろ聞きたいですよね。
そうですね。思いっきり自分一人だけの勉強だったら、勘違いしてる部分とか誤解してる部分とかがあって、
そこを先生とか先輩方と話してる中で、あ、そうなの?みたいなことがたくさんあったりするので。
なるほどな。調べてもなかなか出てこないこといっぱいありそうですよね。
出てこないですね。
研究室の詳しいことって。ググったら宇宙のことっていっぱい出てくるじゃないですか。
結構興味ある人もいっぱいいるし、それこそポッドキャストで宇宙の話みたいなのをやってるって、すげえ時代だなというか。
そうですね。しかも学生が。
ですよね。しかもそれを自分も勉強しつつみたいな感じだと思いますけど、それもすごいなって思うけど、さらに踏み込んだところってすっげえ深そうだなって思ってて。
一般の層がよく聞く宇宙の世界とちょっと踏み込んだ宇宙の世界の乖離はすごいありそうだなって思ってて。
そうですね。たぶん一歩踏み込んだ世界の方が何にも分かってないとかすごい曖昧な感じがします。
やってる人たちもですか。
そうです。私はそうです。分かってるんだか分かってないんだかみたいなこととか。
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パソコンで計算投げてみたいな、なんか実感湧くかは難しそうですけど、なんかいい結果とか出たらもちろん楽しいんでしょうけど。
確かに直接行くわけじゃないから。
そうなんですよ。体感もできないし、そのデータとモデルの計算結果を比較して合ってるかどうか見るっていうのでも、そのモデルがどうなのかっていうのはもちろんそうなんですけど、観測結果が本当にそうなのかっていうところを考えちゃうと。
なんかエラーみたいなのあったりとかですか。
エラーとか、あとフィルターのその機器の誤差みたいなのを覗き切れてなかったりとかしたら、これは本当なのだろうかって考えちゃうと。
確かに。
一部ちょんと続いただけで、一気にぐらぐらして全部常識、今までの常識がひっくり返っちゃうぐらい、多分脆弱なそんな世界なんじゃないかなって一見時点では思ってますね。
なるほどな。
いや、なんかでもそんなイメージはありますね。理論を積み重ねていってみたいな、なんかうかつなことはできなそうですけど、まあ面白そうですけどね、それを。
そこからなんか新しい発見があったとして、それをもう一回自分で試してみてとか、で、やっぱりそうだみたいになったら絶対楽しいですよね。
はい。そうですね。楽しいと思います。
いや、けっこう今後が楽しみですけど、なんかコペテンないと、もうどんどん深い話し始めたら面白いですけどね。
どうでしょうね。深い話。2週目とかだったらできるのかもしれないですね。
例えば、今、ハヤブサ2やって、金星やって、火星やって、タイタンやって、で、今、惑星の概論みたいな話をしてて、まだ木星とか土星とか、月とかもまだやってないし、
っていう太陽系内の惑星を全部制覇した後で、2週目で、もうより深い話ができたら、確かに面白いなと思います。
面白そうだな。みるみる、みずほさんも賢くなっていくのかもしれないですよね。みるみる、めっちゃ宇宙詳しくなっていくのかな。
でも、1ヶ月ごとに収録なんで、忘れてんなって思ったりしますね。
確かに、よくその場面は聞くような気がする。これ覚えてる?みたいな。いやー、みたいな。
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忘れてんな。1回聞いただけじゃ、なかなか。
いや、まあまあ、そうっすよね。
でも、しゃべることによって、けっこうしゃべる側は定着しません?やっぱり。
します。めっちゃ勉強になります、ポッドキャスト。
ですよね。それもけっこういいところだなって、個人的にも思ってて。
すごい良いですよね。
こべてんナイトを始めようって思った時は、別にモチベーションみたいなのあったんですか?
ポッドキャスト界のレジェンド、コテンラジオさんの、コテンラジオさんをめちゃめちゃ聞いてた時がありまして、
それを聞いた時に、私だったら何しゃべるんだろうなって思って、
ポッドキャスト自体を始めて半年ぐらいだったので、
もう少し専門的な話するんだったら、私だったら何しゃべるかなって考えた時に、
あれ?宇宙って、もしや歴史と並ぶ大コンテンツなのでは?って思ったんですよ。
確かに。めっちゃしゃべることいっぱいありそうですよね、宇宙ってだけで。
そうなんですよね。
しかも、なんていうんだろう、私自身がそうなんですけど、
結局、自分自身とか人間のことを知りたかったりするので、
宇宙の話で、いろんな他の惑星の話なんだけど、
結局、立ち戻って地球を見てみた時とか、地球上の自分たちを見てみた時に、
そこで見える世界ってまた変わるんだろうなと思ったら、
これはきっと面白いなと思ってもらえるなって思って始めましたね。
素晴らしいですね。
やりました。
やりました。
しかも、それが自分の身にもなるというか、やっぱり勉強しようってもなりますしね。
そうなんですよ。怖いんですよ、収録。
これ突っ込まれないかな、みたいな感じですかね。
語り手と聞き手、逆転バージョンも撮ってみたんですけど、みずほんの専門の話で。
そうなると、聞き手って全く別のこと考えてんだなって思って。
確かに、それは僕もめっちゃわかりますね。
普段話して聞き手分かれてる番組、同じくやってるんで。
僕なんてもうもっとざっくりしてますからね。科学ってめっちゃふわっとしてるし、
毎回結構いろんな別パターンの話してたりするんで、なんだろうな。
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聞き手難しいですよね。
そうですね。
聞き手難しいなって思うことが結構あるな。
今日も聞き手っちゃ聞き手なんですけど。
引き出しがないと、なかなか話が広げられなかったりとか。
そうなんですよね。
しゃべってる人ほどじゃなくてもっていうか、でもちょっと違う引き出しを持っていたら、さらに楽しくなるというか。
ありますよね、そういうのは。
そうなんですよね。
話し手は、その相手の引き出しまで想定して原稿作れたら完璧なんですけど、
そこまでいつも行かないから、ちょっと調べるねとか、ここちょっとよくわかんないわとかなっちゃうんですよね。
わかります、めっちゃそれ。
でも調べながらやるのも楽しいですよね。
はい。
今日もいろいろ調べつつでしたけど。
本当は、webのネットの情報だけを鵜呑みにして、一瞬でうろどりもせずに、それをしゃべるっていうのはあんまりよくないじゃないですか。
まあまあ、そうですね。
本当にあってるのかみたいなのはありますからね、どうしても。
不足の事態にはしょうがないということで。
まあ割と参考文献みたいなのがちゃんと振ってあるようなやつとかは、ネット上に増えてはいますからね、今。
全て本から引き出さないといけないみたいになったら、だいぶしんどいですけど、ポッドキャストやるために何冊本を読むんだみたいな感じになりそうですけど。
だいぶ、だいぶもうしゃべりましたけど。
めちゃめちゃしゃべりましたね。
めちゃめちゃ楽しかったですね。
ありがとうございます。そう言ってくれるのが一番嬉しいですね。
まあでもなんか今後やりたいこととかの話も聞けたんで、今後のコペテンナイトも注目ですし、
あとはその研究室でどんな研究を進めていくとか、論文読むの大変だとか、そういう日常のことはご飯のお供の方でも聞けると思うんで、そちらもぜひぜひ聞いてみてほしいですね。
今回のゲストは春名誠さんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
サイエンマニアお聞きいただきありがとうございました。
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