1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 1106. 地球は太陽の周りにいつ..
2023-10-19 19:12

1106. 地球は太陽の周りにいつできた?

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ソース

https://www.nao.ac.jp/news/science/2023/20231006-alma.html

Credit : NASA

サマリー

太陽の周りに惑星ができるタイミングはまだ分かっていませんが、新たな観測結果により、惑星が作られる直前の状態が捉えられました。これをもとに惑星形成の過程や進化が研究されることが期待されています。土星と地球ができたのは宇宙の8番目、9番目の世代であり、月の水がどうやってできているのか、答えは一つではなく考えられる過程がいくつもあるということ、それぞれの規御率が研究されていくこと、宇宙や科学ってそういった積み重ねで解き明かされていきますね。とても腑に落ちました。

地球と他の惑星の形成
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、僕たちが住んでいるこの地球、惑星が一体どのタイミングで作られ始めるのか、
そんな研究を紹介していきたいと思います。 太陽の周りに惑星ができるタイミングはいつなのか。
これは、他の星を含めてもまだ分かっていない謎のポイントなんですね。 その中で、その観測事例が初めて出てきて、
惑星が作られるタイミングに対する研究がぐっと進んだ。 今回はそんなお話をしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3,2,1, Ignition.
2023年10月19日。始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、
天文学で白紙号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1106話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
前回は、スマホでもスターリンク、スペースXの宇宙からインターネットを届けるサービスが使えるようになるっていう話だったり、
その前は、火星の生命の痕跡を探ることができるような技術の研究だったり、 そのあたりお話ししてますし、その前は20エピソードぐらい、ガーッと月の話しかしない月特集っていうのもやってるので、
ぜひ好きなエピソードから聞いていただけたら嬉しいです。 で、僕、昨日のエピソード、ちょっとお詫びしたいことがあって、
これね、たぶんすぐ聞いてくれた人気づいたんじゃないかなと思うんですけど、途中でくしゃみして鼻かんでる音、そのまま入っちゃったんですよね。
あとで、あの、アンカーっていうとこに僕基本的な編集なしで撮って出しでお届けしてるんですけど、撮って、
まぁ後で切って出そうと思って、ちょっと時間経って更新したタイミングで、すっかりそこだけ切るのを忘れてしまったんですよ。
ね、アップロードするプラットフォームからカチカチってやるとその部分だけ切れるので、 まくしゃみぐらいだったらいいかと思ってたら、
もう鼻を噛む音までね、 やかましい音がのってて本当に申し訳なかったなぁと、きっとあそこでみんな聞くのをやめてしまった人もいるんじゃないかなと思うぐらいなんですけど、
本当にすいませんでした。その後修正して、たぶんちょっと遅かった人はもう僕の鼻を噛む激レア音源を聞き逃したんじゃないかなと思いますので、
毎日配信のこのレア感みたいなところも楽しんでいただけたら嬉しいです。
じゃあそんな感じで本題に行きたいと思います。今日は僕たちが住んでいる地球、 この地球だったり、あとは火星だったりっていう惑星ですね。
これがどのタイミングでどうやってできるのか、 そんなお話をしていきたいとおもいます。
惑星、まあこの僕たちが住んでいる地球とかも惑星だし、火星とか。
まあ太陽系には水・金・地・火・木・土・天・海。 で、年齢によっては冥王星入ってない。寂しいなと思ってしまうという、この太陽系でジェネギアをガンガン出してくる
ひどいシステムになってるんですけど、太陽系にも8個の惑星っていうのが存在しています。 で、この惑星が8個あって、っていうのが一体どういうタイミングでどうやってできたのか。
これって宇宙全体で見てもその惑星ができる最初のきっかけというか、最初のタイミングというか、 そのあたりってまだ明確じゃないんですよね。
つまり、僕たちこうやって地球に住んでるけど、46億年前、47億年前に太陽系ができて、 で、そこから1億年とかもしないうちに惑星ができて、っていうところが
セオリーというか、論文とか、論文というか、シミュレーションとかそういうのではなんとなく予想されてるんですが、 実際にどのタイミングで惑星の形成が始まるのかっていうところは、実はわかっていないんですよね。
惑星っていうのは原子惑星系円盤と呼ばれる場所で作られます。原子惑星系円盤。 漢字が7個並んでいる、もうね、わけのわかんないぐらいパッと見、うわーって思うぐらいの言葉があるんですよ。
原子惑星系円盤っていう。 これ何かっていうと、星っていうのは宇宙空間に漂っている塵とかガスとか、そういったところの中で、そのガスとか塵とかがくっついてできていく一つの塊。これが星の種になります。
そういうガスとかが密集している場所が、星が生まれやすい場所で。 そこでだんだんだんだん星が作られていって、中心でその塵とかガスがある場所の中でグーッと、真ん中に塊ができていく。これのことを原子星と呼んでいくんですね。
原子星と呼ばれる、その星の赤ちゃん、星の種になるようなものの周りっていうのは、今話した状況から想像できるかもしれませんが、周りにガスとか塵とかがまだ太陽に残っている状態なんですよね。
ただ真ん中で、もう星の塊っていうのができ始めている。これが太陽とかの種になります。 で、太陽とかの種ができてくると、真ん中で強い重力の天体が一つ出来上がるってことになりますね。
そして、太陽とかそういう星っていうのも、自ら光りながら自分も回転している。 つまり、自転しています。
原子惑星系円盤の形成
地球は24時間で大体一周するというふうになっているので、1日が24時間で昼と夜がやってくるみたいなイメージですね。
そんな感じで実は、太陽も回っているし、 太陽みたいな星ができた瞬間のそのちっちゃい種みたいなのも回っている。
で、その回っている影響で、だんだん周りにある材料として使われなかった 塵だったりガスだったり、そういったところは、だんだんだんだん円盤を形成していくんですよ、周りに。
真ん中の星がぐるぐる回ってるから、周りのガスたちもその力を受けて、だんだん回転していく。 で、回転していきながら円盤を作っていく。
そういう過程ですね。そうやって円盤が作られていく中で、 イメージ的にはそれこそ土星とか、よりもっとのぺーっとしたでっかい
円盤みたいなのが周りにできるんですけど、そういったのが作られていく。 これが原子星とそれを取り巻く原子惑星系円盤と言います。
で、この円盤ができたところから、その円盤の中にある塵とかガスっていう材料を使って、 次は星ではなく惑星を作っていく。
で、そこでどんどん地球みたいなのができたり、 火星みたいなのができたり、はたまたガスでできた木星とか土星みたいな星ができたり、
っていうのの様々な種類の星が出来上がっていく。そういう過程をたどります。 で、その星の種、惑星たちの種っていうのが出来始めるタイミングで、
だんだん円盤っていうのはシマシマ模様というか、 ある一部に材料がどんどん持っていかれて、で、外側でも持っていかれて、内側でも持っていかれて、
中盤でも持っていかれてってなると、のっぺりした単なるフリスビーみたいな形だった円盤が、 だんだんこうマダラ模様、シマ模様になっていく。
濃淡がリングの中にできていくんですね。 そのリングができていく姿こそが惑星が作られ始めて、どんどんどんどん
星と惑星が進化していくフェーズであると言われています。 ただ、今回新しく研究が行われた
オウシザの方向にある星、この星を観測してあげた結果ですね、 まだそのシマシマの模様が見えていない。
つまり、星ができているんだけど、惑星はまだでき始めていないっていう領域の惑星形成の前夜、
みたいな状態が観測されたっていう研究結果が出てきたんですね。 これまでにいろんな惑星が出来上がっている星の周りだったり、
惑星形成の進化としてのリングの濃淡
惑星はまだできてないんだけど、すでに周りの原子惑星圏円盤のリングに濃淡ができて、 シマシマ模様が出来上がってきているっていうところが
すでに観測では見られてたんですけど、 真ん中の星が出来上がっているのに、周りのリングはまだ綺麗なまま
っていうパターンの観測例って今までなかったんですね。 それが今回、つぶさに観測していくことで明らかになった。
これは結構、サンプルを集めていくっていう上で非常に重要で、 しかも今まで考えてたけど見ることが決してできていなかった
形成され始める、惑星が作られ始める、 本当そのタイミングっていうものを捉えることに成功した。
これが今回の研究の面白い部分で、実際にシミュレーションとかしてみると、 やっぱり今回得られた観測結果っていうのは、まさに惑星が作られる直前であるというような
研究結果まで計算でわかってきているっていう、そこが面白いポイントですね。 具体的には円盤のチリの大きさっていうのが内側、円盤の
内側と外側で全然違くて、 チリの大きさっていうのが内側よりも外側の方が大きくなっている。
で、こういう結果が見えているってことは、惑星の形成がだんだん始まっていってるっていう風に 解釈ができるみたいなんですよ。
そうするとこれから、もちろん僕らが生きている数十年とか百年とかっていうレベルでは、 形が大きく変わることはまあないだろうなという風に推測はできるんですけど、
ここからどうやって進化していくのかっていう研究は、これから進んでいくんじゃないかなと思いますね。 宇宙っていうのは広くて、遠くを見れば見るほど昔の状態を見ることができるっていうのが
特徴になっています。 1光年先は光ですら1年かかる道のりを見ているから、
今、僕らが見ている光は1年前の光である。 まあそう考えると、遠くを見れば過去が見える。
いろんな天体のいろんなフェーズを見れば、例えば惑星ができるまでの時系列のデータっていうのを いろんな天体からのデータを使うことによって揃えることができる。
こうなってくるわけですね。 これによって時系列で変化していく惑星が作られていく過程とか、
そういったところが明らかになってくると思うと、これから観測が積み上がっていくこと自体が ものすごく楽しみになってくるなというふうに思って、今回のお話は以上にさせていただきたいと思います。
はい、ということで面白かったですね、今回も。 まあこの間まで月の特集していたので、一旦宇宙話、今までみたいにいろんなトピック紹介していって、
まあ週明けぐらいには新しい特集、ちょっと組んでみたいかなと思っております。 何の特集になるかはぜひですね、楽しみにしておいてください。
で、しかも週明けからだから、まだまだ間に合います。 ぜひ皆さんのご意見、ジャンジャンお寄せください。
でですね、まあ一つこれ、 いただいた大便紹介させていただきたいと思います。
月特集の視点
リスナーネーム とってムーンさんいただきました。
初めまして、宇宙話毎日楽しく聞かせていただいています。 月特集、いろんな視点から月を学べて面白かったです。
月の水がどうやってできているのか、答えは一つではなく考えられる過程がいくつもある ということ、それぞれの規御率が研究されていくこと、
宇宙や科学ってそういった積み重ねで解き明かされていくんだなぁと、とても腑に落ちました。 そしてりょうさんの地球から飛んでいった酸素の話、
この研究をされていた教授の満月に吹く地球の風というテーマの講演をちょうど 聞きに行ったタイミングだったので、今後も
かつ目期待な個人的にも特別なテーマになっちゃいました。 生誕や生運についてもいつか特集してほしいなぁと思っております。
これからも毎日更新応援しております、というところをいただきました。 ありがとうございます。
すごいですね。僕が紹介した研究の担当、研究担当の教授の方の講演をたまたま行っていたっていうのは、 あのタイミングで酸素のお話ししてよかったなぁと思いましたね。
月特集、本当にいろんな角度から物事を考えれたから、僕としてもすごい月を詳しくなれた いいタイミングだったなぁと思って、みんなとそれが共有できたのはすごい嬉しいですね。
今後の特集のトークテーマ、生誕や生運について、いいですね。 生誕生運、ここら辺はなかなか面白いテーマになってくると思うので、一つ
候補としてはありですね。ここら辺も多分生誕生運って聞いて ピンとくる人も来ない人も結構半々ぐらいなのかなと思うので
いいテーマかもしれないですね。お便りいただいて本当にありがとうございます。 ということで、そんな感じで毎日宇宙話これからも更新していくというところと、
だんだん特集とかシリーズ化していって、みんなにたくさん聞いていただけるように作って いこうかなと思っておりますので、引き続き応援していただけたら嬉しいです。
ポッドキャストバーの様子
でですね、ちょっとだけ予断していこうかなと思うんですけど、 昨日ですね、ポッドキャストをやっているポッドキャスターの方たちとちょっとご飯に行く機会がありまして
めちゃめちゃ楽しかったですね。いやもうすごいアバウトなこと言ってるから、なんか微妙な感想に聞こえるかもしれないですけど、
東中野にある雑談っていうポッドキャストバーみたいのがあるんですよ。 で、そこっていつ行ってもポッドキャストやってる人いたり、こんなにポッドキャストやってる人いるんだ
あ、そんな番組あるんだみたいなのが知れるから結構面白いんですよね。 で、そこに行ったんですよ。で、なんで行ったかっていうと
山有谷有放送室っていう番組とコラボしたの覚えてますでしょうか。 この間までスポーティファイの独占配信になっていた番組の一つで、僕がスポーティファイのアワードを取った時と同じタイミングで
アワードのノミネートをされていた番組っていうところで、めちゃめちゃ人気なんですよね。 で、それの谷くん
っていう2人パーソナリティーいるうちの谷くんっていう方がアメリカに住んでいて、日本に帰国すると。
帰国してみんなで飲みたいんで、ぜひ来てくださいって言われたんで、飛んで行きまして。 マジ面白かったですね。
で、そこには僕普段お世話になってるツボケンさんっていう方もいらっしゃったりとか。 あとそれこそ山有谷有放送室のヤマちゃんもいましたね。
ぜひ過去のコラボ回も聞いていただきたくて。 あとはリスナーとしてコメントとかいつもくださる
mouさん、シンガポール在住の方もたまたまいたりとか。 あとはゴテンラジオの名物リスナーでしたね。
misopara先生とかもいたり。 あとあのあれですね、あのポッドキャストやってる他の方だと杉部さん、ママが自分を好きになるラジオ。
ちゃんと会ってるはず。とかもいて、それもコラボさせていただいたところから、まさか本当に実物お会いできるとはっていう感じで、
なんか誰が来るとか聞いてなかったから、サプライズ的にいろんな人に会えてめちゃめちゃ面白かったなというところがあった、そんな回でした。
面白かったですね。だからこうやってポッドキャストやってる人だけじゃなくて、もうめちゃめちゃプロフェッショナルなリスナーの方とかもいたんですよ。
だからそういうふうにポッドキャスト好きな人が集う場所みたいな感じになってて、個人的にも好きな場所なので、ぜひ皆さん気になる方行ってみていただけたらいいんじゃないかなと思います。
あとどんぐりFMのなるみさんともお会いできて、初めて喋ったんですけど、めっちゃなんかかっこいい人だなぁと思いましたね。
とにかく本当にいろんな人にお会いできたすごい楽しい回だったので、ちょっとねまたこういうのがあったら皆さんに報告していきたかったり、
あとはそこで会った人とかとまた収録とかできたら面白いなと思いましたね。そんな感じでポッドキャストやっててよかったなぁが最近ちょくちょくあったりする、そんな回でございました。
完全に雑談ですね。いいですね。こういう話もちらほらしていこうと思いつつ、宇宙の話だけ聞きたいんだよっていう人のためにも宇宙の話もたくさんしていきますので、これからもぜひよろしくお願い致します。
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話、またはスポティファイのQ&Aコーナーだったり、概要欄のお便りフォームからじゃんじゃんお寄せください。
僕がもう一つやってる番組、隣のデータ分析屋さん、昨日最新エピソード公開しましたので、こちらもぜひチェックしてみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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