脳の形の研究紹介
今回は、脳の形の研究をちょっと紹介したいなと思います。
サイエンスポットは、最新の科学技術にスポットライトを当てるポッドキャストです。
ホストはサイエントークのレンです。ということで、今回、脳の形に関する研究で
脳の形って遺伝するの?っていう話ですね。を紹介したいと思います。
で、まあ、普通、脳の形って考えないですよね、あんまり。
僕は考えたことなかったんですけど、
実際に、これは親子で脳の形が似てるっていうのがちょっと分かってきたということですね。
骨格とか、顔とか、
あと性格とかもそうですけど、親子って似るので、
そういう意味では、まあ似るだろうなっていうのは思うんですけど、
あの、これ世代間伝達って呼ばれる現象ですね。一応、親から、子へ、
顔とかもそうですけど、考え方とか行動とか、そういったことも伝達されていくっていう。
これ、世代間伝達って呼ばれていて、
で、これは、まあ、当然ですけど、遺伝の要因もあるし、環境の要因もあると。
で、この脳の形に関しては、実際どれぐらい
類似点があるのかっていうのを調査した例は、あんまりなかったみたいなんですよね。
で、これまでは母親と子供の脳の類似性っていうのは結構やられていてるんですけど、
父親を含めて詳細に検討されたっていうのはなかったと。
なので、今回はこれ東北大学の研究グループですね。
が、家族の脳科学っていう、脳科学のプロジェクトを進めていたそうで、そちらの研究発表になります。
データ収集と分析
で、
このプロジェクトは、父と母と、あと子供ですね。
を対象にして、脳のMRIの画像を収集して、
で、これ父親の参加が難しかったそうなんですけど、
あの、頑張って広告したりとか、
あの、
親子が別々で参加してもいいですよとか、まあそういう時間を合わせるみたいな工夫をすることで289組
の親子のデータを収集することに成功しましたと。
なんかこれが結構、世界的に見ても貴重なデータセットらしいですね。
で、この中から高校生以上の子供と
父と母で構成される152組のデータを分析に用いましたと。
で、この脳のMRIの画像から、
脳の形ですね、に関する特徴量というのを出しています。
特徴量っていうのは、例えば脳の表面の厚みである、この大脳皮質っていうところの厚み
とか、脳の大きさですね、表面の大きさ、表面積
と、あとは脳の皺の複雑さを示す、
これ脳回肢数っていうものみたいです。
で、あとは大脳皮質の下部分にある、
回馬とか、変動体とか、そういった脳の中身の体積。
これ、皮質化構造の体積
ですね。
なので、
脳が家だとしたら、壁の厚さとが大脳皮質の厚さで、
部屋の広さが、脳の広がりの表面積全体。で、部屋の間取りとか複雑さは脳の皺で、
で、あとは重要な部屋のサイズっていうのが、この中身の皮質化の構造
の体積っていう、そういう感じで、実際に脳をいろんな角度から見ていくと。
で、
これを相関係数っていう、これ統計ですね、統計学的に実際に親と子で似てるのかっていうのを調べていくと。
で、逆に似てない脳っていうのもやっぱり調べないといけなくて、これは子どもと
他人の親のペアのセットを1000通りぐらい作成して、その比較をしたと。
で、まあこれによって当然ですけど、親子間の相関係数が
子と他の人の親の相関係数よりも有意に大きいと。
性別による脳の似方
なので、統計学的にも親子の脳の形は似ているという結論が出ました。
で、あとはもう一つ面白いのが、
父親にのみ似てる部分、母親にのみ似てる部分、
両親に似てる部分、で、あとは父親にも母親にも似ていない部分
っていうのがそれぞれこれ脳であるっていうのが分かってきたと。
で、しかも面白いのはこれは子どもの性別によって異なるっていうことが分かりました。
なので、つまりこれ父親と娘の脳の似方と、
母親と息子の脳の似方
っていうのはパターンが異なっているっていうことですね。
まあ、なんていうんですかね、
パッと見もそうだと思うんですけど、お父さんそっくりの子、お母さんそっくりの子、
両方に似てる子、
で、まあちょっと自分だけの個性がある子みたいなのがごちゃ混ぜになっていて、
で、それがちゃんと性別で
分かっていると。で、父親と息子で似ている領域っていうのはこの辺みたいなのが
存在しているというのが分かってきました。今かなりざっくり言ってるんですけど。
で、もしかするとまあこれは同じ性別だからっていう理由かもしれないですし、
まあもしかしたら環境要因があるかもしれないんですけど、
まあそういった性別によって似方が異なるっていう部分が今回初めて分かった
ということみたいですね。
で、今回はあの実際そういう
領域があるよっていうのが分かったっていうところまでの研究になるので、まあまずこの脳の形の
あの分析とか解析をした研究っていう
観点で言うと、まあこの違いがあるという時点で論文になっていると。
で、ここからさらに詳細解析とかもされていくそうなので、
まあ結構深掘りしたら面白そうなテーマだなというふうに思って、今回ちょっと紹介させていただきました。
まああとは実際こういう脳レベルで
母親に父親にみたいなのがMRIを見たらある意味分かるっていうことですよね。
で、まあその脳がどうなっているから性格がこうなって、
脳がどうなっていると性格がこうだみたいのは全然ないんで分からないんですけど、
まあ脳の解析って結構難しいので、
まあこういう視点もあるんだなっていうのは面白いなと今回思いました。
まあなんか僕も一回脳を調べてみたいですよね。脳自体はあんまり調べてもらったことってなくて、
あの
実際
父親になるか母親になるかとか、なんか若干気になるところではありますけどね。自分的には
母親にかなとかそういうのは思ったりするんですけど、
まあ研究として面白いですよね。まあ脳の形が今後どう発展していくのか、
今後脳の形の研究どう発展していくか分からないですけど、
まあ話題は尽きないのでまた紹介してもいいかなというふうに思いました。
はい、ということで今回は以上です。
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あと、今回からちょっと
お便りというか質問を気軽に送れるようにちょっと
整備しようかなと思いまして、
ちょっととりあえず僕のメインの持っているサイエントークの公式LINEアカウントがありまして、
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取り扱ってほしいニュースなりがあったら、まあやっぱLINEで送るのが結構楽かなと思ってサイエンスポットの方では
ちょっと一旦LINEの運用でやってみたいなと思っています。
ですので、この概要欄の方にLINEのアカウントを貼っておきますので、そちら登録して
もらえると嬉しいなと思います。そちらに
基本的には自動でようこそみたいな自動メッセージは行くんですけど、
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メッセージなり送ってもらえると僕の方に全部届きますので、
そのLINEからやってもらえると嬉しいなと思います。他のGoogle
フォームの方が嬉しいですとかもしあるんだったらそれもちょっと意見
もらえたら嬉しいなと。それもちょっと意見もしあれば
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ご意見いただけると嬉しいなと思います。
それではまた。