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2024-09-17 1:07:16

SBC.オープンマイク #100 プログラミングと地域の未来

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まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.がお送りするインターネット番組SBC.オープンマイク、毎回地域・ITの様々な活動の今をお送りします。

第100回目となる今回はライフデザインラボの船本由佳さんと、様々なデジタルメディアとの関わり方や、IT活用・プログラミングと地域のこれからについて考えます。

ゲスト

  • 森ノオト/ライフデザインラボ 船本 由佳さん

補足情報

動画

                                                           

サマリー

今回のエピソードでは、森ノオトの船本さんと理事長の山口さんがメディアリテラシーの重要性について語っています。特にローカルメディアリテラシー新聞の取り組みに焦点を当てています。子どもたちがスマホやタブレットを利用する現代において、親と共にメディアに関する知識を深める必要性について考えています。プログラミングと地域の未来について、生成AIの進化とそれに対する子どもたちの理解を深める必要性が議論されています。情報の受け取り方の変化に伴い、メディアリテラシーの重要性が増していることにも言及されています。また、プログラミングが地域の未来にどのように寄与するかを考察し、特に新聞という形式の意義や情報の多様な受け取り方に焦点を当てています。さらに、生成AIやデジタルメディアの影響についても触れ、メディアリテラシーの重要性を強調しています。このエピソードでは、プログラミングと地域の未来に関するさまざまな視点が取り上げられ、特にメディアリテラシーの重要性や対話を通じた情報発信の方法について深く考察されています。最後に、メディアリテラシーの重要性とその活動が持つ平和への影響についても話し合われており、情報の発信の在り方や地域におけるプログラミングの役割についても触れられています。

メディアリテラシーについての紹介
高見知英
SBC.オープンマイクナンバー100 プログラミングと地域の未来始まりました。
今回は森ノオトで活動されていらっしゃります船本さんにお越しいただいて、メディアリテラシー関係についてのお話としていければと思います。
今回は自分と、あとは理事長の山口さんにも来ていただきまして、3人でお話をしていければと思います。よろしくお願いいたします。
船本由佳
よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いいたします。それでは、まずは改めて簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。
船本由佳
私、船本由佳と申します。認定NPO法人森ノオトでローカルメディア・デザイン事業部というところで活動しています。
横浜に住んでいて、今子育て、小学生の子どもを育てていますけれども、子どもを産む前まではメディアで働いていて、
出産・育児をする中で大手のメディアはもう卒業して、地域で活動をしています。よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いします。
簡単に山口さんに自己紹介をお願いします。
Ryosuke Yamaguchi
そうですね。もしかしたら初めましての方もいらっしゃるかもしれないので、私、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.の理事長をやっております山口良介です。
私、緑区に住んでおりまして、森ノオトさんの活動はかなり前から知っておりまして、北原さんとも何回かお会いしてお話しさせていただいたことがございます。
今日はですね、また新しい取り組みということで興味深いので、ぜひお話しできればなというふうに思っております。よろしくお願いします。
船本由佳
よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いします。
それでは今回、メディアリテラシー新聞という形で森ノオトの方で発行しているので、そちらの方とか、こちらの中心にお話をしていければというふうにお話を伺っております。
こちらのメディアリテラシー新聞について、まずどんなものなのかということでご紹介いただいてもよろしいでしょうか。
家庭でのメディアリテラシーの重要性
船本由佳
何から話すといいのかということなんですけど、メディアリテラシー新聞というのは、新聞風のシートです。
全部で10号発行していて、今年2024年時点でのメディアリテラシーに関するニュースとか関連用語とかを解説したシートになっています。
なので10枚あるので、10種類の用語解説のシートになっていて、それを新聞風に説明しているシートになっています。
例えばここには災害とデマとかもありますし、著作権とか、こたつ記事とか、寿司テロとか、メディアの使い方によってはとても怖いよというような、要注意しなきゃいけないよ、こういうことがあるんだよということを知ってもらいたい
というようなメディアリテラシー用語をわかりやすく解説したシートになっています。
これは子どもと親が家庭で一緒に覗きながら見るということを想定したシートです。
はい、いったんここまでで。
高見知英
ありがとうございます。
こちらも簡単に見させていただきますが、すごくわかりやすい内容が詰まっていて、
こういうものがきっかけにあるとすごくいいなというふうに思いました。
船本由佳
ありがとうございます。
高見知英
こういうものについて、他のところで利用している事例とかそういうところもあればわかっていればお伺いできればと思うんですけども。
船本由佳
ちょっといきなりそんな話をするのは難しいんですけど。
まずはなぜやるかとかどういう経緯かとか話してもらえますか。
高見知英
じゃあまずはそちらからで。
船本由佳
ちょっとなんか話し尽くした感じが全くしないので、ローカル。
全然わかんないと思うので、今の説明だと。
今の私がやった説明だと全然伝えきれた気がしないので。
はい、いいですかね。すいません。
そうですね。私たちNPO法人森ノオトは2020年にローカルメディアコンパスっていうメディアの関係者に対して、
気を引き締めるとか情報の海を渡るためのガイドとしてワークショップツールを発行したりという経験があるんですけれども、
同じ視点でローカルメディアリテラシーに関しては伝えていきたいなということをやってきた団体ではあるんですが、
今回のメディアリテラシー新聞は子どもと親を対象にしています。
というのも、やっぱり子どもたちが本当スマホとかタブレットを当たり前に使う時代になっていて、
ギガスクール構想って言って、小学校でノートやペンと同じようにタブレットを使うっていうことが、
公立の小学校、中学校では全部に子どもたちに配布されて使っているという現状があって、
実際もうすごくスマホとかタブレットとかを使えるようになっているという状態の中で、
じゃあネットの社会と接続した時に注意事項とか気をつけることとかがちゃんと周知されているかっていうと、
そうではなくて、それは家庭でお願いしますと言われてるんですね。
でも家庭の親は、そんなメディアリテラシーのことを伝えられるような知識とかがあるかというと、
大人はその時代を生きていないわけなので、大人自体が勉強してるわけじゃないので、
ちゃんと子どもに伝える自信がないという親が多かったんですね。
そういう親の声を聞いて、じゃあ家庭で何かちょっと難しいけれど気をつけた方がいいような言葉を話すきっかけになるものになればいいなということで、
この新聞を発行してみました。新聞風のシートを発行してみました。
これは1年がかりのプロジェクトになっていて、去年の9月から今年の8月で完結したプロジェクトなんですけれども、
去年の9月から秋にかけて、子どもを持つ親の皆さんに座談会という形で、
子どもがスマホを持つ前に何が気になるっていうことを話を聞くっていう座談会を4回設けまして、
そこで保護者の皆さんが何を怖いと思っているかとか、自分はこういうことができないと思っているかということを色々お聞きした上で、
最終的にはメディアリテラシー用語というのを解説しようということにしたんですけれど、
そこでその親の皆さんから出てきた悩みというのは3つあって、1つはスマホの使い方なんですよ。
長い間見てしまうとか依存性があるとか、姿勢が悪くなっちゃうとか、目が悪くなっちゃうとか、そういうスマホの使い方。
もう1つがコミュニケーションの難しさですね。
LINEとかそういうお友達とかと繋がったり、クラスの人たちと繋がったりするようなLINEで、
対面でやるコミュニケーションではなくて、対面ではない中でどうやってコミュニケーションしていくかというコミュニケーションの難しさということと、
あとは不特定多数と繋がってしまうかもしれない、不特定多数の情報画面に入ってくるこの大きな意味でのメディアとの繋がりみたいなことの、
その3つの難しさというのがあると分かったので、このたびこの大きなものと繋がるメディアと繋がってしまう。
メディアだったり多くの人と不特定多数の人と繋がってしまうという、このメディアの中の難しさということを伝えるようというのに焦点を絞ることにして、
このたびこのメディアリテラシー新聞というのを作ることにしました。
10の言葉にしようと途中で決めて、10の言葉を選定するにあたって、どの言葉がみんなちゃんと響くのかとか今風なのかとか、
フェイクニュースとその影響
船本由佳
子どもたちがどの程度まで分かっているかということを検証しないといけないので、
年が明けてから6月ぐらいまではワークショップのプログラムを作りまして、各種学童施設だとか小学校さんとかにお邪魔して、
実際に検証という意味でのワークショップをさせていただいて、
こういう言葉遣いだったら子どもには分かりやすいんだなとか、この辺どういうベースから伝えたらいいのかなということを分かった上で、
この新聞風のシートにしたのがこの夏ということで、やっと1年かけてこの新聞風のシートを作ったということになっています。
なぜ過程かというと、去年、今までメディアリテラシーに関してはずっと研究をやってきたので、今までの授業の中から、
学校では学校でやっていると、メディアリテラシーに関しては、教師の方に期待するというのはこれ以上難しいというか、
本当に頑張っている人は頑張っているし、できない学校はできないと分かったので、
学校で本当にやってくれたらいいなと思って、学校への働きかけも考えたんですけど、それは私たちのやれることではないということが分かったので、
じゃあもう難しいと思う過程でどうするかということに焦点を当てようと考えました。
私もそうですけど、一緒にチームを組んでいる森本の北原さんも、子どもがちょうど高校生だったり、私も小学生だったりということもあって、
ちょうどそのメディアの何かに巻き込まれるというか、荒波の中に入っていくスマホをちょうど持つぐらいの子どもがいるということもあって、
家庭でできることは何かなということを考えて、この新聞風のシートにしたという形になっています。
もし可能だったら、ダウンロード版があれば見ていただいて、どれか気になるものを1枚選んでいただいて、
ちょっとワイワイできるといいかなと思うんですけど、どうでしょうか。
高見知英
そうですね。こちらにはすぐ出せる形は用意はしてないのですが、どうしましょうか。
出せますかね。
出せたりするものってありますか。
船本由佳
普通にここからダウンロードします。今見えてるところから。
高見知英
このページには持ってないかもしれないので。
船本由佳
表示はできますかね。
すいません。
高見知英
出ましたね。
船本由佳
10番をフェイクニュースで。
10から。10が最終本なんですけど。
どれでもいいです。
インプレ稼ぎ、そしてネットいじめという風にして、1から10までここに全部入ってるんですけど。
この黒い四角の数字の下にあるのがテーマになっています。
これがフィルターバブルの回。
Ryosuke Yamaguchi
逆に船本さんがおすすめのテーマってあったら。
この辺から。
船本由佳
ちょっとその先に。
高見知英
フェイクのってどうですかね。やっぱりフェイクニュースとかですかね。
船本由佳
フェイクニュース。
高見知英
規模としても結構大きいですしね。
船本由佳
じゃあフェイクニュースでいきますか。
フェイクニュースって何とか。
実際これ右側の上が、実際あった事例の紹介になっていて。
左側が用語の解説。右の上の左側が用語の解説になっていて。
問題点が何かっていうのが右の下だったり。
どうすればいいの。じゃあどうすればいいのっていうのが下側にこう四角で囲むように構成している形の新聞になってました。
あと関連ワードとか、さらに知りたくなったらネットで検索するにはどうすればいいかっていうことを書いてみたりして、とかなっていますね。
高見知英
本当にここについては、本当に単純にデマの情報だけであればもちろんですけれども、
それ以外にも映像を作ってまでとか、そういうところでもうフェイクの情報流しっていうのもありますし、
たとえば本当に震災の情報全然関係ないところの震災の映像を出しているとか、
あとは実は浸水している家屋が映っているように見えて、完全にAIで作った画像だったなんてこともありますし。
そういうところまで含めると本当にたくさんのバリエーションがあるものなので、
非常にやっぱり自衛も大変なところではありますよね。
それは本当に大人も大変なものだし、っていうところはあるのかなというふうに思います。
船本由佳
このちょっと前に生成AIっていう回も作ってて、特にディープフェイクっていうのも解説してるんですけど、
生成AIなんて本当に大人でも今から学ばなきゃいけないようなことがあって、
生成AIとメディアリテラシー
船本由佳
でも子どももやっぱりもう使おうと思えば使える仕組みなわけなんですね。
じゃあそれは、やっちゃダメなこととやっていいことの差がまだ全然大人でも分からないような部分もあって、
ネットで検索して情報を得るのはいいのに、なんでコピペはダメなんだみたいな。
それは自分で考えたことにならないからだよって言っても、その境目が分かりづらい、大人でも分かりづらいってことがある。
なのでこのテーマ考える、その10のテーマ考える私たちが考えたときも、
もう2024年版で作るしかないってすごい割り切って、これもう本当に情報が新しく新しくなっていくので、
今年は生成AIがすごくキーワードというか、考えた方がいいワードとして浮かんでいるけれども、
来年や再来年はもう生成AIを飛び越えて、もっと何か新しい課題みたいなのが生まれていって、
それを知らないといけない、知ることが常識になっていくような時代がきっと来るなと思って、
本当に2024年バージョンではあるんですけど、ここにはSAIで作った感想文が入賞っていう、
例えばの事例を書いていて、適当にあらすじと自分の感想を書いて、
生成AIに作ってもらった読書感想文を提出したら、それが入賞しちゃったみたいな、どうしようみたいなような事例を書いてるんですけど、
すごいそれってある、あり得る話だし、大学生とかのそのリポートとかはすごくそうやって作ってる人も多くて、
それをどうやって見抜くかって先生が悩んでるみたいなこともあったりとかするわけなので、何が本当にどのようにこう、
この生成AIに関わらずに、このメディアリテラシー新聞の一応伝えたいことは、危ないよってことは伝えるんですけど、
危ないけれども、これと付き合っていくことは今後常識になっていくし、あなたの可能性を広げることだから、メディアとつながっていくってこと。
なので前向きに絶対こういい社会になるようにメディアと付き合って行こうねってことを伝えたいっていうのは、すごい根底にある話なんですよ。
怖がらせるような雰囲気にはしたくないなと思っていて、
そうですね。でも今後の必ずこれから生きていく人たちが向き合っていかなきゃいけない情報について、
いかにアレルギーなく話ができるかっていうことを考えたプログラムになっています。
情報の拡散と責任
高見知英
やっぱり本当にそうですね。生成AIについては、自分も非常によく使ってはいますけども、
やっぱりやってはダメなこともありますし、やったほうがいいこと、やってもいいことっていうのもありますし、
やってもいいけども、やったところでそれ得しないですよっていうようなこともあったりするので、
そこをどういうふうに区別していくのかとか、
どういうふうに補助ツールとして使っていくかっていうようなものが、すごく重要なところになるのかなって思います。
ちょうど先ほどの今朝のテレビ番組でも、AIで面談を行う技術についての話をされていて、
面談についても、最初の何百人何千人の段階からとりあえず何人かを絞り込むのであれば、
そういうときにゼロ次面接的な扱いで使うのであれば全然OKかもしれないけども、
最終的なところで使うのはまずいよねとか、それは本人たちにとっても会社にとってもよくないよねというような話とか、
結構話題に上がってましたし、だからこそそういうAIとどうやって付き合っていくのっていうのはすごく大事なテーマだなっていうふうに思います。
自分自身も本当に今まで例えばこういうようなことを、こういうようなことをやってる団体っているのかなとか、
こういうようなことを話している人の活動をどういうふうにまとめていけばいいのかなとか、
そういう構想を練るためにAIを使うということは非常によくやっていますけれども、
やっぱりだからこそ、じゃあそれ以外の使い方をどういうふうにやるのか、
これをそういうふうに使ったらどういうような危険があるのかっていうのは使ってみないとわからないところも多いので、
やっぱりそういうのを日々使ってみるっていうことも大事なのかなっていうふうにとても思います。
ありがとうございます。
船本由佳
そうやって会話のネタになるためのものなんですね。
高見知英
そうですね。本当に会話のネタには本当になると思います。
やっぱりこういうものってやっぱりあいまいもことしているからこそ、
どこから話そうかっていうのはわかんないとかなりあると思うので、
その話のきっかけとして、ここにこういうような事例がありますよと、
こういうところで使われてますよ、こういうところはでも問題点としてありますよっていうところが、
まず一覧になっている。ここから会話を始めるっていうのは、とても良い出発点かなと思います。
船本由佳
ありがとうございます。
こたつ記事、著作権、肖像権、生成AI、フィルターバブル、ネットいじめ、寿司テロ、災害とデマ、インプレ稼ぎ、フェイクニュースってこの10のテーマに今年は考えて、そういうふうにしたんですけれども、
おっしゃる通りで、フィルターバブルって何?って言われても、すぐに答えられないと。
親御さんとかも聞いていて、ネットいじめとかダメなことだってわかるけど、何がダメなのかとか、
正確にそれは法律で罰せられるの?って聞かれたときに、え、法律とかあるんだっけ?とかわからないみたいなことがあったので、
これあんちょことして、大人にとってはあんちょことして使って、あんちょこって表現わかるかな?
まあ、参考、参考、そうですね、何ですか。
高見知英
参考の記事ですかね。
船本由佳
そうですね。参考になるものとして使ってほしいなと思ったんですよ。
何か、やっぱり適当に正確なことを言えずに曖昧に、でもダメなんだよっていうだけで言ってしまうよりは、実はこういうことがあって、
例えば災害の時に、すごい有名なフェイクニュースの例しかもう最近言えなくてはあれなんですけど、
災害、熊本の地震があったときにライオンが動物園から逃げたっていうことをつぶやいた人がいて、
それを信じちゃった人たちがいて、すごく混乱したんだよっていう話とか、
それってフェイクニュースに当たると思うんですけれど、
そういうことがあって、表現の自由とかっていろんな問題があっていろいろありますけど、
そんな震災のときはたくさんの人がインターネットで情報を集めたいからで、
災害があるときは本当にインターネットにすごくみんなが注目すると、
それを生じていろんな悪いことをする人とか面白がる人たちが、
実はひどいけどいっぱい、いけないことだけどたくさんいて、
そういうときに、いかに本当の情報とか、本当の救援情報とか、
本当に助けを求めている情報とかをどうやって見つけ出すかっていうことが、
むしろ課題になっているぐらい情報があふれていて、
なのでフェイクニュースってものが存在していて、すごく本当っぽかったり面白かったりするんだけど、
それを人に伝えるときには、ちゃんと本当のことなのかなって考えて、
ちゃんと伝えない伝えるみたいなことはやらないと、
あなたが拡散することですごい誰か、もっと多くの人が迷惑を持るかもしれないから、
拡散する人にも責任がありますよっていうようなことを伝えたいと思ったとしても、
なんかその順調だってて、ある例があれば、ライオン逃げたみたいな例がわかりやすい例があれば伝えられるけれども、
例をパッと思いつかなければすぐ話せないので、子どもに対しても。
なのでそういうことをお助けするツールとして、こういう形にしてみました。
もし私ここで質問してよかったら、ちょっと質問してみたいんですけど、
私たちすごくすごく悩んで最終的にこれ新聞にしたんですよ。
でもそれが時代を逆行してることはわかってるんです。
今本当に新聞の形が廃れることはないとしても、
でも新聞じゃなくてスマホとか画像でニュースを受け取っている人がはるかに多くて、
新聞というものを習慣的に受け取っている人がすごく減っているということはわかっている。
紙で届くことのナンセンスでもないけど、
今学校からのお便りでさえようやくスマホに届くようになってきて、
紙というものがだんだん減ってきている中、
紙で発行しないとわからない形にすることに対する悩みというのはすごく戦ったんです。
半年ぐらいこれは戦って、もうわかんない。
本当はこれはインスタでできるような四角い画像、
だから実はこれ四角い画像になってるんですけど、
四角くして切り取ったら画像のようにいけるように四角くしたんですけど、
四角い、なんていうんですかね、
この紙面の中を四角く切り取れば画像になるようにと思ってやったんですけど、
でも例えばインスタのように、
画像で届いた方がキャッチーだしいいじゃないかとか思ったんですけど、
最終的に新聞の形にするって決めても仕方ないというか、
それ以外もっといいやり方がすぐに思いつかなかったので、
新聞の形にしたんです。
新聞の形をなぜしたかというと、
一つのものを多数の目で見ることができる形であるということがとても良くて、
今のニュースの受け取り方って一対一なんですよね。
自分のタブレットとかスマホにニュースとか情報が届いてきて、
それをたった一人で見てるので、
それを信じるかどうか一人で考えなきゃいけないっていうのが一番負担なんですよ。
昔はテレビを全員で見るとか、家族全員で見るとか、
家に一冊一冊の新聞が届くから、その新聞をみんなで見てるっていうのがあるので、
みんなが情報を受け取ってるのは、この情報を受け取ってるなってなんとなく雰囲気で分かるし、
このニュースどう思うって言いやすかったっていう、
何々って言ってまた新聞を見れば、そのニュースについて何でこの子が何が不安なのか分かるっていう、
新聞の形式とその意義
船本由佳
いいツールとして存在していたっていうのはすごくあると思うんですよね。
でも今本当一対一でニュースを受け取らなくちゃいけなくて、
信じるか信じないかっていうのを受け取った人が一人で判断しなきゃいけない。
よっぽどすごく責任があるというか、難しいことを知っていて、
それが子どもにとっては当たり前になるってなかなか難しい状況である。
なので新聞型にしたんですけども、
例えばSIDE BEACH CITY.さんが作るとしたらどのような形にしたかなとか、
もしヒントがあったら教えてもらいたいなと思ってます。
高見知英
そうですね。どういうふうに表現をして、
本当に話のきっかけにしてこういうものを出していきたいというのがあれば、
たぶんこの新聞という形は非常に良いのかなと思っています。
というのもやっぱり新聞って、文字のレイアウトも含む全てが情報ですので、
これをどういうふうに感じてほしいのかなとか、
どこが強調したいところなのかなっていうものも含めて全部ここに詰まってるんですよね。
だからこそ、じゃあこういうときにまずここを見ればいいのかなとか、
どういうときにここを参照すればいいのかな、ここを話をすればいいのかなっていうのが、
やっぱりここの、例えばどうしたらいいのかなっていう、
このどうのレイアウトですとか、
この問題点っていう文字と、大丈夫?太字になってる部分とか、
新聞とその形態の意義
高見知英
こういうようないろんなレイアウトの要素に、
やっぱりここをどう見てほしいっていうものが全部詰まっていると思うので、
だからこそやっぱり新聞という形が出発点になってるっていうのはとてもいいのだと思いますし、
自分はこれを見てすごくインスタグラムのストーリーにここから抜き出して加工していけるなというふうに思ったりもしてましたので、
やっぱりここを出発点にして、そこから別のものに派生していくっていうことができるんじゃないかなって思いました。
逆はちょっと難しいですよね。
他のデジタルメディアのものから集めてきたものを新聞としてレイアウトすると多分ほとんど考え直しになっちゃうので、
そういうところからすると、まず出発点として新聞っていう形式を取ったっていうのはとても良いのかなっていうふうに思います。
Ryosuke Yamaguchi
ちょっと見たんですけど、やっぱり用途が、さっき言ったお子さんと一緒に見るとか、
親の方とか保護者の方ですね。
そういう意味で考えるとこの形態は確かにいいなというふうに思うんですよ。
やっぱり情報がパッと見渡せるっていうのがありますし、
紙の特徴がもちろんそういうのがあるんですけど、それをベースにこのデザインされてるっていうのと、
あと微妙には違うかもしれないんですけど、レイアウト的に大体どれもどこに同じような形で情報が同じ形でレイアウトされてるんですよね、どのほうも。
そういうところも連続して見てるとすぐ、ここにこれが載ってるなっていうのも分かりますし。
デザイン性であるとか、さっき言った用途を考えると、これベストなんじゃないかなっていうふうには私も思いますよね。
特に、さっき言ったお子さんたちに説明するとかっていう用途になると、
スマホを見せながら説明するよりこれを見せながら説明した方が説明力があるっていうのはあると思うんですよね。
私としてはベストかなと思います。
本当に、子どもたち多分新聞ね、もう見たことないっていう人がだいぶ増えてると思うんで、私はそう思いましたけどね。
子どもたちの反応とメディアリテラシー
船本由佳
ありがとうございます。
本当にそうなんですよね、どんな社会課題に関しても同じかもしれないんですけれど、
関心が高い人には届くかもしれないけれど、やっぱりその関心が高くなく、でもどうしたらいいか悩んでいるっていう人にも届くようにするにはどうすればいいかなっていうのはやっぱり今後の課題だなと思います。
本当に新聞の形に、本当に、でもやっぱり改めて新聞の良さっていうのにすごく感じましたし、
本当に新聞を作り上げてきた人たちを尊敬する、リスペクトするなと思うし、
新聞という形態が失われることはない方がいいなってすごく思うんです。
より自分もだけど、スマホで新聞の記事を撮ったりしちゃってるんですけど、新聞の形っていうのはすごく、今おっしゃったみたいに、
見渡せるとか全然関係ない記事も目に入って、何ならそれを読もうかなって思えるっていう、全然自分の関心がない分野の情報も目に入ってくるということだったり、
この記事の面積で、それぐらいまで読めば理解できるんだなとか、記事がちっちゃかったらその関心度が低いってことなのかなとか、
そういうことも瞬時にパッと想像できるっていうところが良くて、端末に届く情報だと一記事一画面なので、
それが重いニュースなのか軽いニュースなのか、実は救うには判断できないんですよね。
高見知英
デジタルなものって、実はそういうレイアウトもやろうと思えばできるんですけれども、
わざわざそこまでする必要が意外といないところで、そういうちょっと特殊な表組みとか、
どこを強調しているのかどうかっていうのをあえて見せない画面表示の仕方とか、
そういうものが一般的になってしまっているので、だからこそちょっとわかりづらいっていうところはあるのかなというふうに思います。
Ryosuke Yamaguchi
一応、これを見せた時の反応っていうか、保護者の方含めお子様が見たときに何かあります?何回か多分やったと思うんですけど。
船本由佳
そうですね。もちろん自分の子どもに試してから作ったってこともありますし、この間、夏休みの子どもの居場所、
親子の居場所を作っている中区の団体さんと一緒にこれやったんです。新聞を配って、みんなグループになってもらって、
10枚の中からどれがどれ喋ってみたいか、ちょっと読んでみて、どれをこれからグループで読んでみたいか、
考えてみてって言って、みんなに渡したら、みんなそれぞれバラバラのを指して、それがすごく意外だったなって思いました。
生成AIとか著作権とか、難しいと思うような、一見それをお子様は手に取らないんじゃないかしらって思ってたような情報も、
それをやっぱりやってみたいって言って、話してみたいって言うんだなっていうのも感じましたし、
この中に寿司テロとかこたつ記事ってちょっと面白いタイトルのものがあるんですけど、それはやっぱり人気で。
なんだろう、こたつ記事ってなんだろう、寿司テロってなんだよって言うので、それは低学年の子中心に人気というか、
何なんだろうと読みたいっていう気持ちになるみたいなので、タイトルもやっぱりちょっと変わった、刺さるようなのをつけるというのはありなんだなと思いつつ、
思ってはいます。ただちょっと寿司テロとかちょっとご存知がわからないですけど、その寿司テロというのはお寿司屋さんに入った
グループが悪ふざけでお醤油刺しを汚した状態で置いていったりとか、ちょっとペロペロ舐めたような、
みんなが共有して使うものをちょっと汚くしたっていうのが面白がって動画で配信したみたいなことがあって、
っていうニュースのことなんですけれども、本当にバイトテロってそこに書いてますけど、そうやって
コンビニストアとか、冷蔵庫にバイトが入ってみるみたいな悪ふざけをやった動画が拡散してしまって、
インターネットと地域の未来
船本由佳
もちろんそのお店自体も損害を受ける、不潔なものを扱っているんじゃないかということで、そのお店自体も損害を受けるし、
ちょっとの面白があるつもりでやった、その当人自体も人が特定されて、学校に行けないぐらいになってしまうっていう、こういう悲惨な、
良くない事例があって、それはやっちゃう側もこんなひどい目に遭っちゃうというか、行けないんですよね。やったことやることは行けないんだけれど、
本当にいじめとも思われるような特定があって、通っている高校はどこだったとか、卒業アルバムの写真とかも払われたりとかするって、
恐ろしいインターネットの世界って、ここの寿司テロっていう項目なんだけど、すごい深い闇みたいなものが見えるワードなので、これを残しているんですけど、
ただでもキャッチーだからと思って、寿司テロっていう名前をつけたんですけれども、この記事の左側に、ちょっと待って、その言葉本当に使って大丈夫って書いてるんですけど、
テロっていう言葉って、本来はそんな簡単に使っていい言葉じゃないんですよね。
なんですけど、ちょっとそういうテロ、なんとかテロみたいな感じで、飯テロみたいな感じで、みんな使ったりしていて、本来の言葉を考えると、そんな安々と使ってはいい、
転用していい言葉ではない、言葉っていうのをみんな簡単に使っているので、今のインターネットの世界では、もうちょっと注意しながら言葉を使いましょうと。
例題としては、ほにゃほにゃ難民とか、ほにゃほにゃハラスメントとか、なんとか地雷とか、本来の言葉の意味をよく考えて、最初は悪ふざけでこうやってなんとか難民だとかつけたかもしれないけれども、
本当の本当の意味を考えると、そんな簡単に、本来は深刻な問題を指す言葉なのに軽々しく使ってはいけないんだよっていうことを大人への受け入れも含めて書いてるというような形で。
いろいろなことを考えながらこの記事を作りました。
高見知英
これに限らず、本当にこういう言葉って、分野ごとにも温度差が変わってくるので。
例えばゲームの配信をプロのゲーマーとして活動されてる方が、それぞれの文化圏を超えてしまったときに、
ぽろっといつもの言葉遣いで話をしてしまったからこそ炎上してしまったっていうこともありますし。
そういうようなことって、今インターネットで非常に多くの文化圏の人々が一堂に会することができるからこそ、
起こってしまう問題ってとても多くなってきたのかなって思います。
だからこそお互いの文化圏をある程度知っておいたり、
あとは、この人は違う文化圏の人なんだな、でもそういう気持ちがあるわけではないみたいだからここは流しておこう、
みたいな、そういう考え方が必要になったりするっていうことはありますね。
船本由佳
あとちょっとこの紙面の、この寿司テロの紙面の一番右側にめっちゃ細い字で文章を書いてあるのがあるんですけど、それってちょっと拡大できたりするのか。
高見知英
あ、これですかね。
船本由佳
この右側に、実はさっき山口さんも気づいていただいたんですけど、これ構成が安心できる構成に決まってるので、
事例がこっちとか用語解説ここではあるんですけど、なんかあの、
クイズとかなんか面白い何か、
こう、あの、ひと息つける四コマ漫画みたいな感じの新聞における四コマ漫画みたいなものができないかなと思って、
えーと、全紙面にクイズとかなんか、へーみたいなのが載せてるんですよ。
これ気づかない人はいるかな。わかんないですけど、これはなんかクイズなんですけど、なんか昔情報を運んでた動物がいるんだよ。
誰か何かな?みたいな感じの言葉になってて、答えはこの紙面の一番左側の左側に、
何の動物かな?メールがなかったときに情報が運んでたって、答えは鳩なんですけど、ニュースパークにその鳩が、伝書鳩、伝書鳩が、
展示もあるんだよってことを書いて、ニュースパークにも行ってほしいなということでそういうふうに書いてるんですけど、そういうなんか、
子どもとか、自分が子どもだった時とかって4コマ漫画とかを読んだりとか、紙面の最後から読んで、ちょっと面白い記事だけ読むみたいなのがあったから、
なんかあんまり難しいのばっかりでいけないだろうなと思って、そういうことを書いたりとかして、
一応工夫してるので、もしよかったら、これをご覧になっている皆様も、もしよかったらダウンロード、誰でもダウンロードできる形になってますので、
お手に取っていただけるといいなと思います。印刷して使うのが本当は本来の使い方なんですけど、こうやってPDFを見ていただくだけでもいいし、
もし本当にご家庭で使ってみようという方は、これ一挙ダウンロードできる形になってますので、例えば毎週金曜日の夕方にこれ1枚ずつ貼り出すとかして、
週に1回1つの用語を勉強することにすれば10週間持ちますので、3ヶ月ぐらいメディアリテラシー用語をちょっとお話しする機会として、
家庭でなかなか難しいと思うんですけど、そういうことに使ってもらえるといいなと。冷蔵庫とかに貼ってもらってもいいかなと思ってますので、ぜひ使ってもらいたいです。
高見知英
こういうのもそうですけども、先ほどの一人でどうしても情報収束してしまうという点もそうなんですけども、せっかくであれば一つの物事についていろんな人と話を交えてみることもやってみれるといいなと思いますね。
せっかくやっぱりインターネットって多くの人が移動時間とかそういうの気にしないでつながれるっていうような効果もあるものになりますし、もっと気軽にニュースについて話し合ってみるとか、そういうような機会があってもいいのかなというふうに思います。
ニュースと対話の重要性
高見知英
例えば本当に、ここ最近だと平日であればXのスペースを使って、最近のニュースについてとりあえず取り上げて話をしてみるとかいうようなことをやってらっしゃる方々もいますし、あとはそういうようなことを議題に配信をしているっていうようなポッドキャスト番組などもあったりするので、そういうようなところで複数人で話をしてみたり、
あとはその話を聞いてて感想をやりとりしてみたりとか、そういうところからなんとなくニュースについてもっと深く知っていくっていう方法って今ならあるんじゃないのかなっていうふうに思います。
特に今回話を聞いてすごく思ったのが、たとえば以前SBC.オープンマイクやSBCast.のほうでもご紹介したゲームさんぽという、ゲームを全く違う分野の人と一緒に見ていくという取り組みなんかの話の中でもわりと話題になったものが、
芸術の対話型鑑賞法という鑑賞法でして、これを一つの芸術について複数人で集まって、
自分はこういうふうに見えたとか、自分はこういうところがすごいと思ったっていうようなことをワイワイ言いながら鑑賞していくっていう方法なんですけども。
これと同じものが今のニュースメディアとかニュースの記事とかそういうところにも使えてくるのではないのかななんていうふうに思ったりしました。
Ryosuke Yamaguchi
そうですね。さっきも言いましたけど、みんなで見て、この芸術の対話型っていうのが面白そうですけど、
見ながらワイワイできるネタになりそうだなっていうのはすごく思いました。
たぶん一個一個のネタは僕らの仲間たちとかSBC.の仲間たちで、これについて話しましょうって言ったらめちゃめちゃ話が止まらなそうなネタがピックアップされてるんで、
さすがだなとその辺は考えて作られてるなっていうのはすごく感じますね。
高見知英
やっぱり本当にいろんな伝達方法ごとに、こういうような情報は伝わりやすいけど逆にこういう情報は伝わりづらいっていうものがすごくたくさんある
と思いますし、それこそ先ほどお話のあった気になるところとコミュニケーションの難しさにもつながってくると思いますけども、
文字だとやっぱり事実ってすごく伝わりやすくなる代わりに感情がすごい伝わりづらくなってしまうと、あと背景内容についても結構伝わらなかったりして、
例えば先ほどのとおりに前提としている知識が全く違った場合は、ものによっても全然違うものを指してしまうっていうことって結構あると思いますし。
逆に音声で話をしたら、確かに文章としては意味としてはなんとなく伝わるし感情も伝わりやすいけれども、
ただその逆に流し聞きしてる人にはあんまり伝わりづらくなってしまうことってあると思うんです。
例えば本当に難しい表現とか、複雑な漢字があって、でもそういうようなものっていうのは表現では伝わらないですし、
じゃあ映像にすればいいかっていうと伝えるのが大変になってしまうっていうような問題もあったりしますし、
そういうふうにそれぞれの伝え方にメリット・デメリットあると思うので、そういうのもいろんなものを使って、
このときにはこれが一番いいかもな、このときにはこういう伝え方が一番いいかもなっていうのを区別しながら、
いろんな方法で発信をしていくっていうのがとても大事になるのかなというふうに思いますね。
ありがとうございます。
よろしいですか。
じゃあ何か、ちなみに今後こういうようなメディアリテラシーとかデジタルツールの活用とか、
そういうようなことについて考えてることって何かございますか。
船本由佳
そうですね。
メディアリテラシー新聞に関しては本当に発行したばっかりなので、多くの人に知ってもらいたいなと思っていますし、
もし誰かを講師のような形で行って話した方がやりやすいということであれば、
私たちが行くこともできますし、でも本来は講師のような人たちが行かないとできないかっていうと、
そうじゃないってことが伝えたくて、この新聞の形にしていて、話し合うのはみんなでできるよっていうことで、
一応やりたいなとは思ってはいるんですけど、この新聞のことを皆さんに知ってもらいたいなと思っています。
そのメディアリテラシーって、これから必ず必要な分野になってくるなと思っていますし、
先ほど高見さんがお話しされた誤解されてしまうとか、ちゃんと伝わらないってことが起きるから、
ちゃんと伝えたいっていう気持ちを持って、物事を伝えていくっていうことが大切だってことを、
多くの人がそれを習得すれば、こんなにギスギスしないようになるんじゃないかなと思うので、
丁寧に対話を重ねていくことだったり、正しく伝わる方法を知ることだったりっていうことを、
大人も含めた子どもたちにも伝えていきたいなと思っています。
何をすればいいでしょうね。一旦、今回このメディアリテラシー新聞を作ったので、
このプロジェクトに関しては、一旦作成はおしまいで、今度はこれを活用していく形にしていきたいなと思っていますし、
先ほど放送前に山口さんとも話したけれども、もともとローカルメディアコンパスっていう、今映っているカードの形の
ワークショップツールというのも作っていて、それもみんなで話してもらいたいと思って、
本の形にしたらなかなかみんな読めないだろうから、カードの形にして、一事例でお話しできるようにして作ったものなので、
できればそういう対話を重ねていくような機会を多くの人に持ってもらいたいと思いますし、
積極的な情報発信の形
船本由佳
私たちも何らかの形で活動は続けていきたいなと思います。
これが今、対話型なので、基本リアルで話すことが大切ですよってことを伝えることをやっていて、
先ほどもお聞きしましたけど、むしろこれをデジタルでこういう情報を運ぶにはどうすればいいんだろうなっていうのは、
すごくこれから皆さんにお聞きしたいし、考えていかなきゃいけないなと思ってます。
高見知英
やっぱりこういうものって、意外とリアルのカードがあるからなかなか集まらないとできないと思いきや、
意外とカメラをとりあえずカードを写す卓上に固定しておいて、それを写すだけでなんとなく会話が成立してしまうってことって意外とあったりして。
例えば本当に自分がやってたところだと、カードゲームもあって、
実際カードゲームで盛り上がりましょうっていうのをDiscordのほうでやってたんですけども、
カードゲームだけだからDiscordだけでやるのはちょっときついかなって思いきや、
意外と卓上にカードを並べていって、これがあなたのカード、これがあなたのカードって、
それぞれ話を合わせるだけで意外となんとかなっちゃうっていうことはありましたね。
もちろん2回目以降はインターネットのサービスをご自身でプログラムで作ってなんとかしたっていうふうになりましたけども、
意外とそれがなくてもなんとかなっちゃうっていうところはあったのかなっていうふうに思います。
だからこそまずは話をしてみることからかなっていうふうに思います。
やっぱり案外、実際インターネット上でも話をしてみないと、
あ、これぐらいで意外とできるねっていうのは見えてこないので。
だからこそとにかくいろんな人が対話する機会を増やす。
インターネットで声だけで話をするとどうしても伝わりづらい部分があるからこそ、
その代わりに回数を増やしていくっていうことが大事なのかなっていうふうに思います。
本当に月一回会いましょうっていうのは、インターネットだと毎週会いましょうにしたり、
平日の夜だけでもちょっとだけでも集まりましょうにもできたり、
それについての移動とかそういうのの負担が少なくなるので、
結果的に時間としては短くなるんだけどもつながりとしては強くなるっていうことが起こり得るんじゃないかなというふうに思います。
だからそういう場で、たとえばこういうカードを使ったワークショップやってみるとか、
先ほどのメディアリテラシー新聞を使ったワークショップ的なものをやってみるとか、
そういうことって結構できるんじゃないのかなというふうに思います。
たとえばこのメディアリテラシー新聞、先ほどのことにダウンロードできるので、
それぞれみんなのパソコンにダウンロードしてもらって、
今日これ読み合いますよって、読み合いますよとか、
そういうような話をしていってもいいんじゃないのかなというふうに思いました。
Ryosuke Yamaguchi
このメディアリテラシー新聞、ダウンロードできますけど、
これを使って、たとえば独自に他の団体であるとか、
もしくはそういう学校の先生方みたいなのが、
簡単なワークショップとかちょっとした講座を開くっていうことに関して、
特に縛りはあるんですか。
船本由佳
ないです。ぜひやってもらいたいなと思っています。
Ryosuke Yamaguchi
そうなんですね。
船本由佳
このダウンロード版の実は1枚目が、この新聞の使い方っていうのが載っていて、
こうやって使ってくださいっていうのが記事風になっているものが1枚付いていて、
11枚組みになってるんですけど、
なので自由に使っていただきたいなと思って作っています。
なるほど。
ただでもこの新聞ね、知らないと使おうって気持ちにもならないと思うので、
やっぱり今これちょっと丁寧に皆さんに、お二人にもお話できたので、
使えばいいのかなって思っていただけたかなと思うんですけど。
確かにね。
新聞だけあってもきっと何のこっちゃって感じだと思うんですよね。
高見知英
まずは本当に知っていただくことと、読んでいただくことが大事になりますよね。
船本由佳
そうですね。自由に使って、自由に使うっていうか、もちろん趣旨を理解した上で。
Ryosuke Yamaguchi
広めていってやっぱこういうのがどんどん目に触れて、
こういうツールがあるから、僕もやってみようとか、私もやってみようっていうような動きが広がればいいかなと、
私どもも活用させていただきたいなとちょっと思いました。
船本由佳
ありがとうございます。
高見知英
本当にそうですね。
ちなみにこういうようなメディアリテラシー新聞のこととか、
あとはそれ以外のこういうようなメディアコンパスのものとか、
こういうものを使って何かやってみたいことって、こういうのをやれればいいなとか、
今、河野さん自身で考えていること、やっていることとか何かございますか。
船本由佳
そうですね。すぐにパッと思いつくわけじゃないんですけれども、
このプログラムを開発する中で、横浜市立たての小学校さんがご協力いただいて、
情報の授業というのを2時間、森ノオトの方で持たせていただいたんですね。
2時間のうちの1時間は、このメディアリテラシーの用語解説というのをさせてもらって、
皆さんがどんな、子どもたちがどんな反応なのか、どれぐらいこれ分かるものなのかなっていうのを、
まさにグループで話し合って、子どもたちがグループになって話し合ってもらうという形でやらせていただいて、
もう1時間はキャリア教育にも関連させてやってほしいという話だったので、
私が放送局にいたときの話をしたんです。
私、アナウンサーだったんですけれども、どうしてアナウンサーになりたかったかとか、
アナウンサーになるためにどんなことをしたのかとか、どんな仕事があったのかとか、
放送局の中の仕事がどんなものなのかというのを解説させていただいて、
私が放送局にいたのは10年以上前のことなので、
メディアリテラシーと平和の関係
船本由佳
本当に古い情報だから私が話したことがどこまで役に立つかしらって、
自分の中では疑問な部分もあったんですが、
でもどうやってニュース番組を作ってるかっていうことって、
10年経ったからそこまで変わることではないので、
こういうふうに朝から取材に行って、記事を書く人と、
映像を編集する人と、それをチェックする人というのは何人もいて、
みんながこの情報をどうやって届けたら視聴者に分かりやすいか考えて、
読み出してるんだという話をプロセスを含めてお話をしたら、
すごく子どもたちからのアンケートでは感想がとても驚いたというような感想をいただいたんです。
何が言いたいかというと、どうニュースを作っているかという裏側のことをみんな知らなさすぎて、
ニュースを作る仕事の人の話を知らないんだなということをこれで感じたんですね。
なので、ちゃんと真面目にニュースを作っている人がどうやってニュースを作っているかということを伝えることには
とても意味があるなって感じました。
今、テレビって昔ほど重要ではなくて、
動画で情報を配信できる、誰もがやる気があれば情報を配信できるような時代になっているので、
動画がどういうふうに使われているかとか、ニュースをどうやって作られているかという
製作の裏側にある準備の部分ってなかなか見えづらいかなと思うんです。
あまり調べがされていないまま出てしまう情報、
一般の方だったり、メディアを本業としない人たちによる情報の出し方と、
メディアがしっかりと裏付けを取って、
なぜそれを今の時間に、どれくらいの時間を持って届けるかを考えながら出している情報というのは、
やっぱり重さが違うかなと私は思っていて、
なので、そういう情報の確からしさというものを担保するための、
何言っているの?
という差が、ちゃんと違いがあるということを伝えることが大事だなと思ったということなんですけど、
みんな知らないんだと思って、ニュース番組、ニュースを作っている人が、
どれだけの時間と知識と経験をかけて作っているかということをきっと知らないから、
どの情報も同じように見えてしまうというのが今の一般的なネットでの情報の探し方ではあるので、
自分たちの教授をかけて、信頼をしてもらうニュースを出すために、
力を尽くしている人たちの話というのは、
していきたいなと思いましたという話なんですけど、
そういう話をすることに意味があるかなと思ったので、
そういうお話も自分の自身の話も含めて、
ニュースを出すことの大切さとか、難しさみたいなことは伝えたいなと思っています。
すいません、長くなりました。
高見知英
とても気持ちがよく伝わってくると思うので、たくさんどうもありがとうございます。
本当にそうですね、意外と作り手が何を考えているのか、
作り手がどういうふうなことをしているのか、意外と知らない人知らないので。
自分は最近朝日新聞のポッドキャストとかで、
新聞記者がどう考えているのかとか、実際どういう工程を経て新聞が作られるのかとか、
そういうものを聞く機会が結構増えてきましたけども、
実際そういうところを探せばあるけれども、意外と探してないので見つかってないというケースがすごく多いなと思います。
だからこそ多くの人が話題にして、こういうところにこういうものあるよっていうのを発信していくことっていうのが重要なのかなと思います。
そうやって自分たちはこういうふうな思いで発信をしているんだ、
自分たちはこういうふうなことを考えて気をつけて発信をしているんだっていうことが、
多くの人が伝わることで、結果的に他の業種であっても他の分野で活動してる人であっても、
あ、こんな感じなんだ、こんなことをやってるんだっていうのが分かって、
それぞれの文化圏の人たちにも配慮ができる社会が出来上がっていくんじゃないのかなというふうに思いますので、
船本由佳
だからこそ発信をするってとても大事なのかなっていうふうに思います。
もう終わりの時間かなと思うんですけど、さっき中見さんがおっしゃった、
今記者さんとかのアカウントも増えて、記者が本人の見解ですって言って、
いろいろな発言とか投稿される方も増えてきたなと思うんですけれども、
中の人が発言するのはとても難しいわけなんですね。
私が中にいたときは、それを絶対やってはいけないことだと。
個人が何かアカウントを持って、自分の職種を明かしながら、
そういうSNSとかにやるっていうことは絶対やってはいけないことだったんです。
今はその時代の流れとともに、いろいろな条件をクリアした人たちが許可を得てやっている部分があると思うんですけれども、
基本的には、情報の取扱いというものだったり、
新聞社だったり、放送局の名前を出してというのは、
一般の職員とか、働いている人たち、会社員だったり、契約して仕事をしている人たちはやってはいけないこと。
やってはいけないって言うほど、情報の取得が大事だ。
情報がとても大事であるということを、みんな分かっていたからなんですけど、
今は限られた人だろうけれども、何人かの人たちが自分の名前も所属も明かした上で、
それでも一般の人たちとの触れ合いというか、その反応を知りたいという、
それも大事であるということが分かり始めたので、
いくつかの新聞社ではそういうことがOKになっているという部分があると思いますし、
ある程度、自分で責任を取るという、個人が責任を取るというのって、
マスコミ、メディアの世界では、責任はメディアが取るから個人を取らなくてもいいということで、
個人を守っていたところがあったのに、
自分の責任でやるんだよというのって、ある程度、すごく信頼もしているけど、
突き放してもいるという形での中で、あえて個人が発言しているというすごく重みのある、
その人にとっては決断があった形でのアカウントを作っているというところもあって、
これでもなかなかみんな知らないだろうけど、そういうところはあって、
本当にその中の人でいながら、ちゃんとそうやって自分の言ってはいけないこと、
言ってもいいことということを整理しながらそこで話せるってすごく責任感のある、
とてもすごい行為だと思うし、それは市民とメディアをつなげてくれる、
すごく責任のある仕事だなって、その人たちに本当に思います。
だけどやっぱり中の人というのは、そんなに簡単に外の人と話はできないと自分でも思うので、
だからこそ私、卒業したからできるんだなってすごい思ったってことではあります。
卒業したからこそ、今の話ではないよって言いながら、
今の放送局の話ではないよって言いながら話せるっていうのは、
私の今の立場ではできることなんだってことは思いました。
高見知英
ありがとうございます。
それでは最後になりますけれども、こちらの活動について、
このようなメディアリテラシー新聞等の活動について、
船本さん自身の活動のキーワードと思っていること、何か一言ございますか。
船本由佳
私も厚苦しいんで喋って喋らない方がいいかもしれないんですけど、
私、メディアリテラシーが情報の伝達がうまくいってない状態が、極端な話ですよ。
情報の伝達がうまくいってない状態が戦争だと思うので、
情報の伝達がすごく円滑にいく状態が平和だと思っているんですよ。
なので、このメディアリテラシー活動というのは、私にとっては平和活動です。
変な方に伝わるとよくないんですけど、
私は平和のために活動していると思っていて、
それは小さい平和でも大きい平和でも国家間の平和でも、
いろんな平和があると思うんですけれど、
やっぱり人と分かり合えているとか、
ちゃんと異議論を尽くした上で判断できたとか、
やっぱり話をして分かり合っているとか、
っていうのが幸せだし平和だから、
それを自分も体感したし広めたいし、
そういう人が増えて、ちゃんと情報をやり取りすれば、
変な異境が起きない、簡単には変な異境が起きない、
世の中になるんじゃないかなと思っているので、
情報の発信の重要性
船本由佳
メディアリテラシー活動は平和活動ですっていう。
ちょっとだけこれだけが流れちゃうと、
変なことを言っているか悪いかもしれないから、
あんまり一人歩きさせたらいけない言葉かなと思っているんですけれど、
でも一応平和のためにやっています。
みんなに平和をもたらすために。平和になってもらいたいから。
高見知英
いいと思います。
本当にいいと思います。
いろいろな原因があったりすると思いますけれども、
いさかいの大半って生き違いから起こることっていうのもあると思いますし、
その生き違いさえなくなれば、結構な割合のいさかいって収まるものだと思うので、
だからこそそういう情報伝達をするってとても大事だなって思いますし、
そういうところでどういうふうにすれば上手く情報が伝わるのかなっていうのを、
特に情報の発信の仕方が多様になった今だからこそ、
より多くの文化圏の人と関わることが当たり前になった今だからこそ、大事にしていきたいなというふうに思います。
ありがとうございます。
船本由佳
ありがとうございます。
高見知英
その他何か、これは言い忘れたな、これ言っておきたいなど何かございますか。
船本由佳
ありがとうございます。もう十分なんですけれども、
ローカルメディアコンパスっていうワークショップツールも、
このメディアリテラシー新聞も今流れているローカルメディアコンパスというウェブサイトで、
新聞の報道は無料でダウンロードできますし、
メディアコンパスってこのカードのワークショップツールは販売してますので、
よろしかったらお手に取っていただけると嬉しいです。
高見知英
ありがとうございます。
Ryosuke Yamaguchi
ありがとうございます。
高見知英
それでは、今回はプログラミングと地域の未来と言いつつ、
プログラミングはあまり話としてはありませんでしたが、
メディアリテラシー、コンピューターの必要です。
それのところについてお話をメインにさせていただきました。
そういうところで、SBC.オープンマイクナンバー100、
今回船本さんをお迎えしての回、
こちらで終わりとしていきたいと思います。
プログラミングの地域における役割
高見知英
船本さん、どうもありがとうございました。
船本由佳
ありがとうございました。
Ryosuke Yamaguchi
ありがとうございました。
高見知英
また、こちらご覧いただいた方ありがとうございました。
チャンネル登録、高評価等お待ちしております。
それでは今回の内容で終わりにいたします。
どうもありがとうございました。
01:07:16

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