00:00
はい、りょかちです。
りっちゃです。ちょっとりょかち先生に聞きたいことがあるんですけど、
なんか最近、インスタグラムとSNSがあるじゃないですか。
インスタで、私は主にTwitterの方が多い人間なんで、見てるだけなんですけど、
なんかさ、最近、昔はインスタっておしゃれな写真を、綺麗な写真を投稿するのだったのがさ、
最近、タッシュ化が進みすぎというかさ、
本当にテキストがいっぱい入ってて、文字10枚あってとかさ、
漫画とかめっちゃ多いくない?
多い。
マガジン化が進んでるっていうのと、
あとなんか保存がすごいカウントされてるせいでそうなるみたいな話を結構聞いてるんですけど、
どうなってるんですか?今のインスタで。
そうですね、でもおっしゃった通りで、
昔、この検索バーに行くと見えたディスカバーで、
Likeによって掲載されてるみたいなロジックと言われてたんですけど、
それがあるとき保存に変わって、
保存されるコンテンツってどんなんなんって言ったら、
綺麗な写真で、かわいい場所で勝ち!みたいな感じよりは、
いっぱい情報量があるみたいな感じで。
そうだよね。
この見て、ディスカバータブ?
左側画面の虫眼鏡のやつ。
ここ開くとさ、人によって全然違うじゃん。
私はね、すごい漫画を見てるせいか漫画ばっかり出てきて、
アラサー女子の漫画とか、
夫婦トラブルとか、婦人チリコとか、
なんかめっちゃ重たい!みたいなのばっかり出てきて、
ムムっていう気持ちになっちゃうんだけど。
私も韓国アイドルと、新作GU商品紹介。
GUめっちゃ、ユニクロGU超多いよね。
ユニクロGU多い。
あとはあれですね、食べ物。
食べ物アカウントやってるよね?
やってます。
確かに。
食べ物アカウントもその時流に乗って、
そうなんだ。
文字を入れ始めました。
へー。
なるほど。
それすごいですよ。
最初は画像に文字を入れた方がいいから始まり、
テキスト部分に、
今ツイッターにもその流れ来てるんですけど、
値段と場所と、
場所って駅から何分みたいなところと、
あと値段を書いて、
それだけ見ればもう店のことがわかるみたいなものが流行って、
最終的に今保存とかが多くて流行ってるのは、
03:04
今まで自分の投稿をさらにまとめて、
2021年、いいねがたくさん集まったカフェとか、
確かに年末多かったね、ベストみたいなのは。
今まで紹介したカフェの中でエビスをまとめてみましたとか、
そういうのめっちゃ増えてて、
どんどんどんどんみんな保存を得るために賢くなっております。
昔のまとめサイトと同じ方向に向かってる気がしてならない。
どうしてみんなそこに行くみたいな気持ちになってくる。
でもなんかやっぱり、ゆか子ちゃんいるじゃないですか。
遠藤ゆか子ちゃんっていう。
もともとはとあるウェブメディアの編集長で、
今は本の編集者をやってるんですけど、
彼女はインスタもツイッターもバズらせられるんですけど、
確かに、バズり力を持ってる。
グルメはもうインスタとツイッターがかなりバズり要素が似てきた。
そうなんだ。
情報の網羅性とかがすごい似てきたな。
みんな一緒、なんかツイッター見てもインスタ見ても、
役立ちコンテンツばっかりだなみたいな感じ。
飲食店とホテルはやっぱ鉄板でバズりやすいなとはすごい思うんだけど、
それなりに有名な店とかいい店の、
ドコドコの本当は教えたくないけど、
ドコドコ民のドコドコの人、
ここのなんとかのなんとかのなんとかっていうやつが最高で、
これ食べないと死ぬ。
マジで行ってほしい。
てんてんてん。
みたいな書いてある。
絶対バズるじゃん。
そんなんバズるわみたいな。
私の味覚的には違うんですよ。
何のために言ってんねんみたいな。
あと本当は教えたくないなら言うなみたいな。
言うじゃねえ。
ホテルグルメって言わないから好きな店は。
そうですよ。
結局うまい店は口コミでしか分かんないから。
そうなのよ。
グルメはもうコモディティ化してきて、
りょうくんグルメパターン、
絶対にみんな知ってほしいみたいなのか、
初さんグルメ形式で、
ごたんだはここ、エビスはここ、
みたいな店を過剰書きするか、
そういうのがやっぱりバズってきちゃいますよね。
言い表せないモヤモヤがあるんだけど、
06:01
ホテルとかに関しても、
バズりやすいコンテンツだってことはすごい分かるんだけど、
行ってもないホテルを、
どこどこのどこどこにあるホテル、
このホテル最高、こんなシチュエーションでこう行ってみたいみたいな、
ホテルの公式から持ってきた画像がついてて、
めっちゃ何千リツイートみたいな、
別にその人は何もしてないじゃん。
写真を撮ったのは別の人だし、
ホテルも割とそこに出てくるのはカーサ・ブルータスとか、
すでに有名、だいたいにおいてもう有名ホテルなんだよね。
何なんだみたいな、
コンテンツの再利用っていうか、
オリジナルの写真を撮ることとか発掘することっていうのに、
一時情報を得ることにコストをかけている人が世の中にはいるわけじゃん。
雑誌の編集者とか。
それを二次利用してバズだけ撮るっていうことが、
自分にとってはすごいモヤモヤするっていうのと、
一度そのまとめサイト問題の時に、
結局何も解決されていないまま、
アカウントを育てて、そのアカウントが売られるっていう。
お賢い人はみんなそれをやるインセンティブになっちゃうということに、
なんとなくね、モヤッと感じるんですよ。
わかりますよ。
日々の思っていることもあるけど。
ちょうどあれですね、
この間、ネホリンパホリンが、
記事ライターってやってたね。
あれそういう話だったの?見てないんだけど。
最初はそうですね、最初の冒頭はそういう、
なんか調べてもないこととか、
テレビで見て本当かどうかわからないことを記事にして、
15分で書いて2500円ゲットみたいな。
そういう話だったんだ。
はい、だったんですけど、
でもそこから話がどんどん進んでいって、
その人がこたつ記事ライターとして、
メディアに就職、キュレーションメディアに入って、
こたつ記事を依頼する方になって、
人生だね。
で、クソ記事を量産していたが、
それってどうなのって思うけど、
結局バズるのは、一生懸命一時情報を取った記事じゃなくて、
簡単に15分で作った記事じゃん、
みたいな構造の闇を喋っていました。
いやー、それですよ。
普通にインスタの流行りを聞こうと思ったら、
ちょっと重い話になってしまった。
なんかTwitterはまだわかるんだよ。
インスタはなんでそっちに行ったんだろうって思ってて、
インスタはクリエイティブ、クリエイターを結構重視したイメージがあったから、
でも一回あれだよね、いいねの数とか表示しなくなったよね。
09:00
そういうところからなのかな。
やっぱり、結局いいねとか儲かるものが、
良いとされてしまうと、結局そういうコンテンツが一番はびこっちゃうから。
っていうところで、インスタグラマーさんはある程度気にしているようには思える。
が、って感じですよね。
やっぱ滞在時間を伸ばしたいって方にすごいインセンティブが働いちゃうと思うんだよね。
SNSの会社からするとTwitterもそうだし、
インスタもそうで、
インスタを見ている時間を長くした方がいっぱい広告とか出せるし、
スティックなサービスになると思うと、
そうするとパッて綺麗な写真あるけど去って流されるより、
10枚全部使って、マガジンの方が滞在時間が長くなるから、
そういうサービスにどんどん設計されていっちゃうのかなと思うんだけど、
そういう人の時間をいっぱい奪うことが本当に良い。
世の中に良い影響を与えているのかっていう、
本源的なところに眺めていると、
それが今度は不思議になってきたな、今話していると。
あれですね、ネットフリックスの番組、ドキュメンタリーにあった。
ちょうどそれ見たわ、この前。
監視資本主義だっけ?
そうそう。
英語違うんだよね?ソーシャルジレンマだっけ?
ソーシャルジレンマ。
資本主義の闇なのか、ソーシャルメディアの闇なのか、
IT企業が利益を求める闇なのかわからないけど、
結局広告で儲けようとかそういうことすると、
見られるように作らなきゃいけないから、
チートコンテンツが生まれやすい土壌を作っちゃう気がする。
高数かけて見られるコンテンツを作っている人がいたとしても、
それを簡単にパクってあげた方が、
簡単に有益なコンテンツ作れるじゃんみたいなの。
絶対ある。
でも一方で私、
この情報がめちゃくちゃたくさんある中で、
それを集めてまとめてくれる人も必要なんだよなと思うんですよね。
確かにその価値は全然あるよね。
高数かけたから見ろよみたいなのもエゴだと思うんですよ。
12:00
だから結局は、
そういういいものを作ろうと思ってまとめるのはいいけど、
金だけを目的に雑にまとめを作るのはやめようみたいな、
お気持ち制裁になっちゃうというゆるふわなところに問題があるなと思います。
結局倫理観ってどこみたいな話になっちゃうんだよね。
それってすごい難しい。
これは闇ですよね。
全てのソーシャルメディアが持つ闇。
なるほど。でも確かにりょかちが言っている、
まとめることに価値があるというのは確かにその通り。
自分はめちゃめちゃ雑誌読むのが好きだから、
一時コンテンツを作っている人にリスペクトがないのがもったいないなと思っちゃうんだけど、
そんなに見尽くしている人なんて別にいないし、
普通にインスタでパッて全部見れた方がいいよね。便利だよね。
確かに。
そう、だから作っている人の倫理観。
あとインスタでこのコンテンツを作っている人もこの文字入れとか頑張っているわけだよね。
そうですね。日々アナリティクスを見ながら、
こういう写真がアクセスでいいんだとか思いながらやっているというところもあるんですけどね。
私本当に何年も前にこういうマガジンみたいなことを個人でやり始めた人とかがいて、
そういう人にずっと絶対こうなるだろうなって思ってたんだよね。
そしたら本当にこうなってきたなっていうことをすごいしみじみ感じていて、
どうしてもどのメディアもこういう方向に始まっていくのかなっていう気持ちがする。
そして時代を何度も繰り返している気がする。
分かります。
昔はそういうクリエーションメディアっていうものがあって、
それがインスタに移行してきて、
YouTubeとかTikTokにも移行してきて、結局一緒やなって感じですよね。
そうね。
言うてみちゃうんだけどね。
やっぱりこのインセンター設計によって全然サービスにやることってすごい変わるんだけど。
ちょうどさっきのファクト、一時情報が大事みたいな話って、
今日ちょうどさっき虚構新聞の人のインタビューっていうのを、
NHKが虚構新聞の人にインタビューするっていうのをやってて、
めっちゃ面白かったんだけど、
それが本当に皮肉で、
NHKの東京じゃない富山とかの放送局の人で、
しかも3年目の人が取材しましたみたいなやつだったの。
本当に虚構新聞の人がお面をかけて出てくるんだけど、
15:01
そのインタビューで虚構新聞の人がめっちゃ真っ当なことを言ってて、
それがすごく良くて、
もともとは虚構ってちょっとくすって笑えるようなことがやったらいいなっていう気持ちでやってました。
そしたらだんだん本当に現実が虚構になってきちゃった。
虚構っていうか、え?みたいな本になってきちゃって。
例えば、彼はトランプが当選するとは思ってなくて、
トランプの勝利っていう虚構の記事を用意してたんだって。
まさかでヒラリーが勝ったら出そうと思ってたら、
本当にトランプが勝っちゃったからえ?みたいになって、
迫撃を受けたっていうのがあって。
最近もコロナの感染があったんだけど、
本当にコロナの初期の頃に、
運動会でリレーのバトンが2メートルの長さのバトンになりましたみたいな。
めっちゃ長いバトンができましたっていう記事を用意してたんだって。
用意して出したんだって。
出したら、本当にその記事の直後に2メートルのバトンを使った運動会がパッと出てきて、
で、虚構新聞でお詫びって言って、
虚構だと思ってたら本当に現実になってしまいましたみたいな。
だからもはや現実と虚構が分からんっていう話なんだけど、
でも虚構新聞の人が最終的に言ってるのは、
虚構新聞が成り立つのは常識みたいなのがあって、
その上でネタにしてるから面白いのであって、
最近は現実がどんどんヤバくなってるから、
虚構が成り立たないし、
フェイクレースみたいな話も出てきた結果、
現実ってなんだったみたいなのがすごい問われちゃってると。
で、虚構新聞の人がNHKの人に、
事実っていうのは当たり前だからつまんないかもしれないけど、
でも事実っていうのがあるから、
虚構とか面白いんだって、
メディアって地味で大変だと思うけど頑張ってください、
みたいなことを言ってて、
で、NHKの3年目くらいの若手の人が、
頑張ろうと思いましたっていう。
いい話でまとまっとる。
すごい。
やっぱり一時情報を作ってる人は偉い。
間違いない。それは間違いない。
とは思うんですけどね。
やっぱりそこにお金にはならないとか、
人気感みたいなものに支えられてやるしかないっていうのが、
今のところのビジネスモデルとかの限界を感じるところで。
だからこそそういうちゃんとした情報を、
上位に載せて儲かるようにしてあげようと、
Googleさんはずっと頑張って、
でもGoogleさんでさえ、
まだ叶えていない夢ですからね。
そうだね。そうなんですよ。
最近のアメリカとか見てると、
事実とはっていう気持ちになる近頃ですわ。
18:02
最近は本当に毎日面白いことが起こりすぎて。
疲れちゃうよね、ニュース見てると。
私、コセキユースさんっていう、
ショートショートを自分のサイトで書いてる方好きなんですけど、
もうショートショートも現実っぽくなっちゃってきて。
確かに現実の方針一味みたいだよね、最近。
そう。
わかる。
なんか最近は変だなってめっちゃ思いますね。
ニュースで今日の感染者はって言ってると、
テレビみたい、映画みたい。
そういう映画みたいな。
毎日感染者数予報が出るみたいな。
戦争よりも死者が多くなりましたとか言うと、
確かに。
パンデミックの映画の始まりかみたいな。
そうだよね。わかる。
だがしかしまだ人類は街に出て、
外で仕事をし、電車で通っているという、
なんと面白い出来事だろう。
うんうん。
インスタの話をしようとすると、
壮大な話になってしまった。
表では書けないモヤモヤを吐き出しました。
はい。ぜひ。
待っています。
その虚構新聞の記事はマジで面白いので、
みんなぜひ読んでください。
終わり。
