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2024-08-26 09:49

SBCast. Ch2 #049 正会員 穂志乃愛莉さん/現在取組んでいる課題について(女性支援編)

正会員の穂志乃さんに、現在女性に向けた支援として取り組んでいる課題についてのお話を伺いました #NPO

サマリー

今回のSBCastでは、穂志乃愛莉さんが女性支援に取り組む団体の活動や共同親権に関する課題について話します。また、被害者支援や再発防止の重要性についても言及し、多くの人々への啓発活動の実施について説明します。

女性支援の現状
高見知英
SIDE BEACH CITY.の内部をお伝えするSBCast. Ch2。今回は、穂志乃さんに現在取り組んでいる課題について、特に主に今回は女性支援編ということでお話を伺えればと思います。よろしくお願いいたします。
穂志乃愛莉
はい、よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いします。それではまず、今回のテーマについてということでお話をいただけますでしょうか。
穂志乃愛莉
はい、そうですね。もともと、うちの団体は5年目に入るんですけれども、DVとか虐待、そういったことに悩んでいる方、また貧困に悩んでいる女性、そして子どもたちの支援をしてきている団体なんですけれども、特に女性に関しても支援の現場というのが、法律が変わったりとか新しくなってきています。
また、共同親権が2年後からついに導入されるということもありまして、今後はどうなっていってしまうんだろうという不安を持っている方も非常に多いということになっています。
そんな中でですね、私たちの立ち位置としては、共同親権というのは大事なものの一つであり得るということなんですけれども、他のアメリカとかそれからヨーロッパとかで共同親権がすでにもうできているようなところは、加害者構成プログラム、加害者に対しての再発防止に対しても非常に力を入れているということがあります。
そういったバックボーンがしっかりある上で、共同親権を設けているというところがとても大事なのではないかなと思います。
日本ではですね、残念ながらこの加害者の再発防止というところに対して非常に甘い・緩いということがありまして、現在では現況として被害者が逃げるしかないというのが今の日本の現場となっています。
そういった中で、被害者支援、女性の支援ということになると、やはり安全安心の中、いかに避難できるかというのが大切になってくるかと思います。
そして共同親権が言われた場合、どういうふうに対処したらいいのか、今からそれに備えて何か対策できることがあるのか、どういうことにしたらいいのかというものを、ここのところですね、セミナーなんかも多くやっています。
最近は千葉県とか熊本県とかにも呼んでいただいて、支援員さん、相談員さん達に向けた講座などもやらせていただいておりまして、
こういったケース、こういうことが多く起こり得るということを、広く多くの人に伝えているという啓発なんかも頑張ってやっているところであります。
高見知英
ありがとうございます。海外の事例を本当に色々と視察いただいて、その上でそれを取り入れつつ、どういうふうに対応していければいいのか、どういうふうなことが備えとして必要なのか、
そういう学びですとか、セミナーによっての発信ですとか、そういうことをされていらっしゃる。
穂志乃愛莉
そうですね。啓発には最近すごく力を入れていまして、うちを利用している、もともと被害を受けた女性の方にも、今、月3回以上はセミナーをやっています。
月1回以上のトラウマケア講座をやっていますし、月2回エンパワーメント講座ですね。そしてもう1個が、食品配付会と絡めてテーマを設けてセミナーをしています。
先月は共同親権についてもやりましたし、そして今月はつい先週やりましたけれども、横浜市の事例から見るシングルマザーが利用できる制度についてとか、
そういったもののご紹介をしたりとか、さまざまなテーマですね。あとは面会交流についてとか、
養育費がもらえないときはどういうふうに対処したらいいのかとか、弁護士先生を呼んだりして、さまざまなテーマでこういったところをお伝えしていくことで、
再発防止と孤立防止、この2つにすごい力を入れてやっているというのがあります。
支援の成果と今後の課題
穂志乃愛莉
そしてこれを一緒に学んでくれた方に食品をお渡しするということをやっていて、近隣の方には手渡しを、遠くの方は北海道から沖縄まで配達でお渡しするということもやっております。
高見知英
北海道から沖縄まで、本当にいろんなところに活動されていらっしゃるんですね。ありがとうございます。
再発の防止と孤立の防止という2つの軸での発動、本当に大事だなというふうに思います。
やはり何も変わらないと同じようなことって結局繰り返されてしまうので、繰り返さないためには結局新しい知識を入れていくっていうことはもちろんそうなんですけども、
孤立させないっていうことも必要になるんですよね。やっぱり孤立をしているからこそ同じ事情が起こってしまうということにもなり得ますし。
そういうようなものを2つの面でしっかりサポートしていくというところがとても重要になりますね。
穂志乃愛莉
やっぱり人って弱いですので、ちょっと寂しくなってしまうと、ついつい近くにいる支えてくれそうなところにフラフラフラッと気持ちが行ってしまったりっていうのがあるんですね。
その人がどんなような人なのかしっかり見ることなく、なんとなくほだされていってしまうということで、結局同じような被害に再び会ってしまうという人が意外に多くいらっしゃるんですよね。
なので、デートDVという言葉は、例えば高校生とか女子高生とかに向けている言葉で多いんですけども、大人に対してもデートDVっていうのは実際あったりしますから、
特に離婚した後でも、シングルになった後でもデートDV気をつけましょうということで、変な人に引っかからないようにっていう啓発も非常に大事だなというふうに思っております。
高見知英
ありがとうございます。本当にそうですね、芯を強く持つと言いますか、そういうのってすごく大事になってくると思いますし、
特にSNSが多くなって、インターネットに情報が溢れている今だからこそ、より芯を強く持っておくっていうことはとても重要になってくると思います。
やっぱりその芯の持ち方っていうのは、本当に10年前20年前と全く違ってきているからこそっていう、そういうような問題も起こってきているんじゃないかなっていうふうに思いますので、
そこで本当に芯を持つためにどうすればいいのかっていうのを、こちらで改めてちゃんと話していくっていうのはとても重要になってくるのかなというふうに思います。
穂志乃愛莉
被害者さんであっても、例えば加害者になってしまう人であっても、自分を信じられていないとか、自分が愛される価値があるということを信じ切れていなかったりとか、
自分で自分を大事にする、自分で自分の味方でいれば他の人からの評価は気にしなくてもいいんだっていうような場所に行くということがなかなかできていない人が多くてですね、
どうしても周りの評価で自分の気持ちや自分の立ち位置が左右されてしまって、そしてブレてしまうような人がすごく多いなという印象がありますね。
そうですね。やっぱり真を持つっていうのはとても大事であると同時に、やっぱり真を揺らがせてしまうようなこともすごく増えてきたんじゃないかなと思います。
そうですね。誘惑が多いですね。
高見知英
あれ、本当に自分これで良かったのかなみたいな。そういうふうに思ってしまうことって増えてきたと思うんでね。
だからこそ、あなたはそれでいいんだよっていうふうに思うような、そういう気持ちってすごく大事になると思うし、
それってなかなか一人で育んでいくって難しいことだと思うので、それを発信していくっていうことを主にいろいろとされていらっしゃるんですね。
穂志乃愛莉
はい。やっぱり家を出た、DVをされて被害を受けた後に避難した直後はですね、もう精神的な疾患を持ってしまったり、立ち上がれなかったり、寝たきりだったような人が少しずつセミナーを聞いたりとか、
あとは心理師によるカウンセリングなども行っておりますので、少しずつ自分を癒してケアをすることによって少しずつ働けるようになったりとか、
社会貢献ができるようになって動けるようになっていくっていう姿は本当に素晴らしいものがありまして、そういった方々を見ていると、やはりこの女性支援の素晴らしさというのをいつもやっててよかったなというふうに実感しているところではあります。
高見知英
ありがとうございます。本当にそうですね。そういうような支援があるっていうのは、やっぱり知らない人は本当に知らないというところにはなってしまうので、
やっぱりこういうような活動が、やっぱり秘匿性の高いところたくさんにいっぱいありますけれども、やっぱりこういうような活動を知られていくととても良いなというふうに思います。
ありがとうございます。SIDE BEACH CITY.としても一緒に何かいろいろとやっていければいいなというふうに思います。
穂志乃愛莉
はい、よろしくお願いします。
高見知英
ありがとうございます。
それでは今回は穂志乃さんに現在取り組んでいる課題についてお話を伺いました。穂志乃さんどうもありがとうございました。
穂志乃愛莉
どうもありがとうございました。
高見知英
ありがとうございました。
09:49

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