1. SBCast. Ch2
  2. SBCast. Ch2 #048 正会員 穂志..
2024-08-19 09:48

SBCast. Ch2 #048 正会員 穂志乃愛莉さん/現在取組んでいる課題について(子どもに向けた支援編)

正会員の穂志乃さんに、現在現在子どもに向けた支援として取り組んでいる課題についてのお話を伺いました #NPO

サマリー

穂志乃愛莉さんとの対談では、虐待を受けた子どもたちへの支援活動やエンパワーメント講座の運営について話し合われています。特に、メタバースを利用した学習支援の可能性や、子どもたちの倫理観を育む重要性について深く掘り下げられています。

支援活動の概要
高見知英
SIDE BEACHの内部をお伝えするSBCast. Ch2。 今回は、穂志乃さんにお越しいただきまして、現在取り組んでいる課題についてというお話ができればと思います。
よろしくお願いいたします。
穂志乃愛莉
はい、よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いいたします。
それではまず、こちらの内容についてということで、お話を伺いできますでしょうか。
穂志乃愛莉
私たちはですね、もともとDVとか虐待を経験した方たちの支援をスタートにやっている団体なんですけれども、その中でも虐待を受けた、経験した子どもたちが非常に多くなってきております。
最近ではかなり多くのお子さんが近隣にいるので、そういった子どもたちの学習支援とか居場所支援、それから進級とか進学の相談とかね、そういったところを行っております。
その他ですね、倫理観がちょっと他の子と違っているような子もいます。一緒にいたときのお父さんがかなり暴力をするような人だったりとか、あとはスーパーに行ってお肉に穴を開けてこいとかですね、そういうのを命じるような人とかいたりもしますので、
そういった子たちにもう一度倫理観をしっかり学んでもらおうというような形で、エンパワーメント講座というのをやっています。テーマは様々なんですけれども、なぜ暴力はいけないのかということ以外にも義務と権利の話とか、18歳成人までには何を身につけないといけないのか、
あとは性の話、マイノリティの話とか、あとはSNSの危険性とか正しい使い方とか、なぜ学校で勉強するのとか、社会に役立つ喜びとか、そういったものを様々なテーマにしてラボ形式でやっています。
子どもたち、だいたい20人ぐらいは参加してくれるんですけれども、意見を言いながら、そしてホワイトボードに書きながらやっています。その後、参加してくれた子には夕食のお弁当をお渡しするということで、エンパワーメント講座などもやっています。
あと、子どもたちの中で学校にちょっと行けなくなっちゃったり、父親とのあつれきとかの中で人が怖くなっちゃうような人もいて、友達と一緒に何か行動するのが怖くなってしまって、家から出られなくなっちゃった子のために、メタバースの支援も最近は行っています。
高見知英
ありがとうございます。あ、なるほど。メタバースの支援などもやってらっしゃるんですね。
そうなんです。
その他、エンパワーメント講座ですとか、あと食事の支援ですとかね、いろいろやられてらっしゃるんですね。
ありがとうございます。
本当にそうですね、メタバースの使った学びっていうのは本当にいろんなところで最近言われてはいますけども、やっぱりそうですね、外に直接行くっていうのの間にそういうメタバースの空間があるっていうのはすごくとてもいい取り組みだなというふうに思いますし、そういうようなものがもっと増えてくれると、やっぱりいろんな地域との関わり方、いろんな社会との関わり方が生まれてくると思います。
穂志乃愛莉
そうですね、メタバースは非常にやっぱり引きこもりのお子さんとかに相性が良くて、家にいながらつながれる、遠方の方でもつながれるということで、最近ではよくやるのが英語教室をやってるんですけども、クイズ形式とかにしながら英語を学ぶというのは非常に人気があって、多くのお子さんが参加してくれてます。
高見知英
ありがとうございます。
そういう本当にある程度体を動かす、実際には動いてはいないですけども、体を動かすような授業とか、そういう体感的な授業ができるっていうのが本当にメタバースの魅力になるなっていうふうに思いますね。
はい、そうですね。
ありがとうございます。
つくづくやっぱりそういうような場って、やっぱり実際の本当に現実の世界だけでは意外と居づらいなって思うことも、どんな人にもあるのかなっていうふうに思いますし、やっぱりその時にちょっと現実の体から離れて、でも全く奥行きがない世界っていうわけでもないっていう、そのちょうどいい感じっていうところが本当にメタバースの魅力。
穂志乃愛莉
そうですね。わりとコミュニケーション取れますよね。
なんか英語教室とかだと講師役がこれって答えどうだと思いますかっていうと、顔が見えない分、アバターだったりしますけども、発言しやすいっていうのもあるみたいで、いいなと思いますとか、これはなんでこうなのかなとか、わりと発言できることがもいたりして、そこで慣れてもらった後に少しずつリアルの場に持っていくっていうのも、
少しチャレンジをしているところなんですけれども、メタバース空間で仲良くなるとリアルでもわりとすんなり馴染めるっていうのもあったりしますので、きっかけとしてはメタバースすごくいいなというふうには思ってますね。
高見知英
ポッドキャストとかでもよく言われますけども、仮想空間で会ったことがあるっていうのはすごく大事になりますよね。
もし可能であればっていう形になってしまいますけども、現実空間とオンラインの空間、両方をいいところどりができるような関係性っていうのが、もっと当たり前になってくれるといいなというふうには思います。
穂志乃愛莉
そうですね。すごくいいと思います。
暴力容認思考の克服
穂志乃愛莉
やっぱりうちに来ている子はシングルマザーのお子さんが多いんですけれども、虐待を経験した子が非常に多くて、中にはもともと未婚のお子さんとかで父親を知らなくて、暴力とか無縁の子も中には少しはいたりはするんですけども、
多くの子は父親から母親への暴力とか、面前DVとかも含めると、かなり多くのお子さんがそういったものを経験しているというのがあります。
そうすると、なんとなく暴力容認的な思考になってしまっている子もいたりして、悪いことをしたら暴力を受けても仕方ないんだみたいなことを言う子がいたりとか、
それがちょっと怖いなというふうに、そういう思考のまま大人になってしまうと、やっぱり自分が親になった時にまた同じように言うことを聞かないほどに暴力してしまうというのが連鎖として現れてしまうというのが怖いなと思っているので、
やっぱりそこをしっかりそれは違うよというのを伝えていくというのは大事だなと思っていて、ここはうちにいる子どもたちだけじゃなくて、
多くの今後中学校とかいろんなところでそういったところをしっかり伝えていったりとか、あとは昨年おととしぐらいから始まった性的同意の話とかね、そういったものなんかもやっぱりちっちゃいうちから、子どものうちからしっかり伝えるとかね、そういったことなんかも非常に大事だなというふうに思っております。
高見知英
本当にこういうように言ったときに、やっぱり自分の知ってる世界だけで考えてしまうと意外とやっぱりどこかで道を違えてしまうということが結構あると思いますので、やっぱりそこで他人の視点、あるいはメタバースの世界そのものの視点とか、そういうものってすごく何か行動するときの指針にすごく影響してくると思いますので、
やっぱりそういうような体験ができる場としてもすごく良いなというふうに思います。
穂志乃愛莉
次に、やっぱり知恵を広げるということはすごく大事で、子どもたちにはラボ形式でいつもエンパワーメント講座とかやってるんですけど、例えば暴力についてどう思うっていうと、いろんな子がいてですね、中には暴力は絶対ダメっていう子もいれば、時と場合によって使ってもいいんだっていう子もいるし、悪いことをしてる人に対して暴力したってOKっていう人もいたりとか、本当に様々な子がいたりするんですね。
そういう子たちの、この子こう言ってるけどどう思うとか、こっちの子はこう言ってるよねって、本当に時と場合によって暴力振るっていいんだろうかとか、みんなで考えて、やっぱダメだよねとかしていって、あ、そっか、僕今まで暴力って時々してもいいと思ってたけど、やっぱりダメなのかなとか、他の方法を考えた方がいいのかっていうことで気づき出すっていうのかな。
他の子の意見を聞いて気づくっていうのが結構すごく重要だったりするので、やっぱりそういう場所があるっていうのは本当に大事だなというふうに思いました。
高見知英
本当にそうですね。ありがとうございます。
本当にこういうの場によって周りにいる子どもたちに影響されあって変わっていくっていう姿はとても良いですね。
ありがとうございます。
穂志乃愛莉
ありがとうございます。
高見知英
それでは今回は子どもに向けた支援の内容について主に伺いました。
次、女性支援等についても後でお話が伺えればと思います。今回は一旦ここまでということで終わりにしていきたいと思います。
どうもありがとうございました。
穂志乃愛莉
ありがとうございました。
高見知英
ありがとうございました。
09:48

コメント

スクロール