2025-12-12 46:01

#48 なぜ海外で?AFC-Proライセンス取得の裏側と、世界で評価される日本人指導者の価値(松田裕貴・中編)

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サッカー指導者・松田裕貴さんをゲストに迎えた第2回!

今回は、アジア最高峰の指導者資格である 「AFC-Proライセンス」取得のリアル と、“練習試合3連敗で即クビ” という衝撃のエピソードから見える中国サッカーの勝利至上主義 に迫ります。

日本のJFA Proライセンス(S級)と同等 とされるこの資格を、海外で取得するという異例のキャリアを選んだ松田さん。
その裏側にある学び、苦悩、そしてアジアのサッカー現場で感じた「文化の違い」を徹底的に語っていただきました。

さらに、広州恒大アカデミーに代表される中国の育成現場や、メディアでは語られないアジアサッカー最前線のリアルも登場します。

海外で戦うサッカー監督の仕事術、キャリア形成、アジアの指導者ライセンス事情を知りたい方に必聴の回です。

🗣️ ゲストプロフィール
松田 裕貴(まつだ ゆうき)
滋賀県大津市出身のサッカー指導者。
びわ湖成蹊スポーツ大学を卒業後、光泉カトリック高校で指導者としてのキャリアをスタート。
その後、イングランド2部・プリマス・アーガイルFCやセレッソ大阪アカデミーのコーチとして育成年代の指導に携わる。
2013年からはアルビレックス新潟シンガポールのアカデミーマネジャー兼アシスタントコーチとして、海外での指導経験を本格的に積む。
2014年には フィリピンのパチャンガ・ディリマンFC(Pachanga Diliman FC)の監督に就任し、続いて ラオス/カンボジア/中国 でもトップチームの監督を歴任。
2017年には、本田圭佑氏がオーナーを務めるソルティーロ・アンコールFC(Soltilo Angkor FC)を1部リーグ昇格へ導く実績 を残す。
近年はフィリピンU-16代表監督、マカオ1部 MUST IPOで監督としてシーズン優勝と最優秀監督賞を受賞するなど、アジア各国で育成と強化に携わっている。

⚽️ 監督歴
2014–2015 パチャンガ・ディリマンFC(フィリピン)
2016 チャンパサーク・ユナイテッドFC(ラオス)
2017–2018 ソルティーロ・アンコールFC(カンボジア)
2019–2021 大連足球協会(中国)
2022 広西邕城足球倶楽部(中国)
2023 広州足球倶楽部(中国)
2024 フィリピン代表 U-16(フィリピン)
2024 メンディオラFC (フィリピン)※代理監督兼アシスタントコーチ 
2025 MUST IPO(マカオ)

✍ 今回のトークテーマ
・JFA Proライセンス(S級)とAFC-Proライセンスの違いは?なぜ海外での取得に踏み切ったのか
・中東で開催された講習会の実態。東アジアからの参加は自分だけだった?
・「日本の指導者は優秀」と語る真意。それでも世界で戦うために必要な“もう一つ”のスキルとは?
・練習試合3連敗で即解雇!中国サッカー界の強烈な「勝利至上主義」
・ピッチ50面!ギネス級の広州恒大アカデミー、その驚くべき実態
・監督同士の横のつながりは?「指導者は孤独な戦い」の真相
・キャリアのない状態から海外で道を切り拓くということ

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👉️ 後編は12/19(金)公開予定

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🗣️ パーソナリティ
✅️ 村中 翔一(むらなか しょういち)
旅×サッカーをこよなく”愛”する39歳。サッカー業界10年(東南アジア6年・日本サッカー4年🇸🇬🇲🇾🇰🇭🇲🇲🇯🇵) 。 妻と婚前・新婚世界一周旅・日本一周・東海道約500キロを徒歩など。2024年から静岡県富士市に移住。

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愛知県出身。33歳。心のクラブは名古屋グランパス。2011年に東日本一周、2014-15年に世界一周の旅を行う。サッカー以外では映画とモータースポーツが好き。メンバー唯一の真っ当な会社員。

✅️ 岡田 浩弥(おかだ ひろや)
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サマリー

このエピソードでは、サッカー指導者の松田裕貴さんがAFCプロライセンス取得の経緯とその重要性を語ります。彼は指導者としてのキャリアや日本のサッカー指導者の価値についても考察しています。松田裕貴さんはフィリピンのサッカーチームでの経験や指導者としての課題、さらに中国での女子サッカーチーム指導における困難について話します。また、各国の文化や指導環境の違いが、指導者としての成長にどのように影響したのかに焦点を当てています。このポッドキャストエピソードでは、松田裕貴さんがAFCプロライセンスの取得過程や日本の指導者が海外で評価される理由について話します。そして、日本人指導者のコミュニティや東南アジアでの経験についても触れられています。松田裕貴さんは、AFCプロライセンス取得の経験や、海外での日本人指導者の価値について語ります。

00:04
聞くと旅に出たくなるサッカーを見たくなるサカ旅。この番組はサッカーを愛する3人がサッカーと旅についてダラダラと語り合うポッドキャストです。
パーソナリティの若林です。パーソナリティの岡田です。村中です。よろしくお願いします。はい、お願いします。
松田裕貴の背景とライセンス取得
はい、今日はですね、前回で引き続きサッカー指導者の松田さんにゲストに来ていただいております。
第2回進めていきたいとおもいます。松田さんよろしくお願いします。よろしくお願いします。11問の質問に答えていただいておりまして、1個ずつふっかぼっております。
前回もそうだったんですけど話が盛り上がって、まだ1回終わって2問しか聞いてないので、全然いいんですけど、盛り上がってる証拠だなと思うんですけど、
ぜひちょっと今回もよろしくお願いいたします。お願いします。 第3問ですね。今は何をやっていますかっていう質問だったんですけど、現状は今今はフリーということですよって。
そうです。あの無職です。パンルになる無職です。就活中ってことですね。 そうです。村中君と岡田君が仕事紹介してくれないんで無職になっちゃってます。
あのさこれさ一番最初に一時帯忘れてるけど、松田さんってAFCプロライセンスなの?いわゆるこれJリーグのSQライセンスなのね。
そうです。 SQライセンスを39歳で取ってるって若い日本男のいないですよね。
いなくはないよ。もっと若くで取られてる方もいるし、もしかしたら僕が知らないだけでヨーロッパとかアジアで取られてる方もいらっしゃるかもしれないんで、
全然最年少とかではないです。
いなくはないかもしれないですけど、勝手なイメージですけど、そういう人ってプロ経験があったりとか代表経験があるような人は多分若い頃からそういうライセンス取ってっていう人が多いかなと思うんですけど、
なかなかその松田さんプロ経験があるわけではないんですけど、そういうライセンス取るっていうのは珍しい方なんじゃないんですか、そうですかね。
そうですね。まあ自分は。
年齢という意味で。
まあこれも運が良くて、なぜ私が取れたかというと、多分フィリピンのU16の代表監督をしていたっていうのが大きかったと思うんですね。
あと自分の国籍が日本人で、最近日本のサッカーの急成長ですよね。
例えばブラジルに勝ったりだとか、ワールドカップでも良い成績残してますし、
コンスタントに良い成績が取れるなんでなんだ、多分選手だけじゃなくて指導者も実力があるんじゃないかっていう捉え方を世界がしてるんじゃないかっていう見解です。
あのAFCのプロライセンスを取る、テストというか何ですか、日本でいうライセンス講習会みたいなのがあるんですよね、多分AFCのプロライセンスに。
はい、トータルで多く見て1年間ですね、1年間私はクレートとUAEに今年8回行きました、トータルで。
フィリピンから毎回行ってましたよね、そっちの方に。
そうなんだよ、本当は別に日本に帰ってきて、日本から行くっていうのも一つだったんだけど、フィリピンからのが距離も近かったし、
あとチョッコビンも出てたし、その当時所属してたチームがフィリピンにあったっていうこともあって、フィリピンから行ってたっていう形だね。
国際的視点からの指導者の評価
それに参加するにはそれなりの経歴の推薦みたいなのがいるんですよね。
僕の場合は最初推薦っていうのがなかったんですよ、本当にそれこそ運良く行けたっていうのと、多分さっきも言ったけど日本人っていうのとフィリピンの代表監督をしていたっていうキャリアが評価されたんだと思います。
本当ただラッキーなだけですね。
同じタイミングで受講、そのAFCプロを受けてる人って何人の人が多かったりとか、どのくらいの年代の人がいるんですか、それは。
僕でも若い方ではありましたけど、一番若かったのがイラン人の35歳ぐらいの人で、国籍は本当結構バラバラで、クエイト開催だったので基本的にはクエイト人が多かったんですけど、
大体半分ぐらいですね、10人ぐらい。それ以外は中東の国、例えばサウジアラビアとかオマーンとか、それこそイランとか、
あとクエイトの代表に関連しているスペイン人とセルビア人とヨーロッパの方も何人かいたっていう感じで、アジアは東アジアですね、私だけでしたね。
東アジアはいないんですか、韓国とか中国とかそういう国からはいないもんなんですね、松田さん以外。
そうですね、その時期にクエイトで開催されてるっていう情報をまずキャッチするのが難しいと思うんですよね。
そういうことなんですか。
クエイトとかUAEに行きたいっていう方も稀じゃないですか、多分。
東アジアでは確かに言われたらそうですね。
まずお金がかかるっていうのもありますよね、情報だけじゃなくて。
確かに、結構日本で撮るのと同じくらいかかってると思うし、なんせ8回行かないといけないし、それの飛行機代だけで結構お金は使いましたね。
へー、そうなんですね。
こうやって普通に担当した時期、やっぱり松田さんもちょっとね、いろいろと飛んでる人間ってことだよね。
そうでしょ。言いなきゃいけないってことは、そういうことはレアなんだと思う。
松田さんはその時にさ、ちょくちょくYouTuberっぽいこともやってたよね。
別にYouTuberじゃないけど。
好きだったよ、僕松田さんが。あれなんていうの、Facebookとか投げてるやつ?
ストーリー図鑑。
ストーリー図鑑。
ああいうふうにあげてる人もなかなかいなかったから、続けてほしいなと思ったんだけど。
いやー、あの時はね、まあ多分中東ってあんまり日本人で行く人も少ないと思うし、そういう情報っていうのをアップしたら面白いかなと思って、
ただ残念ながらさ、今はずっと滋賀県にいるからさ、あげても楽しくないから、また違う国に行くチャンスがあれば、あげたいなって思います。
このAFCの指導者ライセンスって、日本ではSQAQっていう、日本で取る方はそういう人が一般的だと思うんですけど、日本人で取る方っていらっしゃるんですか?
えっと私の知り合いでも2人いますね。結構ではないけど、ちょっと人数はわかんないけど、どうなんだろう、10人とか15人とかはいるんじゃないかな。
日本のライセンス保持者と比べたら少ないですよね、当然。
そうなんですよ、少ないんですけど、やっぱり日本って年間20人しか取れないですし、で、かなり狭きもんだと思うんですよ。
で、もう今やそれこそ元代表選手とかJリーグで長く経験されてきた方が優先して取れるっていう形にもなってるので、
そういうところに自分のキャリアではなかなか立ち打ちできないっていうのもあるので、海外を選んだっていう形ですね。
なるほど。今松浦さんがさっきおっしゃってたあれで、フィリピンのアンダー16の代表監督をやったのが大きかったっておっしゃってたじゃないですか。
勝手な予想ですけどね、はい。
勝手な予想なんですか。
でもその、やっぱりナショナルチームをやるというのは、もしかすると監督キャリアをやる上ではアンダーのカテゴリーでも重要ってことなんでしょうね、たぶんそういう意味では。
そうですね、もしかすると日本ではあまり重要視されないかもしれないですし、たぶん日本ってサッカーのコミュニティすごい狭いと思うので、
例えば僕が日本で長く働いてたら松浦っていう指導者はどんな方ですかって聞いたらだいたい正確な答えが返ってくると思うんですよ。
ただ海外にいるとやっぱり履歴書とライセンスっていうのがすごい重要で、本当に例えば中国とかに移籍するとかフィリピンとかカンボジアに移籍するってなっても基本的にダイレクトでキャリアする。
ダイレクトというのは履歴書を見て、それで向こうがサインしたいかしたくないか、人のことってあんまり調査できなくないですか。
SNSをアップしてる人ならいけると思うんですけど、情報が限られているのでそうなってくると、A級なのかプロ級なのかってなった時にじゃあプロを取りましょう、じゃあAFCよりも上派取りたいっていうそういう考えになるオーナーとかクラブの上層部の方多いのかなと思います。
だからね、下手すぎたらJリーグのS級ライセンスよりAFCプロライセンスとかイメージ的には上な気しますもんね。
どうなんだかな、それは日本は本当に日本の指導者すごい優秀だと思うし、日本の方すごい勤勉に働かれてるっていうのは僕ら自身はねすごいわかるから、実際のところレベルで言うと多分JFAの方が高いだろうけど、
指導者ライセンスの違いと経験
ただその高い次元のことをどの言語でやるのか、世界的に見てみたらやっぱり一つの言語でしか指導できないっていう指導者の需要っていうのはかなり少ないと思うから、ちょっとまた種類が違うのかなと思いますね。
松田さんはやるようにAFCのところで通ってるわけですもんね。だからアジアの中ではもしかするとね、明日にでもどっかのプロ可能になってる可能性ありますもんね。
松田 本当お願いします、皆さん。
そう、Jリーグもね、これがシーズン終盤ですからね、もし松田さんがJ1とかJリーグを頼まれたら多少なりと貢献できた気がするんで。
松田さんもしかしたらもうコンタクト受けてるんじゃないんですか?
松田 いやいやいや、もう何もないですよ、何もないんで。必死です今。
ちょっと仕事の話なんですけど、AFCプロの上位ライセンスがFIFAプロになるんですか?上位というかあれなんですけど。
松田 上位という感じではないと思うんですね。現状たぶん例えばJFAプロとかAFCプロを取ればUEFAと同等だっていう動きにはなってきてるんですけど、まだ正式にそれがFIFAから通達が来てないっていう状況で、
いずれはAFCプロが取れれば別にヨーロッパでも仕事ができるっていう形になっていきそうですよね。
なるほど、そういう形なんですね。じゃあ今はAFCプロを持ってるだけだっていう形だと、ヨーロッパ、UEFAとか南米とかアフリカとかでは監督ライセンスという形にはならないってことですか?
松田 そうですね、ヨーロッパで日本人が働くっていうのは相当難しいと思うんですよ。なぜかというとビザの関係とか選手でも代表のキャリアが何キャップ以上とかそういう正確な数値があるので、現実的に考えてヨーロッパっていうのは相当ハードルが高い。
ただ、アフリカであれば通用するライセンスなのかもしれないですね。
なるほど、そうなんですね。じゃあもしかしたら各大陸の協会によって若干捉えられ方が違うのかもしれないってことですよね、おそらく。
松田 そうですね、あとリンクドインって皆さんご存知だと思うんですけど、それでコーチを募集しているときに、例えばアフリカであればCFAのAライセンスを持ってる方を募集しますとか、そういう書かれ方がしてるので、大陸によって結構情報少ないじゃないですか。
僕らもアフリカのことはあまりよくわかんないですし、信頼できる指導者を近い指導者を取りたいっていうのがクラブの考え方なのかもしれないですね。
そういう仕組みなんですね。
あとは国によっても違います。確か僕がカンボジアにいるときって、カンボジアのプロリーグの監督って日本の日本サッカー協会がCライセンスでプロ監督できるとかもあったんですよ。
マジっすか?本当?Cライセンスでいいですか?
多分ね、もうちょっとライセンスの縛りというか設定っていうのが多分されてると思うんです。JFAとかからも派遣でこられてる方もいるし、あとヨーロッパから結構指導者入ってきてるから、ライセンス見ると今Cでやられてる感とか多分いないと思う。
なるほど。ありがとうございます。すいません、次の質問に行きます。一番面白かった国はというところで、コミュニケーション、人と関わるというところで、英語でもコミュニケーションができたというところでマニラじゃないかなというところはおっしゃっていただいたんですけど、先ほどアンダーのカテゴリーの代表監督やられたりとかと、多分いろんなそういう意味でポジティブな経験が多かったのがフィリピンなのかなと聞いて思ったんですけど。
そうですね、お給料って本当指導者って上がったり下がったりが常なんですけど、生活できるぐらいのお給料があって、自分がやりたい仕事ができていたっていうのも一つ大きな点ではあったと思いますし、あと当時フィリピン人の彼女がいたので、それも一つ大きな要因だったかもしれないですね。
あれ、このフィリピン2014年から監督に就任したと、あれ、おいくつっておっしゃってましたっけ?
これが27歳の時ですね。
周りのチームと比べても若い監督ですよねと。
フィリピンでの指導経験
多分そうだったと思うんですけど、東南アジアとかって結構平均寿命も短いじゃないですか。フィリピンとかだと多分65とかぐらいで平均寿命だと思うんですよ、男性の方って。
でなってくると、27とか30ぐらいってもうまあまあ中堅なんですよね。なのでそういう若い人にどんどんチャンスを与えるっていうのも結構大きかったかもしれないですね。
なるほど。この最初のパチャンガディリーマンFCはフィリピンのどこにあるところですか?
マニラです。基本的に多分この時代はマニラに一極集中していて、チームが。
へぇ〜。
で、どこか他の島で企業を経営されているオーナーさんがいらっしゃったとしても、チームは基本的にマニラで活動するみたいな形が多かったですね。
これプロの選手ですよね、選手たちも。
そうです。この当時確か外国人が5人ピッチに出れたので、本当に結構イラン人とか中東の選手も多いんですよ。あとアフリカ人が安いので。
基本的にこのパチャンガディリーマンっていうのは、フィリピンの高台があるんですけど、University of the Philippinesっていうのがあって、そこの選手の帯が母体になって作られたクラブっていう感じなので、結構みんな賢いんですよね。
へぇ〜そうなんですね。
みんな上手に英語も喋れるし、まともですよね、みなさん。
なるほど。本格的にここでプロの指導者として指導していくわけじゃないですか。外国人選手と日本人選手の違いってやっぱり大きく違うなって感じるところは当然ありました?
日本のトップの監督をしたことがないので、ちょっと比較するのも正直難しいところはあるんですけど、本当に上手な選手っていうのは監督の言ってることっていうのはあんまり聞いてないですよね。
で、自分もこの時はすごい若かったんで、なんとか自分の思う通りのサッカーをしたいなと思って、選手と寄り添いながらチームビルディングをしてたんですけど、正直そこよりも練習メニューとかよりも大事なのはどうやってチームをマネージしていくかっていうのが大事だったのかなっていうふうに思ってます。
うーん。
はい。
なかなかその若手監督というところで言うと、下手したら選手と同じぐらいの年齢の時とかってありますもんね、それだと。
そうですね、もう自分よりも年齢が一つ、二つ上の選手も全然いましたし、どちらかというと、オーナーも結構協力的だったので、練習メニューとかは自分が作って、チームマネージメントみたいなところはもうオーナーに任せたというか、自分がそこの能力がなかったので、当時若かったですし。
助けてもらいながら、アシスタントコーチとかクラブのスタッフにたくさん助けてもらいながら、何とかチームを運営したっていう形ですね。
なるほど、そういう関わり方があるんですね、チームとの。
そうですね、そんなに大きなクラブじゃないですし、ギリギリの給料とか、チーム運営自体もそこまでたくさんのお金が使えない、遠征とかもたくさんいけないっていう状況の中で、クラブを運営しないといけないので、
みんなが一つじゃなくて、二つ三つ仕事を掛け持ちしながら、何とかチームを運営していくっていうのがこのチームでしたかね。
選手じゃなくてスタッフの方とかっていう意味ですよね。
何て言ったらいいんですかね、例えば自分が監督っていうポジションだったとしても、じゃあフィジカルコンディショニングのコーチがスペシフィックでいるかっていうといないですし、じゃあ自分がそれをしないといけない。
で、トレーナーはいたんですけど、トレーナー業務だけに集中できるっていうわけじゃなくて、例えばオーナーに頼まれた、何て言うんですか、こういうビラを作ってくれとか、水を汲んでくれとか、ゲーム周り、そうですそうです役割のところで一発三つ持ってたっていう感じです。
なるほどなるほど、そういうことだったんですね。なるほど。フィリピンのサッカーっていうのは、松田さんから見てどういう印象だったんですか、やった上でっていうか、レベル的なところもそうなんですけど。
松田 まず、ナンバー1スポーツはバスケットボールなんですよ。アメリカナイズというか、アメリカにすごい影響を受けている国なので。で、2番目が今のところだと多分サッカーだと思うんですけど、当時はというか、まずフィリピン人ってすごいミックスが多くて、クリスティアンなので女性の方が基本的に妊娠をしたら子供を産まないといけないっていう宗教なんですね。
なるほど。
松田 子供の数もすごい多いですし、ミックスの方が多い。なので、監督さんもミックスの人もいますし、選手もその当時はすごい外国人も多いし、ミックスの人も多いっていう感じだったので、アメリカとかから移籍してる選手とか、オーストラリアから来てる選手とか、そういう選手もいたし、本当にローカルの、なんて言ったらいいんですかね、東南アジアっぽいと言ったらちょっと良くないかもしれないですけど、
松田 少し身長が低くて、ちょっと私たちよりも色が黒いような選手っていうのもいました。なので本当に多国籍っていう感じですね。
なるほど。まとめるの難しそうですね。
松田 そうですね、いや難しいですね本当に。けどオーナーがすごい力を持ってたので、オーナーが自分が困ってることを相談して言ってもらったりっていう、多分本当は良くないんですけど、本当の大きいクラブはそういうことはないと思うんですけど、ちっちゃいクラブだったので、オーナーの協力があってなんとかなり立ってるっていう感じですね。
女子サッカーチームでの挑戦
なるほど。わかりました。では続いての質問ですね、第5問目です。一番大変だったなという国はというところで、中国というお答えいただいてたんですけれども、具体的にはどんなところかなというところをお伺いしたいんですけれども。
松田 はい、自分が所属してたクラブがダイレンのサッカー協会っていうところがまず初めだったんですけど、都市部、例えば上海とか北京に行けば英語を話せる人っていうのは多分すごく多いんですけど、ダイレンってそこまで大きな都市ではないですし、
そしてましては自分が関わっていたのが女子のチームでU16とかU14とかU17の選手だったので、あんまり英語がわからない。指導者も英語をそこまで得意じゃないってなってくると、もう通訳さんに頼るしかないっていうところで、ダイレクトに物事を伝えられないっていうのは結構難しかったかなと思います。
女子のチームを指導されるのは初めてだったんですか?それとも経験があったんですか?
あ、チームとして女子のチームを見るのは初めて、サッカースクールとかで女の子が男子の中に混じってっていうのはありましたけど、なので本当に女性ってほんと賢いなっていうか、いろんな細かいところがあって、ちょっと怖かったですね。
それはあのアンダーカテゴリーでも感じるんですね。
いややっぱりもう怖いですよ。コーチこの選手のこと好きでしょとか言われるんで、いやそんなことないよって言っても信じてもらえないので、好きってあれですよ、ちょっと悲喜してるみたいな。試合にたくさん使うとか、多分そういうことだと思うんですけど、怖いですね本当に女性って。
そういうこと言ってくるんですね。
言ってきます。
マジか、えー。
結構細かく、メールとかでも、自分はなんで出れないのとかも頻繁に来るので。
ああそうなんですか。
はい、やっぱ生活かかってるんですよね。中国の女性で田舎のチームは特に貧しい子がサッカーを選択するっていうのが多くて、大学までお金をかけて生かさなくてもサッカーで、そこそこ優秀であれば有名な大学に行けるので、親元離れてもう3職もついてるし、教育費というか勉強もそこでさせてもらえるし、サッカーもさせてもらえるしっていうのが多いですね。
っていうのでもう親が出しちゃうんですよね。
そういうのがあるんですね、背景として。
そうなんですよ。
へえ、確かになんかそれの背景を知ってて、なんで出してくれないのって言われるのちょっと怖いっすね。
いや本当になんか胸が締め付けられるというか、ただ中国って本当に勝利主義で。
僕U11のチームを甲州高大っていうクラブでもやってたんですけど、中国全般に言えることですけども、育成の試合、例えばU17でもそうですしU11でもそうですけど、3連敗したらもう監督はクビなので、それは練習試合も含めて。
練習試合でもですか?
へえ、すげえ。
なのでこっちも生活かかってるから、本当に勝てるメンバーでいかないと正直育成になってないんですよね。なのでそこがいいのか悪いのか、選手のこと考えるとよくないですけどね本当は。
なんか今の日本の指導のトレンドという言い方ですけど、なんかちょっと違う感じは全然違う感じはしますねそれは。
そうですね、例えば大連とは言わないですけど、市とか政府ですよね。政府の方が自分が在任している高いポジションで在任している間に成績を残さないとその方の精神が危ぶまれるというか、だから本当に大人の都合なんですよね。
なので大会でもいい成績を残さないといけないですし、全てのクラブがそうかって言ったらそうではないと思うんですけれども、そういう傾向が中国はありますね。
育成環境の違い
でもその分指導者も結果残せばその後は約束されるって感じなんですか?
そうだね、それこそ中村君じゃないけど、アルディレックスの。
そう、元同期ね。
元同僚ね。
元同僚。あれでも中国のアンダーの監督で日本倒してるもんね。東アジア選手権で日本代表と倒してるもんね。
すごい。
じゃあ彼はヒーロー?
いや相当だよ。
マジで?
相当だよ。もう中国で働きたいってなったら多分もうどこでも行けちゃう。
えー。
公衆高台って、その当時AFCでも良かった時ってすごい良かったですけど、今もうなくなっちゃったんですよね?
トップチームはなくなったんですけど、育成のU17かな?まではU17からたぶん小学校2年生とか3年生ぐらいU10とかぐらいまではまだ活動してます。
あ、そうなんですね。
めちゃくちゃ大きい不動産なんですか?なんか。
公衆高台って不動産だよね。
高台グループって言ってたんですよ。
高台グループ、多分いろんな、不動産がメインだと思うし他にもいろんな事業をしてると思うんだけど、
サッカー面で言うと、たぶんギネスなんだよね。一つのサッカー施設にたぶん50名ぐらいピッチがあるのかな?フルピッチが。
えー。
そうそう。
結構離れた場所にあるんでしたっけ?
ちんゆえんっていうすごいローカルで、甲州の中心から車で飛ばして1時間半とかかな?たぶん。結構田舎。
確か結構話題になって、僕も甲州に行った時、甲州高台の試合見に行って、甲州高台の練習場行ったんですよ。
本当?
で、アカデミーも行きたいと思ったけれど、なんかね、やめとけって遠いからって言われてやめました。
たぶん。行ったら行ったで、すげーってなるんだけど、ただ本当にサッカーピッチが広がってるだけだし、メンテナンスがされてないんだよね。
ただ見せ物っていうか、もう1回も使ったことないピッチも何ピッチもあるし。
へー。
そう、だいたいみんなが使うところはもう限られてて、自分たちが住んでる寄宿舎から遠いところはもうみんな行きたがらないっていう。
なんて言うんでしょう、たくさんピッチあるけど別に設備が整ってるという言い方ではない感じ?
いや、ないですね。本当、コンクリートの上にただ人工芝を敷いてるようなだけのピッチもあるし、結構外見を気にするとか、何か記録を気にするとかっていう、たぶん性格もあるんじゃないかなっていう、国民性っていうのかな。
なるほど。勝利至上主義とちょっとつながってくる部分なのかもしれないですね、それは。
そうなんです。ただ、僕は本当中国のことが嫌いとかそういうことじゃなくて、日本人のマインドで考えたときに我々と中国の方は少し違うっていう、ただそれだけのことです。
50名もあったら、それは使い切れないってこと?
そう、本当にだから何か大きなサッカー大会をやるってなったときはそこを使ったりはしてたんだろうけど、まあ使わないよね、普段は。
50名ってすごいですよね。100チームできるってことですよね。
同時にそうだよ。
ですよね。
ギガを振って一瞬にしてていろいろなことができちゃった。
すごいよ。
AFC-Proライセンスの取得
僕はそういうとき、全国の世界で有名な講習に来たって言ってましたもん、確かね。指導者が。
リッピーとかね、多分。
そうそう。
カナバールとか。
講習講座試合見たとき、本当に講師のど真ん中にスタジアムがあって、すごかったもん。
へえ。
そう。練習場行くって一生懸命調べて、ローカルのバスで行って、門もセキュリティーがガシガシで、なんだお前はみたいな感じですごい言われた。見せてくれと。
ジャパニーズだって言ってもやっぱり一切通じなかったね。通用しなかった。見せてくれなかった。入れなかった。施設に入れなかった。
へえ。
そうなんだ。
松野さん、一応wikipediaにはアカデミー長っていう形の書き方になってるんですけど。
松野 いや、僕はU11の監督をしていて、その後のオファーでアカデミーのダイレクターみたいな形って言われたんですけど、
僕はもうそのタイミングでフィリピンに出ちゃってるので、それは間違ってますね。誰が書いてくれたのか分かんないですけど。
正確な情報って多分ね、分かんないと思うんで。特に外国でやってる人って。
これすごいですよ。こういうふうにまとめてる人ってね。誰がやってるのかな。分かんないけど。まあまあまあまあ。なるほどね。
今回おきに誰かやってくれることを願ってます。
誰かちょっと書いてください。
お願いします。お願いします。
じゃあ次の質問ですね。第6問。一生に、または対戦した指導者で一生に残ってる指導者っていうところで、ベリティスさんを挙げていただきましたけれども。
監督のトレンドとコミュニティ
練習見に行かれたって言ってましたよね。
そうです。大連の時に無理矢理お願いして練習見に行ったっていう感じですね。
印象的だったことあります?練習の中でとか。
ペインとかでは結構主流だって聞くんですけど、監督っていう形、多分もう半分総監督みたいな形で、ヘッドコーチが自分たちぐらいの年代でバリバリに指導できるっていう体制を取られてて、
ベリティスさんは練習中とかもあまり何も言わないんですよ。結構離れた位置から練習全体を見ていて、誰のコンディションがいいとか、多分細かいところ見てると思うんですけど。
練習が終わった後に個人的に選手に対して話をしに行くっていう形を取られたので、練習自体は下のコーチですよね。部下にあたるコーチとかトレーナーとかフィジカルコーチがもう1時間半やっちゃうっていう形でしたね。
そうなんですね。なんか今の日本代表の森安さんもどちらかというと。
そんな感じって言いますよね。
って言いますよね。
多分その当時がなかなか違ったのかもしれないですけれども、それはトレンド的な感じ?トレンドというか今の主流なんですかね。そういうわけではないのか。
本当にどうなんでしょう。本当にクラブの考え方とか、その監督さんが立ててる部分をクラブがどう出させていくかっていう形だと思うので、
本当に予算がたくさんあれば、今Jリーグとかでも10人とか15人とかスタッフ雇って本当に細かく次のゲームに向けて準備していくっていう体制取られてますし、
それだけ予算があれば1つの仕事を細かくできるので、それだけ成果がつきやすいと思うんですよね。本当だから予算主体だと思います。
なるほど。
はい。
これさ、僕全然チームのことはわかんないけど、Jクラブとかさ、なんかめちゃくちゃ立ってるだけのコーチの人とかもいない?
そうですね。
語弊がありすぎる言い方だけど、こんなにいるのっていうぐらいいるじゃん。
いるね。
でもチーム的には必要ってことなの?
いや、その現場では立ってるだけに見えるかもしれへんけど、例えばiPad見て何か見てたりだとか、ボール拾い1つにしても、
プロの練習って本当秒単位でやってるから、それでコンディションが変わってきちゃうし、
秒単位のボール拾いでコンディション変わるんすか?
いや、ボール拾いじゃないけど、本当に1時間半のトレーニングとか1時間10分のトレーニングをどれだけ密にやるか、
選手にできるだけストレスを与えるのか与えないのかっていうのは、それはもう監督次第だし、どういう練習をしたいかっていうのも監督次第だし、
それを考えるとスタッフの数が多いってことはそれだけ目がたくさんあるから、選手に目をかけられる。
何か1つ見逃してしまうとそれが後々大きな問題になってチームがうまく運営できないってこともあるから、
指導者の孤独な戦い
だから信頼できるスタッフが多い方がいいかもしれないですね。
おだしょー 絶対あんな風にぼーっとしてる人もいるなと思うんだよな。
おだしょー ごめんね、チームのこと何もしないで。
いやいや、僕分かんないけど、外から見たらこんなにスタッフいるっていうのは怒っちゃうからさ。
村中さんのほうがぼーっとしてる。
おだしょー そうそうそう。
村中 あのカメラ押さえてる係なんだから。
そうだよ。
おだしょー 村中さん、目を押さえてる係みたいですね。
村中 ベオが仕事をしてくれるやん。
おだしょー ベオは福井の会場が風が強いから支える人を一人置かないといけないんだっていう決まりがあって、
ずっとベオを支えてたんですよ。迷惑だよ本当にもう。
村中 全然ベオしてへんやん。ベオ自身がな。
松田さん、基本的に自身でメニューを考えるんですよね、トレーニングの。
松田 そうですね、アシスタントコーチとかキーパーコーチとかフィジカルコーチがいるときはその方々にトレーニングのパートを分けして、
残りの部分は自分がやるっていう形ですし、スタッフの数が少なければ自分が全部やることもありますし、
本当クラブの規模とか契約次第っていう感じですね。
契約にもそういうのが合ってくるんですね。
松田 そうですね、最初だいたい契約するときにあなたのスタッフ、あなたが受け持つスタッフとか一緒にお仕事をするのはだいたいこれぐらいの人数ですってことは伝えられるので、
それも自分がそのチームと契約するかっていうのが一つの判断基準になります。
なるほど。体制でどうチームを評価するかっていうところもあるってことですよね。
松田 そうですね、自分自身は東南アジア、東アジアでやってて、そこまで大きなクラブっていうのは契約したことがないですし、
人数でジャッジするっていう、それが一つの大事な部分でもあるっていう、それだけのことです。
なるほど、わかりました。次第7問ですかね。目標にしている指導者、どんな指導者に、理想の指導者像みたいなところで質問だったんですけれども、
海外で会う日本人の指導者というところでお答えいただいておりましたが、日本人の外国で働いている監督たちのコミュニティみたいなのはあったりはするんですか、つながりというのは。
松田 コミュニティっていうものはあるのかもしれないですけど、自分は属してはいなくて、お会いしたタイミングで連絡先を交換して、情報を共有していく。
共有していくというか、自分は聞いてるだけなんですけど、何も共有できるものがないので、こんな感じですね。
多分、岡ちゃんと村中もわかると思うんですけど、多分日本でずっとやられて仕事されてる方と一回海外とかで仕事されてる方って、
多分ちょっとマインドとか、特に東南アジアって結構不安定なことも多いので、いろんなことがストレートにいかないっていう点を理解してもらえるっていうのはすごいありがたいと思うんですけど、どう思います。
松田 実は僕、一応ね、サッカーはサッカー、デフサッカーのミャンマー代表監督経験はあるんですよ、ナシュナルチームの。
岡田 はい、存じてます。
松田 いや、僕実は今だから話せるけど、僕ね、ある国から、正式なオファーじゃないけどね、デフの監督のオファーはあったんだよ。
岡田 へえ、どうですか。
ですか
おだしょー いや 言わないけど
おだしょー 別に言っていいんじゃない ですか
おだしょー いや 言わない なんかあったら
嫌だから そう
おだしょー ええ
おだしょー 繋がりとか
おだしょー 断ったんですか 受け なかった
おだしょー 世界一周やるって決めて たから
おだしょー ああ
おだしょー やっぱ東南アジアとか アジアなんかね
そういうメダルを取れそうなとこ にお金をかけるとか 日本人だから
なんかあったんだろ でも 全然さっき松田さんがちょっと
思い出したんだよ そう あったなっていう繋がりとか
おだしょー 繋がりなのか まあでもどこから聞いた
ってことですよね たぶん
おだしょー うん
おだしょー そう ライブでVIPじゃない けど
ほんとに信号全部青でさ 会場まで 警察 扇動とかあったからね
っていうのを今思い出した
ああ代表デーですね
そうそうそうそうっていう話をちょっと前者が言っちゃったけどごめん何でしたっけ
いやオカちゃんはオカちゃんは
いやでも選手は結構横のつながりあるよなと思って
うんうんなんか志門さんの話聞いたときもそんな感じしましたもんね
なんかこうアジア圏とかでやってる選手同士でネットワークがあって
情報共有っていうのはよく聞くなと思いつつ
指導者はなんかあんまりそれがあんまりないんですかね
結構指導者と孤独な戦いなのかなっていうのはちょっと感じるとこはあるんです
なんかあんまり日本国内でも指導者同士がこう逐一連絡取るとかコミュニティがあるっていうイメージはあんまないなと
もちろん仲良い指導者とやり取りするのはよく聞くので
例えば杉山さんとかは自分一緒にやってたときは毎回吉田辰間さんとかとやり取りして
なんだろう当時杉山さんがシンガポールに行って辰間さんは多分レースに行ってたけど結構やり取りを頻繁にしてるのを見てたんですけど
なんか尊敬してる人々とかとかはとのやり取りはよく見るなと思いつつ
なんかあんまコミュニティ感はないよなっていう気はするんですけどどんな感じなんですか
吉田 いやそれはなんていうのかな多分岡ちゃんが正しいのかもしれないし
俺もわかんないけど
選手もそうだけどやっぱり一つしかないもしくはアシスタントコーチとかヘッドコーチとかで考えたら
3つ4つあるのかもしれないけどオーディションが限られてるから
情報を共有したくてもできないっていうタイミングもあるだろうし
選手と同じかもしれないしもしかしたらそれよりも難しいのかもしれないしコミュニティを作るのが
ワックス少ないですからね
ちょっとある人はだってなんであいつが監督やってんの俺が慣れねえんだよってこと言ってた人もいたよ
ちょっと酔った勢いというかそういう風になんでよぼやいてた
新橋のサラリーマンのなんか下のトークみたいな感じですね
吉田 やっぱりライバルってワックスも決まってるってのもあるかもしれないですよね
例えばGクラブでも結果残せないけど絶対監督になってる人とかいるじゃないですか
吉田 いやもうそれはどうなんだろうね正直日本のマーケットのことはあんまり僕は詳しくないけど
そういう話は結果出してないというわけじゃなくて監督さんがクラブを回ってるっていうのは聞くね
そもそもその人のコミュニケーション営業力もあると思うんですけどね
吉田 そう思います僕も
同時期に同じ国で日本人だけに限らず監督をやってた人とのつながりとかってあるんですか
吉田 同時期で日本人ですよね
日本人じゃなくても同じ年ぐらいで違うチームの監督いるわけじゃないですか
そういうつながりとかってできるもんなんですか
吉田 いやけど連絡を頻繁に取るっていうことはほぼないですね
街でたまたまであったら話しかけるとかはありましたけど
ホテルでたまに出会って練習見に行くとかするもんね
たまたまた出会って練習見に行くとかするもんね
吉田 ある意味なんていうんですかそこは次元が違う方じゃないですか
向こうもわかってるしこっちもわかってるしそれは話しかけやすいんですけど
同じリーグで対戦してる監督ってなると次の週とかに対戦するので手の内開かせないじゃないですか
海外での指導者の挑戦
ってなるとシーズンが終わっちゃえば仲良くなれるのかもしれないですけど
今のところ仲良くなってる監督はいないですね
それこそさっき岡さんが言った孤独な戦いっていうのはもしかしたら表現としてちょっとあったのかなって思いますね
岡田 皆さんはそんなことないのかな孤独じゃないんですか
いや孤独でしょわからないけどでも選手とかやっぱね
僕とか岡ちゃんも海外に行ったって言ってもなんだかんだで日本人コミュニティにはいたっちゃいただける
またそれこれを越えたらもうローカルじゃないですか
その前のゲストが出てくれた下野もそうだけどローカルじゃローカルなんで大変だと思いますよ本当に
織り越えてきてる場数というか壁の厚さとかが全然違うなっていうのは今松田さんの話を聞いてて思いますね
例えばこれで言えることで有名な監督が海外に行きましたとか選手が行きましたって言ったらまた全然違いますけど
正直だって松田さんとか別にキャリアがあるわけじゃないじゃないですか
そう
正直そうじゃないか
全部分かってるよ
タイ代表直近前田石井さんの経験があってタイに行ってっていうのもありますけど
ゼロからゼロから最初はアカデミーから徐々にやってきてるわけじゃないですか
DFCのプロライセンス取ったりとかっていうのだから多分やっぱメンタル相当鍛えられてるじゃないですか
本当にだからねそろそろ誰か支えてくれる人がいないと支えるというか支え合える人がいないと大丈夫かなと思ってるけどね
だって本当松田さんと連絡取るときってさ本当常に国変わってたりするからで今回も連絡ときに
適時に僕マカオにいるよいや日本にいるとかさそんな感じだからさ本当に結構松田さんこういうふうなライフスタイルやってるけど将来マジで心配してますもんね
松田 いやーだいぶ心配本当
って言いながらでも間違いなく過去の経歴の間違いなくいい給料とかをタイが受けてるからあれだけど意外に松田本当に気にしてますもんね
松田 いやー正直言って別に何がいいかっていうのはわかんないけど自分の好きなことをして食べていけるだけのお給料いただけるっていうのは幸せなのかなと思うしもちろんもっとたくさんのお給料をもらって家族支えるというか
松田 まあ親に恩返しもしたいしまあそういうのでそういうことは少しは考えてるかな
なるほどなるほどわかりました 第2回やってきましたが第2回は一旦ここで締めさせていただきます松田さん今回もありがとうございました
ポッドキャストの締め
松田 どうもありがとうございました
たくさん語っていただいてますけど第3回もまたよろしくお願いいたします
松田 はいよろしくお願いします
お時間になりましたので今回はここで締めたいと思います
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それでは次回の配信をお楽しみに聞いてくれた皆様ありがとうございました
松田 ありがとうございました
おだしょー ありがとうございました
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