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2023-05-30 21:07

お隣の国からやってきた埼玉の地名【サイタマニアクス#13】

埼玉県しりたがりラジオ『サイタマニアクス』

#13「お隣の国からやってきた埼玉の地名」

パーソナリティ:こけ お相手:黒麦 さん


今回は黒麦さんに、朝鮮半島の由来の埼玉県の地名を教えてもらいます。

地名の由来を紐解いていくと、その土地の歴史が見えてきます。


この番組は「埼玉県」というコンテンツを様々な角度からいじり倒して、おもちゃにして楽しんでみようというコンセプトでお届けするラジオです。

埼玉県に馴染みのある方もそうでない方も、この番組を通して埼玉県だけでなく、身近な場所について考えてもらうきっかけになればいいなと思っています。


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00:07
埼玉県しりたがりラジオ、サイタマニアクス、パーソナリティのこけと申します。
この番組は、埼玉県というコンテンツを様々な角度からいじり倒して、
おもちゃにして楽しんでみようというコンセプトでお届けするラジオです。
埼玉県に馴染みのある方も、そうでない方も、この番組を通して、
埼玉県だけでなく、身近な場所について考えてもらう機会があればいいなと思っております。
さて、今回のお相手は、くろむぎさんです。よろしくお願いします。
くろむぎです。よろしくお願いします。
お願いします。
5月の連休もしばらく前に終わりまして、こけさんは5月病とかは大丈夫ですか?
5月病はですね、大丈夫じゃないですね。
大丈夫じゃないですか。
やっぱりゴールデンウィークとか開けちゃうと、ちょっと気の緩みみたいなものは出てしまいますね、どうしても。
そうですよね。5連休の後の月曜日はちょっとしんどいところがありましたよね。
いや本当に結構しんどい。今でもしんどいです。
私の務め先は3月末から4月にかけて非常に忙しい時期なんですけれども、それで疲れちゃったり帰るのが遅かったりして、
なかなか自炊なんかもできなくて、コンビニ飯が続くような日が続いていて、結構5月病ものに食らっているんですけれどもね。
コンビニ飯ということで、最近はコンビニ飯もだいぶバリエーションが豊かというか、
最近だとコロナを機に冷凍食品とかにも力を入れているみたいで、
あといろいろフェアとかもやってたりするじゃないですか。コラボしたりとか。
定期的にやってますね。
私がよく利用するのがセブンイレブンなんですけど、あそこが最近韓国料理のフェアを展開しているみたいなんですよね。
はいはい、なんかやってるのは見ますね。
韓国って長い歴史の中でいろいろ付き合いのある国ではあるんですけれども、
日韓ワールドカップとか冬のそなたとか、あの辺から急に日本の中で人気が出てきているっていう印象があるんですけれども、
実は埼玉県の地名にも韓国というか朝鮮半島と非常に古くからの縁があるものがあるんだよっていうお話を今日はちょっとご紹介してみようかなと思います。
ちょうど地名とかに興味があるのですごく面白そうですね。
意外とそんなところに由来があったんだという意外な話が出てくるかと思うのでよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
韓国とか朝鮮半島に由来があるっていうと、
例えば東京の新大久保みたいに大規模なポリアンタウンでもあるのかみたいなっていう想像が出てくるんじゃないかと思うんですけれども、
多分そういうわけではなくて、あくまでも地名の由来が朝鮮半島由来らしいぞというお話になります。
ということで、大きく2つあるんですけれども、まずはストレートなものを1つ。
03:05
唐突なんですが、私あんまり花は詳しくないんですけれども、数少ない知っている花の中で好きなものが彼岸花なんです。
赤い放射状に伸びるやつですね。
小桶さん1つお聞きしたいんですけども、埼玉県で彼岸花の名所と言ったらどこかご存知ですか?
もうこれは1択しかないですね。
それは?
金着田ですね。
ありがとうございます。さすがですね。
埼玉県の真ん中の南側あたりにある日高市の金着田というところが、埼玉県で有名な彼岸花の名所ですね。
500万本ぐらい彼岸花が咲いていて、シーズンは非常に賑わうというところらしいんですけれども。
じゃあもう1つ質問ですが、この金着田の最寄駅ってどこだかご存知ですか?
最寄駅は確か、南独駅でもおなじみ駒ですね。
さすがですね。
違いましたっけ?
正解です。
よかった。
正解は西武池袋線の駒駅になります。
今、南独っていう話が出ましたが、この駒という字は、高く麗しいという字を書いて駒と読むという、なかなか読めない名前ですよね。
この駒というものの由来なんですけれども、西暦600年代の後半くらいに、当時朝鮮半島の北半分、今でいうと北朝鮮あたりの国土を占めていた、
高く麗という国から来た寅人を、この当時の朝廷がこの地域に住まわせて、駒群という名前で群を設置したということが由来になっているそうです。
小狐と呼ばれるあの高く麗ですよね。
そうですね。高く麗ですね。
たぶん中学校の歴史の授業の最初の方で習う名前だと思うんですけれども。
3つぐらいあった、あの辺の国の名前のやつですよね。
白月上の戦いとかって名前ぐらいは覚えているかなと。
名前はありましたね。
あんまり詳しいところまで、私はあんまり覚えてはいないんですけれども。
ちょっと私も説明できないですね。
その辺は置いておいて。
この駒群が日本に設置された時点では、高く麗という国はもうすでに唐と白木の連合軍によって滅ぼされているんですけれども。
その生き残った高く麗の王子様が、駒群の初代の軍事リーダーですね。
というふうに就任しているなんていうこともあるようです。
なのでこの駒という地名、駅名とか地名は高く麗という国が由来になっているという話のようですね。
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高麗って書くじゃないですか。
高麗ですよね。高麗人参とかの高麗と同じ読みになるやつですよね。
そうですね。高麗というのも読みますね。
これ聞いていいのかわからないですけど、高麗と高麗って同じってことなんですか。
いい質問ですね。
じゃあちょっとその話をこれからしていきたいと思います。
すいません。
ちなみに高く麗という読み方をしているんですけれども、なぜ地名が高麗と書いて駒と言うというお話ですよね。
これなんですけれども、同時期に朝鮮半島ではクダラとシラギという国があって、
先ほど高く麗が駒というお話がありましたが、このクダラ、シラギも合わせてペクチェ、シルラという原中身があります。
このペクチェ、シルラと同じように高く麗と書いて原中身では駒になるんですけれども、
ペクチェ、シルラがそれぞれ日本でクダラ、シラギと言われるのと同じラインで高く麗と書いて日本読みでは駒になるようです。
それが駒になるんだ。
みたいですね。私も最近知ったんですけれども。
ただ高く麗が先ほど滅んだって言いましたが、この高く麗が滅んだ後に駒と同じ高く麗しい高麗という字を書く。
高麗という国が新しくまた朝鮮半島にできたんですね。
別の国なんだ。
高く麗と高麗は別の国らしくって。
どっちも駒、高麗って言ってしまうとどっちがどっちだかわからなくなってしまうので、駒と高麗を区別するために、
高く麗と書いて駒なんですけれども、そのまま高く麗と読むようになったらしいという話です。
あ、そうなんだ。じゃあ本当に単純に高麗と書いて駒って読むのが日本的な読み方で、それがそのまま地名になってるんですね。
そのようですね。
へえ、そうなんだ。
で、高麗とはまた完全に別のものらしいです。
はあ、なるほど。そういう経緯なんですね。
てっきり元々そこの現地に駒って呼ばれてる全然漢字もついてない地名があって、そこに無理矢理当て込んだとか、そういう話なのかなと思っちゃってました。
ああ、なるほど。特にそういう話ではないようですね。
へえ、そうなんですね。
なんてさも詳しそうに喋ってますけど、ここら辺の名前の由来についてはwikipediaが出典なので、これ以上詳しく喋れますね。
いやいや。
ちなみに、ちなみにということでもう一つ余談なんですけれども、先ほど現地読みでペクチェ、シルラ、コグリョっていう話をしましたけれども、
09:05
私が中学生の時に勉強した社会科の教科書には、クダラ、ペクチェ、シラギ、シルラ、コウクリ、コグリョっていう風に日本読みと現地読みが閉域されていたのを覚えてるんですけれども、
ちょっと機会があって最近読んだ現在の社会科の教科書には、クダラ100歳、シラギ神羅と完全に日本読みで閉域されていて、ペクチェシルラっていう現地読みが記載されていなかったんですね。
へえ。
これは別に韓国が好き嫌いとかそういう話では多分なくて、聖徳太子存在しない問題とか、カマガラワクフいい国じゃなかった問題みたいに、教科書の内容って時代によっても変わるものですし、
あと単純に教科書会社によって表記が違うだけなのかもしれないというんですけどもね。
地名とかって現地読みを採用するみたいなのって聞くじゃないですか、結構。
ええ。
あの、なんだっけ、KFがKUになったみたいな。
最近そういうのもありましたね。
そことは逆行する対応だなってちょっと思ったりはしましたね。
そうですね。それがどういう意図で教科書会社がそういう書き方をしたかっていうのはわからないんですけども、
教科書によるものなのか、時代によるものなのか、そういう違いもちょっと面白いななんて思ったりするというところですね。
面白いですね。
ここまでだいぶ喋ってきて、今更なんですけれども、
今日は基本的にコウクリ、シラギ、クダラの読み方でこの後も統一していきたいと思います。
了解しました。
というところで、コマのお話はこの辺にしておいて、もう一ネタ、別のネタを進めていきたいと思います。
はい。
コウクリだけではなくて、埼玉にはもう一つ朝鮮半島に由来する地名というかエリアがあります。
はいはいはい。
ちなみにどの辺とかお心当たりはありますか。
まあ、なんとなくの知識だと、当てちゃったほうがいいやつです、これ。
当てちゃって大丈夫ですよ。
当てちゃって、ニーザとかその辺りですよね。
さすがですね。そうなんです。
これは現在の地名からだと直接は分かりづらいんですけれども、
埼玉県の南端にあるニーザ市、和光市、四季市辺りがシラギに由来すると言われています。
うーん、はいはいはい。
日高市の駒群からは半世紀ぐらい遅れる形になるんですけれども、
西暦の700年代中盤頃にやっぱり朝廷によってシラギ群が設置されました。
はいはい。
で、これは職日本義という歴史書に記載があるらしいんですけれども、
それは今度は王族とかではなくてシラギから来たお坊さんなどを中心に集めて住ませたらしいですね。
12:03
ほいほいほいほい。
これも駒群と同じで設置当初はシラギ群という名前だったらしいんですけれども、
これが設置から170年ぐらい経った平安時代ぐらいらしいんですけれども、
シラギ群から新しいザ、今のニーザ市のザですね、と書いて、
ニーザと書いてニークラ群という風に名前が変わりました。
はいはいはいはい。
で、なんで変わったかというのは諸説あってはっきりしていないみたいなんですけれども、
このお察しの通りニーザと書いてニークラと読むニークラ群が、
そのまま漢字が残って現在のニーザ市の名前の由来になったということですね。
はいはいはいはい。
ちなみにこのニーザのザ、座るという字を書いてクラと読むのはあんまりピンとこないっていう方もいらっしゃるかもしれないんですけど、
座る場所みたいな意味でザと書いてクラと読むっていう言葉は結構いくつかあるみたいで、
有名なラーメン屋の神クラとか確かこの字だったような気がしましたけど。
あーそうかも。そうですね。
なのでそういう使い方もちゃんとするよっていう、無理矢理読んでるわけではないという話ですね。
はいはいはいはい。
で、すみませんニークラ群に話が戻るんですけれども、
すぐ近くにある和光市にも新しいクラ、これは倉庫の方のクラなんですけれども、
新しいクラと書いてニークラという地名が古くからありまして、
これもおそらくニーザ市と同じ、しらぎ群からニークラ群と同じ経緯でついた地名ではないかというふうに言われています。
なるほどなるほど。
ここまではしらぎからニーザの派生になってくるんですけれども、
しらぎから直接派生したと思われる地名もあって、
実は四季がこれに該当するらしいです。
漢字は全然違いますね。
そう、漢字が全然違うんですけれども、
しらぎって新しいに甲羅のラーという字を書くんですけれども、
漢字ってもともと、もともと?もともとではないか。
カナってもともと、ひらがなってもともと漢字だったじゃないですか。
はいはいはいはい、そうですね。
ひらがな、カナっていうのはひょうい文字ではなくてひょうおん文字になるので、
漢字はひょうい文字ですけれども、カナはひょうおん文字なので、
四季あたりの地名をこころざすにらくという字を書いて、
しらぎと読むという記述が残っているらしいんですけれども、
こころざすに、普通に読んだらしらくみたいな感じ?
そうですね。
しらぎの原中読みがしらであることから、しらっていう音だけを聞いて、
こころざすにらくという字を当てたんじゃないかなというふうに考えられます。
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なるほどなるほど。
で、そのこころざすにらくと書いて、しらぎと読むっていう記載があった中で、
それを解釈している研究者というか、本を書いている人が、
このらくの字、らくの字って下側が木じゃないですか。
木ですね。
そう。なのでこのらくの字が省略されたか、もしくは間違って書いたかで、
下の部分だけの木になって、それが現在の四季になったのでは?
っていう説があるようです。
なるほどね。だいぶ上の部分とぎょうとしましたね。
そう。大胆に削りましたね。
確か省略して書こうとしたらそうなるとかあるかもしれないですね。
確かに文構えとかも、そんな略し方しますって書き方しますし。
はいはいはい。確かに確かになりますね。
そう。なのでそういうこともあるのかなっていう、ある意味説得力があるかなっていうところですね。
なるほど。
で、ついでに言うと同じく、原地読みでしらの発音として、和行詩にしらこという地名があるんですけれども、
そちらもしらぎが由来ではないかという説があるようです。
へー。しらこ。しらぎと言うたらですけど、どっちかというと原地読みのしらの方が表音文字としては残るのかなっていう気はしますね。
なるほど。子供の子ついちゃってますけど。
この子はどこから出てきたんでしょうね。
でもまあそんな何かに付属する子供の子、まあ確かにそんなに違和感ないのかもしれないけど。
そうです。
しら。はーい、なるほど。
まあちょっとそのしらこまでは詳しく調べられなかったんですけれども、和行詩においてはしらこだったり、にいくらあったり。
で、近隣の詩としてにいざ、四季あたりがそのしらりに由来する地名らしいというお話になります。
はー、なるほど。
ちなみになんですけれども、ここまでこうくりのネタとしらぎのネタでお話をしてきましたが、じゃあもう一つくだらはないのかというところなんですが、
残念ながら多分埼玉県にはなさそうなんですけれども、
例えば全国的に見れば節の国、今で言うと大阪、兵庫あたりですね。
節、はい。
あの辺にはくだら群、くだらの氷というものがあったりするようでして、
他にも神奈川県の甲座群というところ、高い兄座の座と書いて甲座なんですけれども、これがこうくり由来であるらしいみたいな。
そうですね。さっきと同じ流れですよね。
そうですね。という話なんかもあるようでして、多分探せば、もしかしたら埼玉県内にも場にもあるかもしれないし、
多分全国的にはたくさんあるんだろうと思うんですけれども、
今日は埼玉の話というのとちょっと長話になってきてしまったので、
18:01
今日のところはこの辺でおしまいにしようかと思います。
はい。ありがとうございます。
ありがとうございます。
埼玉県知りたがりラジオ、埼玉ニアクス。
この番組はAnchor、Spotify、Apple Podcast、Google PodcastとYouTubeで配信されています。
番組明けにご意見ご感想などありましたら、番組説明欄にGoogleフォームのリンクがありますので、そちらから何でもお寄せください。
YouTubeでお聞きの方はチャンネル登録、高評価、コメントなど残していただけると嬉しいです。
ということで、今回韓国に由来する地名といったところを紹介していただきました。ありがとうございます。
ありがとうございます。
地名の由来とか調べてると、結構伝説的なところの話だとか、これ本当なの?みたいなエピソードついてたりとか、いろいろあったりとかするかなと思うんですけど、
やっぱり韓国とか別の都来人が埼玉にやってきたみたいな話って、若干昔の話があったりとか。
それこそ駒とかって神社、駒神社でしたっけ?高麗神社。
駒神社、ありますね。
駒神社ですか。あそこ結構特徴的な神社だったりするじゃないですか。
ええ。
そういったところではちょっと都来してきたな感あるというか、ここに韓国由来の人たち住んでてもおかしくないかなっていう、そういう印象もあったりとかするので、そういったところで説得力もあるなというのはちょっと思ったりはしましたね。
そうですね。駒だったり神社だったりはちゃんと歴史書にも記述があるみたいなので、ここら辺はもうまさにそういう歴史があるっていう土地なんだろうなというのは感じのところですね。
そうですね。下手に工房大使がやってきてここに縁やと井戸を作ったら水が湧き出てきたからここに街を作りましたみたいな。
ちょっと若干あれ怪しいなとか思うの。たまにいろんなところに行ったりとか話し聞いたりとかするんですけど。
それよりは、より古い話ではあるものの説得力があるなって気がして、面白い話だよね。
地名シリーズはいくらでも話しできることがあるような気がするので、ぜひ他にも面白い地名とか、面白い地名の由来のエピソードとかあったら、ぜひご紹介いただいたら嬉しいなと思ったりしますので、ぜひお元もよろしくお願いします。
はい、ぜひよろしくお願いします。
はい、というわけで本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
21:07

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